身代わり花嫁は俺様御曹司の抱き枕

沖田弥子

文字の大きさ
26 / 28
婚前旅行編

スケルトンバスへの誘い 2

「え? どうして?」
「あまりにも花襞がくっついているから、癒着したんじゃないか? 開かなくなったら大変だ。どうなっているか見てやろう」
「……そんなわけないんじゃない? さては、下からじっくり見てやろう……ということじゃないの?」

 瑛司の詭弁には何度も付き合わされているので、最近ようやく察知できるようになってきた。いい加減なことを言って、また淫らな格好をさせてやろうという魂胆なのだ。
 私の乳を下から見上げていた瑛司は、さらりと言い放つ。

「なぜ、そんなわけないと断言できる。だったら自分で触ってみろ。かなり、くっついているんだぞ」

 そう言われると不安になってきた私は、指し示されたバスタブの縁に片足を乗せて、下肢に手を伸ばした。転ばないよう、瑛司が腕を伸ばして腰を支えてくれる。
 自分の指先で触れてみた花襞は、確かに癒着しているかのように、ぴたりとくっついている。
 けれど何度も指先を往復させると、くちゅ……と音を立てて花開いた。

「あ……大丈夫だよ。ちゃんと開くじゃない」

 私が花襞を弄るさまを、下からじっくり眺めていた瑛司は、瞬きをしていなかった。
 まるで飢えた野獣が獲物を見定めているかのように、獰猛な気配が滲む。

「なるほど。癒着はしていないようだな。だが、蜜はきちんと出るのか?」
「どうかな? 出てないの?」
「全く出ていない」
「え……どうしよう……。初めての海外で緊張してるからとか、そういうことなのかな?」

 いつも、ずぶ濡れだと瑛司に指摘されて蜜を啜られているのに、全く出ていないなんて初めてかもしれない。日頃はキスしたり、胸へ愛撫されただけで花襞が濡れる感覚があるのに。
 私が奥まで指を挿入してみようか迷っていると、神妙な顔をした瑛司は位置をずらして下肢に顔を近づけた。

「気持ちの問題なら良いんだが、体調不良を起こしたりしたら大変だ。本当に全く出ないか試してやるから、おまえは自分で胸を揉んでみろ」
「えっと……こうかな?」

 瑛司にされるのと同じように、自らの手で両方の胸を揉み込む。片足を上げた格好だけれど、瑛司が腰を支えてくれているので安定感があるから、何かに掴まらなくても平気だ。
 下から私が胸を揉んでいるさまを見上げた瑛司は、やはり瞬きをしていない。

「そうだ、その調子だ。大きく円を描くように揉め。俺の指示に従いつつ、自分で快感を感じられるように揉むんだぞ」
「うん、わかった」

 指示を出すと、瑛司は私の下肢に潜り込んだ。
 ぬるり……と、花襞を舐め上げられる感触に、びくんと腰が震える。

「ひゃ……!」
「危ないから動くな。これは検分だからな。おまえは胸を揉むんだ」
「ん……」

 私は言われたとおりに、胸の膨らみを懸命に揉む。
 スケルトンのバスタブで片足を上げ、自分の胸を揉みながら足の狭間に男の顔があるというすごい格好だけれど、検分なのだから仕方ない。
 瑛司の舌は丁寧に花襞を舐めしゃぶると、今度は花芽に這わせられた。
 プチュ、クチュ……と淫猥な水音が生じて甘い快感が広がり、私は顔を真っ赤にする。

「次は、両方の乳首を摘まむんだ。俺がしているのを思い出してやってみろ」
「んっ……こう……?」

 瑛司が毎晩そうしてくれるように、きゅっと指先で紅い尖りを摘まんでみる。
 それと同時に瑛司は花芽を、じゅうう……っと吸い上げた。
 上と下から強烈な快楽が一緒に弾ける。
 全身を駆け抜けた凄まじい悦楽に、私はきつく背を撓らせた。

「あっ……あぁ……あぅんん……」

 がくがくと腰を前後させる。
 今の刺激で達してしまった。
 宥めるように優しく淫芯を舐めている瑛司は、次の指示を出す。

「いいぞ。この姿勢は最高だ。そのまま乳首を摘まんだ状態で、快感だけを追え」

 ぬぐう、と花筒を濡れた熱い舌が貫いた。
 私は絶頂に到達したまま、自ら快楽を求めるかのように、きゅう……と乳首を抓る。
 そうすると快感が伝播して、舌を咥え込んだ蜜壺が、ぎゅうぎゅうに引き締まる。

「あぁっ……あ……すごい、瑛司……」

 狭い蜜壺を、ぬくぬくと舌が出し挿れされる。
 下から貫かれる感覚は、とてつもない恍惚を生み出した。
 高いところから降りてこられない私は瑛司の愛撫を享受しながら、熱に浮かされたように自分の指で乳首を捏ね回し、快感に浸る。
 とろとろと、花筒から愛蜜が滴る感覚があった。
 淫猥な舌使いで入り口を探っていた瑛司は、じゅるっと零れた蜜を啜る。

「あっ……あっ……蜜が……」
「溢れてきたな。まあ、先程から濡れていたんだが」
「……えっ?」

 全く蜜が出ていないと言ったはずだけれど……
 また瑛司に騙されたと気づいた私は、腰を振って抵抗を示した。

「ひどい、瑛司! 嘘ついたんでしょ!」
感想 4

あなたにおすすめの小説

愛人を連れて帰ってきた翌朝、名前すら呼ばれなかった私のもとに王太子殿下が迎えに来ました 〜三年間冷遇された妻、今は毎日名前を呼ばれています〜

まさき
恋愛
侯爵家に嫁いで三年。 夫に名前を呼ばれたことは、一度もなかった。 社交の場ではただ隣に立つだけ。 屋敷では「妻」としてすら扱われない。 それでも、いつかは振り向いてもらえると信じていた。 ――けれど、その期待はあっさりと壊れる。 夫が愛人を伴って帰宅した、その翌朝。 私は離縁状を残し、静かに屋敷を出た。 引き止める者は、誰もいない。 これで、すべて終わったはずだった―― けれどその日、私のもとに現れたのは王太子殿下。 「やっと手放してくれたか。三年も待たされました」 幼い頃から、ただ一人。 私の名前を呼び続けてくれた人。 「――アリシア」 その一言で、凍りついていた心がほどけていく。 一方、私を軽んじ続けた元夫は、 “失ってはいけないもの”を手放したことに、まだ気づいていない。 これは、三年間名前を呼ばれなかった私――アリシアが、 本当の居場所と愛を取り戻す物語。

一夜の過ちで懐妊したら、幼なじみの冷酷皇帝に溺愛されました

由香
恋愛
没落貴族の娘・柳月鈴は、宮廷で医官見習いとして働いていた。 ある夜、皇帝即位の宴で酒に酔い、幼なじみだった皇帝・李景珩と再会する。 遠い存在になったはずの彼。 けれど、その夜をきっかけに月鈴の運命は大きく動き出す。 冷酷と恐れられる皇帝が、なぜか彼女だけには甘すぎて――。

私だけが愛して1度も笑ったことの無い夫が、死んだはずの息子を連れてもどってきた

まつめ
恋愛
夫はただの一度も私に笑いかけたことは無く、穏やかに夫婦の時間をもったこともない。魔法騎士団の、騎士団長を務める彼は、23年間の結婚生活のほとんどを戦地で過ごしている。22歳の息子の戦死の知らせが届く。けれど夫は元気な息子を連れて私の元に戻って来てくれた。

側妃の条件は「子を産んだら離縁」でしたが、陛下は私を離してくれません!

花瀬ゆらぎ
恋愛
「おまえには、国王陛下の側妃になってもらう」 婚約者と親友に裏切られ、傷心の伯爵令嬢イリア。 追い打ちをかけるように父から命じられたのは、若き国王フェイランの側妃になることだった。 しかし、王宮で待っていたのは、「世継ぎを産んだら離縁」という非情な条件。 夫となったフェイランは冷たく、侍女からは蔑まれ、王妃からは「用が済んだら去れ」と突き放される。 けれど、イリアは知ってしまう。 彼が兄の死と誤解に苦しみ、誰よりも孤独の中にいることを──。 「私は、陛下の幸せを願っております。だから……離縁してください」 フェイランを想い、身を引こうとしたイリア。 しかし、無関心だったはずの陛下が、イリアを強く抱きしめて……!? 「離縁する気か?  許さない。私の心を乱しておいて、逃げられると思うな」 凍てついた王の心を溶かしたのは、売られた側妃の純真な愛。 孤独な陛下に執着され、正妃へと昇り詰める逆転ラブロマンス!

好きな人が嬢を身請けするのが辛くて逃げたら捕まりました~黒服の私は執着騎士に囲われる~

こじまき
恋愛
騎士が集う高級酒場「夜香楼」で女性黒服として働くソフィアは、客である寡黙な騎士ゼインに恋していた。けれど彼が指名するのはいつも人気花嬢イサナで、身請けも近いと予想されていた。 ソフィアは、叶わない想いにと嫉妬に耐えきれず、衝動的に店を去る。 もう二度と会うことはないはずだったのに、身請けした嬢と幸せに暮らしているはずの彼が追ってきて―― 「お前への愛は焼き印のように刻まれていて、もう消えない」 ――失恋したと思い込んで逃げた黒服が、執着系騎士様に捕まって囲われる話。 ※小説家になろうにも投稿しています

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしは夫のことを、愛していないのかもしれない

鈴宮(すずみや)
恋愛
 孤児院出身のアルマは、一年前、幼馴染のヴェルナーと夫婦になった。明るくて優しいヴェルナーは、日々アルマに愛を囁き、彼女のことをとても大事にしている。  しかしアルマは、ある日を境に、ヴェルナーから甘ったるい香りが漂うことに気づく。  その香りは、彼女が勤める診療所の、とある患者と同じもので――――?

触れられないはずの私が、ただ一人の彼にだけ心も体も許してしまいました

由香
恋愛
男性に触れられると体調を崩す令嬢リリア。 そんな彼女にとって唯一“触れられる”存在は――幼なじみの公爵令息レオンだけだった。 手を取られ、抱き寄せられ、当たり前のように触れられる日々。 それがどれほど特別なことなのか、彼女はまだ知らない。 やがて政略結婚の話が持ち上がり、“触れられない相手との結婚”か、“彼に触れられる人生”かを選ぶことに。 「お前に触れていいのは俺だけだ」 逃げ場のない独占と、甘すぎる溺愛。 これは、触れられないはずの少女が、ただ一人にだけすべてを許していく物語。