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星の瞬く夜 2
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いつも優しいレオニートが見せる狂おしいほどの熱情に、欲しがってくれているのだと感じて結羽は胸を熱くした。
溶け合うほどに擦り合わせた互いの舌が、とろりと銀糸を伝わせる。
慈しむような紺碧の眼差しをむけたレオニートは、また濡れた唇を啄んだ。
「結羽、結羽……愛しい……私のものだ」
心の奥底まで染み込んでいくような、甘く深い声音で囁かれる。まろやかな白い肌の隅々にまで口づけが降り、紅い刻印が印されていった。
淡い色をした胸の突起を指先で捏ねられれば、それだけで甘い痺れが広がり、全身を駆け抜ける。
「あっ……あぁ……レオニート……」
彼の指先が、唇が、たまらない喜悦を生み出す。
触れられたところから、氷のように溶け出してしまいそうだ。
与えられた快感に膝を擦り合わせると、後蕾が濡れている感触に、ふと瞳を瞬かせる。
「えっ……濡れて……?」
震える花芯の先端からは白蜜が零れていたけれど、それとは違う蜜のようだ。
身体をずらしたレオニートは片足を持ち上げて、支えた踵を淫靡な舌で舐め上げた。
「これは結羽の身体の奥から滴る愛液だ。神獣の精を注がれて子を宿せる身体になると、そこから新たな精を求めて愛液が零れてくる」
くちゅり、と淫らな水音がした。花襞を弄る指先が、愛液が滴ることを証明するかのように、淫猥に抜き差しされる。
「あ、あ……あぅ……ん、ふぁ、あ……」
欲しがりな身体は長い指を誘い込み、きゅうと食い締める。そのたびに、くちゅくちゅと羞恥を煽る水音が淫靡な褥に響き渡った。
「結羽の中は、こんなにも欲しがっている。奥まで指を呑み込んでいくぞ」
つぷん、と沈められた指に、媚肉は美味そうにしゃぶりつく。
蜜壺を探るように蠢かされて、たまらない快楽に仰け反った。どぷんと愛液が腰奥から溢れて吹きこぼれる。
「あっ、ん、はぁ……っ、レオニート……、ほしい……あなたが欲しいんです。もう、ください。僕を、貫いてください……っ」
息を荒げたレオニートは指を引き抜いた。硬い先端が、濡れた花襞に宛がわれる。
ずうん、とひと息に腰を推し進められ、獰猛な熱杭は最奥を突き上げた。頭の中が白く染め上げられて、屹立は白蜜を弾けさせる。
「あぁあああ……っ、あっ、あっ……んっ、ぁ……」
「挿れただけで、達してしまったな。なんという淫らな身体だ」
「あぁ……レオニート……、あなたの、おっきい中心が、僕のなかを満たしてくれただけで、達してしまう淫らな妃をゆるしてくださぃ……」
身体の芯が蕩けるような甘美な余韻に浸る。達した衝撃に戦慄く身体を、レオニートは逞しい雄芯で優しく揺すり上げた。
「私の妃は淫らで美しい。さあ、その身体の奥深くで、もっと私を感じてごらん」
じっと見つめ合いながら、ゆっくりと、深い抽挿が送られる。
絡み合う眼差しから、濃密に蕩けていく。
抜き差しされるたびに花襞はいやらしく捲れて、硬い楔を深く銜え込む。濡れた媚肉は愛しい楔をやわやわと締めつけ、奥まで誘い込んだ。
互いの手を繫ぎ、指が絡められる。溶け合うような一体感が身体中を巡り、甘い痺れに満たされた。
「結羽……好きだ。好きだ。何度伝えても、言い足りない」
レオニートの真摯な双眸から、身体の最奥を穿つ楔から、唇から零れ落ちる愛の告白から、すべてに彼の想いが込められて、心に深く染み込んでいく。
「僕もです。愛しています、レオニート……あっ、あん、あぁ……っ」
感じる媚肉をずちゅずちゅと抉られ、激しい抽挿に身体が揺さぶられる。
腰骨が灼けるような熱さと痺れに襲われて、再び絶頂を極めた。
ぐうっと最奥に押し込まれた楔が爆ぜる。熱い精が迸り、奥へ奥へと注がれていった。
身体の深いところまで濡らされていく感触に、極めた余韻が交わる。
「あ……あ……孕んじゃう……。赤ちゃん、できちゃう……」
濃厚な子種は滔々と隘路に注ぎ込まれ、子宮を満たしていく。
レオニートの熱い腕にきつく抱き込まれながら、愛する人の精を受け入れた。
それは、幸せの証だった。
「何度でも孕ませてやろう。たくさん子が欲しいな。それだけ私が、結羽を愛したということになるのだから」
汗に濡れた額に張り付いた銀髪を、結羽はそっと掻き上げながら微笑みかける。
交わされた触れるだけの口づけは、やがて深いものに変わっていく。
繫がれたふたりの身体は冷めることを知らず、星の瞬きが暁に消えるまで、幾度も情熱を確かめ合った。
溶け合うほどに擦り合わせた互いの舌が、とろりと銀糸を伝わせる。
慈しむような紺碧の眼差しをむけたレオニートは、また濡れた唇を啄んだ。
「結羽、結羽……愛しい……私のものだ」
心の奥底まで染み込んでいくような、甘く深い声音で囁かれる。まろやかな白い肌の隅々にまで口づけが降り、紅い刻印が印されていった。
淡い色をした胸の突起を指先で捏ねられれば、それだけで甘い痺れが広がり、全身を駆け抜ける。
「あっ……あぁ……レオニート……」
彼の指先が、唇が、たまらない喜悦を生み出す。
触れられたところから、氷のように溶け出してしまいそうだ。
与えられた快感に膝を擦り合わせると、後蕾が濡れている感触に、ふと瞳を瞬かせる。
「えっ……濡れて……?」
震える花芯の先端からは白蜜が零れていたけれど、それとは違う蜜のようだ。
身体をずらしたレオニートは片足を持ち上げて、支えた踵を淫靡な舌で舐め上げた。
「これは結羽の身体の奥から滴る愛液だ。神獣の精を注がれて子を宿せる身体になると、そこから新たな精を求めて愛液が零れてくる」
くちゅり、と淫らな水音がした。花襞を弄る指先が、愛液が滴ることを証明するかのように、淫猥に抜き差しされる。
「あ、あ……あぅ……ん、ふぁ、あ……」
欲しがりな身体は長い指を誘い込み、きゅうと食い締める。そのたびに、くちゅくちゅと羞恥を煽る水音が淫靡な褥に響き渡った。
「結羽の中は、こんなにも欲しがっている。奥まで指を呑み込んでいくぞ」
つぷん、と沈められた指に、媚肉は美味そうにしゃぶりつく。
蜜壺を探るように蠢かされて、たまらない快楽に仰け反った。どぷんと愛液が腰奥から溢れて吹きこぼれる。
「あっ、ん、はぁ……っ、レオニート……、ほしい……あなたが欲しいんです。もう、ください。僕を、貫いてください……っ」
息を荒げたレオニートは指を引き抜いた。硬い先端が、濡れた花襞に宛がわれる。
ずうん、とひと息に腰を推し進められ、獰猛な熱杭は最奥を突き上げた。頭の中が白く染め上げられて、屹立は白蜜を弾けさせる。
「あぁあああ……っ、あっ、あっ……んっ、ぁ……」
「挿れただけで、達してしまったな。なんという淫らな身体だ」
「あぁ……レオニート……、あなたの、おっきい中心が、僕のなかを満たしてくれただけで、達してしまう淫らな妃をゆるしてくださぃ……」
身体の芯が蕩けるような甘美な余韻に浸る。達した衝撃に戦慄く身体を、レオニートは逞しい雄芯で優しく揺すり上げた。
「私の妃は淫らで美しい。さあ、その身体の奥深くで、もっと私を感じてごらん」
じっと見つめ合いながら、ゆっくりと、深い抽挿が送られる。
絡み合う眼差しから、濃密に蕩けていく。
抜き差しされるたびに花襞はいやらしく捲れて、硬い楔を深く銜え込む。濡れた媚肉は愛しい楔をやわやわと締めつけ、奥まで誘い込んだ。
互いの手を繫ぎ、指が絡められる。溶け合うような一体感が身体中を巡り、甘い痺れに満たされた。
「結羽……好きだ。好きだ。何度伝えても、言い足りない」
レオニートの真摯な双眸から、身体の最奥を穿つ楔から、唇から零れ落ちる愛の告白から、すべてに彼の想いが込められて、心に深く染み込んでいく。
「僕もです。愛しています、レオニート……あっ、あん、あぁ……っ」
感じる媚肉をずちゅずちゅと抉られ、激しい抽挿に身体が揺さぶられる。
腰骨が灼けるような熱さと痺れに襲われて、再び絶頂を極めた。
ぐうっと最奥に押し込まれた楔が爆ぜる。熱い精が迸り、奥へ奥へと注がれていった。
身体の深いところまで濡らされていく感触に、極めた余韻が交わる。
「あ……あ……孕んじゃう……。赤ちゃん、できちゃう……」
濃厚な子種は滔々と隘路に注ぎ込まれ、子宮を満たしていく。
レオニートの熱い腕にきつく抱き込まれながら、愛する人の精を受け入れた。
それは、幸せの証だった。
「何度でも孕ませてやろう。たくさん子が欲しいな。それだけ私が、結羽を愛したということになるのだから」
汗に濡れた額に張り付いた銀髪を、結羽はそっと掻き上げながら微笑みかける。
交わされた触れるだけの口づけは、やがて深いものに変わっていく。
繫がれたふたりの身体は冷めることを知らず、星の瞬きが暁に消えるまで、幾度も情熱を確かめ合った。
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