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トランキル帝国編
ニハルの戦い方
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ーーうまぁ~~!
はぐはぐと嬉しそうに食べるジェードを見ながらはぁとため息をつく。
走っていった2人は大丈夫だろうか?
2人が去って行った方向を見ながら悩んでいると、ジェードは食べ終わったらしく満足げに口元を舐めた。
こういう仕草とかが可愛くて、ついつい甘やかしちゃうんだよねー。
弟がいたらこんな感じなのかなぁって。
ーーんじゃあ、また来るなぁ~。
そう言って去っていくジェード。
風のように、というよりも嵐のような時間だった。
本当に忙しないけど、なんだかんだで私のことを気に掛けてくれてるのがわかるから許しちゃう。
だからだろうなぁ、毎回同じ感じで許してしまうのは。
さて、ニハル達の所に行ってみよう。
オニキスとオパールの力のお陰ですぐに彼らを見つけることができた。
どうやらまた模擬試合をしているようだ。
上へ下へと木を蹴りながら移動し、相手を惑わせるような動きのニハルに、動かず、じっとして相手を伺うレグルス。
次の瞬間、レグルスが動いた。
棍がニハルを捕らえようとした瞬間、彼がニヤリと笑った。
ガンッ
素早く避けた彼の後ろにあった木の枝。
そこに棍が深く引っかかったのだ。
タンっと棍をつたい、レグルスに一気にたたみかけるようにニハルが迫る。
「っ!」
咄嗟に棍から手を離し、距離を取るレグルス。
それを見通してたかのように、棍をバネのようにしてニハルは高く飛び上がり、木の影に消えた。
時々、カサカサと音がする。
レグルスはその気配を辿るように目線だけを向けた。
後ろの茂みから短剣がレグルスを狙う。
すでに気づいていたようで、払い除けるレグルス。
だが、その瞬間の隙をついてニハルは彼の背後を取った。
「俺の、勝ち!!」
「ああ……そうだな」
どこか、考えるようにレグルスが負けを認める。
「ニハル、君は草原と森とフィールドによって戦い方を変えているのかい?」
「どうなんだろ?ただ、ここならこのやり方の方がいい気がして……」
「即席で思いついたまま戦っていたのか!?」
「ま、まあ、そうなるな」
ニハルの言葉に、レグルスが驚く。
私も驚いた。
もしかして、ニハルって凄いんじゃ?
それに、棍も改良した方がいいかもしれない。
あんな風に突き刺したままじゃ、武器が使えなくなるもの。
とりあえず、2人にはジェードは去ったから戻るよう伝えよう。
そう思って立ち上がる。
すぐに私の存在に気づいて2人がこちらを向いた。
「お疲れ様。2人とも、お腹すいたでしょ?少し休もうよ」
アイテムボックスからまだ暖かいご飯を取り出すと、2人のお腹がぐぅーーといい音を奏でた。
はぐはぐと嬉しそうに食べるジェードを見ながらはぁとため息をつく。
走っていった2人は大丈夫だろうか?
2人が去って行った方向を見ながら悩んでいると、ジェードは食べ終わったらしく満足げに口元を舐めた。
こういう仕草とかが可愛くて、ついつい甘やかしちゃうんだよねー。
弟がいたらこんな感じなのかなぁって。
ーーんじゃあ、また来るなぁ~。
そう言って去っていくジェード。
風のように、というよりも嵐のような時間だった。
本当に忙しないけど、なんだかんだで私のことを気に掛けてくれてるのがわかるから許しちゃう。
だからだろうなぁ、毎回同じ感じで許してしまうのは。
さて、ニハル達の所に行ってみよう。
オニキスとオパールの力のお陰ですぐに彼らを見つけることができた。
どうやらまた模擬試合をしているようだ。
上へ下へと木を蹴りながら移動し、相手を惑わせるような動きのニハルに、動かず、じっとして相手を伺うレグルス。
次の瞬間、レグルスが動いた。
棍がニハルを捕らえようとした瞬間、彼がニヤリと笑った。
ガンッ
素早く避けた彼の後ろにあった木の枝。
そこに棍が深く引っかかったのだ。
タンっと棍をつたい、レグルスに一気にたたみかけるようにニハルが迫る。
「っ!」
咄嗟に棍から手を離し、距離を取るレグルス。
それを見通してたかのように、棍をバネのようにしてニハルは高く飛び上がり、木の影に消えた。
時々、カサカサと音がする。
レグルスはその気配を辿るように目線だけを向けた。
後ろの茂みから短剣がレグルスを狙う。
すでに気づいていたようで、払い除けるレグルス。
だが、その瞬間の隙をついてニハルは彼の背後を取った。
「俺の、勝ち!!」
「ああ……そうだな」
どこか、考えるようにレグルスが負けを認める。
「ニハル、君は草原と森とフィールドによって戦い方を変えているのかい?」
「どうなんだろ?ただ、ここならこのやり方の方がいい気がして……」
「即席で思いついたまま戦っていたのか!?」
「ま、まあ、そうなるな」
ニハルの言葉に、レグルスが驚く。
私も驚いた。
もしかして、ニハルって凄いんじゃ?
それに、棍も改良した方がいいかもしれない。
あんな風に突き刺したままじゃ、武器が使えなくなるもの。
とりあえず、2人にはジェードは去ったから戻るよう伝えよう。
そう思って立ち上がる。
すぐに私の存在に気づいて2人がこちらを向いた。
「お疲れ様。2人とも、お腹すいたでしょ?少し休もうよ」
アイテムボックスからまだ暖かいご飯を取り出すと、2人のお腹がぐぅーーといい音を奏でた。
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まあ、元々残念なキャラとして描きたかったので、ある意味成功です。
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コミカライズの方も楽しく読ませて頂いております。
原作小説の先も、お待ちしておりますね!
感想ありがとうございます!
ちょっと色々行き詰まってて……でも、必ず仕上げます!
気長にお待ちになっていてくださると嬉しいです。
返信ありがとうございます。
小さいサイズは置いといて、タライは浅いのでどうしてもこぼれてしまいがちです、タライに湯桶でお湯を注ぐイメージが良いと思います。
こちらこそ、ありがとうございます。
次からは気をつけますね。