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本編
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お方様に提供するお菓子の相談をしに台所に来たのはいいけど・・・まって、そこの調理見習い。速攻でマーク様を呼びにいかないで。そして、調理の途中で他の使用人に任せてこっち来ないでください!!マーク様。
「んで、相談ってぇのはなんだい?」
「実は、お方様が私が作るお菓子に興味を持たれたようで・・・」
「そりゃそうだろうよぉ。俺だって、あんなもん、みたことがないぞぉ?」
赤い髪をオールバックで無造作に縛り上げた、無精ひげのはやしたおやじっぽいのがマーク様だ。
マーク様は昔は王家の調理人として仕えておられたけれど、こっちの方が好きに出来るからと侯爵家の料理長になられた方だ。その為、今まで数々の料理を見聞きされ研究してきたらしい。
そんなマーク様でも知らないお菓子を知っている私はマーク様にとっては金の卵らしく、よく傍仕えからこっちの部署に変わらないかと言われている。
変わる気はさらさらありませんけどね!!
「そうですか・・・それより、豚の皮とか骨とかってあります?」
「あるにはあるが・・・」
「くださいな」
「・・・・新しい料理か?」
「どっちかというと材料ですね」
「ふむ。提供してもいいが、俺もみててかまわねぇだろ?」
「もちろんいいですよ。明日は私休みなので、今日の仕事が終わったらきますね」
「ん・・・?」
「すっごく時間がかかるんですよ。今回のは」
今回はせっかくなのでコラーゲンたっぷり、ゼラチンを使ったゼリーを作ろうと思う。
問題は、ゼラチンだ。原理は煮凝りと同じだったはずだからとにかく豚の皮とかを煮込みまくって余計なものを濾過してその後でイチゴやオレンジのジャムと砂糖を加えて冷やせば完成するはず。
コラーゲンはお肌にいいし、つるんっとした食感は初めてのはず。
マリア様とクラウス様にも作って差し上げたらきっと喜んでくれるよね。
よーし、がんばるぞー!!
仕事が終わり、尋ねに行くとすでに豚の皮と骨を置いてくれていた。
「俺も手伝ってやらぁ。一回分かれば次からは準備もしてやれるしな」
「ありがとう、マーク様」
えーと、まずは、豚の皮とかをしっかりと洗って不純物を取り除いて・・・
ゴシゴシと豚の皮を洗っているとマーク様が骨を洗ってくれる。
数時間程、しっかりと洗い上げ綺麗になったそれらを鍋に放り込み、水を加えて煮込む。
少なくならないよう時々見ては煮込むのを繰り返す。
かなり、臭い。鼻がもげそうだけど、我慢して頑張る。
そして、その間に、ボウルを二つ準備して、一つはざるを、一つは濾過するための紙をつける。
かなり煮込まれたので、液をざるに・・・
「ん?ざるに入れんのか?んな重たいもん、一人じゃむずいだろうが」
とマーク様がやってくれたので、次は、材料がざるに取り残されたので、液の入ったざるを濾過していきます。
ここでもマーク様がゆっくりだなっと、張り切ってしてくれたので助かりました。
これで、膠、ゼラチンの完成です。
本当はこれを乾燥させたりしないといけないのですが・・・この状態でも使えるはず!!
液体に、砂糖とジャムを加え、味を調えて小さな容器にいれ冷蔵庫に冷やします。
そう、この世界にもあるのです、冷蔵庫。ただしこちらもオーパーツのようで空気中の魔力を吸い取り動いてるんだそうです。ごくまれにしか発掘されないものがあるのがさすがの侯爵家です。
1,2時間経って、みると固まってます。
ちゃんとゼリーの完成です。さっそく食べましょう!!
「あむ・・・もぐもぐ・・・・うん、美味しい」
「これは・・・・また変わった食感だな。確かに時間はかかるが、旨い」
そう、仕事を終えてから来たのですでに深夜なのですよ。むしろ間もなくお日様が昇ります。
「ありがとうございました」
「いや、こっちこそ、あんがとうな。とりあえず、お前はもう寝ろ。後始末は俺がやっといてやるから」
「え・・・でも」
「俺の言うことが聞けねぇのか!」
「あ、ありがとうございますー」
言葉に甘えて、部屋に戻る。そのままベットに入って意識を失った。
気が付くとお昼だった。食堂ではすでに臭いにおいもなく、マーク様が懸命に何かを作っていた。
「おぅ、きたか。これ、お方様に渡していいんだよな?」
「は、はい」
そこにあったのは昨日作ったゼリーが、綺麗に盛り付けられていた。
マーク様がいうには、お方様は昼食後、城に出かけなくてはならないので今しか提供するチャンスがなく私も寝ていたがとりあえず、出そうとしてくれていたそうだ。
・・・・私は知らない。
お方様がそれを食べて、城にそれを持っていきご当主様と王族の方にも提供したなんてこと。
そして、それがきっかけになり、皇太子様とマリア様の婚約が決まったなんて。
皇太子様もまた、厳しい教育の下、愛情に飢えていたなんて。
私は何もしらない。
「んで、相談ってぇのはなんだい?」
「実は、お方様が私が作るお菓子に興味を持たれたようで・・・」
「そりゃそうだろうよぉ。俺だって、あんなもん、みたことがないぞぉ?」
赤い髪をオールバックで無造作に縛り上げた、無精ひげのはやしたおやじっぽいのがマーク様だ。
マーク様は昔は王家の調理人として仕えておられたけれど、こっちの方が好きに出来るからと侯爵家の料理長になられた方だ。その為、今まで数々の料理を見聞きされ研究してきたらしい。
そんなマーク様でも知らないお菓子を知っている私はマーク様にとっては金の卵らしく、よく傍仕えからこっちの部署に変わらないかと言われている。
変わる気はさらさらありませんけどね!!
「そうですか・・・それより、豚の皮とか骨とかってあります?」
「あるにはあるが・・・」
「くださいな」
「・・・・新しい料理か?」
「どっちかというと材料ですね」
「ふむ。提供してもいいが、俺もみててかまわねぇだろ?」
「もちろんいいですよ。明日は私休みなので、今日の仕事が終わったらきますね」
「ん・・・?」
「すっごく時間がかかるんですよ。今回のは」
今回はせっかくなのでコラーゲンたっぷり、ゼラチンを使ったゼリーを作ろうと思う。
問題は、ゼラチンだ。原理は煮凝りと同じだったはずだからとにかく豚の皮とかを煮込みまくって余計なものを濾過してその後でイチゴやオレンジのジャムと砂糖を加えて冷やせば完成するはず。
コラーゲンはお肌にいいし、つるんっとした食感は初めてのはず。
マリア様とクラウス様にも作って差し上げたらきっと喜んでくれるよね。
よーし、がんばるぞー!!
仕事が終わり、尋ねに行くとすでに豚の皮と骨を置いてくれていた。
「俺も手伝ってやらぁ。一回分かれば次からは準備もしてやれるしな」
「ありがとう、マーク様」
えーと、まずは、豚の皮とかをしっかりと洗って不純物を取り除いて・・・
ゴシゴシと豚の皮を洗っているとマーク様が骨を洗ってくれる。
数時間程、しっかりと洗い上げ綺麗になったそれらを鍋に放り込み、水を加えて煮込む。
少なくならないよう時々見ては煮込むのを繰り返す。
かなり、臭い。鼻がもげそうだけど、我慢して頑張る。
そして、その間に、ボウルを二つ準備して、一つはざるを、一つは濾過するための紙をつける。
かなり煮込まれたので、液をざるに・・・
「ん?ざるに入れんのか?んな重たいもん、一人じゃむずいだろうが」
とマーク様がやってくれたので、次は、材料がざるに取り残されたので、液の入ったざるを濾過していきます。
ここでもマーク様がゆっくりだなっと、張り切ってしてくれたので助かりました。
これで、膠、ゼラチンの完成です。
本当はこれを乾燥させたりしないといけないのですが・・・この状態でも使えるはず!!
液体に、砂糖とジャムを加え、味を調えて小さな容器にいれ冷蔵庫に冷やします。
そう、この世界にもあるのです、冷蔵庫。ただしこちらもオーパーツのようで空気中の魔力を吸い取り動いてるんだそうです。ごくまれにしか発掘されないものがあるのがさすがの侯爵家です。
1,2時間経って、みると固まってます。
ちゃんとゼリーの完成です。さっそく食べましょう!!
「あむ・・・もぐもぐ・・・・うん、美味しい」
「これは・・・・また変わった食感だな。確かに時間はかかるが、旨い」
そう、仕事を終えてから来たのですでに深夜なのですよ。むしろ間もなくお日様が昇ります。
「ありがとうございました」
「いや、こっちこそ、あんがとうな。とりあえず、お前はもう寝ろ。後始末は俺がやっといてやるから」
「え・・・でも」
「俺の言うことが聞けねぇのか!」
「あ、ありがとうございますー」
言葉に甘えて、部屋に戻る。そのままベットに入って意識を失った。
気が付くとお昼だった。食堂ではすでに臭いにおいもなく、マーク様が懸命に何かを作っていた。
「おぅ、きたか。これ、お方様に渡していいんだよな?」
「は、はい」
そこにあったのは昨日作ったゼリーが、綺麗に盛り付けられていた。
マーク様がいうには、お方様は昼食後、城に出かけなくてはならないので今しか提供するチャンスがなく私も寝ていたがとりあえず、出そうとしてくれていたそうだ。
・・・・私は知らない。
お方様がそれを食べて、城にそれを持っていきご当主様と王族の方にも提供したなんてこと。
そして、それがきっかけになり、皇太子様とマリア様の婚約が決まったなんて。
皇太子様もまた、厳しい教育の下、愛情に飢えていたなんて。
私は何もしらない。
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