1 / 4
6人暮らし
しおりを挟む
「勝った方がちーちゃんと結婚だよ!」
幼稚園の頃から俺と蓮斗、千秋は一緒に遊んでいた。小学校に上がり俺と蓮斗(れんと)は二人とも千秋(ちあき)を好きになっていた。
かけっこで勝った方が千秋と結婚、小学校一年生の夏休み前日、俺と蓮斗は誰もいない校庭で走った。勝負には蓮斗が勝って、俺は悔しくて泣きながら走って帰った。周りの音は風を切る音で聞こえなかった。そして夏休みの終わりと共に、俺のあの町での暮らしも終わった。
「有耶(ありや)ーもう出るぞー。お前入学式に遅れるぞー。」
「ちょっと待ってー。今行くー。」
午前2時、俺は今日から高校生なのだが引っ越しの為、こうして朝早くから起こされ移動している。まぁ引っ越しと言っても行き先は小学生の時少しだけ居たあの町だ。
車に揺られて6時間。俺は学校の前で降ろされた。
「ほら、早く行かないと遅れるぞ。家の場所は後でメールするから、」
「ありがとう。父さん、行ってきます。」
学校の中はとても広かった。何故だかわからないが女の子が多い気がする。入学式を終えた俺は自分の教室にいった。
「はい、残念ながら1-3の担任を持ってしまった、鎌谷先生です。よろしくお願いしません。困った事があったら隣のクラスの先生に聞いてください。」
なんてやる気のない先生だ、給料泥棒だな。文字通り。
「よし、じゃあお前ら帰れ、もうやる事ないから、」
生徒たちは胸にモヤモヤを抱えながらボチボチと帰っていった。
父親から届いたメールに従って歩いた先には大きな一軒家が建っていた。
「ただいまー。父さーん腹減ったー!」
玄関を開けた先には20代くらいの綺麗な女の人が立っていた。
「だ、誰だあんた!母さんならもうとっくの前にくたばってるぞ!」
「ったく、うるさいガキだねぇ、新しく入って来るのが男の子って聞いてどんなイケメンかと思ったら飛んだ的外れだ。」
有耶はとっさにケータイを出して父に電話をかけた。
「Hey father!!どうゆう事だ!あんた再婚し....まさか!」
「落ち着け我が息子よ。我は貴様の願いを叶えただけだ。
貴様は以前から一人暮らしがしたいと我に申していたではないか。」
「一人暮らしじゃねーよ!人いるよ!しかもその喋り方なんだよ!」
「まぁ、あれだ、困った事があればそこの住人に聞け、悪い事すんなよ?」
電話が切れた。
「シェアハウスだから仕方ないけどよ、お前、くれぐれも事件だけは起こすなよ。この建物内で私たち結婚しますとかまじ殺すから。」
とうやは玄関から建物の中を見回して気づいた。
「なんでこの家の中はこんなキャピキャピしてんの?男の人とかはいないの?」
「この家の住人で男はお前だけだ。お前を入れて住人は6人だ、今は昼過ぎだからみんな仕事に行ってていないけど夜にはみんな帰ってくる。」
とうやは自分の部屋に入って荷ほどきをして、ベットの中に横たわった。突然まぶたが重くなる。
「まだ2時じゃんか、こんなに荷ほどきって疲れるの....」
とうやはベットに横たわって、そのまま眠りに付いてしまった。
幼稚園の頃から俺と蓮斗、千秋は一緒に遊んでいた。小学校に上がり俺と蓮斗(れんと)は二人とも千秋(ちあき)を好きになっていた。
かけっこで勝った方が千秋と結婚、小学校一年生の夏休み前日、俺と蓮斗は誰もいない校庭で走った。勝負には蓮斗が勝って、俺は悔しくて泣きながら走って帰った。周りの音は風を切る音で聞こえなかった。そして夏休みの終わりと共に、俺のあの町での暮らしも終わった。
「有耶(ありや)ーもう出るぞー。お前入学式に遅れるぞー。」
「ちょっと待ってー。今行くー。」
午前2時、俺は今日から高校生なのだが引っ越しの為、こうして朝早くから起こされ移動している。まぁ引っ越しと言っても行き先は小学生の時少しだけ居たあの町だ。
車に揺られて6時間。俺は学校の前で降ろされた。
「ほら、早く行かないと遅れるぞ。家の場所は後でメールするから、」
「ありがとう。父さん、行ってきます。」
学校の中はとても広かった。何故だかわからないが女の子が多い気がする。入学式を終えた俺は自分の教室にいった。
「はい、残念ながら1-3の担任を持ってしまった、鎌谷先生です。よろしくお願いしません。困った事があったら隣のクラスの先生に聞いてください。」
なんてやる気のない先生だ、給料泥棒だな。文字通り。
「よし、じゃあお前ら帰れ、もうやる事ないから、」
生徒たちは胸にモヤモヤを抱えながらボチボチと帰っていった。
父親から届いたメールに従って歩いた先には大きな一軒家が建っていた。
「ただいまー。父さーん腹減ったー!」
玄関を開けた先には20代くらいの綺麗な女の人が立っていた。
「だ、誰だあんた!母さんならもうとっくの前にくたばってるぞ!」
「ったく、うるさいガキだねぇ、新しく入って来るのが男の子って聞いてどんなイケメンかと思ったら飛んだ的外れだ。」
有耶はとっさにケータイを出して父に電話をかけた。
「Hey father!!どうゆう事だ!あんた再婚し....まさか!」
「落ち着け我が息子よ。我は貴様の願いを叶えただけだ。
貴様は以前から一人暮らしがしたいと我に申していたではないか。」
「一人暮らしじゃねーよ!人いるよ!しかもその喋り方なんだよ!」
「まぁ、あれだ、困った事があればそこの住人に聞け、悪い事すんなよ?」
電話が切れた。
「シェアハウスだから仕方ないけどよ、お前、くれぐれも事件だけは起こすなよ。この建物内で私たち結婚しますとかまじ殺すから。」
とうやは玄関から建物の中を見回して気づいた。
「なんでこの家の中はこんなキャピキャピしてんの?男の人とかはいないの?」
「この家の住人で男はお前だけだ。お前を入れて住人は6人だ、今は昼過ぎだからみんな仕事に行ってていないけど夜にはみんな帰ってくる。」
とうやは自分の部屋に入って荷ほどきをして、ベットの中に横たわった。突然まぶたが重くなる。
「まだ2時じゃんか、こんなに荷ほどきって疲れるの....」
とうやはベットに横たわって、そのまま眠りに付いてしまった。
0
あなたにおすすめの小説
診察室の午後<菜の花の丘編>その1
スピカナ
恋愛
神的イケメン医師・北原春樹と、病弱で天才的なアーティストである妻・莉子。
そして二人を愛してしまったイケメン御曹司・浅田夏輝。
「菜の花クリニック」と「サテライトセンター」を舞台に、三人の愛と日常が描かれます。
時に泣けて、時に笑える――溺愛とBL要素を含む、ほのぼの愛の物語。
多くのスタッフの人生がここで楽しく花開いていきます。
この小説は「医師の兄が溺愛する病弱な義妹を毎日診察する甘~い愛の物語」の1000話以降の続編です。
※医学描写と他もすべて架空です。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
黒瀬部長は部下を溺愛したい
桐生桜
恋愛
イケメン上司の黒瀬部長は営業部のエース。
人にも自分にも厳しくちょっぴり怖い……けど!
好きな人にはとことん尽くして甘やかしたい、愛でたい……の溺愛体質。
部下である白石莉央はその溺愛を一心に受け、とことん愛される。
スパダリ鬼上司×新人OLのイチャラブストーリーを一話ショートに。
溺愛ダーリンと逆シークレットベビー
吉野葉月
恋愛
同棲している婚約者のモラハラに悩む優月は、ある日、通院している病院で大学時代の同級生の頼久と再会する。
立派な社会人となっていた彼に見惚れる優月だったが、彼は一児の父になっていた。しかも優月との子どもを一人で育てるシングルファザー。
優月はモラハラから抜け出すことができるのか、そして子どもっていったいどういうことなのか!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる