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最初のわがまま
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「ゆーやくーん!!がんばってー!!」
なんで俺の前にちーちゃんがいるんだ。俺はあの日から決めた。自分のために生きていくって。
「はぁはぁ、ぜったいに、まけ、ないからな!」
なんで俺はまた蓮斗と走ってるんだ。もう俺の負けでいいよ。最近はちーちゃんの事なんてちっとも気にしてなかった。
有耶は誰もいない校庭で転び右腕を擦りむいた。
「いってぇー!くそ!」
目が覚めるとそこには暗い天井があった。
「ったく、嫌な事思い出したな、痛てっ。な、誰だよこの小学生。」
友耶の右腕には小学生くらいの小さな女の子が寝ながら噛み付いていた。
「その子は胡桃だ。お前気に入られたな、よかったじゃないか。」
有耶の部屋の中にさっきの女の人が立っていた。
「くそっ、離さねえ、てか、あんたは出て行け!」
「おいガキ、あんたって誰よ。私の名前は明日香だ!よく覚えとけ!」
「ガキって誰だよ。俺の名前は有耶だ!よく覚えとけ!」
そんなやり取りを大声でしている間に胡桃(くるみ)が起きた。
「なになに~。あー!ゆーうやくーん!おっはよー!」
そう言って胡桃は有耶に飛びついた。
「なぁ、ちょっと明日香、電気付けてくれ。」
「おま、人生の先輩に向かってタメ口かよ、まぁいいや。」
パチッ
電気が付いて視界が明るくなった。有耶の右手は血だらけだった。
「あっ、ごめんね有耶くん.......くる、つい癖で.......」
「うん、いいんだよ、くるみちゃん、くるみちゃんはまだ小学生だもんね。」
胡桃は有耶の首に噛み付いた。
「いででででででででででででででで、な、なんだよくるみちゃん。」
「くるみは大学生だぞ?今年で20歳だ。ちなみに私は18だ」
「ちょっと待て、この子明日香より年上なのか?」
「そう!くるはピッチピチの20歳なのでーす。」
「嘘だ、そんなのあり得ない。だってこんなにちっちゃい子供が、大人だなんて、」
「また噛むよ!」
胡桃は小学生のように怒る。
「まぁ、なんでもいいや、二人とも、夕飯出来てるから、下降りてこい。」
明日香が二人を下の階へ呼んだ。
「はーい!行こう、有耶くん!」
「何言ってるんだ?俺はここで一人で食べるぞ?」
「おいおい、わがままはやめろ。ここの家では下でみんなとご飯食べるのがルールなんだ。有耶もここに住むんだったら最低限のルールくらいの守れ。」
「俺はここに家族ごっこをやりに来たんじゃない。一人暮らしをしに来たんだ。」
なんで俺の前にちーちゃんがいるんだ。俺はあの日から決めた。自分のために生きていくって。
「はぁはぁ、ぜったいに、まけ、ないからな!」
なんで俺はまた蓮斗と走ってるんだ。もう俺の負けでいいよ。最近はちーちゃんの事なんてちっとも気にしてなかった。
有耶は誰もいない校庭で転び右腕を擦りむいた。
「いってぇー!くそ!」
目が覚めるとそこには暗い天井があった。
「ったく、嫌な事思い出したな、痛てっ。な、誰だよこの小学生。」
友耶の右腕には小学生くらいの小さな女の子が寝ながら噛み付いていた。
「その子は胡桃だ。お前気に入られたな、よかったじゃないか。」
有耶の部屋の中にさっきの女の人が立っていた。
「くそっ、離さねえ、てか、あんたは出て行け!」
「おいガキ、あんたって誰よ。私の名前は明日香だ!よく覚えとけ!」
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そんなやり取りを大声でしている間に胡桃(くるみ)が起きた。
「なになに~。あー!ゆーうやくーん!おっはよー!」
そう言って胡桃は有耶に飛びついた。
「なぁ、ちょっと明日香、電気付けてくれ。」
「おま、人生の先輩に向かってタメ口かよ、まぁいいや。」
パチッ
電気が付いて視界が明るくなった。有耶の右手は血だらけだった。
「あっ、ごめんね有耶くん.......くる、つい癖で.......」
「うん、いいんだよ、くるみちゃん、くるみちゃんはまだ小学生だもんね。」
胡桃は有耶の首に噛み付いた。
「いででででででででででででででで、な、なんだよくるみちゃん。」
「くるみは大学生だぞ?今年で20歳だ。ちなみに私は18だ」
「ちょっと待て、この子明日香より年上なのか?」
「そう!くるはピッチピチの20歳なのでーす。」
「嘘だ、そんなのあり得ない。だってこんなにちっちゃい子供が、大人だなんて、」
「また噛むよ!」
胡桃は小学生のように怒る。
「まぁ、なんでもいいや、二人とも、夕飯出来てるから、下降りてこい。」
明日香が二人を下の階へ呼んだ。
「はーい!行こう、有耶くん!」
「何言ってるんだ?俺はここで一人で食べるぞ?」
「おいおい、わがままはやめろ。ここの家では下でみんなとご飯食べるのがルールなんだ。有耶もここに住むんだったら最低限のルールくらいの守れ。」
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