4 / 11
知っていた場所
しおりを挟む
とうやは外へ出た瞬間目の前のとても大きい城らしき建物に眼を奪われた。
「一旦部屋に戻ろう。ここは外国かもしれ無い。むやみに外へ出るのはあまり良くないな。」
とうやは帰ろうとして振り返るとそこには部屋、というより建物すらなかった。あるとすれば一面海だ。
「部屋が無い...どうすればいい。城に入りたいが城壁が邪魔で中も見れない...そうだ!グローブ!グローブがあった!」
城壁は100メートルくらいだろう。それでも城の頭が見えるというのだ。相当大きな城なのだろう。
「ダイヤルを右に回せば回すほど強くなるって書いてあったな。ダイヤルは...200くらいでいいか。200倍のジャンプ力になるのか...飛んでみるか。」
とうやは思いっきり飛んだ。すると景色はどんどん高くなり、城壁の中にある城の根元まで見えた。
「おー!すげーなこれは。母さん。ありがとう。取り敢えず城壁内に入ったからな......あれ....体が動....かな...........」
とうやは壁の中にある建物に突っ込んだ。
しばらくしてとうやは眼を覚ました。
「何処だ...ここは....あ!そうだ、俺は確かグローブの副作用で気が抜けたまま城に突っ込んで....」
「眼が覚めましたか?突然あなたが空から降ってきた途端、学内に突っ込んできたのでびっくりしました。
あなた、お名前はなんていうの?歳は何歳?生まれた場所は?」
質問責めされるとうや。
「ちょ、ちょっと待ってくれ。質問は一つずつ、そうじゃなきゃ答えられない。頭がまだ回らないんだ。俺の名前は三宅とうやだ。」
とうやは名を名乗る。
「とうや...ひょっとして男の方なの?まあ!男の方が外から来るなんて!みんなに顔を見せたいわ!で、歳はいくつなの?」
「歳は、あー、えーっと、1.2.3.4.5.6..........14歳だな。ちなみに生まれた場所は東京だ。」
「あなたは歴史が好きなのね。私の名前は東城 加奈、カナでいいわ、私もあなたと同じ14歳よ、私もとうやって呼んでいい?」
カナの髪は長く、とても綺麗な黒色をしていた。
「あぁ、別にいいけど、なんで俺が歴史好きになるんだ。別に俺は歴史が好きなわけではない。地理か歴史と言われたら歴史だが、理科か社会と言われたら理科だ。」
「なんでって....出身地は東京って言ったじゃない?」
とうやには全く意味がわからなかった。とうやは正直に答えているだけなのに。
「....東京だよ?本当さ。東京スカイツリーにも登ったし学校行事で浅草にも行った。秋葉原にも池袋にも行ったことがある。新宿へも、銀座にも行ったさ。東京ディズニーランドへも行ったよ.......千葉だけど。」
「とうや、それ本当に言ってるの?東京なんて約四千年前の話なんだよ?」
「は?おい、嘘だろ?今なんて言ったもういっぺん言ってみろ。次ふざけたこと言ったら二度と口きけないようにしてやるからな。」
とうやは馬鹿にされているように思った。ケータイにも2015年と書いてあった。
「だから!東京は約四千年前のここの名前!あーもう!今のここは第28地区都心中枢部。通称ツーエイト
このツーエイトが、昔、大昔、あなたの言ってた東京ですよ!もう!」
とうやの発言は逆にカナを怒らせた。
「じゃあ、何をすれば信じてくれる?」
とうやはカナにどうしても東京から来たと信じさせたかった。負けた気がしたからだ。
「じゃあ、昔東京に住んでた人が肌身離さず持ち歩いていたと言われているスマートフォンを見せて貰いたいわ。今となっては科学の方向性が道を外れて作れなくなってしまった過去の遺物よ。さっ、謝るなら今のうちよ。もしあなたがスマートフォンを持っていたら私はあなたの身の回りの世話全てをして、将来決して不自由のしない生活をプレゼントするわ。」
「ほらよ、これでいいか?」
とうやはカナにケータイを差し出した。
「うそ、嘘よ、こんなものが現代にある筈が無いの!どうせ外見だけのただの箱よ!」
「わかったよ。」
「ふん!私が勝ったんだから約束通り今日からとうや、あなたは私の物よ!」
カナは胸を張ってとうやにしてもいない約束を守らせようとする。
「ほら、これが電話、電卓、メールに...おっと失礼、メールが溜まってた。続けるぞ?電子掲示板に俺の時代で流行ってたパズルゲームだ。」
「うそ...教科書や伝説通り.....本物だわ.........」
「一旦部屋に戻ろう。ここは外国かもしれ無い。むやみに外へ出るのはあまり良くないな。」
とうやは帰ろうとして振り返るとそこには部屋、というより建物すらなかった。あるとすれば一面海だ。
「部屋が無い...どうすればいい。城に入りたいが城壁が邪魔で中も見れない...そうだ!グローブ!グローブがあった!」
城壁は100メートルくらいだろう。それでも城の頭が見えるというのだ。相当大きな城なのだろう。
「ダイヤルを右に回せば回すほど強くなるって書いてあったな。ダイヤルは...200くらいでいいか。200倍のジャンプ力になるのか...飛んでみるか。」
とうやは思いっきり飛んだ。すると景色はどんどん高くなり、城壁の中にある城の根元まで見えた。
「おー!すげーなこれは。母さん。ありがとう。取り敢えず城壁内に入ったからな......あれ....体が動....かな...........」
とうやは壁の中にある建物に突っ込んだ。
しばらくしてとうやは眼を覚ました。
「何処だ...ここは....あ!そうだ、俺は確かグローブの副作用で気が抜けたまま城に突っ込んで....」
「眼が覚めましたか?突然あなたが空から降ってきた途端、学内に突っ込んできたのでびっくりしました。
あなた、お名前はなんていうの?歳は何歳?生まれた場所は?」
質問責めされるとうや。
「ちょ、ちょっと待ってくれ。質問は一つずつ、そうじゃなきゃ答えられない。頭がまだ回らないんだ。俺の名前は三宅とうやだ。」
とうやは名を名乗る。
「とうや...ひょっとして男の方なの?まあ!男の方が外から来るなんて!みんなに顔を見せたいわ!で、歳はいくつなの?」
「歳は、あー、えーっと、1.2.3.4.5.6..........14歳だな。ちなみに生まれた場所は東京だ。」
「あなたは歴史が好きなのね。私の名前は東城 加奈、カナでいいわ、私もあなたと同じ14歳よ、私もとうやって呼んでいい?」
カナの髪は長く、とても綺麗な黒色をしていた。
「あぁ、別にいいけど、なんで俺が歴史好きになるんだ。別に俺は歴史が好きなわけではない。地理か歴史と言われたら歴史だが、理科か社会と言われたら理科だ。」
「なんでって....出身地は東京って言ったじゃない?」
とうやには全く意味がわからなかった。とうやは正直に答えているだけなのに。
「....東京だよ?本当さ。東京スカイツリーにも登ったし学校行事で浅草にも行った。秋葉原にも池袋にも行ったことがある。新宿へも、銀座にも行ったさ。東京ディズニーランドへも行ったよ.......千葉だけど。」
「とうや、それ本当に言ってるの?東京なんて約四千年前の話なんだよ?」
「は?おい、嘘だろ?今なんて言ったもういっぺん言ってみろ。次ふざけたこと言ったら二度と口きけないようにしてやるからな。」
とうやは馬鹿にされているように思った。ケータイにも2015年と書いてあった。
「だから!東京は約四千年前のここの名前!あーもう!今のここは第28地区都心中枢部。通称ツーエイト
このツーエイトが、昔、大昔、あなたの言ってた東京ですよ!もう!」
とうやの発言は逆にカナを怒らせた。
「じゃあ、何をすれば信じてくれる?」
とうやはカナにどうしても東京から来たと信じさせたかった。負けた気がしたからだ。
「じゃあ、昔東京に住んでた人が肌身離さず持ち歩いていたと言われているスマートフォンを見せて貰いたいわ。今となっては科学の方向性が道を外れて作れなくなってしまった過去の遺物よ。さっ、謝るなら今のうちよ。もしあなたがスマートフォンを持っていたら私はあなたの身の回りの世話全てをして、将来決して不自由のしない生活をプレゼントするわ。」
「ほらよ、これでいいか?」
とうやはカナにケータイを差し出した。
「うそ、嘘よ、こんなものが現代にある筈が無いの!どうせ外見だけのただの箱よ!」
「わかったよ。」
「ふん!私が勝ったんだから約束通り今日からとうや、あなたは私の物よ!」
カナは胸を張ってとうやにしてもいない約束を守らせようとする。
「ほら、これが電話、電卓、メールに...おっと失礼、メールが溜まってた。続けるぞ?電子掲示板に俺の時代で流行ってたパズルゲームだ。」
「うそ...教科書や伝説通り.....本物だわ.........」
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
屈辱と愛情
守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。
還暦の性 若い彼との恋愛模様
MisakiNonagase
恋愛
還暦を迎えた和子。保持する資格の更新講習で二十代後半の青年、健太に出会った。何気なくてLINE交換してメッセージをやりとりするうちに、胸が高鳴りはじめ、長年忘れていた恋心に花が咲く。
そんな還暦女性と二十代の青年の恋模様。
その後、結婚、そして永遠の別れまでを描いたストーリーです。
全7話
甲斐ノ副将、八幡原ニテ散……ラズ
朽縄咲良
歴史・時代
【第8回歴史時代小説大賞奨励賞受賞作品】
戦国の雄武田信玄の次弟にして、“稀代の副将”として、同時代の戦国武将たちはもちろん、後代の歴史家の間でも評価の高い武将、武田典厩信繁。
永禄四年、武田信玄と強敵上杉輝虎とが雌雄を決する“第四次川中島合戦”に於いて討ち死にするはずだった彼は、家臣の必死の奮闘により、その命を拾う。
信繁の生存によって、甲斐武田家と日本が辿るべき歴史の流れは徐々にずれてゆく――。
この作品は、武田信繁というひとりの武将の生存によって、史実とは異なっていく戦国時代を書いた、大河if戦記である。
*ノベルアッププラス・小説家になろうにも、同内容の作品を掲載しております(一部差異あり)。
自由を愛する妖精姫と、番にすべてを捧げた竜人王子〜すれ違いと絆の先に、恋を知る〜
来栖れいな
ファンタジー
妖精女王と精霊王の間に生まれた特別な存在――セレスティア。
自由を愛し、気ままに生きる彼女のもとに現れたのは、竜人族の王子・サイファルト。
「お前は俺の番だ」
番という名の誓いにすべてを捧げた彼は、王族の地位も未来も捨てて森に現れた。
一方のセレスティアは、まだ“番”の意味すら知らない。
執着と守護。すれ違いと絆。
――これは、ひとりの妖精姫が“特別”に気づいていく物語。
甘さ控えめ、でも確かに溺愛。
異種族の距離を越えて紡がれる、成長と守護のファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる