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忘れたぐらいにやってくる
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とうやは忘れかけていた。この少女の事を。そしてこの少女と交わした約束を。
ココはとうやに泣きながら飛びついた。
「やっと!やっと会えた!とうやくん!私と!私と付き合ってくれるよね!」
「え、あっ、うん......あはは、俺も会えて嬉しいよ。」
教室はうるさくなるとおもいきや、お通夜のように静まりかえった。
(あれ、こんなこと大衆で話したら普通はうるさくなるはずなのに...)
学校は普通に終わった。前にいた時代とは特に何も変わらなかった。放課後、ココにこの辺り周辺を案内してもらうことになった。
「なあココ、なんであのクラスには男子が3人しかいなかったんだ?」
「それは、このツースリーが3年くらい前まで戦争をしていたから、12歳以上の男は戦争の駒として使われたの。」
ココの口からは有り得ないくらい重い話がこぼれた。
「私が来たのは終戦真っ最中。でも壁の中は何も変わっていなかったらしいの。壁の外で戦争は行われていたの。私は戦争中にその話を聞いてびっくりしたわ。」
「そう!壁だ!壁はなんのためにあるんだ?なぜ壁の中と外で世界がまるで違うんだ?」
「30年前、日本が所属国のわからない海賊に襲われたの、その時の東京のトップが自己中心的な人で自分の領地だけ守ろうとした。それがこの壁。その後、壁外の治安は悪くなり、無法地帯となったの。」
「壁の外にいる人は中に入れないのか?俺が目覚めた時は外にいたけど壁の外は一面海で壁に入口なんてなかったぞ?」
「東京湾側に一つだけ入口があるの。とうやくん、入口が分からないで....どうやって入ったの?」
「あ、ああ!ああ!そうだったよ、あったな入口が...あはははは....なんか、人が多くなってきたな、なんでかわかるか?」
さっきまで少なかった人が急に多くなった。
「きっと、壁内最大級のお店に近づいてきたからだね。行ってみる?」
「行ってみたいけど、なんの店なんだ?俺取り敢えず家欲しいんだけど....」
とうやは役所に行く前、自分の家に行ってみたのだが、そこには高層ビルが一本立っていた。とうやの家はなかった。
「大丈夫、あのお店にはなんでもあるよ!すっごく楽しい場所なの!」
ココがすごく楽しそうに話しているのを見て、とうやも少し行ってみたくなった。
「じゃあ、行こうか。」
「うん!」
小学生のようにはしゃいでいるココ。
「あ、でも危ないかも、とうやくん、ナイフとか持ってる?」
「ん?なんでだ?そうだ、もう一つ気になったことが、あの学校の制服、やたらとポケットが多かったり、カバン選ぶ時にすっごいでかい長方形のカバンとかあったぞ?なんのために....」
「壁外の人たちがよく内側に攻めてきて、お金を取ろうとするの。とうやくんも注意してね!」
「あ、あぁ、わかった。」
(面倒臭さ!何この世界!そんな面倒臭さいの?生きてるだけで死と隣り合わせとか!考えてみると超怖いんですけど!)
とうやはリュックサックから身につけていてもバレなさそうな武器をいたるところにあるポケットにしまった。
「行こうか。」
「うん!」
とうやとココは30分くらい買い物を楽しんだ。
「そろそろ帰ろうか。ココ、今日はありがとう。」
「うん!ありがとう!」
とうやとココがエレベーターに乗ろうとした途端、銃を右手に持った全身黒ずくめの男女が降りてきた。
「このホールはあたい達が占拠した!解放して欲しけりゃおとなしくあたいの言うことききな!」
「うっわ~、クソ面倒くせ~!」
ココはとうやに泣きながら飛びついた。
「やっと!やっと会えた!とうやくん!私と!私と付き合ってくれるよね!」
「え、あっ、うん......あはは、俺も会えて嬉しいよ。」
教室はうるさくなるとおもいきや、お通夜のように静まりかえった。
(あれ、こんなこと大衆で話したら普通はうるさくなるはずなのに...)
学校は普通に終わった。前にいた時代とは特に何も変わらなかった。放課後、ココにこの辺り周辺を案内してもらうことになった。
「なあココ、なんであのクラスには男子が3人しかいなかったんだ?」
「それは、このツースリーが3年くらい前まで戦争をしていたから、12歳以上の男は戦争の駒として使われたの。」
ココの口からは有り得ないくらい重い話がこぼれた。
「私が来たのは終戦真っ最中。でも壁の中は何も変わっていなかったらしいの。壁の外で戦争は行われていたの。私は戦争中にその話を聞いてびっくりしたわ。」
「そう!壁だ!壁はなんのためにあるんだ?なぜ壁の中と外で世界がまるで違うんだ?」
「30年前、日本が所属国のわからない海賊に襲われたの、その時の東京のトップが自己中心的な人で自分の領地だけ守ろうとした。それがこの壁。その後、壁外の治安は悪くなり、無法地帯となったの。」
「壁の外にいる人は中に入れないのか?俺が目覚めた時は外にいたけど壁の外は一面海で壁に入口なんてなかったぞ?」
「東京湾側に一つだけ入口があるの。とうやくん、入口が分からないで....どうやって入ったの?」
「あ、ああ!ああ!そうだったよ、あったな入口が...あはははは....なんか、人が多くなってきたな、なんでかわかるか?」
さっきまで少なかった人が急に多くなった。
「きっと、壁内最大級のお店に近づいてきたからだね。行ってみる?」
「行ってみたいけど、なんの店なんだ?俺取り敢えず家欲しいんだけど....」
とうやは役所に行く前、自分の家に行ってみたのだが、そこには高層ビルが一本立っていた。とうやの家はなかった。
「大丈夫、あのお店にはなんでもあるよ!すっごく楽しい場所なの!」
ココがすごく楽しそうに話しているのを見て、とうやも少し行ってみたくなった。
「じゃあ、行こうか。」
「うん!」
小学生のようにはしゃいでいるココ。
「あ、でも危ないかも、とうやくん、ナイフとか持ってる?」
「ん?なんでだ?そうだ、もう一つ気になったことが、あの学校の制服、やたらとポケットが多かったり、カバン選ぶ時にすっごいでかい長方形のカバンとかあったぞ?なんのために....」
「壁外の人たちがよく内側に攻めてきて、お金を取ろうとするの。とうやくんも注意してね!」
「あ、あぁ、わかった。」
(面倒臭さ!何この世界!そんな面倒臭さいの?生きてるだけで死と隣り合わせとか!考えてみると超怖いんですけど!)
とうやはリュックサックから身につけていてもバレなさそうな武器をいたるところにあるポケットにしまった。
「行こうか。」
「うん!」
とうやとココは30分くらい買い物を楽しんだ。
「そろそろ帰ろうか。ココ、今日はありがとう。」
「うん!ありがとう!」
とうやとココがエレベーターに乗ろうとした途端、銃を右手に持った全身黒ずくめの男女が降りてきた。
「このホールはあたい達が占拠した!解放して欲しけりゃおとなしくあたいの言うことききな!」
「うっわ~、クソ面倒くせ~!」
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