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7章 暗躍ランス
42.疑り深い男だな
扉の向こうにウォーレンの義弟グレンがいた。
これ、いいのか?! ウォーレン、ショック死しないか?!
でも、ここで部屋の中に入れないわけにはいかない。俺はただのキャスト。店の従業員。客の入室を拒否できるはずがない。
身だしなみを整えたバシリオ神官が、ウォーレンの義弟グレンを部屋に招き入れた。
宰相の息子で王宮の内政関係の役職についている。そんな男がバシリオ神官と手を組んで孤児を外国に売り飛ばしているのか?
大変なスキャンダルじゃないか!
ウォーレンはこの事実を知ってどうするんだろう。父親である宰相に告げて秘密裏に処理するのか、宰相家の失脚を目論む派閥に流して明るみにして断罪するのか?
いや、俺の頭では全容を捉えきれない話だ。考えるだけ無駄か。
それよりも今は接客に集中して、あとでウォーレンのメンタルケアに努めよう。
意識を切り替えてグレンを見ると、ちょうど向こうと目が合った。
「なんだ、この男は。ミーシャじゃないのか」
フードを払って外套を脱いだグレンが、不審そうに目を細めた。
「ミーシャは体調不良なもんで、俺がキャストとしてつく。ランスだ、よろしく」
「汚い手を引っ込めろ。おまえが私に触れることは許さん」
触れるも何もあんた手袋したままじゃん?
手を差し出したけど、鼻で笑われたし。王宮で会った時の愛想の良さがカケラもない。
穢らわしい男娼には触れたくもないけど、部屋を使う条件にキャストの同席があるから諦める、というところか。
でも、王宮のときも愛想のいい顔をしながら裏で嫌がらせしてくる底意地の悪さを見せていた。それに比べるとあからさまに見下してくる態度の方がわかりやすく嫌えるな。
まぁ、かなりのイケメンだ。性的指向がノーマルなら、わざわざ男娼の世話になる必要もないか。
バシリオ神官は明らかに性的指向がアブノーマルだし、こんな店を待ち合わせに指定するからには趣味と実益を兼ねてそうだけど。
「そのマスクはなんだ」
「なんだ……って?」
「顔を見せろ。スパイが化けているかもしれん。顔を隠したままでは信用できんな」
一瞬、不安が背をゾワリと這った。
でも王宮ですれ違った程度の、それも神官長の添え物程度の騎士の顔を覚えているだろうか?
おそらく覚えていないだろう。
でもな、ここで折れるのは自尊心が許さないぞ。
「俺は男娼でショーダンサーだ。あんたらが店に来る前からずっとこのスタイルでやってきたんだよ。あんたこそ身体検査でもしてやろうか? 全部ひん剥いて尻の穴まで全部な」
中指を舐めしゃぶって目の前に突きつけてやると、グレンは顔を不快に歪めて後ずさった。
「……こんな下品なスパイはいないか」
「わかってもらえて良かったよ」
「さ、さぁ、こちらへどうぞ」
俺たち2人のやりとりを見てオロオロしていたバシリオ神官が、グレンをソファへうながす。
うながされるままに部屋の中央に歩いたグレンが、また立ち止まった。
「……他に誰もいないだろうか、調べたんだろうな?」
「は、いえ」
疑り深いやつだ。こんな店にスパイがいると思うか?
……いるんだけどさ。
「おまえはそっちを調べろ、私はこっちを見る」
バシリオ神官にバルコニーを指したグレンが、ウォーレンのいる浴室への扉へ向かう。
うまく隠れてくれればいいけど……。
ドキドキしながらさりげなくグレンの後ろにつく。
カチャッと扉が開いた。
「ん?」
「ッ?!」
怪訝なグレンの声にドキッと心臓が跳ねて、中をのぞいた。
せ、セーフ……。
その先にウォーレンの姿はなかった。
ホッとしたとたん、グレンの眉間にシワがよった。
「なんだ? あのタオルの山は」
その言葉通り、浴槽にタオルやシーツが入っている。
まさか……あの下にいるんじゃ……!
グレンが確認しようと思ったのか、タオルに近づいていく。
ヤバい! とめなければっ!
「あれは――」
必死で頭をフル回転させる。いまだに手袋をしたままの姿を見て――
はっ! ピンときた。コイツたぶん潔癖症だ!
「さっきプレイで使用したタオルだ。匂うとアレなもんで、そこに置いといたんだよ」
「使用した……」
「激しいプレイがお望みだったもんでね。どんなプレイか詳しく説明するのは個人情報の観点から控えさせてもらうが」
「激しいプ……」
「え? 使用済みタオルも一枚ずつ調べんのか?」
グレンは顔を嫌悪に歪めながら後退りして、浴室への扉をしめた。
ふう……。コイツが潔癖でよかった。
「こちらには何もありませんでしたよ」
「問題ないな」
バシリオ神官とグレンがようやくソファに座る。
「おい、おまえ、外で待っていろ」
「ハイハイ、飲み物でも持ってきましょうかね」
さすがにここまで疑り深いやつと、信頼関係もないのに同席するのは難しそうだ。
大人しく扉から外に出てドリンクカウンターに向かう。
バシリオ神官のいつもの、って注文してると、店のオーナーが2階に向かう姿が見えた。
あれも、悪巧み仲間のひとりってわけだ。
飲み物を部屋に運ぶとまた部屋の外で待機させられた。
悪巧みの終わった奴らを見送ってすぐにウォーレンを回収に行った。
「ウォーレンっ!」
「……ランスか」
ウォーレンはタオルの無くなった浴室内の物置から窮屈そうに顔を出した。
なるほど、タオルをひっぱり出した後の隙間に隠れていたらしい。
もうちょっと隅々まで調べられたら見つかってたな。
物置から出てきたウォーレンが少し疲れたように俺の肩に頭を乗せる。ぎゅっと抱きしめられた。
心細かったんだろうか? 可愛いじゃねーか!
……いや、無茶させてゴメン。
「いやぁ、びびったね。あんなに疑り深いやつがいるとはなぁ」
「もうちょっとで魔法で気絶させて逃げる算段をするところだった」
「それは……あいつらの危機一髪だったか」
もうひとつのVIPルームに戻ると、ミーシャが目を覚ましてもがいていた。
このバカを脅してつけて叩き出すと、やっとベッドにダイブして緊張が溶けた。ウォーレンも隣に座って何か考える顔をしている。
「で? 俺はちょっとは役立ったかな。それとも大きなお世話をしたか?」
「そうだな。今夜のことで、色々とわかったことがある。この件はそろそろ私の手を離れる段階にきたのかもしれない」
「そっか。それじゃ内偵調査は終わりか」
それはつまり、もう店に来る必要もなくなるってことかな。
でも、これからもずっと店に通ってくれ、なんて縋りつくには俺のプライドが高すぎる。
昔から、体と心は別、みたいなところがあった。
だから女たちともドライな体の関係でいられたし、性欲を抱いても執着はしないでいられた。
ウォーレンに対しても、禁欲的な姿からのギャップで性欲を刺激されているだけだと思いたかった。
それが、このザマだ。
執着してるし、嫉妬もする。全然ドライじゃない。
最後のプライドだけで『ランス』を維持している。
「まぁ、過労で死にかけたらまた来いよ。抜いてやるからさ」
口の前に持ってきた手で抜く動作をしてやると、ウォーレンは困った顔で寝転んだ俺を見下ろしてくる。
顔が近づいて、ウォーレンの髪がパサっとシーツに落ちた。
「私は今すぐあなたとしたいんだが、それはあなたにお世話させすぎだろうか」
心臓が跳ねた。
卑猥な心情を吐露したからか、その目は熱っぽくうるみ、頬が少し赤い。
もちろん、ウォーレンに求められて『すぎる』なんてことはない。求められるまま全てをむさぼられたい。
そんな真実もいつもの軽口で誤魔化してしまう。
「あんたのテクしだいかな。濃厚なベロチューで俺の息子がやる気になれば相手をしてやるよ」
ウォーレンの髪を引っ張って、顔をさらに近づける。ウォーレンも応じるように、俺の髪に指を絡めながら鼻を擦るほど近づいて、唇を触れ合わせた。
これ、いいのか?! ウォーレン、ショック死しないか?!
でも、ここで部屋の中に入れないわけにはいかない。俺はただのキャスト。店の従業員。客の入室を拒否できるはずがない。
身だしなみを整えたバシリオ神官が、ウォーレンの義弟グレンを部屋に招き入れた。
宰相の息子で王宮の内政関係の役職についている。そんな男がバシリオ神官と手を組んで孤児を外国に売り飛ばしているのか?
大変なスキャンダルじゃないか!
ウォーレンはこの事実を知ってどうするんだろう。父親である宰相に告げて秘密裏に処理するのか、宰相家の失脚を目論む派閥に流して明るみにして断罪するのか?
いや、俺の頭では全容を捉えきれない話だ。考えるだけ無駄か。
それよりも今は接客に集中して、あとでウォーレンのメンタルケアに努めよう。
意識を切り替えてグレンを見ると、ちょうど向こうと目が合った。
「なんだ、この男は。ミーシャじゃないのか」
フードを払って外套を脱いだグレンが、不審そうに目を細めた。
「ミーシャは体調不良なもんで、俺がキャストとしてつく。ランスだ、よろしく」
「汚い手を引っ込めろ。おまえが私に触れることは許さん」
触れるも何もあんた手袋したままじゃん?
手を差し出したけど、鼻で笑われたし。王宮で会った時の愛想の良さがカケラもない。
穢らわしい男娼には触れたくもないけど、部屋を使う条件にキャストの同席があるから諦める、というところか。
でも、王宮のときも愛想のいい顔をしながら裏で嫌がらせしてくる底意地の悪さを見せていた。それに比べるとあからさまに見下してくる態度の方がわかりやすく嫌えるな。
まぁ、かなりのイケメンだ。性的指向がノーマルなら、わざわざ男娼の世話になる必要もないか。
バシリオ神官は明らかに性的指向がアブノーマルだし、こんな店を待ち合わせに指定するからには趣味と実益を兼ねてそうだけど。
「そのマスクはなんだ」
「なんだ……って?」
「顔を見せろ。スパイが化けているかもしれん。顔を隠したままでは信用できんな」
一瞬、不安が背をゾワリと這った。
でも王宮ですれ違った程度の、それも神官長の添え物程度の騎士の顔を覚えているだろうか?
おそらく覚えていないだろう。
でもな、ここで折れるのは自尊心が許さないぞ。
「俺は男娼でショーダンサーだ。あんたらが店に来る前からずっとこのスタイルでやってきたんだよ。あんたこそ身体検査でもしてやろうか? 全部ひん剥いて尻の穴まで全部な」
中指を舐めしゃぶって目の前に突きつけてやると、グレンは顔を不快に歪めて後ずさった。
「……こんな下品なスパイはいないか」
「わかってもらえて良かったよ」
「さ、さぁ、こちらへどうぞ」
俺たち2人のやりとりを見てオロオロしていたバシリオ神官が、グレンをソファへうながす。
うながされるままに部屋の中央に歩いたグレンが、また立ち止まった。
「……他に誰もいないだろうか、調べたんだろうな?」
「は、いえ」
疑り深いやつだ。こんな店にスパイがいると思うか?
……いるんだけどさ。
「おまえはそっちを調べろ、私はこっちを見る」
バシリオ神官にバルコニーを指したグレンが、ウォーレンのいる浴室への扉へ向かう。
うまく隠れてくれればいいけど……。
ドキドキしながらさりげなくグレンの後ろにつく。
カチャッと扉が開いた。
「ん?」
「ッ?!」
怪訝なグレンの声にドキッと心臓が跳ねて、中をのぞいた。
せ、セーフ……。
その先にウォーレンの姿はなかった。
ホッとしたとたん、グレンの眉間にシワがよった。
「なんだ? あのタオルの山は」
その言葉通り、浴槽にタオルやシーツが入っている。
まさか……あの下にいるんじゃ……!
グレンが確認しようと思ったのか、タオルに近づいていく。
ヤバい! とめなければっ!
「あれは――」
必死で頭をフル回転させる。いまだに手袋をしたままの姿を見て――
はっ! ピンときた。コイツたぶん潔癖症だ!
「さっきプレイで使用したタオルだ。匂うとアレなもんで、そこに置いといたんだよ」
「使用した……」
「激しいプレイがお望みだったもんでね。どんなプレイか詳しく説明するのは個人情報の観点から控えさせてもらうが」
「激しいプ……」
「え? 使用済みタオルも一枚ずつ調べんのか?」
グレンは顔を嫌悪に歪めながら後退りして、浴室への扉をしめた。
ふう……。コイツが潔癖でよかった。
「こちらには何もありませんでしたよ」
「問題ないな」
バシリオ神官とグレンがようやくソファに座る。
「おい、おまえ、外で待っていろ」
「ハイハイ、飲み物でも持ってきましょうかね」
さすがにここまで疑り深いやつと、信頼関係もないのに同席するのは難しそうだ。
大人しく扉から外に出てドリンクカウンターに向かう。
バシリオ神官のいつもの、って注文してると、店のオーナーが2階に向かう姿が見えた。
あれも、悪巧み仲間のひとりってわけだ。
飲み物を部屋に運ぶとまた部屋の外で待機させられた。
悪巧みの終わった奴らを見送ってすぐにウォーレンを回収に行った。
「ウォーレンっ!」
「……ランスか」
ウォーレンはタオルの無くなった浴室内の物置から窮屈そうに顔を出した。
なるほど、タオルをひっぱり出した後の隙間に隠れていたらしい。
もうちょっと隅々まで調べられたら見つかってたな。
物置から出てきたウォーレンが少し疲れたように俺の肩に頭を乗せる。ぎゅっと抱きしめられた。
心細かったんだろうか? 可愛いじゃねーか!
……いや、無茶させてゴメン。
「いやぁ、びびったね。あんなに疑り深いやつがいるとはなぁ」
「もうちょっとで魔法で気絶させて逃げる算段をするところだった」
「それは……あいつらの危機一髪だったか」
もうひとつのVIPルームに戻ると、ミーシャが目を覚ましてもがいていた。
このバカを脅してつけて叩き出すと、やっとベッドにダイブして緊張が溶けた。ウォーレンも隣に座って何か考える顔をしている。
「で? 俺はちょっとは役立ったかな。それとも大きなお世話をしたか?」
「そうだな。今夜のことで、色々とわかったことがある。この件はそろそろ私の手を離れる段階にきたのかもしれない」
「そっか。それじゃ内偵調査は終わりか」
それはつまり、もう店に来る必要もなくなるってことかな。
でも、これからもずっと店に通ってくれ、なんて縋りつくには俺のプライドが高すぎる。
昔から、体と心は別、みたいなところがあった。
だから女たちともドライな体の関係でいられたし、性欲を抱いても執着はしないでいられた。
ウォーレンに対しても、禁欲的な姿からのギャップで性欲を刺激されているだけだと思いたかった。
それが、このザマだ。
執着してるし、嫉妬もする。全然ドライじゃない。
最後のプライドだけで『ランス』を維持している。
「まぁ、過労で死にかけたらまた来いよ。抜いてやるからさ」
口の前に持ってきた手で抜く動作をしてやると、ウォーレンは困った顔で寝転んだ俺を見下ろしてくる。
顔が近づいて、ウォーレンの髪がパサっとシーツに落ちた。
「私は今すぐあなたとしたいんだが、それはあなたにお世話させすぎだろうか」
心臓が跳ねた。
卑猥な心情を吐露したからか、その目は熱っぽくうるみ、頬が少し赤い。
もちろん、ウォーレンに求められて『すぎる』なんてことはない。求められるまま全てをむさぼられたい。
そんな真実もいつもの軽口で誤魔化してしまう。
「あんたのテクしだいかな。濃厚なベロチューで俺の息子がやる気になれば相手をしてやるよ」
ウォーレンの髪を引っ張って、顔をさらに近づける。ウォーレンも応じるように、俺の髪に指を絡めながら鼻を擦るほど近づいて、唇を触れ合わせた。
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