【完結】覆面セクシーダンサーは昼職の上司に盲愛される

鳥見 ねこ

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10章 崩壊と再生(最終章)

64.俺、ちょっとM *

 今夜のウォーレンはなんだか激重感情をぶつけてくる。どこか怖い。でもそれも全部受け止めたいと思うのは、俺もかなり末期なのか。
 にしても、不思議だ。つい最近フラれた相手とこんなことをしてるなんてな。

「何を考えているんだ?」

 俺の乳首を舐めていたウォーレンが顔をあげた。

「あんたと赤ちゃんプレイなんて末期だな~と思って」
「赤ちゃんプレイ?」
「ずーっと俺のおっぱいシャブってんじゃん」

 からかってやると、目を細めたウォーレンが真顔でグッと顔を近づけてきた。今夜のウォーレンはなんだか迫力がある。

「先に煽ってきたのはあなただろう? 舞台の上で縛られながら興奮して」
「は?!」
「衆人環視の中でここを硬く尖らせて誘っていた」
「んッ」

 ウォーレンの指が俺の乳首を摘んで引っ張る。クニクニと揉まれるたびに鋭い痛みが走った。

「……んなの、記憶ねぇ」
「本当に? 縄が体に食い込むたびに、ここは赤く熟れていたが。それがとても美味しそうに見えて、後できっと食べようと思っていた」

 ウォーレンの舌がまた俺の乳首を舐めた。引っ張られてジンジンするところを舌で舐められて、股間までピリピリした快感が走った。
 ウォーレンの舌が熱い。唾液が滴って乳首をトロトロにしながら、乳輪と乳首を味わうように何度も舌を往復させてくる。
 すっかり赤くなって立ち上がってしまったから、ウォーレンの言うように赤い果実のようだ。

「はぁ……ダンス大成功ってことね。あんたをそやけにんなに興奮させるなんてさ」

 客をエロい気分にさせるのがセクシーダンサーの使命だし?
 ちょっとウォーレンのエロスイッチを強く押しすぎたかもしれねぇけど。
 チュッと吸い上げてから顔を上げたウォーレンは、頬を紅潮させながら笑った。

「あとここも縛られながら勃っていたな? 今夜はやけにノっているように見えた」

 ウォーレンの手が俺の息子を撫でた。ソフトに撫でられただけで、もうそこは緩く勃ち上がってしまった。

「ランスは縛られると興奮するタチか?」

 ばか……あんたが見てたから興奮したんだろ? なんて言わせんな。

「興味あるなら縛ってみるか?」

 ヒラヒラと手を振ってやると、ガッチリ掴まれた。

「私は意外と知的好奇心の旺盛なほうらしい。あなたの体も心も全部暴きたくなる」
「知的好奇心? ハハッ! エロ好奇心の間違いだろ?」
「時と場合による」

 タオルで腕を縛られると、身動きの取れない不安感が増した。でも俺を縛り上げて好き勝手に動こうとするウォーレンの乱暴さに期待が増したのも事実だ。
 たまに覗くウォーレンのドSは、俺の性癖をくすぐってくる。

 俺、ちょっとMが入ってんのかな?
 仰向けの俺にのしかかってきたウォーレンは、俺の縛り上げた腕を頭上で押さえつけながら、チンコを尻になすりつけてくる。
 俺は身動きの取れないまま、あと少しで入りそうなそれに意識をもっていかれる。

「少し興奮する気持ち、分からなくはないな。あなたが動けないと思うと、いつもなら遠慮してできないことも、して良いような気分になる」
「なに……あんたムッツリかよ。何をいつもは遠慮してたって?」
「例えばこれ」

 ウォーレンの手が俺の顔を触る。その指がスルリと覆面の上を撫でた。

「この下に指を入れて、まつ毛に触れたい」
「それは却下」

 リックの魔法がかかってるから覆面をめくるなんてできない……はず。
 でも一瞬ドキッとした。

 覆面の下の素顔をウォーレンにさらす……そんな妄想が甘美に思える。
 覆面の下にクラレンスがいると知ったら、ウォーレンはどうするだろう。すごく驚いて……でも笑顔で喜ぶんだろうか?
 気が動転してすぐに逃げ帰ってしまう?

 でも、ランスとクラレンス、どちらとも関係を築いた今なら、笑顔で受け入れてくれるんじゃないか?
 そんな甘美な妄想に胸が痛い。でも結局その一歩が踏み出せない俺。

「ランス」
「ンッ」

 俺の太ももにトロッとした液体が垂らされた。何かと思ったら前に使ったことのあるシラキスの香りのオイルだ。
 そのオイルが太ももを伝って俺の後ろの穴まで濡らした。

「あなたはあまり奉仕されるのが好きじゃないんだろうか? でも今はあなたを味わいたい私を受け入れてくれる気がしている」
「ヤじゃない……けど、なんか……んん」

 ウォーレンに俺の息子を咥えられた。
 小さいはずない、小さいはずないけどウォーレンのに比べると明らかに口に入りやすいサイズ にちょっとプライドが……
 とかいう思考もすぐにどっかいった。

 ウォーレンの指が後ろの穴をいじり始めたとたん、後ろから前立腺を押されてビクッと体がはねてしまう。

「ふ……ぅ」

 ウォーレンの舌が俺の先っぽの穴を抉るように押してくる。グリグリと押されるたびに先端から堪えきれずに先走りがジワッと滲んでしまう。

「んあぁ……ッ」

 それをさらに強く吸い上げられながら後ろの穴を押されると、また溢れてしまった。
 後ろと前から攻められると頭がジンッと痺れるほど感じる。

 穴を犯す指が卑猥な音を立て始めて、後ろがだいぶ緩んだことに気づいた。
 ゆるゆるのそこを指で犯しながら、ウォーレンはしつこく俺の体液を啜って味わっている。

「ーーッ! も……いく!」

 後ろをトントンと叩かれているうちに、前がガチガチに張り詰めていた。
 ウォーレンの頭を剥がそうと、拘束された手でその髪を引っ張っても動かない。
 そんな俺に許可を与えるように、さらに執拗に吸い上げられた。
 快感が引き摺り出されるように、その口に放ってしまった。

「ーーぁ……、はぁ、はぁ、……出るって言っただろ」
「あぁ、全部味わいたいからな」
「変態ムッツリ……」

 緩んだ後ろにウォーレンの息子がグッと食い込んだ。
 ウォーレンの大きいものがグズグズと俺の穴をさらに押し広げて侵入してくる。

「はッ……あんた、実は結構ドSだろ」
「そう、か? あなたをもっと知りたい一心だが」
「そのわりに俺の弱いところばっかり的確に抉ってくるだろ?」
「そういう部分に気づくのは得意なほうかもしれない」

 ウォーレンは俺の腰を持ち上げると、腰を打ち付けてくる。いつもよりも荒々しく打ち付けられて、体がガンガン揺さぶられた。

「はぁ、はッ、んッ、んぅ……!」
「あなたは激しいのが好きだったな」

 さも、俺の好きなことも把握していると言いたげな口調がムカつく。でも間違いでもない。
 ウォーレンの腰が尻を打つ音が響いて、体の奥を抉られるたびに快感が増して、頭の芯が痺れてバカになる。

 快感で痺れた指をウォーレンに伸ばすと、その拘束された手を引っ張り上げられ、ウォーレンの首に回された。
 近くなったウォーレンの顔に、ついキスしたい欲が高まる。

「んっ」

 俺の思考が届いたかのように、ウォーレンにキスで口を塞がれた。興奮に舌を絡めてくすぐりあった。

「ん……ンゥ、も、いく」
「あぁ……」

 奥にウォーレンのものが放たれたのがわかる。体の中でビクビク脈打つ痙攣を感じながら、俺の息子も興奮を放った。
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