科学と魔法は紙一重

ハヤト

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第一章 異世界なんてあるはずない!

第六話 戦うために

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「これからどうするんですか?」
クリスはシチューを食べながら聞いてきた。
俺は少し考えて
「やっぱり町に行ってみるよ。俺の記憶が戻るかも。」
実際は俺以外の転生者を探して話がしたいのだ。彼らも死んだのか。何年暮らしているのか。できれば戻る方法も。あればの話だが…
「そういえばモンスターとか出てくるのか?今のところ見ないけど。」
「いるよ。もう少し先がモンスターのいる地域。」
ということは、俺には武器が必要なわけだ。だからといってモンスターに近寄るのもいやなので遠距離から戦いたい。
「火薬とかはあるのか?」
「あるにはあるけど止めといた方がいいよ。ほんの少しでも大爆発するから。」
爆弾案は却下だな。絶対巻き込まれる。
「爆発させたいなら魔法で出来るよ。使えないなら持続型で衝撃を与えたら爆発とか出来るけど…」
おっ。良いこと聞いたぞ。これを利用できないか?
「鉄はあるんだよな?」
「うん使っていいよ。意味もなく貯めてたし。」
よし。許可が下りた。ということはあれを作ろう!クリスに紙と書くものを用意してもらい俺はある武器の設計図を書く。
「クリス。頼みがある。小石を勢いよく飛ばせるぐらいの威力の爆発魔法を頼む。それを強い衝撃を与えたら爆発するように作ってくれ。」
「うーん…いいよ。ちょっと時間かかるかも。」

 設計図を書き終えクリスに五百ルピほどお金をかりた。ルピとはこの世界のお金の単位である。どれくらいの価値かは知らないが、これだけあれば足りると言っていた。鉄鉱石を持ってこの森の鍛冶屋まで足を運ぶ。
「おじゃまします。」
「おう!兄ちゃんここでは見ない顔だな?まぁゆっくりしてけや!」
ひげをはやし背が低くいかにもドワーフって感じの人が俺を迎えてくれた。
「こりゃぁ手の込んだもんを作るな~。このガジル久しぶりに腕がなるわ!」
「でわよろしくお願いします。」
おう!とガジルはファイアをかまどの中へ投げ込む。その火はクリスと比べものにならないほど大きくなった。それに唖然としているとガジルは手加減ができないんだわ!といってかまどに鉄鉱石を入れる。
「あの。図々しいと思うんですが泊めてもらえますか?」
クリスに一人にしてくれと言われたので相談してみる。何でも魔力を小さくする方が難しいらしい。しかもそこに違う魔法も入れるのもあって一晩はかかるそうだ。
「こんな所で良いなら全然かまわねぇぞ。こっちも今日は徹夜だしな!」
何かすみません。その日は店にある椅子で寝させてもらった。カン、カン、という音が鳴り響いていたが不思議と眠りにつけた。
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