科学と魔法は紙一重

ハヤト

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第二章 最南端の町アルカディア

第五話 無双のゴブリンキング

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 ゴブリンキングと呼ばれる巨大なゴブリンは傭兵を薙ぎ倒してゆく。

 とにかくデカい。

 あれだけの数のゴブリンを押さえた傭兵達が、玩具でも蹴飛ばすかのように飛んでゆく。だが幸い死者はいないようだ。
 しかしそれはフルプレートアーマーを着ているだけで俺はライトアーマーしかない。
「一撃で死ぬんじゃね?俺。」
思わず呟いてしまった。いや。とにかくやるしかないだろ。

 とりあえず観察してみよう。傭兵には悪いけども。
 相手は巨大で一撃一撃が重たい。しかし体がデカいので攻撃速度は遅い。つまりは、当たらなければいいという事だ。
 次は傭兵。フルプレートアーマーを着ているため防御力は高いものの動きが鈍い。故に防御力よりも重い攻撃力を誇るゴブリンキングの方が優勢。
 次に俺。ライトアーマーを着ている。そしてロングソード。後は銃。すごい軽装備だわ。だが有利に動けるのはこちらだ。
「俺が行くしかねえな…」
 正直近づきたくないので、銃で応戦してみる。が、皮膚が分厚く奥まで達していないので全く効いていない。ここは一旦引くべ…
「何やってるのジロ!行くなら早く行きなさい!」
クリスの声が聞こえたかと思うと、後ろから爆発魔法を撃たれた。しかも真後ろに。
 あの馬鹿やろおおおおおおおッ!

 こうして吹き飛ばされ激戦区へと駆り出された俺は慣れないロングソードを構える。
「あ、相手してやるよデカブツ…。こっちの方が有利なんだよ。お、大人しく観念しろよ。」
 体が震える。異常に震える。もうヤケクソだ!どうにでもなってしまえ!
 そう心に決めて俺はゴブリンキングに突っ込んだ
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