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橋爪 裕翔
第十話
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裕翔が到着してから誠や晴美、麗花が続々と別荘に到着した
そして今は六人で恭介が昼間に買ってきたケーキを食べて皆でくつろいでいた
「まさか西条様を名前でお呼びする日が来るなんて思ってませんでしたわ」
「確かにそうですね。私も小等部と中等部で何度か誠さんと裕翔さんとは同じクラスになったことがありますが喋ったことはほとんどなかったですしね」
「あら、それを言うなら私たち三人も今年に入って急に仲良くなったから他の人から色々と噂をされていたのよ」
冬華、麗華、晴美はそれぞれそう言った
実は先程、恭介の提案でこの六人は名前で呼び合う事にしたのだ。裕翔は顔を真っ青にしていたが恭介が説得してなんとか首を縦にふらせたのだ
「三人が喋っているのを初めて見たのは今年に入ってからだな。いつから仲良くなったんだ?」
「え!そうなの?三人ともすごく仲良さそうだったから昔からの友達だと思ってたよ」
誠の言葉に恭介は驚いてそう言った
「うふふ、私たちは同じものを追い求める同士というだけですわ」
「同じもの?」
「えぇ、ですがそれは秘密ですわ。ねぇ、二人とも」
冬華はそう言って右隣に座っている麗華と晴美に視線を移す
「これは私たち三人だけの秘密だもの」
「その通りです。私たちだけの秘密ですね」
恭介は楽しそうな三人を見つめて別荘に誘って良かったと改めて思った
「そう言えば今日は皆でしようと思ってコレを持ってきたのですわ」
冬華は立ち上がり、自分の荷物が置いてある部屋に行くと二つのエポナ・テクロノジーズの名前が印字された紙袋を持ってきた
「お父様が恭介さんの家に行くなら是非と仰って、コレを持たせてくれたんですの」
冬華は中に入っていた物を取り出して恭介に渡す
「これって『Epona v20』!?」
冬華が手渡したのは貮百免家が運営する『エポナ・テクロノジーズ』が製造している人気スマートフォンシリーズ『Vシリーズ』の最新版である『Epona v20』だった。しかも六台も入っている
「はい!父の会社の最新式のスマートフォンですわ。これは父からのプレゼントですので、今日はこれでオンラインゲームというのを皆でプレイしてみませんか?」
恭介の家はそこまで厳しくないが、その他の面々は親からゲームなどはあまりしないように言われているのだ。だから冬華は父にお願いして制限の一切かかっていないスマートフォンを用意してもらったのだ
「で、でもこれって十五万くらいするスマホだよね?いいの?」
「構いませんわ!父が良いと言ってるのだから大丈夫ですわ」
「なら、皆でしてみる?誠たちもそれで良いかな?」
今日は誠、裕翔、麗華、晴美を見る
みんな頷いたのを確認して恭介はスマートフォンの入っている箱をそれぞれに渡して開封してその日は恭介以外は人生初の『オンラインゲーム』を協力プレイしたのだった
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久しぶりの投稿です
遅くなって申し訳ありませんでした
お気に入り数400突破、本当にありがとうございます!
そして今は六人で恭介が昼間に買ってきたケーキを食べて皆でくつろいでいた
「まさか西条様を名前でお呼びする日が来るなんて思ってませんでしたわ」
「確かにそうですね。私も小等部と中等部で何度か誠さんと裕翔さんとは同じクラスになったことがありますが喋ったことはほとんどなかったですしね」
「あら、それを言うなら私たち三人も今年に入って急に仲良くなったから他の人から色々と噂をされていたのよ」
冬華、麗華、晴美はそれぞれそう言った
実は先程、恭介の提案でこの六人は名前で呼び合う事にしたのだ。裕翔は顔を真っ青にしていたが恭介が説得してなんとか首を縦にふらせたのだ
「三人が喋っているのを初めて見たのは今年に入ってからだな。いつから仲良くなったんだ?」
「え!そうなの?三人ともすごく仲良さそうだったから昔からの友達だと思ってたよ」
誠の言葉に恭介は驚いてそう言った
「うふふ、私たちは同じものを追い求める同士というだけですわ」
「同じもの?」
「えぇ、ですがそれは秘密ですわ。ねぇ、二人とも」
冬華はそう言って右隣に座っている麗華と晴美に視線を移す
「これは私たち三人だけの秘密だもの」
「その通りです。私たちだけの秘密ですね」
恭介は楽しそうな三人を見つめて別荘に誘って良かったと改めて思った
「そう言えば今日は皆でしようと思ってコレを持ってきたのですわ」
冬華は立ち上がり、自分の荷物が置いてある部屋に行くと二つのエポナ・テクロノジーズの名前が印字された紙袋を持ってきた
「お父様が恭介さんの家に行くなら是非と仰って、コレを持たせてくれたんですの」
冬華は中に入っていた物を取り出して恭介に渡す
「これって『Epona v20』!?」
冬華が手渡したのは貮百免家が運営する『エポナ・テクロノジーズ』が製造している人気スマートフォンシリーズ『Vシリーズ』の最新版である『Epona v20』だった。しかも六台も入っている
「はい!父の会社の最新式のスマートフォンですわ。これは父からのプレゼントですので、今日はこれでオンラインゲームというのを皆でプレイしてみませんか?」
恭介の家はそこまで厳しくないが、その他の面々は親からゲームなどはあまりしないように言われているのだ。だから冬華は父にお願いして制限の一切かかっていないスマートフォンを用意してもらったのだ
「で、でもこれって十五万くらいするスマホだよね?いいの?」
「構いませんわ!父が良いと言ってるのだから大丈夫ですわ」
「なら、皆でしてみる?誠たちもそれで良いかな?」
今日は誠、裕翔、麗華、晴美を見る
みんな頷いたのを確認して恭介はスマートフォンの入っている箱をそれぞれに渡して開封してその日は恭介以外は人生初の『オンラインゲーム』を協力プレイしたのだった
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遅くなって申し訳ありませんでした
お気に入り数400突破、本当にありがとうございます!
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