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結婚編
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ハルミトンは鏡に写っている自分の首にある銀色の首輪を見て一年前のことを思い出す
グラスがハルミトンのためにと色とりどりの宝石で装飾してくれた『婚約の首輪』は『結婚の契』が成された後で外されて項にグラスが番としての印を付けることで夫婦であることが決定する
「ハルミトン、行こうか」
礼服に着替えたグラスは真っ白な伝統衣装で美しくなったハルミトンに声をかける
絹の名産国から仕入れた最高級の生地で作られた最高級の衣装、それに身を包んだハルミトンをみてグラスは今すぐ抱きしめたくなったがせっかく整えた衣装が台無しになってはいけないのでなんとか抑えた
「はい、グラス様行きましょう」
「結婚したら"様"はやめてくれよ?」
「……ぜ、善処します」
『婚約の儀式』が終わってからグラスは何度も何度もハルミトンに愛の言葉を告げた。そしてハルミトンもグラスに口説かれるうちにそれが嫌じゃない自分がいることに気づき、いつしかグラスに恋をしていた
「では外すぞ」
「……はい」
儀式の間にてハルミトンは首輪をゆっくりと外される
一年間もの間肌に密着していた物が外れるのは少し寂しい感じがした
「我、グラス・サーヴェッチは汝ハルミトンを未来永劫愛し続けることを誓う」
「我、ハルミトン・コンフィニシスはグラス・サーヴェッチの妻となり、未来永劫添い遂げることを誓う」
これが獣人の結婚式だ。
人族が行う大々的なものではなく愛しい番を隠すようにひっそりと行う。それが獣人の『結婚の儀式』なのだ
「噛むぞ……」
「うっ……ぁぁ……」
項に熱い何かがふれてハルミトンの肌に食い込む
グラスが口を離すとハルミトンの項にはくっきりとした歯型が残っていた
「これで俺たちは夫婦だ」
「はい、僕…嬉しいです」
「ハルミトン…愛している」
「僕も……愛しています」
END
─────────────
ここまで読んで頂きありがとうございます
感想などはどしどし受け付けてます!笑
ではまた逢う日を願って 紅林
グラスがハルミトンのためにと色とりどりの宝石で装飾してくれた『婚約の首輪』は『結婚の契』が成された後で外されて項にグラスが番としての印を付けることで夫婦であることが決定する
「ハルミトン、行こうか」
礼服に着替えたグラスは真っ白な伝統衣装で美しくなったハルミトンに声をかける
絹の名産国から仕入れた最高級の生地で作られた最高級の衣装、それに身を包んだハルミトンをみてグラスは今すぐ抱きしめたくなったがせっかく整えた衣装が台無しになってはいけないのでなんとか抑えた
「はい、グラス様行きましょう」
「結婚したら"様"はやめてくれよ?」
「……ぜ、善処します」
『婚約の儀式』が終わってからグラスは何度も何度もハルミトンに愛の言葉を告げた。そしてハルミトンもグラスに口説かれるうちにそれが嫌じゃない自分がいることに気づき、いつしかグラスに恋をしていた
「では外すぞ」
「……はい」
儀式の間にてハルミトンは首輪をゆっくりと外される
一年間もの間肌に密着していた物が外れるのは少し寂しい感じがした
「我、グラス・サーヴェッチは汝ハルミトンを未来永劫愛し続けることを誓う」
「我、ハルミトン・コンフィニシスはグラス・サーヴェッチの妻となり、未来永劫添い遂げることを誓う」
これが獣人の結婚式だ。
人族が行う大々的なものではなく愛しい番を隠すようにひっそりと行う。それが獣人の『結婚の儀式』なのだ
「噛むぞ……」
「うっ……ぁぁ……」
項に熱い何かがふれてハルミトンの肌に食い込む
グラスが口を離すとハルミトンの項にはくっきりとした歯型が残っていた
「これで俺たちは夫婦だ」
「はい、僕…嬉しいです」
「ハルミトン…愛している」
「僕も……愛しています」
END
─────────────
ここまで読んで頂きありがとうございます
感想などはどしどし受け付けてます!笑
ではまた逢う日を願って 紅林
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