文月さんと私

今日子

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「よしっ、これで完璧!」
私はキラキラのグロスを唇に重ねて、鏡の自分に目をあわせる。いつもより、少しだけ派手なメイクはやっぱり、可愛い。ピンクの女の子らしいアイシャドウも、大粒のラメも、すごく久しぶりだった。
「さてと…今日はどうしよっかな。」
私は右手のスマホでSNSアプリを開いた。可愛い女の子にスイーツに、とにかく都会はたくさんのきらきらしたもので溢れかえっている。確かに生きづらいかもしれないけど、私は都会のそういうところ、別に嫌いじゃない。クレープにパンケーキにコットンキャンディ、とにかく原宿には今と可愛いが溢れている。田舎者からしたら、そんなきらきらした街は魅力的に見えてしょうがない。私は小さめのシルバーバックに荷物を詰め込んで、最後に自分の巻き髪を整えて、自室の扉を開けた。

「げっ、文月さん…。」
「なんですかその顔…。そんなに、私と会いたくなかったんですか?」
「い、いや…そういう訳じゃなくて。」
文月さんと目が合う。猫とか蛇みたいな、そういう、ちょっぴり怖い文月さんの瞳が私を貫く。
「また随分…派手な格好をして。」
「なっ…休日なんだから好きにしていいじゃないですか!」
「…」
文月さんは静かに黙り込む。そんなの、分かっている。文月さんはきっと、こんなきらきらした派手なファッションじゃなくて、多分もっとお淑やかで上品な格好が好きなんだと思う。だって、文月さんだもん。完全無欠で完璧主義な、文月さんだもん。
「せめて、タイツかストッキングを履いてくださりませんか?」
「…え?」
文月さんは私のスカートを指して、そう告げた。真っ白なヒラヒラのミニスカートは、確かにいつものメイド服よりも遥かに丈が短くて、きっと文月さんから見たら、はしたない。
「…嫌です。」
「なぜですか…?」
「だって、せっかく脚痩せ頑張ったのに、見せれなきゃ意味ないじゃないですか!」
「…はぁ。」
文月さんは呆れたようにため息をついた後、なんだか言い聞かせせるように私の右肩に触れた。
「東京は、いつどこに変な輩が居るのか、わかりません。それはあなたが一番、わかっているはずです。」
「…」
そんなの、わかっている。都会に溢れかえる光の裏側には影がある。私から見えている虹色の裏側にはきっと、真っ黒な闇がある。でも、それでも。
「…でも、嫌です。自分の身くらい、自分で守れます。」
「…。」
文月さんは黙り込む。文月さんに心配をかけてしまっているのも、こうして言うことを聞かずに迷惑をかけてしまっているのも、ちゃんとわかっているつもりだ。
「…でしたら、私も同行させて頂きます。」
「え!?」
「ちょ、何言ってるんですか文月さん!どうしちゃったんですか…!ちょ、何とか言ってくださいよ…。」
文月さんは慌てる私を他所に、何やら出かける準備を始めた。綺麗な装束が施された燕尾服のジャケットを脱いで、いつもの分厚い革手袋を外す。
「あの、文月さん…?…聞いてます?」
「ええ…もちろん。」
文月さんはにこりと微笑むと、さっきまで纏っていた燕尾服を私にすっと被せた。
「少し寒いので、これを着て待っていてください。私は、出かける準備をして参ります。」
「え…?あ、はい。わ、分かりました…。」
文月さんはなんだか少し、意地悪そうににこっと微笑む。
「ちゃんと良い子にして、待っていてくださいね。」
文月さんは私の頭を軽く撫でた後、角部屋の自室へ向かった。
「ちょっ!文月さん!ヘアセット崩れるんですけど…!」
「そんなの、誤差ですよ。」
「なっ…ちょ、待ってください!!」
朗らかな光に包まれた、いつもとは少し違う、休日の朝。慌ただしい私の朝が、始まりの合図を告げた。


「なんですかここ……なんだかあちこちカラフルで、目がチカチカします……。」
「だから言ったじゃないですか…。文月さんには、多分合わないって。」
「ですが……悪いのは春美さんですよ。私の言うことを聞いていれば、こんなことにはならなかったのに。」
「いや...誤差ですよ。大体ミニスカートなんて、今どきの子はみんな履いてますよ?文月さん、遅れてません?」
「……はい?」
文月さんの顔がギラつく。いつも通りの厳しい顔。でも今日は執事じゃない文月さんだ。でも、だからといって何か大きく変わるわけじゃない。そんなの、わかってはいるけど。
「あなたって人は……本当に。」
「何か言いました、文月さん?」
「……いえ。」
文月さんははぐかしたように微笑む。やっぱり、こうして見ると文月さんはちゃんと大人で、なんだかいつもよりも、より遠くに感じてしまう。背が高くて、手が大きくて、きっと触れることなんてこれから先も無いんだろうけど。
「それで、一体こちらには何用で。」
「え?いや普通に散歩ですけど。」
「……は?」
「いや……だから、散歩です。」
「あの、散歩ってもっと自然がある森とか公園とか、そういう所ではないのですか?」
「そんなの、人それぞれじゃないですか。」
「……はぁ。」
文月さんはなんだか腑に落ちないような顔をしている。確かに、気持ちはわかる。でも、綺麗な海も色とりどりの花も樹木も、故郷で暑苦しいくらいに目に焼き付けた。そういう、所謂ふるさとが恋しくなる時だってある。だけどそれ以上に私は東京に憧れたままだ。どこにいっても人だらけで、車やら電車やら、そういう騒がしい音で溢れていて、生きづらいような、生きやすいような、なんだかよく分からない、そんな東京が好きだ。
「良いじゃないですか、原宿って。どこにいっても可愛いいもので溢れてるし、みんな、キラキラしてて。好きなものを好きだって自信を持って言える、そんな町。素敵じゃないですか?」
「まぁ、確かに……ですが。」
文月さんは静かにそう呟いた後、突然私の腰をぐいっと引き寄せた。
「え、あ……ふ、文月さん?あの……。」
「少々……我慢してください。」
文月さんは私の腰を支えたまま、通りを歩いていく。星型の可愛いわたあめも、クリームたっぷりのいちごパフェも、今の私にはただ単に視界に入り込んでいるだけで、とにかく何も考えられなかった。文月さんの手が左腰に触れている。それだけで、私の頭はいっぱいいっぱいだった。でも、当の彼はやっぱり、澄まし顔をしていて、いつも通りだった。体が固くて、上手く歩けない。それでも、私の鼓動だけはせわしなかった。胸はドキドキ躍動して、今にも心臓が飛び出してしまいそうなくらい、弾けて、飛び跳ねて、踊り狂う。
「あと、少しなので……。」
文月さんは私に優しく耳打ちをする。頭の中がビクンと轟く。私はただ、顔も耳も茹でダコみたいに真っ赤じゃなくて、せめて林檎くらいの淡い色にして欲しいと思った。欲を言えば、皮じゃなくて実みたいな、そんな色だったら、とも思ったけど。
「あっ……。」
文月さんは速やかに、私の腰を解放した。でも、左腰にはまだ温もりが残っていて、私はなんだか頭がくらくらした。恥ずかしさとか嬉しさとか。とにかく、脳がキャパオーバーするくらい、よくわからない感情や気持ちが溢れていた。でも、それは隠さなきゃいけないもので。だからこそ私はもう、何も考えられなかった。
「突然、申し訳ありません。少し、変な輩につけられてしまって……。本当は、タコ殴りにしてやりたいのですが、生憎立場上、困難で……。すみません。」
「いや別に、そこまでしなくても……。」
「ダメです。あなたはまだ子供なんですから。厄介事に巻き込まれるのは、まだ少し早いですよ。」
「……はい。」
私は空返事をする。文月さんの言うことは右から左にただ流れていくばかりで、何も頭に入らなかった。それに、私の鼓動はまだ忙しなく跳ねるばかりで、私はそんな自分を抑えるのに必死だった。
「……春美さん?」
「は、はい!なっ、何ですか……?」
「……ふふ。」
「……え?あっ、ちょ、文月さん!?私、なんか……変なとこ、あります?」
「……いえ。」
文月さんは口に手を添えて優しく微笑む。細長い人差し指が、紅の美しい唇に触れる。すごく、綺麗だった。
「そんなに緊張しなくても。ほら、もっと力を抜いて……」
「え!?あ、は、はぁ……。」
私は文月さんに言われた通り、深呼吸をする。だけど、空気は溢れ出した感情のせいで、体の中から出ようとしないし、そのお陰で新しいものも取り込めない。だから、何も変わらない。心臓がバクバク跳ねて、頭はぐるぐる回る。そういう、不思議な感覚が私を支配する。
「ふふっ……あなたって人は本当に。」
文月さんはそんな私を、多分笑いを堪えながら見つめている。まるで初めて恋をした我が子をからかうような、そんな瞳をしていた。
ギュッ
「は!?」
文月さんは突然私の右手を握りしめた。それは所謂、手を繋ぐというやつで、右手から文月さんの温もりが伝わってくる。
「……離れたら、危ないですから。」
文月さんはニコッと微笑む。大方これは、私をからかっている。そんなの、この意味深な笑顔をみたらすぐに分かる。文月さんは、思っているよりも表情が変わる、月みたいな人だ。変わって戻って、また変わる。ときには雲みたいな膜をはってはぐらかすし、全然笑わない日だってある。
「あの……からかってますよね?」
「……さぁ。」
文月さんはまた、よくわからない顔をする。表情はよく変わるのに、その奥にある思いとか気持ちやらはまったくわからなくて、悔しい。私のことを簡単に見破ってくる癖に、私は何も出来ない。こんなの、不公平だ。
「そういえば、春美さん。お買い物は、しないのですか?」
「え?」
文月さんは唐突にそう尋ねる。さっきまでのことなんて、まるで全部忘れたみたいに涼しそうな顔をしながら。
「別に、何も買わないですよ。だって、ただの散歩ですから。」
「……はい?」
「いやだから、散歩でそんな買い物とか、します……?」
「……?」
文月さんの顔が曇る。彼自身が雲になっているのか、それでも何かで膜を張って見せないようにしているのかは、相変わらずわからないけど。
「ですが、ただの散歩に、そんな気合いを入れた服装をするものでしょうか……?」
「え?あ、それは……」
確かに、言われてみればそうだ。本来散歩は歩きやすいスニーカーを履いて、動きやすいジャージとか、そういうやつを着る。そして、日に焼けないように帽子をかぶったり、測定用の時計を身につけたりする。
「まぁ……久しぶりの休みだから、ですかね。」
「ほら、やっぱり休日は好きな服、着たいじゃないですか。好きな服を着て、好きなことをする。東京はどこにいっても、きらきらしていて。新しい場所を見つけても、毎日毎日、そういう場所が増えていく。こんな飽きない街、なかなか無いですよ。」
「……やっぱり、まだまだガキですね。」
「は!?何ですか、ガキって……!」
「いえ……。やはり、いくら七条家に仕える忠実な使用人とはいえ、まだまだ年相応の子供なのだな、と思いまして。」
「いや……。別に都会に憧れるのに、年齢とか、関係ないですよ……。田舎者からしたら、眩しすぎて直視できないくらい、輝いている世界なんですから。」
「本当に、そうでしょうか……?」
「はい!文月さん、どうして分かってくれないんですか?私、別に何も変なこと、言ってないですよね……。」
「まぁ。春美さんらしい、子供の戯言だなぁ、と。感心しております。」
「……そういうことじゃなくて。」
「ふふ。もちろん、分かっております。」
「……もういいです。」
「これは失敬。少し、やりすぎてしまいました……ふふ。」
文月さんはすっと手を離して、優しく微笑んだ。派手な街並みとは真逆な、しゃぼん玉みたいにぷかぷかしてるような、優しい笑顔だった。


「うわぁ~ん!!ママ……ママ、ままぁ……!うわぁ~ん!」
通りの真ん中で、幼い男の子が泣きわめいている。虹色の可愛いらしいニットの袖は、涙のせいでビショビショになっていた。
「……春美さん!?」
私は思わず文月さんから離れて、彼の座る路地に走った。こんなの、放っておけなかった。きらきらした場所で泣いてなんかほしくない。初めから終わりまで、ずっと笑っていてほしい。きらきらの宝石の裏に張り付く闇なんか気付かずに、ずっと光の当たるあったかい世界にいて欲しい。
「僕、大丈夫?もう大丈夫だよ……。私がいるからね……大丈夫。絶対大丈夫。」

「だから、もう……泣かないで。」
私は強く少年を抱きしめる。彼の眩しい瞳が私の心に刻まれていく。顔を上げた彼の瞳は、たしかに大粒の涙で溢れていたけど、やっぱりとても晴れやかな、子供の純粋な瞳だった。
「ほんと……?」
「うん。大丈夫。お母さん、一緒に見つけようね。」
「うん……。ママに、会いたい…!」
「もう、そんな浮かない顔、しちゃだめだよ…。ママはきっと、僕が笑顔で帰ってくるのを待っているよ。だからほら、もっと……笑おう?」
私は口角を人差し指でぐいっと引き上げた。上手く笑えてるかなんて、そんなのどうでも良かった。とにかく今は、彼を笑顔にしたい。それだけでいっぱいだった。
「あははっ!お姉ちゃん!面白いね!あははっ、あははははっ。」
少年は唐突に声を上げて笑い出す。青白かった頬にも明かりのような淡いピンク色が戻って、まるで彼の笑顔は虹のようで、そのきらめきは私にも伝わるくらいの流星だった。
「もう!そんなにおかしい?ふふっ……。」
私は彼の笑顔に釣られて、思わず笑みが零れる。私の笑顔は、きっと無邪気で純粋な、誰かの心に虹をかける、彼のような笑顔じゃないけど。それでもよかった。

「ふふっ、ふたりとも、素敵な笑顔ですね。」

「え、あっ、文月さん!?」
ふと左に目をやると、そこには文月さんが居た。少年に合わせて、屈んでいる私の真横に腰掛ける、いつも通りの、優しい文月さんが居る。
「まったくもう。あなたは本当に、お転婆娘ですね……。」
「は、はい?」
「……ふふ。何でもありませんよ。」
文月さんは口元に綺麗な指先を添えながら小さく微笑んだ。雲ひとつない青空に文月さんの綺麗な顔がよく映えていた。
「あははっ、ふたりとも、仲良しなんでね!」
「はい。すごく、仲良しです……。」
「ちょっと文月さん!何言ってるんですか……!?」
「別に、間違ったことは何も言ってませんけど……。ねぇ、僕?」
「うん!!」
少年は眩しいくらいの笑顔で私たちを見つめる。きらきら星なんて、見たことは片手で数えられるぐらいだし、大それた望みを願う時間すらも、手に入らなかったけど。少年の瞳は流星のように真っ直ぐだった。

それから、3人で色んな所を回った。少年はずっと、笑顔だった。ポップでカラフルなスイーツショップとか、ちょっと怪しげな占い屋さんとか、なんだかレトロチックな服屋さんとか。少年の瞳はその間、ずっと煌めいていて、私は嬉しかった。母親を見つけたときのにこにこの笑顔も、この街のものに対する好奇心旺盛な瞳も、全部全部、私の中に深く刻まれた。少年は、夕日の指す繁華街を、大好きな母親の手を握りながら、スキップをしていた。きっと、この後は家族みんなでテーブルを囲んで、あったかいお風呂にはいって、素敵な夢を見るのだろう。ヒーローになって、ママを守る夢かもしれないし、王子様になって、好きな子を振り向かせる夢かもしれない。でも、たとえどんな夢を見たとしても、彼には笑顔でいて欲しい。子供らしく、愛に溢れた世界で、真っ直ぐに夢を見て欲しい。
「なんだか今日は、色々ありましたね。もう日も暮れてきちゃったし、そろそろ、帰りましょうか。」
「……そうですね。」
文月さんは優しく頷く。夕日に照らされた文月さんは、なんだか久しぶりだった。夕食の準備で屋敷に籠ってばかりのこの時間は確かに、いつも一緒だった。だけど、こんな暖かい光に照らされた彼の姿は、本当に久しかった。
「春美さん、少しお時間を頂戴しても、よろしいでしょうか?」
「良いですけど…何するつもりです?」
文月さんはにこりと微笑む。そして、いつも通り、唇に真っ白な人差し指を添えた。
「それは、秘密です……。」

文月さんは私の左手をギュッと引き寄せて、今までの道のりをほんの少しだけ引き返した。甘いキャンディの香りが私の鼻をくすぐる。蜂蜜とか、メープルシロップとか、うざったいくらいに甘ったるいけど、なんだか懐かしいような、落ち着くような香りだった。店内はたくさんの可愛いぬいぐるみや装飾品で溢れていて、女児の憧れを全て詰め込んだような空間だった。スカートを膝上まで織り込んで、ゆるめのルーズソックスと革靴を履いていて、キラキラのネイルをしている、そんな子たちばかりだった。みんな楽しそうで、嬉しそうで、充実してそうで。

「お待たせ致しました。どうぞ。」
「……えっ?」
文月さんは、七色に渦を巻いた大きなロリポップを私に手渡した。装飾には華やかで大きなリボンが着いていて、一振りしたら魔法少女に変身出来ちゃうような、そんな幻想さえ覚えるくらいの可愛さだった。
「文月さん…これ。」
「…はい。差し上げます。」
文月さんはニコッと微笑む。今日もいつもと同じ、優しい笑顔。わたあめみたいにふわふわしてて、甘く溶けちゃいそうな笑顔。
「春美さん、ずっと物欲しそうな顔をしてらっしゃったので…。まるで先程の少年と瓜二つのような、無邪気な笑顔を。」
「え!?私、そんなヘンな顔してました…?」
「ええ。それはもう本当に、子供らしくて、真っ直ぐで…。」

「すごく、可愛らしかったですよ。」

文月さんは笑う。今日も、きっと明日も、明後日も、その先も。こうやって私を子供扱いして、甘やかして、からかう。こんなの、当たり前だ。今までもこれからも、私は私だし、文月さんは文月さんだ。

私は七色のキャンディを一口舐めた。とにかく甘くて、甘くて、具体的な味はよくわからなかった。キャンディの中にある、きっと大切な何かは、その甘さのせいで何も分からなかった。だから私はきっと、上の方の、みんなが好きになるような、甘い部分しか知らない。
でも、そういうはぐらかしたような甘さだって、私は好きだ。きっと、甘さの奥にある闇とか光とか、そういうものは手を伸ばすだけで、届かないかもしれない。でもいつか、少しでもその先にいけるのならば。私はずっと、キャンディの甘さに溺れていたい。

私の知っている文月さんはきっと、みんなが知っている文月さんと同じだ。大人で、賢くて、ちょっと意地悪な文月さん。でも、それでもいい。どんな形だとしても、彼の横で甘い蜜を吸えるのが、わたしなりの「幸せ」だから。
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