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君がいる今 8話
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ーアキラー
俺の計画は上手くいき、みんなで試験勉強をすることになった。
俺の計画はつとむたちが俺の家に来るのを知っていたから、わざとそのタイミングに合わせて家を出て、2人を南ちゃんの家に連れていくっていう計画だった。
途中で、美稀ちゃんとかずまってやつに会ったのはびっくりしたが、結果的にはよかった。
「ここはどうなるの?」
「ここは、これをxとおいて…」
ふむふむ。新太と南ちゃんは、いい感じだ。
勉強の教え合いは、お互いの物理的な距離が近づく。
そして二人の心の距離も近づく。
やはり、この計画は、名案だったな。
「アキラくん、これでよかったんですよね?」
二人の様子を見ていると、二人ペアの組み合わせで、隣にいるつとむが話しかけてきた。
「ん?あ~うん、ありがとな!」
「別にいいのですが、アキラくんは勉強しないんですか?やること終わったので僕、この時間暇なんですが…」
「いいよ!いいよ!俺は勉強より、2人を観察しないといけないから」
「アキラくんはいいかもしれませんが、僕は?」
暇になって困っている。
暇だって言っても、俺は、勉強する気ないしな。
「お前らさっきから何を話してんだ?勉強の話じゃないみたいだけど」
俺たちの様子を見て、かずまが少しキレ気味に聞いてきた。
「いや、別に大した話はしてないよ!」
「いいから何話していたか言えよ~」
誤魔化そうとした俺に腹を立てたのか、かずまは、俺の胸ぐらを掴んだ。
「ちょ、ちょっとかずま君!?痛いよ」
その発言を聞いて、勉強に集中していた他の三人が、俺たちを気にしだした。
「ちょっとかずま!?何してるの!いいから早く勉強の続きするよ」
「え!教えてくれるの!?美稀に教えてもらえるなら何でもする~!」
美稀ちゃんの言葉を聞いて、かずまくんは、手を離してくれた。
かずまくんは美稀ちゃんに元の場所に連れていかれた。
あの2人は何なんだかよく分からない。
「二人の観察の続きするか~」
「え?結局ですか!?」
「あぁ、もちろん!」
二人の間の出来事は、些細なことでもいい。
知っておけば、何かの作戦に繋がるかもしれない。
それからしばらく、ずっとローテーション形式で勉強をやった。
でも俺は何か違和感を感じた。
俺はこのまま静かに勉強をしててもいいのか?
南ちゃんと新太はペアになっても全然話さないし、時々話し声が聞こえたと思ったら、かずまくんが美稀ちゃんに話しかけてるだけだし…
今、俺のペアは新太。
新太に何か聞くか…いやまず静かすぎて、勉強の話すらも話せるか…
「どうした?アキラ?」
「ん?あーなんか静かすぎる!!」
「は?」
「勉強分かんないし!聞こうと思っても聞ける雰囲気じゃないし!それに、南ちゃんとあら…」
と、その瞬間なぜか俺は、つとむに口を塞がれた。
「つとむくん、どうしたの?アキラくん何か言いかけてたけど、私がどうかした?」
「あ、いやー別に…アキラくんは何も言おうとしてなかったと思いますよ!」
つとむは、何かを誤魔化そうとしている。
あ、そうか。
つとむは俺のことを知っててかばうために?
でも、そんなことより先に口を…
「なんだよ!つとむ何か知ってるならちゃんと言えよ!」
「そうだぞ!メガネー!!」
新太とかずまがつとむをせめ始めた。
それより口を…
「ただ、アキラくんが、イラつきすぎていろいろ変なことを言うかと思って」
「とりあえず、つとむくん!その手外したほうが…」
「えっ…ああ!!」
やっと解放された。
ナイス南ちゃん!
「アキラくん、すみません!!」
「あぁぁぁだ、大丈夫だよぉぉぉ」
つとむがぺこぺこと頭を下げて謝っているが、解放されたことが嬉しくて、そんなに謝るなと言う余裕がなかった。
「ほんとに大丈夫?」
南ちゃんが、一人近くに来て、心配してくれた。
天使か君は。
「うるさいやつが静かになったし、心配しなくていいんじゃない?柏木さん」
新太、なんてこと事を言うんだ。
南ちゃんは、俺の事を心配して…
「そーだね!うるさい人が静かになって、勉強に集中できるし!」
「えぇぇぇぇ!みなみちゃぁぁぁん!!」
ここには、好きな人に話しかけられたら、どうでもよくなる人しかいないのか。
あの子は、天使なんかじゃなかったよ。
「ちょっとアキラいい?」
南ちゃんに見捨てられ、倒れていたら、美稀ちゃんが来た。
「何?」
「キモイ」
「えぇぇぇ」
一言と俺を残し、美稀ちゃんは、みんなのところへと戻っていった。
「キモイ」その一言にめちゃくちゃ傷ついた。
中学校の後半から、チャラ男になって、魔界のほうの女子からもいろいろと傷つく言葉を言われてきたが、なぜか、さっきの「キモイ」の一言は今までで一番傷ついた。
もういいや、このまま寝ておこう。
「アキラくん!アキラくん!」
目を開けるとつとむと南ちゃんの顔が見えた。
「やっと起きた」
あっ、俺ほんとに寝ちゃってたのか。
でもなんか、久しぶりによく寝たかも。
「おはよぉ~みんなぁ~」
「おはようじゃねーよ!今から、解散するかって時に!!」
かずまの言葉を聞いて、時計を見ると、六時になっていた。
「もうこんな時間?じゃあ、帰るか~」
「「お前が言うな!!」」
ふざけると、新太と美稀ちゃんのキレのいいツッコミが返ってきた。
会ってまで間もないのに、いいテンポで、ツッコミが返ってくるって、先が面白そうだな。
帰る準備をして、俺たちは、玄関に集まった。
美稀ちゃんは、そのまま南ちゃんの家に残るようで、一緒に帰れないと知ったかずまは一人落ち込んでいる。
「柏木さん、今日はありがとうございました!」
「いえいえ!こちらこそつとむくんのおかげで分からないところ分ったよ!ありがとう」
つとむ何か教えてたのか。
見てないから、俺が倒れている間か。
「柏木さん、ちゃんと今日の復習しろよ!」
「うん、わかった!!絶対する!!」
南ちゃんは、新太に言われ、少し照れている。
新太に復習しろと言われているから、この返事の仕方は、本気でしそうだな。
「ほらっ!アキラも帰るぞ!」
「わかった。わかった。南ちゃん、じゃ~ね~」
「じゃ~ね~!新太くん、つとむくん、かずまくん!」
サラーっと南ちゃんに無視された。
まぁ、そのくらいの対応の方が、俺的には、ありがたいか。
みんなと方向が違うから早いタイミングで人がいない場所に来ることができた。
俺が、翼を出そうとしたその時だった。
「みなとーなんかいるぞー」
後ろから声がして、振り返った。
ね、猫?
でも喋ったような…
「やっぱりお前、ただの人間じゃなかったんだな」
物陰から、みなとさんが出てきた。
みなとさん以外には、誰もいない。
じゃあ、さっきみなとさんに話しかけていたのは誰だ。
「こいつ、みなとの知り合いか?」
また、喋ったよな?目の前にいる猫が。
俺の存在よりも不思議な気が…
「アキラ説明してもらおうか」
みなとさんが、圧をかけるように俺に近づいてきた。
「ちょっ、ちょっと待ってください!!その猫は?」
「こいつはどうでもいい!!」
「いや、こいつからしたら俺の存在やばいと思うぞ」
猫の言う通り、その猫の存在が気になっている。
ヴァンパイアのみなとさんと一緒だから、魔界の猫みたいだけど。
「何を言ってるんだみかん!!こいつは南に何かしようと企んでいるヴァンパイアだ!お前の説明より、このチャラ男の説明が先だ。」
勘違いされている。
早く説明しないと。
「お、俺は別に南ちゃんに何もしないし、ヴァンパイアでもないですよ…」
声は小さくなったが、反論はした。
「は?でも、牙生えてるし、飛んでたし」
「やっぱり、血がつながってなくてもお前ら兄妹は兄妹だな」
「さっきから、何を言っている?みかんは黙ってろ!あとアキラは説明しろ!」
「は、はい!!」
俺はみなとさんとよく分からない猫に俺の正体を説明した。
俺の計画は上手くいき、みんなで試験勉強をすることになった。
俺の計画はつとむたちが俺の家に来るのを知っていたから、わざとそのタイミングに合わせて家を出て、2人を南ちゃんの家に連れていくっていう計画だった。
途中で、美稀ちゃんとかずまってやつに会ったのはびっくりしたが、結果的にはよかった。
「ここはどうなるの?」
「ここは、これをxとおいて…」
ふむふむ。新太と南ちゃんは、いい感じだ。
勉強の教え合いは、お互いの物理的な距離が近づく。
そして二人の心の距離も近づく。
やはり、この計画は、名案だったな。
「アキラくん、これでよかったんですよね?」
二人の様子を見ていると、二人ペアの組み合わせで、隣にいるつとむが話しかけてきた。
「ん?あ~うん、ありがとな!」
「別にいいのですが、アキラくんは勉強しないんですか?やること終わったので僕、この時間暇なんですが…」
「いいよ!いいよ!俺は勉強より、2人を観察しないといけないから」
「アキラくんはいいかもしれませんが、僕は?」
暇になって困っている。
暇だって言っても、俺は、勉強する気ないしな。
「お前らさっきから何を話してんだ?勉強の話じゃないみたいだけど」
俺たちの様子を見て、かずまが少しキレ気味に聞いてきた。
「いや、別に大した話はしてないよ!」
「いいから何話していたか言えよ~」
誤魔化そうとした俺に腹を立てたのか、かずまは、俺の胸ぐらを掴んだ。
「ちょ、ちょっとかずま君!?痛いよ」
その発言を聞いて、勉強に集中していた他の三人が、俺たちを気にしだした。
「ちょっとかずま!?何してるの!いいから早く勉強の続きするよ」
「え!教えてくれるの!?美稀に教えてもらえるなら何でもする~!」
美稀ちゃんの言葉を聞いて、かずまくんは、手を離してくれた。
かずまくんは美稀ちゃんに元の場所に連れていかれた。
あの2人は何なんだかよく分からない。
「二人の観察の続きするか~」
「え?結局ですか!?」
「あぁ、もちろん!」
二人の間の出来事は、些細なことでもいい。
知っておけば、何かの作戦に繋がるかもしれない。
それからしばらく、ずっとローテーション形式で勉強をやった。
でも俺は何か違和感を感じた。
俺はこのまま静かに勉強をしててもいいのか?
南ちゃんと新太はペアになっても全然話さないし、時々話し声が聞こえたと思ったら、かずまくんが美稀ちゃんに話しかけてるだけだし…
今、俺のペアは新太。
新太に何か聞くか…いやまず静かすぎて、勉強の話すらも話せるか…
「どうした?アキラ?」
「ん?あーなんか静かすぎる!!」
「は?」
「勉強分かんないし!聞こうと思っても聞ける雰囲気じゃないし!それに、南ちゃんとあら…」
と、その瞬間なぜか俺は、つとむに口を塞がれた。
「つとむくん、どうしたの?アキラくん何か言いかけてたけど、私がどうかした?」
「あ、いやー別に…アキラくんは何も言おうとしてなかったと思いますよ!」
つとむは、何かを誤魔化そうとしている。
あ、そうか。
つとむは俺のことを知っててかばうために?
でも、そんなことより先に口を…
「なんだよ!つとむ何か知ってるならちゃんと言えよ!」
「そうだぞ!メガネー!!」
新太とかずまがつとむをせめ始めた。
それより口を…
「ただ、アキラくんが、イラつきすぎていろいろ変なことを言うかと思って」
「とりあえず、つとむくん!その手外したほうが…」
「えっ…ああ!!」
やっと解放された。
ナイス南ちゃん!
「アキラくん、すみません!!」
「あぁぁぁだ、大丈夫だよぉぉぉ」
つとむがぺこぺこと頭を下げて謝っているが、解放されたことが嬉しくて、そんなに謝るなと言う余裕がなかった。
「ほんとに大丈夫?」
南ちゃんが、一人近くに来て、心配してくれた。
天使か君は。
「うるさいやつが静かになったし、心配しなくていいんじゃない?柏木さん」
新太、なんてこと事を言うんだ。
南ちゃんは、俺の事を心配して…
「そーだね!うるさい人が静かになって、勉強に集中できるし!」
「えぇぇぇぇ!みなみちゃぁぁぁん!!」
ここには、好きな人に話しかけられたら、どうでもよくなる人しかいないのか。
あの子は、天使なんかじゃなかったよ。
「ちょっとアキラいい?」
南ちゃんに見捨てられ、倒れていたら、美稀ちゃんが来た。
「何?」
「キモイ」
「えぇぇぇ」
一言と俺を残し、美稀ちゃんは、みんなのところへと戻っていった。
「キモイ」その一言にめちゃくちゃ傷ついた。
中学校の後半から、チャラ男になって、魔界のほうの女子からもいろいろと傷つく言葉を言われてきたが、なぜか、さっきの「キモイ」の一言は今までで一番傷ついた。
もういいや、このまま寝ておこう。
「アキラくん!アキラくん!」
目を開けるとつとむと南ちゃんの顔が見えた。
「やっと起きた」
あっ、俺ほんとに寝ちゃってたのか。
でもなんか、久しぶりによく寝たかも。
「おはよぉ~みんなぁ~」
「おはようじゃねーよ!今から、解散するかって時に!!」
かずまの言葉を聞いて、時計を見ると、六時になっていた。
「もうこんな時間?じゃあ、帰るか~」
「「お前が言うな!!」」
ふざけると、新太と美稀ちゃんのキレのいいツッコミが返ってきた。
会ってまで間もないのに、いいテンポで、ツッコミが返ってくるって、先が面白そうだな。
帰る準備をして、俺たちは、玄関に集まった。
美稀ちゃんは、そのまま南ちゃんの家に残るようで、一緒に帰れないと知ったかずまは一人落ち込んでいる。
「柏木さん、今日はありがとうございました!」
「いえいえ!こちらこそつとむくんのおかげで分からないところ分ったよ!ありがとう」
つとむ何か教えてたのか。
見てないから、俺が倒れている間か。
「柏木さん、ちゃんと今日の復習しろよ!」
「うん、わかった!!絶対する!!」
南ちゃんは、新太に言われ、少し照れている。
新太に復習しろと言われているから、この返事の仕方は、本気でしそうだな。
「ほらっ!アキラも帰るぞ!」
「わかった。わかった。南ちゃん、じゃ~ね~」
「じゃ~ね~!新太くん、つとむくん、かずまくん!」
サラーっと南ちゃんに無視された。
まぁ、そのくらいの対応の方が、俺的には、ありがたいか。
みんなと方向が違うから早いタイミングで人がいない場所に来ることができた。
俺が、翼を出そうとしたその時だった。
「みなとーなんかいるぞー」
後ろから声がして、振り返った。
ね、猫?
でも喋ったような…
「やっぱりお前、ただの人間じゃなかったんだな」
物陰から、みなとさんが出てきた。
みなとさん以外には、誰もいない。
じゃあ、さっきみなとさんに話しかけていたのは誰だ。
「こいつ、みなとの知り合いか?」
また、喋ったよな?目の前にいる猫が。
俺の存在よりも不思議な気が…
「アキラ説明してもらおうか」
みなとさんが、圧をかけるように俺に近づいてきた。
「ちょっ、ちょっと待ってください!!その猫は?」
「こいつはどうでもいい!!」
「いや、こいつからしたら俺の存在やばいと思うぞ」
猫の言う通り、その猫の存在が気になっている。
ヴァンパイアのみなとさんと一緒だから、魔界の猫みたいだけど。
「何を言ってるんだみかん!!こいつは南に何かしようと企んでいるヴァンパイアだ!お前の説明より、このチャラ男の説明が先だ。」
勘違いされている。
早く説明しないと。
「お、俺は別に南ちゃんに何もしないし、ヴァンパイアでもないですよ…」
声は小さくなったが、反論はした。
「は?でも、牙生えてるし、飛んでたし」
「やっぱり、血がつながってなくてもお前ら兄妹は兄妹だな」
「さっきから、何を言っている?みかんは黙ってろ!あとアキラは説明しろ!」
「は、はい!!」
俺はみなとさんとよく分からない猫に俺の正体を説明した。
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