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君がいる今 13話
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―南―
「サッカー部の見学?」
「は、はい!!マネージャーになりたいです!」
「ほんと!?マネージャー人数少なくて大変だから入ってくれたら嬉しいな!」
「あなたたち何してんのよ!」
いお先輩の声で私は正気に戻った。
ショックを受けた少しの間、いお先輩と出会った時のことを思い出していたみたい。
今のいお先輩は告白を見られて怒っている。
そりゃそうだよね…
あの告白を聞いたとき、私は何か不思議な思いになった。
それはたぶん、1人だった時にあらたくんが救ってくれたという事が、自分と重なったからだと思う。
私も中学の頃、みきと違うクラスでまだ話せる人がいなかった時にあらたくんが話しかけてくれた。
それをきっかけに皆とも話せるようになった。
そして、そんなあらたくんの事を気になり始め、次第に好きになった。
「す、すみません!たまたま近くで話してたら、声が聞こえてきたので、つい…」
私が、何も言えずにいると、アキラくんが、謝り始めた。
「ついって…」
「ほ、ほんとにすみませんでしたっ!!いこっ!アキラくん!」
「柏木さん…」
私もアキラくんに続いて、謝った。
あらたくんが、私の名前を呼んだ気がしたけど、そんな事は気にせず、気づくとアキラくんを引っ張って校舎の方へと歩いていた。
「ちょっ!南ちゃんそんなに引っ張らないでよ~」
あらたくんは、この後なんて返事をするのか分からない。
けど、私の中は、悲しい気持ちで溢れていた。
私たちは教室まで戻ってきた。
「2人ともどうしたの?」
「…」
教室に戻ると、みきが私のところへと来て話しかけてくれた。
私は、涙をこらえるのに必死で、何もいう事ができなかった
「アキラに何かひどいことでもされた?」
「美稀ちゃんその考えはどっから来たのかな~?」
「だってアキラしかいないでしょ、南をこんな泣きそうな表情にするのは!!」
「なんだよ、その理由」
勝手に、今の私の表情が、アキラくんのせいだって思われている。
ほんとの事伝えなきゃ…このままだとみきが勘違いしちゃう。
伝えないと…
「あの…」
真実を言おうと思った時、アキラくんが私の口を塞いだ。
「南ちゃん気分が悪いから保健室連れて行こうと思ったら、嫌だって言って俺を引っ張ってさ~」
「そうなの?」
いつものように笑顔で嘘をついて、私にアイコンタクトを送ってくる。
合わせろってことだよね。
「う、うん。保健室に行くほどじゃないし…」
「そうだったんだね。無理しないでゆっくり休みなよ」
「うん、ありがと」
親友に嘘をついてしまった。
すごく良心が痛む。
「じゃ、保健室いこっ!」
「うん」
後でアキラくんにお礼しないと。
「ちょっとまって南!!」
みきは私を呼び止め近くに来た。
「ほんとの事、後で聞かせてね」
と耳の近くで小さくつぶやいた。
みきには何もかもバレバレのようだ。
帰った後、しっかり本当のことを話そう。
「熱はないみたいね。でも、とっても顔色悪いし、すごい涙目、帰ったほうがいいかもね」
「はい」
「家族で迎え来れる人いる?」
「母は、遅くまで仕事なので、たぶん兄しか…」
「お兄さん?柏木さんのお兄さんって確かお仕事しているんじゃ…」
しまった。
保健室の先生、いや学校の先生には、お兄ちゃんは、仕事をしているって嘘をついているんだった。
今の時間じゃ、昼休み終わったばかりだから、普通の人なら、仕事している時間。
どうしよ…
「南ちゃんのお兄さん、今日お休みらしいです。」
「そうなのね」
私が考えているとまたアキラくんの方が先に口を開いた。
アキラくんがまた気を使って、嘘をついてくれた。
なんだろ、この気持ち。
変な感じがする。
「先生!俺途中まで送っていきまーす!!」
「何言ってるの!スーザン君は授業があるでしょ!」
「えー公欠にしてよ~ね、先生おねが~い!!」
アキラくんは先生の顔の近くで甘えた。
さっきまでのイメージがすべて元のイメージに戻っていった。
やっぱりアキラくんはアキラくんだった。
しかも先生も先生で顔が赤くなっている。
バカみたい。
「先生!私、1人で帰れますので!それじゃ」
「南ちゃん!?」
「ちょっと待さなさい!柏木さん!」
私は呆れてドアを強く閉め、保健室を出た。
ほんとに、アキラくんって意味わかんない!
って、ん?あれ…意識が…
「みな…南!!大丈夫か!!」
「南!!」
お兄ちゃんとお母さんの声が聞こえる。
その声を聞いて、私は、目を覚ました。
「お兄ちゃん?お母さん!!なんで??ここは私の部屋?」
「そうだよ、保健室の前で倒れたんだよ」
「みき…そうだったんだ」
目の前には、みきもいた。
私を心配して、来てくれたんだ。
「おばさん、みなとさんちょっと席外してもらえますか?」
「分かったわ。」
みきどうしたんだろ?どうしてお母さんとお兄ちゃんを部屋から出すのか私には理解できなかった。
「ねぇ、南。新太のことで悩んでいることがあるんでしょ?」
悩んでいること、しかもその内容があらたくんの事だってこと。
そこまでバレてるなんて…さすがに驚いた。
「そこまで私って分かりやすい?」
「分かりやすいも何も何年友達やってると思ってんの?わかるに決まってるじゃん!」
「そうだね」
私は春からあったこと、思いを話した。
あらたくんについて、嬉しかったこと、辛い思いをしたこと。
途中で思い出して泣きそうにもなった。
でも、みきが優しく慰めてくれた。
ほんとに大切な親友…秘密は嫌だ。だけど、アキラくんのことは言っていいのかな。
結局、アキラくんの正体のことは伝えなかった。
いや、伝えられなかった。
「なるほどね~今日もそんなことがあったのね。」
「うん」
「教室の時点で、アキラが原因じゃないって分かってたから、アキラナイスとは思ったけど、南の話聞いて、尚更今日だけは、アキラナイスだわ!」
「あの時、アキラくんじゃないって分かってたの!?」
「あったりまえじゃ~ん!南のなんか言いたそうにしている顔見て、分かっちゃった」
「なら、早く言ってよ~」
「まぁ、いいじゃん!」
みきは、少し拗ねた私の頭をくしゃくしゃとした。
しばらく2人で笑っていた。
「それじゃ、私は帰るね!またなんかあったときはしっかり話してよね!」
「そうする!」
「あーあと、南を家まで連れてきたのさ…」
「ん?」
「やっぱ何もない!じゃあね!」
「うん!またね!」
みきは、お兄ちゃんとおみかんの散歩の時間と同時に帰っていった。
何か言おうとしていたけど、私は、あまり気にしていなかった。
コンコンッ
部屋の窓が叩かれた。
虫かな?
音が大きかったから気になって、カーテンを開けた。
「み~なみちゃん!!」
「え!?アキラくん!?」
「そんな驚いてないで窓開けてよ!」
流石に今日は色々助けてもらったから、窓を開けた。
「ありがとっ!また泣いているんじゃないかって思って来ちゃった!」
アキラくんにならあの事言ってもいいかも?
まだ、いいか。
それよりも今聞きたいことがあった。
「ねぇ、アキラくんの正体他の人に言ったらどうなるの?」
「んー別に言ってもいいよ!どうにもならないし」
「じゃあ、みきに話てもいい?」
「いいよ!そんなことよりなんでまた泣いてるの?」
「え?」
いつの間にかまた泣いていた。
涙の訳は、分かっている。
やっぱり、アキラくんに…
「ねぇ、南ちゃん!一緒に飛んでみない?気持ち晴れるよ!ねっ!」
「え…」
アキラくんは手を差し伸べてくれた。
このまま手を重ねていいのかな?そんなことを思う前にもう私は、手を重ねていた…
「南?…いない…もしかして…フフっ!そうなのね!アキラってあの子なのね…」
「サッカー部の見学?」
「は、はい!!マネージャーになりたいです!」
「ほんと!?マネージャー人数少なくて大変だから入ってくれたら嬉しいな!」
「あなたたち何してんのよ!」
いお先輩の声で私は正気に戻った。
ショックを受けた少しの間、いお先輩と出会った時のことを思い出していたみたい。
今のいお先輩は告白を見られて怒っている。
そりゃそうだよね…
あの告白を聞いたとき、私は何か不思議な思いになった。
それはたぶん、1人だった時にあらたくんが救ってくれたという事が、自分と重なったからだと思う。
私も中学の頃、みきと違うクラスでまだ話せる人がいなかった時にあらたくんが話しかけてくれた。
それをきっかけに皆とも話せるようになった。
そして、そんなあらたくんの事を気になり始め、次第に好きになった。
「す、すみません!たまたま近くで話してたら、声が聞こえてきたので、つい…」
私が、何も言えずにいると、アキラくんが、謝り始めた。
「ついって…」
「ほ、ほんとにすみませんでしたっ!!いこっ!アキラくん!」
「柏木さん…」
私もアキラくんに続いて、謝った。
あらたくんが、私の名前を呼んだ気がしたけど、そんな事は気にせず、気づくとアキラくんを引っ張って校舎の方へと歩いていた。
「ちょっ!南ちゃんそんなに引っ張らないでよ~」
あらたくんは、この後なんて返事をするのか分からない。
けど、私の中は、悲しい気持ちで溢れていた。
私たちは教室まで戻ってきた。
「2人ともどうしたの?」
「…」
教室に戻ると、みきが私のところへと来て話しかけてくれた。
私は、涙をこらえるのに必死で、何もいう事ができなかった
「アキラに何かひどいことでもされた?」
「美稀ちゃんその考えはどっから来たのかな~?」
「だってアキラしかいないでしょ、南をこんな泣きそうな表情にするのは!!」
「なんだよ、その理由」
勝手に、今の私の表情が、アキラくんのせいだって思われている。
ほんとの事伝えなきゃ…このままだとみきが勘違いしちゃう。
伝えないと…
「あの…」
真実を言おうと思った時、アキラくんが私の口を塞いだ。
「南ちゃん気分が悪いから保健室連れて行こうと思ったら、嫌だって言って俺を引っ張ってさ~」
「そうなの?」
いつものように笑顔で嘘をついて、私にアイコンタクトを送ってくる。
合わせろってことだよね。
「う、うん。保健室に行くほどじゃないし…」
「そうだったんだね。無理しないでゆっくり休みなよ」
「うん、ありがと」
親友に嘘をついてしまった。
すごく良心が痛む。
「じゃ、保健室いこっ!」
「うん」
後でアキラくんにお礼しないと。
「ちょっとまって南!!」
みきは私を呼び止め近くに来た。
「ほんとの事、後で聞かせてね」
と耳の近くで小さくつぶやいた。
みきには何もかもバレバレのようだ。
帰った後、しっかり本当のことを話そう。
「熱はないみたいね。でも、とっても顔色悪いし、すごい涙目、帰ったほうがいいかもね」
「はい」
「家族で迎え来れる人いる?」
「母は、遅くまで仕事なので、たぶん兄しか…」
「お兄さん?柏木さんのお兄さんって確かお仕事しているんじゃ…」
しまった。
保健室の先生、いや学校の先生には、お兄ちゃんは、仕事をしているって嘘をついているんだった。
今の時間じゃ、昼休み終わったばかりだから、普通の人なら、仕事している時間。
どうしよ…
「南ちゃんのお兄さん、今日お休みらしいです。」
「そうなのね」
私が考えているとまたアキラくんの方が先に口を開いた。
アキラくんがまた気を使って、嘘をついてくれた。
なんだろ、この気持ち。
変な感じがする。
「先生!俺途中まで送っていきまーす!!」
「何言ってるの!スーザン君は授業があるでしょ!」
「えー公欠にしてよ~ね、先生おねが~い!!」
アキラくんは先生の顔の近くで甘えた。
さっきまでのイメージがすべて元のイメージに戻っていった。
やっぱりアキラくんはアキラくんだった。
しかも先生も先生で顔が赤くなっている。
バカみたい。
「先生!私、1人で帰れますので!それじゃ」
「南ちゃん!?」
「ちょっと待さなさい!柏木さん!」
私は呆れてドアを強く閉め、保健室を出た。
ほんとに、アキラくんって意味わかんない!
って、ん?あれ…意識が…
「みな…南!!大丈夫か!!」
「南!!」
お兄ちゃんとお母さんの声が聞こえる。
その声を聞いて、私は、目を覚ました。
「お兄ちゃん?お母さん!!なんで??ここは私の部屋?」
「そうだよ、保健室の前で倒れたんだよ」
「みき…そうだったんだ」
目の前には、みきもいた。
私を心配して、来てくれたんだ。
「おばさん、みなとさんちょっと席外してもらえますか?」
「分かったわ。」
みきどうしたんだろ?どうしてお母さんとお兄ちゃんを部屋から出すのか私には理解できなかった。
「ねぇ、南。新太のことで悩んでいることがあるんでしょ?」
悩んでいること、しかもその内容があらたくんの事だってこと。
そこまでバレてるなんて…さすがに驚いた。
「そこまで私って分かりやすい?」
「分かりやすいも何も何年友達やってると思ってんの?わかるに決まってるじゃん!」
「そうだね」
私は春からあったこと、思いを話した。
あらたくんについて、嬉しかったこと、辛い思いをしたこと。
途中で思い出して泣きそうにもなった。
でも、みきが優しく慰めてくれた。
ほんとに大切な親友…秘密は嫌だ。だけど、アキラくんのことは言っていいのかな。
結局、アキラくんの正体のことは伝えなかった。
いや、伝えられなかった。
「なるほどね~今日もそんなことがあったのね。」
「うん」
「教室の時点で、アキラが原因じゃないって分かってたから、アキラナイスとは思ったけど、南の話聞いて、尚更今日だけは、アキラナイスだわ!」
「あの時、アキラくんじゃないって分かってたの!?」
「あったりまえじゃ~ん!南のなんか言いたそうにしている顔見て、分かっちゃった」
「なら、早く言ってよ~」
「まぁ、いいじゃん!」
みきは、少し拗ねた私の頭をくしゃくしゃとした。
しばらく2人で笑っていた。
「それじゃ、私は帰るね!またなんかあったときはしっかり話してよね!」
「そうする!」
「あーあと、南を家まで連れてきたのさ…」
「ん?」
「やっぱ何もない!じゃあね!」
「うん!またね!」
みきは、お兄ちゃんとおみかんの散歩の時間と同時に帰っていった。
何か言おうとしていたけど、私は、あまり気にしていなかった。
コンコンッ
部屋の窓が叩かれた。
虫かな?
音が大きかったから気になって、カーテンを開けた。
「み~なみちゃん!!」
「え!?アキラくん!?」
「そんな驚いてないで窓開けてよ!」
流石に今日は色々助けてもらったから、窓を開けた。
「ありがとっ!また泣いているんじゃないかって思って来ちゃった!」
アキラくんにならあの事言ってもいいかも?
まだ、いいか。
それよりも今聞きたいことがあった。
「ねぇ、アキラくんの正体他の人に言ったらどうなるの?」
「んー別に言ってもいいよ!どうにもならないし」
「じゃあ、みきに話てもいい?」
「いいよ!そんなことよりなんでまた泣いてるの?」
「え?」
いつの間にかまた泣いていた。
涙の訳は、分かっている。
やっぱり、アキラくんに…
「ねぇ、南ちゃん!一緒に飛んでみない?気持ち晴れるよ!ねっ!」
「え…」
アキラくんは手を差し伸べてくれた。
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