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地底人を探して
補助電源
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俺は会社を寝坊したと思って慌てて起きた。
なんでスマホのアラームならないんだよ・・・
さっきのエータとの話し合いで仕事している気分で寝たからか、ほろ苦い気分で起き上がり伸びをした。
隣ではゴーが眠っており、俺が起きた気配で起こしてしまったようだ。
「ご、ゴメン。起こしちゃって・・・」
「いえ、大丈夫ですよ。アレクシウス殿が見張ってくれている安心感で熟睡できました」
さすが現役の軍人と言うべきなのか、起きてもすぐに平常運転のようだった。
アレックスは椅子に座って目を閉じている。だけど、ゴーの言う通り、いるだけで安堵感はすごく感じた。
「え、エルは?エータはまだ戻っていないのか?今何時なんだ?」
段々と頭が目を覚ましたが、薄暗い洞窟の中で太陽が見えないと時間がまったくわからなかった。
「エルは寝ています。エータ殿はケンが寝た後にすぐ戻られてアレクシウス殿に手を貸してくれと言って、その後に戻られたのはアレクシウス殿だけでした」
俺は目を閉じているアレックスを見て一瞬躊躇したが
「あ、アレックス。エータはどうしているんだ?」
アレックスは目を開けて俺とゴーを見比べてから
「・・・扉を開けたら戻れと言った」
「そ、そう・・・」
俺はわかったような顔をして諦めた。
「・・・お前のそばにいた方がいいと俺も思った」
「そ、そう・・・」
俺は何て答えたらいいのかわからなくなった。
「そろそろエルの傷に巻いた布を変えましょう。ケン、手伝ってください」
ゴーにそう言われて、恥ずかしい気分だったアレックスの前から逃げた。
エルは眠っていたが、かかっている毛布をはがして傷口に巻いているあまり清潔ではないぼろきれのような血に染まった布をはがした。
俺は皮膚に血でくっついた布をはがすのが怖くてゴーに任せていたが、体を保持しながら乾いた血に包まれている傷口を見た。
「すごい!もうふさがっている!」
傷跡はあるが、かさぶたも布をはがすときに取れてしまったようだった。
「ぐふー」
エルは寝息か何かわからない言葉をつぶやいた。
幼い子供が寝ている所を着替えているように見えて笑いそうになるのを我慢して、再度寝かせた。
「もう布も必要ないですね。しかしすごい回復力だ」
ゴーとそんな会話をしながら、固いパンを食べていたらエータが戻ってきた。
「待たせたね。補助電源を復旧して制御ルームのコンピューターを起動させておいた。長期間起動していなかったから、立ち上げに時間を取られてしまった」
エータにしては言い訳っぽいとか思ったのだが、冷静に考えてエータが苦戦するコンピューターを俺がいじってどうにかなるのか・・・
「食事が終わったら向かおう。エルは目を覚ましたかね?」
エータがエルに近付いて、おでこの目から赤い光を当てると、エルは飛び起きた。
「だ、旦那!?おどかさないでくだせー」
「元気そうだな。体調はどうかね?自覚できる症状は?」
エルはそう言われて自分の体をペタペタと触り
「もう大丈夫そ・・・あ!」
ピタっと動きを止めたエルに、俺はドキっとしていた。何かあったのかと心配になった。
「腹減ったっすね」
エルは至って真顔でそう答えて、俺は椅子から落ちそうになったが安心して笑った。
食事を終えて、荷物はまた後でここに戻るからと置いて、全員で洞窟の奥に向かった。
俺は行きよりも増えている荷物に罪悪感を感じていたが
「・・・死人には必要ない」
「盗賊が奪ったものを奪い返したのではないのかね」
「鹵獲品は有効に使うものです」
「お宝さがしは持って帰った人のモンですぜ」
何故か意見が一致しているみたいなので、もう何も言わなかった。
蜘蛛の部屋の少し先のドアが破壊されていた。
左右スライドで開くドアと思われるが、通路側に大きく傾いてぐにゃぐにゃに曲がった部分もある。
「あのドアの先に補助電源があったのだが、ドアの電磁式ロックが開かなくてね。非力な吾輩の片腕では開かなかったので、アレクシウスの手を借りたのだよ。奥にもう一つ扉があるが、この端末で開けられるはずだ。後で見てみよう」
自称「非力な」エータさんが丁寧に教えてくれた。非力とは一体・・・ま、まあ片腕無いしと自分を納得させた。
端末ルームと言われる蜘蛛と格闘した部屋に入ると、正面の大きなモニターは青い光を発して部屋は明るかった。
エータはモニター下の3つあるキーボードのようなものの右側の前に立ち、操作しはじめた。
俺は「自分にできるのか」と緊張感が高まってきていた。
深呼吸をして部屋を見まわすと、壁際にぺったんこに見える蜘蛛が二匹並んで置かれていた。
突然部屋の白い照明がついた。眩しくて目を開けていられず、びびった俺は
「うわー!」
と大声を上げて
「え、エータ!灯りをつけるなら前もって教えてくれよ!」
そう怒鳴ったら、全員が俺の方を見て笑い出して恥ずかしくなった。
なんでみんな大丈夫なんだよ・・・なんか緊張感が少しとれたような気がした。
「はは、ケンの兄貴はビビりなんすね。はっはっは、でかいのに。でも今からが腕の見せどころでっせ!」
笑い転げるエルにそう言われて俺はまた緊張してきた。
「部屋の中央部を開けてくれたまえ」
エータは今度は事前に通知して、俺たちが避けると、中央部の床がせり上がり台のようになった。大きなベッドのように見えなくもないが、灰色の冷たい質感だった。
エータは端末操作を続けると、ベッドの一部がスライドして、配線が三本ほど見えた。
「ここのターミナルはメインターミナルと接続できるが、補助電源だけでは不可能だ。しかし、単独で多くの興味深いデータを蓄積している」
エータは鉄のベッドの上で寝そべり、万歳の姿勢になった。ケンの方に顔を向けて
「交代だ。有線接続したまえ。その後、画面と吾輩の指示にしたがい端末を操作すればよい」
俺は頷いて顔を上げるとみんなが俺を見ていると感じて手が震えてきた。
「ケン!大丈夫です。自分を信じて!」
暑苦しく激を飛ばすゴーに、脳筋は楽に生きられそうだな、なんてちょっと思った。
「兄貴何にびびってるんです?今ならエータの旦那に恨みを晴らすチャンスかもしれませんぜ」
楽しそうに無邪気に笑うエルを見てから、アレックスを見たら無言で頷いていた。
「よし、エータ。指示を出してくれ!」
俺はエータの指示通りにエータの胸の鉄板を開けて線をつなぎ、端末を操作した。
文字による選択肢が出る所は隣のアレックスやゴーに聞きながら順調に進行した。
「診断を実行すれば、吾輩の内部の状態が吾輩自身に結果が送信される。診断が終わったら最適化を実行してくれたまえ。間違ってもフォーマットを選択しないように。君の意志で吾輩を初期化したいなら止めはしないが」
笑えない冗談を言うエータは、冗談を言わない存在だからきっと本気なのだろう。
俺の顔に一筋の汗が流れた。
診断や最適化は無事に終わり、エータの体から線を外した。
終わってみれば、たいして難しいことはなく、指示通りに操作しただけだった。
「やはり、吾輩の内部データは一部破損していた。クラック部分を消去した事により鮮明な思考ができる。以前よりも的確な言動や行動が行えるので期待したまえ」
なにかすっきりしたようなエータはそういったが、まったく違いを感じなかった。
なんでスマホのアラームならないんだよ・・・
さっきのエータとの話し合いで仕事している気分で寝たからか、ほろ苦い気分で起き上がり伸びをした。
隣ではゴーが眠っており、俺が起きた気配で起こしてしまったようだ。
「ご、ゴメン。起こしちゃって・・・」
「いえ、大丈夫ですよ。アレクシウス殿が見張ってくれている安心感で熟睡できました」
さすが現役の軍人と言うべきなのか、起きてもすぐに平常運転のようだった。
アレックスは椅子に座って目を閉じている。だけど、ゴーの言う通り、いるだけで安堵感はすごく感じた。
「え、エルは?エータはまだ戻っていないのか?今何時なんだ?」
段々と頭が目を覚ましたが、薄暗い洞窟の中で太陽が見えないと時間がまったくわからなかった。
「エルは寝ています。エータ殿はケンが寝た後にすぐ戻られてアレクシウス殿に手を貸してくれと言って、その後に戻られたのはアレクシウス殿だけでした」
俺は目を閉じているアレックスを見て一瞬躊躇したが
「あ、アレックス。エータはどうしているんだ?」
アレックスは目を開けて俺とゴーを見比べてから
「・・・扉を開けたら戻れと言った」
「そ、そう・・・」
俺はわかったような顔をして諦めた。
「・・・お前のそばにいた方がいいと俺も思った」
「そ、そう・・・」
俺は何て答えたらいいのかわからなくなった。
「そろそろエルの傷に巻いた布を変えましょう。ケン、手伝ってください」
ゴーにそう言われて、恥ずかしい気分だったアレックスの前から逃げた。
エルは眠っていたが、かかっている毛布をはがして傷口に巻いているあまり清潔ではないぼろきれのような血に染まった布をはがした。
俺は皮膚に血でくっついた布をはがすのが怖くてゴーに任せていたが、体を保持しながら乾いた血に包まれている傷口を見た。
「すごい!もうふさがっている!」
傷跡はあるが、かさぶたも布をはがすときに取れてしまったようだった。
「ぐふー」
エルは寝息か何かわからない言葉をつぶやいた。
幼い子供が寝ている所を着替えているように見えて笑いそうになるのを我慢して、再度寝かせた。
「もう布も必要ないですね。しかしすごい回復力だ」
ゴーとそんな会話をしながら、固いパンを食べていたらエータが戻ってきた。
「待たせたね。補助電源を復旧して制御ルームのコンピューターを起動させておいた。長期間起動していなかったから、立ち上げに時間を取られてしまった」
エータにしては言い訳っぽいとか思ったのだが、冷静に考えてエータが苦戦するコンピューターを俺がいじってどうにかなるのか・・・
「食事が終わったら向かおう。エルは目を覚ましたかね?」
エータがエルに近付いて、おでこの目から赤い光を当てると、エルは飛び起きた。
「だ、旦那!?おどかさないでくだせー」
「元気そうだな。体調はどうかね?自覚できる症状は?」
エルはそう言われて自分の体をペタペタと触り
「もう大丈夫そ・・・あ!」
ピタっと動きを止めたエルに、俺はドキっとしていた。何かあったのかと心配になった。
「腹減ったっすね」
エルは至って真顔でそう答えて、俺は椅子から落ちそうになったが安心して笑った。
食事を終えて、荷物はまた後でここに戻るからと置いて、全員で洞窟の奥に向かった。
俺は行きよりも増えている荷物に罪悪感を感じていたが
「・・・死人には必要ない」
「盗賊が奪ったものを奪い返したのではないのかね」
「鹵獲品は有効に使うものです」
「お宝さがしは持って帰った人のモンですぜ」
何故か意見が一致しているみたいなので、もう何も言わなかった。
蜘蛛の部屋の少し先のドアが破壊されていた。
左右スライドで開くドアと思われるが、通路側に大きく傾いてぐにゃぐにゃに曲がった部分もある。
「あのドアの先に補助電源があったのだが、ドアの電磁式ロックが開かなくてね。非力な吾輩の片腕では開かなかったので、アレクシウスの手を借りたのだよ。奥にもう一つ扉があるが、この端末で開けられるはずだ。後で見てみよう」
自称「非力な」エータさんが丁寧に教えてくれた。非力とは一体・・・ま、まあ片腕無いしと自分を納得させた。
端末ルームと言われる蜘蛛と格闘した部屋に入ると、正面の大きなモニターは青い光を発して部屋は明るかった。
エータはモニター下の3つあるキーボードのようなものの右側の前に立ち、操作しはじめた。
俺は「自分にできるのか」と緊張感が高まってきていた。
深呼吸をして部屋を見まわすと、壁際にぺったんこに見える蜘蛛が二匹並んで置かれていた。
突然部屋の白い照明がついた。眩しくて目を開けていられず、びびった俺は
「うわー!」
と大声を上げて
「え、エータ!灯りをつけるなら前もって教えてくれよ!」
そう怒鳴ったら、全員が俺の方を見て笑い出して恥ずかしくなった。
なんでみんな大丈夫なんだよ・・・なんか緊張感が少しとれたような気がした。
「はは、ケンの兄貴はビビりなんすね。はっはっは、でかいのに。でも今からが腕の見せどころでっせ!」
笑い転げるエルにそう言われて俺はまた緊張してきた。
「部屋の中央部を開けてくれたまえ」
エータは今度は事前に通知して、俺たちが避けると、中央部の床がせり上がり台のようになった。大きなベッドのように見えなくもないが、灰色の冷たい質感だった。
エータは端末操作を続けると、ベッドの一部がスライドして、配線が三本ほど見えた。
「ここのターミナルはメインターミナルと接続できるが、補助電源だけでは不可能だ。しかし、単独で多くの興味深いデータを蓄積している」
エータは鉄のベッドの上で寝そべり、万歳の姿勢になった。ケンの方に顔を向けて
「交代だ。有線接続したまえ。その後、画面と吾輩の指示にしたがい端末を操作すればよい」
俺は頷いて顔を上げるとみんなが俺を見ていると感じて手が震えてきた。
「ケン!大丈夫です。自分を信じて!」
暑苦しく激を飛ばすゴーに、脳筋は楽に生きられそうだな、なんてちょっと思った。
「兄貴何にびびってるんです?今ならエータの旦那に恨みを晴らすチャンスかもしれませんぜ」
楽しそうに無邪気に笑うエルを見てから、アレックスを見たら無言で頷いていた。
「よし、エータ。指示を出してくれ!」
俺はエータの指示通りにエータの胸の鉄板を開けて線をつなぎ、端末を操作した。
文字による選択肢が出る所は隣のアレックスやゴーに聞きながら順調に進行した。
「診断を実行すれば、吾輩の内部の状態が吾輩自身に結果が送信される。診断が終わったら最適化を実行してくれたまえ。間違ってもフォーマットを選択しないように。君の意志で吾輩を初期化したいなら止めはしないが」
笑えない冗談を言うエータは、冗談を言わない存在だからきっと本気なのだろう。
俺の顔に一筋の汗が流れた。
診断や最適化は無事に終わり、エータの体から線を外した。
終わってみれば、たいして難しいことはなく、指示通りに操作しただけだった。
「やはり、吾輩の内部データは一部破損していた。クラック部分を消去した事により鮮明な思考ができる。以前よりも的確な言動や行動が行えるので期待したまえ」
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