124 / 166
第百二十一話:真冬の赤い宝石と、掌(てのひら)の上のメッセージ
しおりを挟む北の森での死闘から数日が過ぎた。
リーフ村は、本格的な冬将軍の到来を迎え、世界は一面の銀世界に閉ざされていた。
空からは牡丹雪が静かに舞い降り、吐く息は瞬時に凍りつく。村人たちは家々の煙突から細く煙を上げ、暖炉のそばでじっと春を待つ季節だ。
だが、俺の家の裏手にある一角だけは、世界の理(ことわり)から切り離されていた。
夕闇の中、ぼんやりとオレンジ色の光を放つ巨大な透明ドーム。
ビニールハウス――「常春の城」だ。
外気温は氷点下五度。しかし、スライムレザーの被膜一枚を隔てた内部は、摂氏二十三度。湿度六十パーセント。
まさに、異世界に現れた楽園である。
「うわぁ……! ルークスお兄ちゃん、見て! 赤くなってる!」
ハウスの中で、リサが弾んだ声を上げた。
彼女が指差す先には、青々と茂る葉の陰から、まるで恥じらうように顔を覗かせる、鮮やかな真紅の果実があった。
『エンジェルベリー』。
徹底した温度管理と、アミノ酸肥料による栄養補給、そして「点滴灌漑」による水分のコントロール。それら現代農業技術と異世界素材が奇跡的な融合を果たし、ついに最初の実りが訪れたのだ。
「ああ、いい色だ。宝石みたいだろう?」
「うん! キラキラしてる! これ、本当に食べられるの?」
リサがゴクリと喉を鳴らす。
この世界の「イチゴ」は、森に自生する野イチゴのことであり、酸っぱくて小さく、ジャムにするのが一般的だ。
だが、目の前にあるのは、子供の拳ほどもある大粒で、パンパンに張った果肉が光を反射して輝く「別物」だ。
「よし、リサ。記念すべき第一号だ。毒見役をお願いできるか?」
「えっ、い、いいの!? わたしなんかが……こんな高そうなの……」
「リサが毎日、一生懸命手伝ってくれたおかげだからな。一番最初に食べる権利がある」
俺が摘み取って差し出すと、リサは恐る恐る、しかし目を輝かせてその赤い粒を両手で受け取った。
甘い香りが、ふわりと広がる。
「い、いただきます……」
リサが小さな口を大きく開けて、その先端を齧る。
サクッ、という果肉の弾ける音。
そして。
ジュワァァァ……。
溢れ出した果汁が口いっぱいに広がった瞬間、リサの動きが完全に止まった。
目がこれ以上ないほどに見開かれ、次に頬がとろけるように緩み、最後に瞳からポロリと大粒の涙がこぼれ落ちた。
「……んぅぅぅぅ!!」
「どうだ?」
「あま、甘いっ! なにこれぇぇ! お砂糖よりも甘いのに、酸っぱくなくて、口の中でジュースみたいに溶けちゃうよぉ……!」
リサは口元を小さな手で押さえながら、感動に震えている。
大成功だ。
現代日本の品種改良の粋を集めた『エンジェルベリー』。その糖度は十五度を超える。
甘味の乏しいこの世界の冬において、この衝撃は革命的だろう。
「よかった。これなら、今日のお客様に出しても恥ずかしくないな」
俺はリサの頭を撫でながら、安堵の息を吐いた。
今日、このハウスには特別な来客がある予定なのだ。
---
「……なんと。外は吹雪いているというのに、ここは別世界だな」
昼過ぎ。
分厚い毛皮のコートを着込んでハウスを訪れた辺境伯レオナルド様と、その娘エレナ様は、入り口で立ち尽くしていた。
彼らの肩には雪が積もっていたが、ハウスに入った瞬間、温かい空気と濃厚な植物の香りに包まれ、眼鏡(レオナルド様は老眼用にかけている)が一瞬で曇った。
「ようこそ、我が『常春の城』へ。コートをお預かりします」
「うむ……ルークスよ。余はてっきり、ガラス張りの温室のようなものを想像していたのだが……これは、規模が違うな。まるで、ここだけ季節が切り取られているようだ」
レオナルド様が、頭上を覆う透明なスライムレザーと、奥で静かに唸る赤い暖房機を見上げて感嘆の声を漏らす。
俺は二人を案内し、ハウスの中央に設置した白いガーデンテーブルへと通した。
そこには既に、摘みたてのイチゴが山盛りにされたバスケットと、純白の生クリーム(これもポイント交換したハンドミキサーで泡立てた)、そして温かい紅茶が用意されている。
「まあ……! なんて可愛らしい果実なのでしょう。これが『イチゴ』なのですね。私の知っている野イチゴとは、まるで別の生き物のようですわ」
エレナ様が、宝石を見るような瞳でバスケットを覗き込む。
今日の彼女は、深紅のベルベットのドレスを身に纏っている。イチゴの色に合わせたのだろうか。雪のように白い肌と相まって、その美しさはハウス内のどの花よりも際立っていた。
「どうぞ、召し上がってください。ヘタを持って、先の方から食べると甘みを強く感じられます。お好みで、こちらの生クリームをつけても絶品ですよ」
俺の説明に従い、エレナ様が優雅な手つきで一粒を摘み上げた。
赤と白のコントラスト。
彼女は小さく口を開け、そっと果実を口に含む。
サクッ。
静かな咀嚼音が響く。
次の瞬間、エレナ様の表情が、花が咲くようにパァッと明るくなった。
「……美味しいっ!」
「エレナ?」
「お父様、信じられませんわ! まるで、果実の中に甘い蜜がたっぷり詰まっているようです! 噛んだ瞬間に香りが鼻に抜けて……心が洗われるようです!」
普段は淑女然としているエレナ様が、年相応の少女のようにはしゃいでいる。
それを見たレオナルド様も、苦笑しながら一粒を口に放り込み――そして、豪快に目を見開いた。
「ぬぉっ!? なんだこれは! 甘い! 砂糖煮でもないのに、この甘さはなんだ!?」
「これが『完熟』の味です。流通にかかる時間を考えず、ここで食べるからこそ味わえる、最高の贅沢です」
俺はニッコリと笑って紅茶を注ぎ足した。
レオナルド様は、次々とイチゴを口に運びながら、真剣な眼差しを俺に向けた。
「ルークスよ。これはただの果物ではないな。……冬の外交における、強力な『武器』になる」
「お察しの通りです。冬の間、新鮮な果物が枯渇する王都の貴族たちにとって、このイチゴは金貨以上の価値を持ちます」
俺はビジネスの話を切り出した。
このイチゴを『雪中のルビー』としてブランド化し、王都や他領の有力貴族に贈答用として販売する。
数量限定、超高価格。
その利益は、村の冬の間の貴重な現金収入になるだけでなく、辺境伯領の「豊かさ」と「技術力」を他領に見せつける政治的なアピールにもなる。
「素晴らしい案だ。我が領の冬は、これまでただ寒さに耐え、春を待つだけの季節だった。だが、これがあれば……」
「はい。冬は『稼ぐ季節』に変わります」
レオナルド様は力強く頷き、即座に同席していた執事セバスチャンに指示を出した。専属商人のクラウスを呼び、輸送ルートと販売戦略を練るように、と。
商談は順調に進み、ハウスの中は終始、甘い香りと未来への希望に満ちた和やかな笑い声に包まれていた。
エレナ様が「ルークス様、あちらの大きな一粒も取っていただけますか?」とねだり、俺が脚立に登って特大のイチゴを摘むと、彼女が嬉しそうに微笑む。
そんな平和な光景。
だが。
俺の心の一部は、ここにはなかった。
ポケットの中にあるスマートフォン。それが時折、微かに、しかし不気味に不規則なリズムで振動し続けていることを、俺だけが知っていたからだ。
---
その日の深夜。
来客が帰り、村人たちも寝静まった刻限。
俺は自室の机に座り、震え続けるスマホを睨みつけていた。
窓の外では、雪が音もなく降り続いている。
部屋の中は静寂に包まれているが、スマホの振動音だけが「ブブッ……ブブッ……」と、心臓の鼓動のように響いている。
画面は真っ黒なままだ。通知も表示されていない。
だが、俺にはわかる。
この振動は、北の森で手に入れたあの「黒い石」――『収納魔法』の隔離領域に封印している『捕食者の残滓』と共鳴しているのだ。
「……出ろよ。用があるんだろ?」
俺は意を決して、スマホの真っ黒な画面をタップした。
その瞬間。
**ザザッ……ピーーーーーッ!**
耳障りなノイズと共に、画面が激しく明滅した。
いつものポイント交換画面ではない。
見たこともない、黒字に緑の文字が高速で流れる、古めかしいコンソール画面だ。
*【接続確立(コネクション・エスタブリッシュ)……成功】*
*【暗号化通信プロトコル:レベル5】*
*【認証コード:特異点(シンギュラリティ)L-001『ルークス・グルト』を確認】*
*【……聞こえ……ますか……?】*
文字が表示されると同時に、頭の中に直接響くような、中性的な声が聞こえた。
システム音声ではない。ノイズ混じりだが、確かに感情の乗った、生身の(あるいはかつて生身だった)誰かの声。
「……誰だ?」
『私は……『管理組合』の……残響(エコー)……。かつて……この世界を守ろうとした者たちの……成れの果て……』
声は途切れ途切れで、遠い。
まるで、宇宙の彼方から届く、最後のSOS信号のようだ。
『貴方が……あの『汚染』を排除したことを……確認しました……。感謝……します……。貴方の知識と……『物理的干渉』は……我々の想定を……超えていました……』
「あの黒い泥の化け物のことか? あれは一体なんだ?」
俺は画面に向かって問いかけた。
恐怖よりも、知りたいという欲求が勝る。敵の正体を知らなければ、守ることはできない。
『あれは……『世界の捕食者』の……斥候(スカウト)……。世界というプログラムに……バグを植え付け……穴を空けるための……ウイルスのような存在……』
『奴らは……理(ことわり)を喰らいます……。魔法も……生命力も……。だから……貴方のような『異物』でなければ……倒せない……』
やはり、俺の直感は正しかった。
奴らは、この世界を「データ」として喰らおうとしている。そして、俺が持っている現代兵器(科学)だけが、奴らにとっての「特効薬(ワクチン)」になり得るのだ。
『ルークス・グルト……貴方に……託したいものが……あります……』
「託す? これ以上、面倒事を増やす気か? 俺は農民だぞ。イチゴを作って、のんびり暮らしたいだけなんだ」
『知っています……。貴方の願いも……葛藤も……。ですが……世界が喰われれば……そのイチゴ畑も……消滅します……』
痛いところを突いてくる。
画面上の文字列が高速で変化し、一枚の地図データが表示された。
それは、この大陸の全図だ。
そこには、俺のいる辺境伯領を示す青い点の他に、いくつかの「赤い点」が明滅していた。
『赤い点は……『捕食者』が狙っている……世界の楔(くさび)……重要拠点(アンカーポイント)……』
『ここが壊されれば……世界の構造そのものが崩壊し……全ては『無』に帰します……』
脅し文句としては最悪だが、効果的だ。
あの黒い泥が世界中に溢れ、リサやエレナ様、フェン、そして俺の畑を飲み込む光景が脳裏をよぎる。
そんなことは、絶対にさせない。
『貴方のスマホに……『探知アプリ(レーダー)』を……インストールしました……。これがあれば……奴らの接近と……『汚染源』の位置が……わかります……』
『どうか……守って……この世界を……。私たちのような……『失敗』を……繰り返さないで……』
プツッ。
唐突に通信が切れた。
画面はいつものホーム画面に戻っている。
だが、そこには見慣れないアイコン――禍々しいほどに赤いレーダーのマーク――が一つ増えていた。
「……勝手にインストールしやがって。ウイルスはお前らの方じゃないか」
俺は悪態をつきながら、震える指でそのアイコンをタップした。
画面に地図が表示される。
辺境伯領の北、俺が「汚染変異体」を倒した場所の赤点は消えている。
だが。
「……なんだ、これ」
地図をスクロールさせていくと、遠く離れた場所に、ひときわ大きく、ドクンドクンと脈動する巨大な赤い反応があった。
場所は、大陸の最南端。
広大な海に面した場所だ。
「海……?」
俺の脳裏に、設定資料集の記述が蘇る。
人魚族。深海の心臓。そして、世界の記憶を守る者たち。
もし、あの反応が「世界の捕食者」の本体に近いものだとしたら……人魚たちの国は、今まさに存亡の危機にあるということか?
「次の標的は、海かよ……」
俺は深い溜息をつき、スマホを机に置いた。
窓の外では、雪が静かに降り続いている。
ハウスの中の平和な光景と、甘いイチゴの味。
そして、スマホの中の不吉な赤い点と、世界の崩壊の予兆。
二つの現実は、残酷なほど乖離(かいり)している。
だが、俺はもう逃げない。
俺の日常は、俺自身の手で守るしかないのだ。
「……上等だ。全部まとめて、俺が耕してやるよ」
俺は冷めたコーヒーを一気に飲み干し、再びスマホを手に取った。
まずは、このレーダーの使い方をマスターしなくては。
そして、冬の間に稼げるだけポイントを稼ぎ、戦力を整える。
春が来たら、あるいはその前に――俺は旅に出ることになるかもしれない。
まだ見ぬ海へ。
そして、まだ見ぬ脅威へ向かって。
真冬の深夜、俺の孤独な作戦会議が始まった。
机の上に置かれた一粒のイチゴが、蝋燭の火に照らされて、決意の赤色に輝いていた。
【読者の皆様へ】
甘いイチゴの成功と、貴族との優雅な時間。その真裏で明かされた「世界の危機」。
管理組合の「残響」との接触、そして示された次なる戦場は……海!?
スローライフと冒険が交錯する、ルークスの物語は新章へと向かいます。
「イチゴ食べたい!」「海編楽しみ!」「ルークスの覚悟かっこいい!」と思った方は、ぜひ↓の★★★★★評価とブックマーク登録で応援をお願いします!
皆様の応援が、ルークスの羅針盤になります!
11
あなたにおすすめの小説
元侯爵令嬢の異世界薬膳料理~転生先はみんな食事に興味が無い世界だったので、美味しいご飯で人の身も心も癒します~
向原 行人
ファンタジー
異世界へ転生して数日。十七歳の侯爵令嬢、アリスとして目覚めた私は、早くも限界を迎えていた。
というのも、この世界……みんな食事に興味が無くて、毎食パンとハムだけとか、ハムがチーズに変わるとか、せいぜいその程度だ。
料理というより、食材を並べているだけって感じがする。
元日本人の私としては温かいご飯がたべたいので、自分で食事を作るというと、「貴族が料理など下賤なことをするのは恥だ!」と、意味不明な怒られ方をした。
わかった……だったら、私は貴族を辞める!
家には兄が二人もいるし、姉だっているから問題無いでしょ。
宛てもなく屋敷を飛び出した私は、小さな村で更に酷い食事事情を目の当たりにする。
育ち盛りの子供たちや、身体を使う冒険者たちが、それだけしか食べないなんて……よし、美味しいご飯でみんなも私も幸せになろう!
医食同源! 大食いモフモフ聖獣に、胃袋を掴んでしまった騎士隊長と一緒に、異世界で美味しくて身体に良い食材探しだ!
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
【土壌改良】で死の荒野がSランク農園に!食べただけでレベルアップする野菜で、世界最強ギルド設立
黒崎隼人
ファンタジー
「え? これ、ただのトマトですよ?」
「いいえ、それは食べただけで魔力が全回復する『神の果実』です!」
ブラック企業で働き詰めだった青年は、異世界の名門貴族の三男・ノアとして転生する。
しかし、授かったスキルは【土壌改良】という地味なもの。
「攻撃魔法も使えない役立たず」と罵られ、魔物すら寄り付かない死の荒野へ追放されてしまう。
だが、彼らは知らなかった。
ノアのスキルは、現代の農業知識と合わせることで、荒れ果てた土地を「Sランク食材」が溢れる楽園に変えるチート能力だったことを!
伝説の魔獣(もふもふ)をキュウリ一本で手懐け、行き倒れた天才エルフを極上スープで救い出し、気づけば荒野には巨大な「農業ギルド」が誕生していた。
これは、本人がただ美味しい野菜を作ってのんびり暮らしたいだけなのに、周囲からは「世界を救う大賢者」と崇められてしまう、無自覚・最強の農業ファンタジー!
侯爵家三男からはじまる異世界チート冒険録 〜元プログラマー、スキルと現代知識で理想の異世界ライフ満喫中!〜【奨励賞】
のびすけ。
ファンタジー
気づけば侯爵家の三男として異世界に転生していた元プログラマー。
そこはどこか懐かしく、けれど想像以上に自由で――ちょっとだけ危険な世界。
幼い頃、命の危機をきっかけに前世の記憶が蘇り、
“とっておき”のチートで人生を再起動。
剣も魔法も、知識も商才も、全てを武器に少年は静かに準備を進めていく。
そして12歳。ついに彼は“新たなステージ”へと歩み出す。
これは、理想を形にするために動き出した少年の、
少し不思議で、ちょっとだけチートな異世界物語――その始まり。
【なろう掲載】
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
12/23 HOT男性向け1位
転生したら『塔』の主になった。ポイントでガチャ回してフロア増やしたら、いつの間にか世界最強のダンジョンになってた
季未
ファンタジー
【書き溜めがなくなるまで高頻度更新!♡٩( 'ω' )و】
気がつくとダンジョンコア(石)になっていた。
手持ちの資源はわずか。迫りくる野生の魔物やコアを狙う冒険者たち。 頼れるのは怪しげな「魔物ガチャ」だけ!?
傷ついた少女・リナを保護したことをきっかけにダンジョンは急速に進化を始める。
罠を張り巡らせた塔を建築し、資源を集め、強力な魔物をガチャで召喚!
人間と魔族、どこの勢力にも属さない独立した「最強のダンジョン」が今、産声を上げる!
転生貴族の領地経営〜現代日本の知識で異世界を豊かにする
初
ファンタジー
ローラシア王国の北のエルラント辺境伯家には天才的な少年、リーゼンしかしその少年は現代日本から転生してきた転生者だった。
リーゼンが洗礼をしたさい、圧倒的な量の加護やスキルが与えられた。その力を見込んだ父の辺境伯は12歳のリーゼンを辺境伯家の領地の北を治める代官とした。
これはそんなリーゼンが異世界の領地を経営し、豊かにしていく物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる