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第百二十話:狂気の境界線と、バグった森
しおりを挟む翌朝、夜明け前。
世界がまだ、青黒いインクを流したような静寂に包まれている刻限。
俺は、暖房の効いた快適な自室のベッドから音もなく起き上がった。
窓の外を見る。
完成したばかりのビニールハウス――「常春の城」が、内部の暖房の明かりでぼんやりとオレンジ色に発光し、闇の中に浮かぶ巨大なランタンのように見えている。
あの中では、数百株のイチゴの苗が、外の寒さを知らずにすくすくと育っているはずだ。
平和だ。
だが、その平和が、薄氷の上に成り立っていることを俺は知ってしまった。
「……行くか」
俺は誰にも気づかれないように装備を整えた。
いつもの農作業着ではない。ポイント交換で入手した、軽量かつ防刃性能に優れた『タクティカル・ベスト』を着込み、足元は泥濘(ぬかるみ)でも滑らない『トレッキングブーツ』で固める。
腰には、護身用のナイフと、いくつかの「非常用アイテム」を収納したポーチ。
玄関を出ると、凍てつくような寒気が肌を刺した。
吐く息は白いが、防寒着の下は冷や汗で少し湿っている。
『主よ、早起きだな』
闇の中から、ぬっと巨大な影が現れた。フェンだ。
彼もまた、いつものような軽口は叩かない。喉の奥で低く唸りながら、金色の瞳で北の空を睨みつけている。その毛並みは、微かな殺気で逆立っていた。
「おはよう、フェン。……引き返すなら今だぞ」
『愚問だ。主一人を行かせれば、すぐに死んでしまうだろう? それに……』
フェンが鼻を鳴らす。
『あの山から漂う臭い。あれは、我ら魔獣の本能が「逃げろ」と叫ぶ類のものだ。だからこそ、放置しておくわけにはいかん』
「頼もしいな。……よし、行こう」
俺たちは気配を消し、まだ眠っている村を抜けて、北の森へと続く獣道へと足を踏み入れた。
---
山道を登ること一時間。
標高が上がるにつれ、周囲の空気は重く、淀んだものへと変わっていった。
朝霧ではない。
まとわりつくような湿気と、鉄が錆びたような臭い。そして、生理的な不快感。
異変は、徐々に、しかし確実に世界を侵食し始めていた。
最初は「音」が消えた。
早朝の山なら聞こえるはずの鳥のさえずりも、小動物が枯れ葉を踏む音も、風が木々を揺らす音さえもしない。
完全なる無音の世界。
自分のブーツが土を踏む音と、心音だけが、耳元で不快なほど大きく響く。まるで、防音室に閉じ込められたような閉塞感だ。
次に「色」がおかしくなった。
周囲の木々の緑色が、彩度を失った灰色にくすんでいたり、逆に目がチカチカするような毒々しい紫やピンクに発光していたりする。
空の色も、青ではなく、古いブラウン管テレビの砂嵐のような灰色に染まっている。
「……なんだこれ」
俺は足を止めた。
目の前にある一本の大木。
その幹が――ねじれていた。
物理的に風雪に耐えて曲がったのではない。
まるで、熱で溶けた飴細工のように、あるいは、処理落ちしたゲームのポリゴンのように、空間ごとグニャリと歪んでいるのだ。木の皮のテクスチャが引き伸ばされ、不自然な模様を描いている。
『主よ、触れるな。……あれは、この世の理(ことわり)から外れたものだ』
フェンが鋭く警告する。
俺はごくりと唾を飲み込み、スキル『鑑定』を発動した。
**【対象:汚染されたブナの木】**
**【状態:侵食率 12%】**
**【詳細:[DATA_CORRUPTED]……情報ノ取得ニ失敗シマシタ】**
**【警告:接触ハ推奨サレマセン】**
背筋が凍った。
鑑定不能。今までどんな未知の魔物やアイテムでも、成分レベルで解析できた俺のスキルが、弾かれた。
「腐っている」のではない。「バグっている」のだ。
この木は、この世界(システム)にとって、存在してはいけないエラーデータになり果てている。
「座標、X-299……。昨夜の警告があった場所は、この先だ」
俺たちは慎重に足を進めた。
一歩進むごとに、世界(リアリティ)が剥がれ落ちていく感覚に襲われる。
地面から空に向かって逆さまに生えている草。
空中に静止したまま落ちてこない水滴。
幾何学的な、完全な立方体の形をした岩。自然界にはありえない直線と直角。
ここは異世界だ。魔法も魔物もいる。
だが、これは違う。
これは「ファンタジー」じゃない。「システム障害(グリッチ)」だ。
俺の前世の記憶――プログラマーの端くれとしての知識が、警鐘を鳴らし続けている。
ここは、レンダリングに失敗したゲームマップだ、と。
ザザッ……ザザザッ……。
突然、前方の茂み――半分がモザイク処理をかけたようにボヤけている茂み――から、ノイズのような音が聞こえた。
足音ではない。空間が擦れる音だ。
『来るぞ! 主よ、下がれ!』
フェンが叫び、俺の前に飛び出して牙を剥く。
次の瞬間、その「ナニカ」が姿を現した。
「……嘘だろ」
俺は絶句した。
それは、かつて「熊(グリズリー)」だったものかもしれない。
大きさは三メートルほど。だが、その姿はあまりにも冒涜的だった。
右半身は通常の、毛皮に覆われた熊だ。
だが、左半身が――存在しなかった。
いや、あるにはあるのだが、そこは黒い泥のようにドロドロに溶け崩れ、その中から無数の「赤い眼球」がギョロギョロと覗いている。肉も骨もなく、ただ不定形の闇が蠢いている。
さらに、背中からは骨ではなく、無機質な「黒い結晶の柱」が数本、アンテナのように突き出し、バチバチと赤黒いスパークを放っていた。
**【対象:汚染変異体(コラプト・ベア)】**
**【種別:次元侵食獣】**
**【危険度:測定不能】**
**【状態:理の崩壊】**
**「ア゛ア゛ア゛……ガ……ァ……」**
怪物が吠えた。
それは獣の咆哮ではない。黒板を爪で引っ掻いたような音と、壊れたラジオのノイズが混ざり合った、頭痛を誘発する音波だった。
音を聞いただけで、吐き気が込み上げてくる。
「来るぞ! フェン、左へ!」
俺が叫ぶと同時に、怪物が左腕(泥の方)をムチのように振り回した。
ドロリとした黒い液体が飛び散り、触れた地面の岩が、ジュワッと音を立てて消失する。
溶解ではない。「消滅(デリート)」だ。岩があった空間が、くり抜かれたように無くなっている。
『チッ、触れれば終わりか! ならば!』
フェンが高速で回り込み、大きく口を開けた。
大気中のマナが集束し、真空の刃が形成される。
風魔法『ウィンドカッター』。鉄板すら切り裂くフェンリルの一撃。
『切り刻め!』
放たれた見えない刃は、怪物の泥の体に吸い込まれるように直撃した。
だが。
パリンッ……。
まるで薄いガラスが割れるような乾いた音がして、魔法が霧散した。
ダメージはない。泥が波打っただけだ。
「魔法が……効かない!?」
『いや、弾かれたのではない! 魔力が「喰われた」感覚だ! 主よ、あやつには魔術は通じぬぞ!』
魔力を喰らう怪物。
「世界の捕食者」の尖兵か。
魔法という、この世界の理(ルール)で作られた攻撃は、理そのものを喰らう奴らには通用しない。
なら、どうする?
物理で殴るか? 剣で斬りつけるか?
いや、あの泥に武器が触れれば、武器ごと俺の腕も消滅するだろう。接近戦は自殺行為だ。
怪物が再び腕を振り上げ、俺たちに迫る。
フェンが必死に回避するが、徐々に追い詰められていく。
この世界の法則が通じない相手。
詰みか?
「……いいや、まだ手はある」
俺は冷静さを取り戻し、目の前にウィンドウを展開した。
この世界のルール(魔法)が通じないなら、別の世界のルール(物理化学)をぶつけるまでだ。
異物には、異物を。
俺は「軍事・防衛」カテゴリを開き、購入ボタンを連打した。
ポイントが一気に減っていくが、今は躊躇っている場合ではない。
**【アイテム『閃光手榴弾(スタングレネード・軍用・9バンガー)』×3を購入しました(消費:15,000pt)】**
**【アイテム『対戦車用テルミット焼夷弾(手投げ式)』を購入しました(消費:30,000pt)】**
手の中に現れたのは、冷たい金属の円筒。
俺は安全ピンを引き抜き、怪物の足元へ転がした。
「フェン、目を閉じろ! 耳を塞げ!」
『む!?』
フェンが俺の指示に従い、即座に伏せる。
次の瞬間。
**カッッッ!!!!**
**ドオォォォォォンッ!!!!**
森が一瞬、真っ白に塗りつぶされた。
170デシベルを超える爆音と、数百万カンデラの閃光。
魔法の光ではない。化学反応による、純粋な物理的衝撃。
視覚と聴覚を同時に、暴力的に奪われ、汚染変異体がのけぞった。
**「ギィィィィィィィ!?」**
泥の中にある無数の目が白く眩み、身体制御を失って痙攣する。
奴は魔法を喰らうかもしれないが、光や音という「物理現象」までは喰えないらしい。
隙だ。
「消えろ、バグ野郎!」
俺は追撃の手を緩めず、二つ目の円筒――テルミット焼夷弾のピンを抜き、怪物の泥の核めがけて全力で投げつけた。
カランッ。
乾いた音がして、焼夷弾が怪物の足元に転がる。
数秒後。
酸化鉄とアルミニウム粉末による、激しい化学反応が始まった。
**ジュゴオオオオオオオオオッ!!**
白熱する炎が怪物を包み込む。
その温度は3,000度以上。鉄さえも瞬時に溶かす超高温だ。
これは「火魔法」ではない。マナを介さない、純粋な化学反応による熱エネルギーの塊だ。
**「ア゛……ガ……エ……ラ……ー……」**
怪物は断末魔のような、あるいはシステムのエラー音のような不快な最期の声を残し、ドロドロと崩れ落ちていった。
泥が沸騰し、黒い煙を上げて蒸発していく。
いかに理を喰らう存在でも、分子レベルの熱崩壊までは無効化できなかったようだ。
やがて、白煙が晴れた。
そこには、巨大なクレーターと、ガラス化した地面だけが残っていた。
熊の死体も、骨も、すべてが蒸発して消えていた。
ただ一つを除いて。
「……なんだ、これ」
まだ熱を帯びているクレーターの中心に、キラリと光るものがあった。
俺は厚手の革手袋をし、火箸(ひばし)を使ってそれを拾い上げた。
それは、握り拳ほどの大きさの「黒い多面体」だった。
水晶のようだが、もっと硬質で、光を一切反射しない。
見ているだけで、吸い込まれそうな不安を覚える「完全な黒」。
表面には、微細な回路のような幾何学模様が走っている。
**【アイテム:捕食者の残滓(欠片)】**
**【詳細:[解析不能] ……異なる次元の座標データが含まれている可能性があります】**
**【警告:高濃度の汚染源。隔離保管を推奨】**
「……座標データ?」
俺はゴクリと唾を飲み込んだ。
これは、ただの魔石じゃない。
奴らがどこから来たのか、あるいは「本体」がどこにいるのかを示す、ブラックボックスのようなものかもしれない。
『主よ、終わったか?』
フェンが煤(すす)だらけの顔で、ブルブルと体を震わせながら近寄ってきた。
どうやら無事なようだ。
「ああ、なんとかな。……フェン、怪我はないか?」
『うむ。だが、あの爆発と炎……主の魔法は、相変わらず心臓に悪いな』
「魔法じゃないさ。科学だよ」
俺は黒い石を『収納魔法』の奥底――絶対に普段使う食材や種とは混ざらない、「隔離フォルダ」のような場所――へと厳重に封印した。
俺は周囲を見渡した。
怪物は倒したが、歪んだ木々や、異常な風景は完全には戻っていない。
空の色は少しマシになったが、まだ世界の傷跡は残っている。
この森は、病気になってる。そして、その原因はまだ完全には取り除けていない。
「……帰ろう、フェン。長居は無用だ」
俺たちは逃げるように山を降りた。
背後に、まだ見えぬ「眼」に見つめられているような、形容しがたい悪寒を感じながら。
---
村に戻ったのは、完全に日が昇ってからだった。
俺は何事もなかったかのように顔を洗い、泥だらけの服を着替え、ビニールハウスへと向かった。
ハウスの中に入ると、ムッとするような暖かさと、土の匂いが俺を迎えてくれた。
平和だ。
さっきまでの、あの狂った灰色(モノクローム)の世界が嘘のようだ。
「おっはよー! ルークスお兄ちゃん!」
入り口から、リサたちが元気よく飛び込んできた。
彼女たちの笑顔は眩しい。その屈託のなさに、張り詰めていた心が少しだけ解ける。
「おはよう、リサ。今日も元気だな」
「うん! 見て見て、イチゴの葉っぱ、昨日より大きくなってるよ!」
「ああ、そうだな。……すごいな」
俺はリサの頭を撫でながら、微笑んだ。
だが、その笑顔の下で、俺の心は冷え切っていた。
俺のポケットの中にある端末(スマホ)。
異世界に来てからは時計としてしか使っていなかったそれが、先ほど一瞬、微かに振動した気がしたのだ。
通知など来るはずがないのに。
画面には何も表示されていない。だが、黒い画面に映った俺の顔は、ひどく疲れて見えた。
(……戦いは、これからだ)
俺はイチゴの苗を見つめながら、心の中で固く誓った。
この温かい場所を、リサたちの笑顔を、あの黒い泥に絶対に踏みにじらせはしない。
そのためなら、俺はどんな「異世界の毒(現代兵器)」を使ってでも、奴らを駆除してみせる。
俺のポイント残高は、まだ四十万近くある。
だが、相手は世界の理を喰らう化け物だ。これでも足りないかもしれない。
もっと稼がなければ。もっと強くならなければ。
俺は震える手を隠すようにポケットに突っ込み、リサたちに背を向けて作業に戻った。
冬の城塞の中で、俺の孤独な戦いが始まっていた。
【読者の皆様へ】
ついに姿を現した「世界のバグ」。
魔法が効かない怪物、歪んだ森、そして手に入れた謎の「黒い石」。
スローライフを守るための戦いは、一気にSFチックな不気味さを帯びてきました。
ルークスの現代兵器(テルミット!)による「物理的解決」、いかがでしたか?
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