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第10話: 恐怖の女子会と、恋愛運お祓い鑑定
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「いい、雅人? 今日は本当に、本当にお願いね。私の大学時代からの親友、ミキとカナに会ってもらうんだから。二人は普通の、現代的な女の子なの。だから、変なものが見えても指を差さない! 呪文を唱えない! お清めの塩をコーヒーに入れない! 徹底して『ちょっとミステリアスなイケメン彼氏』を演じきって。わかった?」
表参道にある、テラス席が人気のカフェ。その入り口で、鈴木花は橘雅人の胸ぐら……もとい、整えられた襟元を掴んで、必死の形相で言い聞かせていた。
今日の雅人は、花がコーディネートしたサックスブルーの爽やかなシャツに、細身のスラックスという、どこからどう見ても「表参道に馴染むモデルのような青年」だ。眼鏡の奥の切れ長な瞳が涼しげで、道ゆく女性たちが思わず振り返るほどの輝きを放っている。
「承知した、花。君の大切な友、すなわち将来的に我々の縁を祝福してくれるであろう『親族候補』の方々だ。最大限の敬意を払い、一人の男として……そして、君の伴侶にふさわしい『陽の気』を纏って対峙しよう」
「……『親族候補』とか言わなくていいから、適当に話を合わせてニコニコしてて」
花は深呼吸をして、予約していたテラス席へと向かった。そこには、すでに華やかなファッションに身を包んだミキとカナが座っていた。
「お待たせー! ミキ、カナ、紹介するね。こちら、私の彼氏の橘雅人さん」
二人が顔を上げた瞬間、空気が凍りついた。……いや、厳密には「見惚れて固まった」のだ。
「……え、ちょっと。花、あんた……正気?」
ミキが震える声で言った。
「これ、本物? CGじゃないよね? 超絶イケメンじゃない!!」
カナも目を丸くして、雅人を凝視している。
「花のインスタで少しは見てたけど、実物は……。ちょっと、この世のものとは思えない透明感なんだけど」
雅人は、花との約束通り、極上の笑みを浮かべて会釈した。
「初めまして。鈴木花と共にある者、橘雅人です。今日はお招きいただき、心より光栄に思います。お二人の背後に……いや、お二人の放つ輝かしい友情の気に、私の心も洗われるようです」
「雅人、一言多い!」
花が横から肘打ちを入れる。
「あはは、雅人さん、面白い! さあ座って! 色々聞きたいことあるんだから!」
ミキとカナのテンションは一気に最高潮に達した。
最初は、仕事のことや馴れ初めなど、ごく普通の会話が進んでいた。雅人も、花に「趣味は?」と聞かれれば「古文書の整理(お祓いの研究)」を「読書」と答え、「休日の過ごし方は?」と聞かれれば「結界の補強(お祓い)」を「家のメンテナンス」と答えるなど、彼なりに「普通」を装おうと努力していた。
しかし、女子会が「最近の恋愛事情」に及んだ時、その平和な結界は脆くも崩れ去った。
「ねえ、聞いてよ雅人さん。私、最近いい感じの年上の人がいるんだけど、なんかLINEの返信が遅くて。これって駆け引きかな?」
ミキが自慢げに、スマホの画面に映る男性の写真を見せた。その瞬間、雅人の瞳から「普通」という名の仮面が剥がれ落ちた。
彼は眼鏡をクイと上げ、ミキのスマホ……ではなく、その背後に漂う空間を凝視した。
「……ミキ殿。失礼ながら、その御仁との縁は今すぐ断ち切るべきだ」
「えっ、いきなり!? なんで?」
「そのスマホの画面から、おびただしい数の『虚偽と不実の黒い煙』が立ち上っている。そして何より……」
雅人は指先を向けた。ミキの左肩、誰もいないはずの空間を。
「あなたの左肩。そこには、その男に裏切られ、捨てられた三人の女性たちの『怨念の霊』が、重なり合うようにして数珠つなぎになっている。彼らは言う。『次はあなただ』と。この男は、女性の運気を糧にする『寄生虫の精』を宿している。このままでは、あなたの貯金も精神も、その男の『欲望の穴』に吸い込まれるだろう」
カフェのテラスに、異様な静寂が流れた。ミキは顔を引きつらせ、カナは「霊……?」とおののいている。
「雅人! 言わない約束でしょ、もう!」
「しかし花、彼女の『良縁の芽』が、このような下劣な邪気に喰い尽くされるのを見過ごすわけにはいかん! これは一人の男として、そして陰陽師の端くれとしての正義だ!」
雅人はおもむろに立ち上がると、懐からスッと、複雑な文様が描かれた和紙——護符を取り出した。
「ミキ殿、動かないでください。今、その男との縁に絡みついた邪気を、私の火の術で焼き切りましょう」
「ちょ、ちょっと、雅人さん!? ここカフェだよ! 火は出しちゃダメ!」
雅人は花の制止を無視し、空中に指で流麗な円を描いた。
「急々如律令! 縁の腐れ、執着の影、陽光の下に霧散せよ。破ーーっ!!」
彼が叫ぶと同時に、テラスに不思議な温かい風が吹き抜けた。ミキのスマホがジジッ、と微かに震え、画面に映っていた男の顔が一瞬だけ、泥のように歪んで見えた。
「……あれ?」
ミキが呆然と呟いた。
「なんか……今、急に目が覚めた気がする。なんで私、あんな胡散臭い男に執着してたんだろ。っていうか、今、彼から『お金貸して』ってLINE来たわ。……はい、ブロック。削除」
ミキの顔から、どろりとした淀みが消え、パッと明るい表情に変わった。
それを見たカナが、身を乗り出した。
「雅人さん、凄すぎる! 本物なんだ! 私も、私のも見てください! 私、ずっと婚活してるのに、いい人に出会えないんです! これも霊のせいですか!?」
「カナ殿。あなたの場合は、霊というよりは……」
雅人は彼女の足元を覗き込んだ。
「そこに、小さな柴犬の霊が座っている。彼は、あなたが寂しさから悪い男に捕まらないよう、寄ってくる男たちの裾を全力で噛んで追い払っているのだな」
「えっ……チョコ? 私が小学生の時に死んじゃった、チョコなの?」
カナの目に涙が浮かんだ。雅人は優しく微笑み、足元の空気を撫でるようにした。
「彼は、あなたが本当に幸せになれる相手が現れるまで、守り抜くと申している。……よし、チョコ。主人のためにそこまで尽くすのは立派だが、少し気を緩めてやれ。彼女の『愛の気』が塞がってしまう。これからは私が見守るからな」
雅人が何かを囁くと、カナの足元から温かい温もりが伝わってきた。カナは「ありがとう、チョコ……。ありがとう、雅人さん」と号泣し始めた。
結局、女子会は表参道の中心で開かれる「橘雅人・霊的人生相談室」へと変貌を遂げた。雅人はその後も、カフェのメニューに載っている「期間限定スイーツ」に宿る「消費者の執着の気」を浄化したり、おしぼりに憑いた「湿気の精」を追い払ったりと大忙しだった。
日が暮れ、友人たちは「花、あんた最高の彼氏捕まえたわね!」「次は合コンの会場でお祓いしてほしい!」と、これ以上ないほど満足げな表情で帰っていった。
二人きりになったカフェのテラス席。テーブルには、飲みかけの冷めたコーヒーだけが残っていた。
花は力なくテーブルに突っ伏した。
「……ねえ雅人。結局、お祓いオンパレードだったじゃない。私の友達、絶対雅人のこと『変な人』ってインプットしたよ」
雅人は、少し申し訳なさそうに、けれど満足げに微笑んだ。
「すまない、花。だが、君の大切な者たちが健やかになり、君を信頼して笑顔で帰っていくのを見て、私は誇らしかった。……それに」
雅人は、テーブルの下で花の手をそっと握った。
「あのような欲望や執念の気が渦巻く女子会(戦場)にあっても、君の気はいつも変わらず清らかで、私を安心させてくれる。花、やはり私には君しかいない。君の隣こそが、私の魂の『永住の地』だ」
「……当たり前でしょ。私が毎日、雅人の変な行動にツッコミを入れて、世間体とのバランスを取ってあげてるんだから。私がいないと、雅人は一週間で警察に職務質問されるよ」
花は笑いながら、雅人の手を握り返した。
これまでは「雅人の世界」に花が振り回されるばかりだと思っていた。けれど、こうして友人たちに紹介し、雅人が誰かの力になる姿を客観的に見ることで、花は気づき始めていた。
雅人の特殊な力は、時に人々を救い、そして彼自身の不器用な優しさそのものなのだと。
「あ、雅人! カフェの伝票に、『出費を悔やむ小人の霊』が憑いてる気がするんだけど! 私の財布からお金が出ていくのを止めてる!」
「ふむ、それはおそらく、君をエスコートしたいという私の『奢りたいという念』が強すぎたせいだな。今すぐ、この伝票を私の『浄化(支払い)』という名の術で処理してこよう」
雅人はスッと立ち上がり、颯爽とレジへ向かった。
「……それは普通にカッコいいから、お祓いって言わないでってば!」
花の声が、夜の表参道に響く。
二人の賑やかな、そして少しだけ特別な日常は、これからも一歩ずつ、結婚という名の大きな結界に向かって進んでいく。
表参道にある、テラス席が人気のカフェ。その入り口で、鈴木花は橘雅人の胸ぐら……もとい、整えられた襟元を掴んで、必死の形相で言い聞かせていた。
今日の雅人は、花がコーディネートしたサックスブルーの爽やかなシャツに、細身のスラックスという、どこからどう見ても「表参道に馴染むモデルのような青年」だ。眼鏡の奥の切れ長な瞳が涼しげで、道ゆく女性たちが思わず振り返るほどの輝きを放っている。
「承知した、花。君の大切な友、すなわち将来的に我々の縁を祝福してくれるであろう『親族候補』の方々だ。最大限の敬意を払い、一人の男として……そして、君の伴侶にふさわしい『陽の気』を纏って対峙しよう」
「……『親族候補』とか言わなくていいから、適当に話を合わせてニコニコしてて」
花は深呼吸をして、予約していたテラス席へと向かった。そこには、すでに華やかなファッションに身を包んだミキとカナが座っていた。
「お待たせー! ミキ、カナ、紹介するね。こちら、私の彼氏の橘雅人さん」
二人が顔を上げた瞬間、空気が凍りついた。……いや、厳密には「見惚れて固まった」のだ。
「……え、ちょっと。花、あんた……正気?」
ミキが震える声で言った。
「これ、本物? CGじゃないよね? 超絶イケメンじゃない!!」
カナも目を丸くして、雅人を凝視している。
「花のインスタで少しは見てたけど、実物は……。ちょっと、この世のものとは思えない透明感なんだけど」
雅人は、花との約束通り、極上の笑みを浮かべて会釈した。
「初めまして。鈴木花と共にある者、橘雅人です。今日はお招きいただき、心より光栄に思います。お二人の背後に……いや、お二人の放つ輝かしい友情の気に、私の心も洗われるようです」
「雅人、一言多い!」
花が横から肘打ちを入れる。
「あはは、雅人さん、面白い! さあ座って! 色々聞きたいことあるんだから!」
ミキとカナのテンションは一気に最高潮に達した。
最初は、仕事のことや馴れ初めなど、ごく普通の会話が進んでいた。雅人も、花に「趣味は?」と聞かれれば「古文書の整理(お祓いの研究)」を「読書」と答え、「休日の過ごし方は?」と聞かれれば「結界の補強(お祓い)」を「家のメンテナンス」と答えるなど、彼なりに「普通」を装おうと努力していた。
しかし、女子会が「最近の恋愛事情」に及んだ時、その平和な結界は脆くも崩れ去った。
「ねえ、聞いてよ雅人さん。私、最近いい感じの年上の人がいるんだけど、なんかLINEの返信が遅くて。これって駆け引きかな?」
ミキが自慢げに、スマホの画面に映る男性の写真を見せた。その瞬間、雅人の瞳から「普通」という名の仮面が剥がれ落ちた。
彼は眼鏡をクイと上げ、ミキのスマホ……ではなく、その背後に漂う空間を凝視した。
「……ミキ殿。失礼ながら、その御仁との縁は今すぐ断ち切るべきだ」
「えっ、いきなり!? なんで?」
「そのスマホの画面から、おびただしい数の『虚偽と不実の黒い煙』が立ち上っている。そして何より……」
雅人は指先を向けた。ミキの左肩、誰もいないはずの空間を。
「あなたの左肩。そこには、その男に裏切られ、捨てられた三人の女性たちの『怨念の霊』が、重なり合うようにして数珠つなぎになっている。彼らは言う。『次はあなただ』と。この男は、女性の運気を糧にする『寄生虫の精』を宿している。このままでは、あなたの貯金も精神も、その男の『欲望の穴』に吸い込まれるだろう」
カフェのテラスに、異様な静寂が流れた。ミキは顔を引きつらせ、カナは「霊……?」とおののいている。
「雅人! 言わない約束でしょ、もう!」
「しかし花、彼女の『良縁の芽』が、このような下劣な邪気に喰い尽くされるのを見過ごすわけにはいかん! これは一人の男として、そして陰陽師の端くれとしての正義だ!」
雅人はおもむろに立ち上がると、懐からスッと、複雑な文様が描かれた和紙——護符を取り出した。
「ミキ殿、動かないでください。今、その男との縁に絡みついた邪気を、私の火の術で焼き切りましょう」
「ちょ、ちょっと、雅人さん!? ここカフェだよ! 火は出しちゃダメ!」
雅人は花の制止を無視し、空中に指で流麗な円を描いた。
「急々如律令! 縁の腐れ、執着の影、陽光の下に霧散せよ。破ーーっ!!」
彼が叫ぶと同時に、テラスに不思議な温かい風が吹き抜けた。ミキのスマホがジジッ、と微かに震え、画面に映っていた男の顔が一瞬だけ、泥のように歪んで見えた。
「……あれ?」
ミキが呆然と呟いた。
「なんか……今、急に目が覚めた気がする。なんで私、あんな胡散臭い男に執着してたんだろ。っていうか、今、彼から『お金貸して』ってLINE来たわ。……はい、ブロック。削除」
ミキの顔から、どろりとした淀みが消え、パッと明るい表情に変わった。
それを見たカナが、身を乗り出した。
「雅人さん、凄すぎる! 本物なんだ! 私も、私のも見てください! 私、ずっと婚活してるのに、いい人に出会えないんです! これも霊のせいですか!?」
「カナ殿。あなたの場合は、霊というよりは……」
雅人は彼女の足元を覗き込んだ。
「そこに、小さな柴犬の霊が座っている。彼は、あなたが寂しさから悪い男に捕まらないよう、寄ってくる男たちの裾を全力で噛んで追い払っているのだな」
「えっ……チョコ? 私が小学生の時に死んじゃった、チョコなの?」
カナの目に涙が浮かんだ。雅人は優しく微笑み、足元の空気を撫でるようにした。
「彼は、あなたが本当に幸せになれる相手が現れるまで、守り抜くと申している。……よし、チョコ。主人のためにそこまで尽くすのは立派だが、少し気を緩めてやれ。彼女の『愛の気』が塞がってしまう。これからは私が見守るからな」
雅人が何かを囁くと、カナの足元から温かい温もりが伝わってきた。カナは「ありがとう、チョコ……。ありがとう、雅人さん」と号泣し始めた。
結局、女子会は表参道の中心で開かれる「橘雅人・霊的人生相談室」へと変貌を遂げた。雅人はその後も、カフェのメニューに載っている「期間限定スイーツ」に宿る「消費者の執着の気」を浄化したり、おしぼりに憑いた「湿気の精」を追い払ったりと大忙しだった。
日が暮れ、友人たちは「花、あんた最高の彼氏捕まえたわね!」「次は合コンの会場でお祓いしてほしい!」と、これ以上ないほど満足げな表情で帰っていった。
二人きりになったカフェのテラス席。テーブルには、飲みかけの冷めたコーヒーだけが残っていた。
花は力なくテーブルに突っ伏した。
「……ねえ雅人。結局、お祓いオンパレードだったじゃない。私の友達、絶対雅人のこと『変な人』ってインプットしたよ」
雅人は、少し申し訳なさそうに、けれど満足げに微笑んだ。
「すまない、花。だが、君の大切な者たちが健やかになり、君を信頼して笑顔で帰っていくのを見て、私は誇らしかった。……それに」
雅人は、テーブルの下で花の手をそっと握った。
「あのような欲望や執念の気が渦巻く女子会(戦場)にあっても、君の気はいつも変わらず清らかで、私を安心させてくれる。花、やはり私には君しかいない。君の隣こそが、私の魂の『永住の地』だ」
「……当たり前でしょ。私が毎日、雅人の変な行動にツッコミを入れて、世間体とのバランスを取ってあげてるんだから。私がいないと、雅人は一週間で警察に職務質問されるよ」
花は笑いながら、雅人の手を握り返した。
これまでは「雅人の世界」に花が振り回されるばかりだと思っていた。けれど、こうして友人たちに紹介し、雅人が誰かの力になる姿を客観的に見ることで、花は気づき始めていた。
雅人の特殊な力は、時に人々を救い、そして彼自身の不器用な優しさそのものなのだと。
「あ、雅人! カフェの伝票に、『出費を悔やむ小人の霊』が憑いてる気がするんだけど! 私の財布からお金が出ていくのを止めてる!」
「ふむ、それはおそらく、君をエスコートしたいという私の『奢りたいという念』が強すぎたせいだな。今すぐ、この伝票を私の『浄化(支払い)』という名の術で処理してこよう」
雅人はスッと立ち上がり、颯爽とレジへ向かった。
「……それは普通にカッコいいから、お祓いって言わないでってば!」
花の声が、夜の表参道に響く。
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