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第17話:愛の傀儡、あるいは強制される安眠
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ダンジョンという名の巨大な魔力供給源が消滅した世界において、カイが作り上げた「静寂の森」の屋敷は、皮肉にも地上で最も濃密な魔力が淀む、一種の「聖域」と化していた。
平穏を求めて隠居を始めたはずのカイであったが、その圧倒的な力と、彼が放つ隠しきれない呪力の残滓は、磁石のようにトラブルを引き寄せてしまう。
その日の朝、森の結界が微かな震えを感知した。
グリムが迎撃システムを起動させるよりも早く、屋敷の玄関先でリィネが悲鳴に近い声を上げる。
「あら……! カイ様、グリムさん! 来てください、女の子が倒れていますわ!」
リィネが抱きかかえていたのは、十歳前後と思われる銀髪の少女だった。衣服はボロボロに引き裂かれ、肌の至る所に「管理局」の識別コードと思われる無機質な刻印が赤く腫れ上がっている。
「……名前は、ニア、だそうですわ。管理局の実験場から命からがら逃げてきたと。カイ様、放っておけませんわ!」
リィネは、かつての自分と重ね合わせているのか、必死な面持ちでニアを屋敷の中へ運び入れた。
カイはソファに寝かされた少女を、黄金の瞳で静かに見下ろした。
「管理局の残党、か。あいつらも随分としぶといな」
カイはニアの額に手を触れる。その瞬間、彼の脳裏にはソロモンの演算回路が弾き出した「違和感」が走った。
彼女の魔力波形は、極めて微弱でありながら、その芯の部分が不自然に「空洞」なのだ。まるで、外部からの観測を前提に設計された精密な受信機のように。
「主、スキャン結果を報告します。心拍数、体温ともに正常。外傷はリィネ殿の処置により完治に向かっています。……ただし、彼女の記憶野には強力なプロテクトが掛けられており、私の解析能力でも突破には時間を要します」
「……構わん。リィネ、その子の世話はお前に任せる。だが、グリム。屋敷の周辺警戒を最大レベルに引き上げろ。……森の空気が、少しばかり『甘ったるく』なってきた」
カイは窓の外を見据えた。
森の奥から、風に乗って微かに聞こえてくるのは、おどろおどろしい悲鳴ではなく――数万人の人間が合唱する、多幸感に満ちた「愛の賛歌」だった。
数時間後、森の境界線は異常な光景に包まれていた。
王都から流れてきた数万人の市民たちが、手を取り合い、瞳をうつろに輝かせながら進軍していた。彼らの足取りは軽く、顔には恍惚とした笑みが浮かんでいる。だが、その足元は泥にまみれ、衣服は木の枝で裂けても、彼らは痛みを感じる様子もなく、ただひたすらに「愛」を歌い続けていた。
その行列の中央。
数千本の薔薇で飾られた巨大な輿に乗って、その女は現れた。
七賢者が一人、【慈愛】のマダム・ルージュ。
真紅のドレスを纏い、扇子で口元を隠した彼女は、屋敷のバルコニーに立つカイを見つけると、鈴を転がすような声で笑った。
「あらあら、愛しい愛しい魔王様。ようやくお目にかかれましたわ。あの方たちが、どうしてもあなたに愛を伝えたいと仰るものですから、わたくし、少しだけお手伝いして差し上げたの」
「……愛、か。数万人の生霊を煮詰めたような、随分とドロドロした愛だな、おばさん」
カイの冷淡な言葉に、ルージュは不快そうに眉をひそめたが、すぐに艶然とした笑みに戻した。
彼女の権能は『感情増幅・魂の隷属』。
人間が本来持っている「カイへの畏怖」を、強制的に「狂信的な愛」へと増幅させ、精神を崩壊させる。
この数万人の市民たちは、今やルージュの指先一つで、カイのために喜んで命を捨てる「生きた肉の壁(ヒューマン・シールド)」と化していた。
「さあ、魔王様。この愛すべき民たちが、あなたの屋敷に火を放ち、自分たちの体を薪にしてでも、あなたと一つになろうとしていますわ。……さあ、彼らをあなたの得意な『呪い』で焼き払いますか? それとも、彼らの愛を受け入れて、わたくしの奴隷になりますの?」
ルージュが扇子を振ると、市民たちが一斉に、獣のような咆哮を上げて屋敷の結界に体当たりを開始した。彼らは自らの骨が砕ける音さえ、愛の調べとして悦んでいる。
「……全く。掃除する側の身にもなってほしいものだ」
カイは深く溜息をつき、椅子から立ち上がった。
リィネが不安げにニアを抱き寄せ、グリムが排除の許可を求めてカイを見上げる。
「主、物理的排除を開始しますか? 市民の生存率を考慮せずとも良いのであれば、一分以内に沈黙させることが可能です」
「必要ない。グリム、お前は倒れる人間が頭を打たないよう、クッション用の術式を地面に敷く準備だけしておけ。……リィネ、ニアの耳を塞いでやれ。少しばかり、騒々しくなる」
カイは右手を虚空に掲げた。
その指先には、ソロモンの精密な演算式がホログラムのように浮かび上がる。彼は数万人の市民の脳内における「神経伝達物質」の分布を瞬時に解析し、その特定の受容体にのみ干渉する術式を構築した。
「愛だの恋だの、騒がしくて敵わん。……お前たちには、もっと相応しい『静寂』を与えてやろう」
カイは左腕の呪力を解放し、空中に描かれた数式に流し込んだ。
呪力とは本来、対象を害するためのもの。だが、そこに魔術の論理が加わることで、それは「強制的な生理現象の改変」へと昇華する。
「――広域術式:『強制鎮魂・偽りの安息(スリーピング・ディストピア)』」
カイが指をパチンと鳴らした瞬間。
森に響き渡っていた「愛の賛歌」が、ピタリと止んだ。
数万人の市民たちは、まるで操り糸を切られた人形のように、その場に力なく崩れ落ちた。だが、彼らの顔に苦悶の色はない。むしろ、極上の幸福感の中で深い眠りに落ちたかのような、安らかな寝顔だった。
「な……っ!? わたくしの洗脳が、一瞬で書き換えられた……!? 何をしたの、何を!」
「お前が脳を興奮させて操るなら、私は脳を『眠り』に固定しただけだ。これだけの人数、一度に寝かせるのは骨が折れたが……お前の歌声よりは、静かなイビキの方がマシだと思ってな」
カイが階段を降り、ルージュの前に立つ。
彼女は狂乱して魔法を放とうとするが、カイが視線を向けただけで、彼女の魔力回路は「沈黙の呪い」によって凍結された。
「……お前の『愛』は薄っぺらくて反吐が出る。愛とは、奪うものでも与えるものでもない。……ただそこに『在る』だけの、もっと呪わしいものだ」
「ひっ……あああ……!」
「お前には、その醜い愛を一生自分自身に捧げさせてやろう」
カイが軽くルージュの額に触れると、彼女の肉体はドロリと歪み、一匹の、背中に薔薇の紋様がある小さなカエルへと変質した。
「……ゲコッ!?」
「その姿なら、誰からも愛されずに済むだろう。さあ、森の奥へ失せろ」
数万人の市民が、グリムの手配した「魔導運搬車両」によって王都へ送り返されていく作業が始まった。
屋敷の静寂が戻った頃、カイはふと背後に視線を感じた。
物陰から、眠りから覚めたばかりの少女・ニアが、こちらを見つめていた。
その瞳には、先ほどまでの怯えや感謝の色は一切ない。
ただ、冷徹に。
カイが先ほど放った「広域術式」の残滓を、その脳内に記憶しようとする、機械的なまでの観察眼。
(……やはりな。カイルの差し金か)
カイは気づかないふりをして、屋敷の中へと戻っていった。
七賢者の中でも最も厄介な【希望】の少年・カイル。彼はニアという「カメラ」を通じて、カイの力を今まさに分析しているのだ。
「カイ様、マダム・ルージュはやっつけられましたの?」
リィネが駆け寄ってくる。
「ああ。ただのカエルになった。……それよりリィネ、今日は夕飯を早めにしてくれ。魔力を使いすぎて、少しばかり腹が減った」
「うふふ、承知しましたわ! 今日は特製のポタージュにしましょうね」
平和な隠居生活の裏で、着実に包囲網は狭まっていく。
だが、元最強呪術師は、リィネの温かいスープの香りを楽しみにしながら、不敵に笑うのであった。
平穏を求めて隠居を始めたはずのカイであったが、その圧倒的な力と、彼が放つ隠しきれない呪力の残滓は、磁石のようにトラブルを引き寄せてしまう。
その日の朝、森の結界が微かな震えを感知した。
グリムが迎撃システムを起動させるよりも早く、屋敷の玄関先でリィネが悲鳴に近い声を上げる。
「あら……! カイ様、グリムさん! 来てください、女の子が倒れていますわ!」
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リィネは、かつての自分と重ね合わせているのか、必死な面持ちでニアを屋敷の中へ運び入れた。
カイはソファに寝かされた少女を、黄金の瞳で静かに見下ろした。
「管理局の残党、か。あいつらも随分としぶといな」
カイはニアの額に手を触れる。その瞬間、彼の脳裏にはソロモンの演算回路が弾き出した「違和感」が走った。
彼女の魔力波形は、極めて微弱でありながら、その芯の部分が不自然に「空洞」なのだ。まるで、外部からの観測を前提に設計された精密な受信機のように。
「主、スキャン結果を報告します。心拍数、体温ともに正常。外傷はリィネ殿の処置により完治に向かっています。……ただし、彼女の記憶野には強力なプロテクトが掛けられており、私の解析能力でも突破には時間を要します」
「……構わん。リィネ、その子の世話はお前に任せる。だが、グリム。屋敷の周辺警戒を最大レベルに引き上げろ。……森の空気が、少しばかり『甘ったるく』なってきた」
カイは窓の外を見据えた。
森の奥から、風に乗って微かに聞こえてくるのは、おどろおどろしい悲鳴ではなく――数万人の人間が合唱する、多幸感に満ちた「愛の賛歌」だった。
数時間後、森の境界線は異常な光景に包まれていた。
王都から流れてきた数万人の市民たちが、手を取り合い、瞳をうつろに輝かせながら進軍していた。彼らの足取りは軽く、顔には恍惚とした笑みが浮かんでいる。だが、その足元は泥にまみれ、衣服は木の枝で裂けても、彼らは痛みを感じる様子もなく、ただひたすらに「愛」を歌い続けていた。
その行列の中央。
数千本の薔薇で飾られた巨大な輿に乗って、その女は現れた。
七賢者が一人、【慈愛】のマダム・ルージュ。
真紅のドレスを纏い、扇子で口元を隠した彼女は、屋敷のバルコニーに立つカイを見つけると、鈴を転がすような声で笑った。
「あらあら、愛しい愛しい魔王様。ようやくお目にかかれましたわ。あの方たちが、どうしてもあなたに愛を伝えたいと仰るものですから、わたくし、少しだけお手伝いして差し上げたの」
「……愛、か。数万人の生霊を煮詰めたような、随分とドロドロした愛だな、おばさん」
カイの冷淡な言葉に、ルージュは不快そうに眉をひそめたが、すぐに艶然とした笑みに戻した。
彼女の権能は『感情増幅・魂の隷属』。
人間が本来持っている「カイへの畏怖」を、強制的に「狂信的な愛」へと増幅させ、精神を崩壊させる。
この数万人の市民たちは、今やルージュの指先一つで、カイのために喜んで命を捨てる「生きた肉の壁(ヒューマン・シールド)」と化していた。
「さあ、魔王様。この愛すべき民たちが、あなたの屋敷に火を放ち、自分たちの体を薪にしてでも、あなたと一つになろうとしていますわ。……さあ、彼らをあなたの得意な『呪い』で焼き払いますか? それとも、彼らの愛を受け入れて、わたくしの奴隷になりますの?」
ルージュが扇子を振ると、市民たちが一斉に、獣のような咆哮を上げて屋敷の結界に体当たりを開始した。彼らは自らの骨が砕ける音さえ、愛の調べとして悦んでいる。
「……全く。掃除する側の身にもなってほしいものだ」
カイは深く溜息をつき、椅子から立ち上がった。
リィネが不安げにニアを抱き寄せ、グリムが排除の許可を求めてカイを見上げる。
「主、物理的排除を開始しますか? 市民の生存率を考慮せずとも良いのであれば、一分以内に沈黙させることが可能です」
「必要ない。グリム、お前は倒れる人間が頭を打たないよう、クッション用の術式を地面に敷く準備だけしておけ。……リィネ、ニアの耳を塞いでやれ。少しばかり、騒々しくなる」
カイは右手を虚空に掲げた。
その指先には、ソロモンの精密な演算式がホログラムのように浮かび上がる。彼は数万人の市民の脳内における「神経伝達物質」の分布を瞬時に解析し、その特定の受容体にのみ干渉する術式を構築した。
「愛だの恋だの、騒がしくて敵わん。……お前たちには、もっと相応しい『静寂』を与えてやろう」
カイは左腕の呪力を解放し、空中に描かれた数式に流し込んだ。
呪力とは本来、対象を害するためのもの。だが、そこに魔術の論理が加わることで、それは「強制的な生理現象の改変」へと昇華する。
「――広域術式:『強制鎮魂・偽りの安息(スリーピング・ディストピア)』」
カイが指をパチンと鳴らした瞬間。
森に響き渡っていた「愛の賛歌」が、ピタリと止んだ。
数万人の市民たちは、まるで操り糸を切られた人形のように、その場に力なく崩れ落ちた。だが、彼らの顔に苦悶の色はない。むしろ、極上の幸福感の中で深い眠りに落ちたかのような、安らかな寝顔だった。
「な……っ!? わたくしの洗脳が、一瞬で書き換えられた……!? 何をしたの、何を!」
「お前が脳を興奮させて操るなら、私は脳を『眠り』に固定しただけだ。これだけの人数、一度に寝かせるのは骨が折れたが……お前の歌声よりは、静かなイビキの方がマシだと思ってな」
カイが階段を降り、ルージュの前に立つ。
彼女は狂乱して魔法を放とうとするが、カイが視線を向けただけで、彼女の魔力回路は「沈黙の呪い」によって凍結された。
「……お前の『愛』は薄っぺらくて反吐が出る。愛とは、奪うものでも与えるものでもない。……ただそこに『在る』だけの、もっと呪わしいものだ」
「ひっ……あああ……!」
「お前には、その醜い愛を一生自分自身に捧げさせてやろう」
カイが軽くルージュの額に触れると、彼女の肉体はドロリと歪み、一匹の、背中に薔薇の紋様がある小さなカエルへと変質した。
「……ゲコッ!?」
「その姿なら、誰からも愛されずに済むだろう。さあ、森の奥へ失せろ」
数万人の市民が、グリムの手配した「魔導運搬車両」によって王都へ送り返されていく作業が始まった。
屋敷の静寂が戻った頃、カイはふと背後に視線を感じた。
物陰から、眠りから覚めたばかりの少女・ニアが、こちらを見つめていた。
その瞳には、先ほどまでの怯えや感謝の色は一切ない。
ただ、冷徹に。
カイが先ほど放った「広域術式」の残滓を、その脳内に記憶しようとする、機械的なまでの観察眼。
(……やはりな。カイルの差し金か)
カイは気づかないふりをして、屋敷の中へと戻っていった。
七賢者の中でも最も厄介な【希望】の少年・カイル。彼はニアという「カメラ」を通じて、カイの力を今まさに分析しているのだ。
「カイ様、マダム・ルージュはやっつけられましたの?」
リィネが駆け寄ってくる。
「ああ。ただのカエルになった。……それよりリィネ、今日は夕飯を早めにしてくれ。魔力を使いすぎて、少しばかり腹が減った」
「うふふ、承知しましたわ! 今日は特製のポタージュにしましょうね」
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もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
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