13 / 41
心と体は比例することなく(二)
しおりを挟む
「も、もぅ、だめぇぇ……」
悲しくないのに、涙が溢れてくる。
肩で息をするのがやっとで、意識がどこかに流れて行きそうだった。
するとルドは私の体を持ち上げると、湯船へと入れる。
「体がこれ以上、冷えてしまうと困るからね」
ほっとした。
これが正直な気持ち。
なのに、物足りない。
下半身に集まった熱と、体が心とは比例することなくルドを求めている。
「どうしたんだい? アーシエ。そんなに、もぞもぞして。僕になにか言いたいことがあるなら、遠慮せずに言えばいいんだよ」
ルドは完全に私の反応を楽しんでいた。
私がなにを求めているのか、彼には全てわかっているから。
ただ一言欲しいと言ってしまえば、彼が嬉々として更なる快楽を与えてくれるだろう。
ルドは私ではなく、アーシエを愛しているから。
だからこそ、胸が痛かった。
「ルド様、私……私は……」
アーシエではない。
たったその一言が出て来ない。
「…………お願いです……して、下さい」
それはある意味、絶望にも似た言葉だった。
アーシエではない自分をただ隠すため。
それでもルドに愛してもらうため。
だだ自分を守るための嘘なのだから。
「ホントに可愛いね、アーシエは。もちろん、たくさん可愛がってあげるよ」
「あ、あの、あの……」
言ったのは自分なのに、それでも大きな罪悪感が胸をもたげる。
撤回しようと湯船から立ち上がると、そこでやっと私は服を着ていないという事実を再確認した。
「きゃ、きゃぁ」
思わす前を隠し再び湯船に戻れば、お湯が波のように周りへと溢れた。
「そんなに照れなくても。昨日、隅から隅まで全て見ているのだから。さぁ、上がっておいで。でないと、そのまま湯船でしてしまうよ。ああ、案外それもいいかもしれないね」
「ん-ーーーー」
湯船でするなど考えたこともなかった。
むしろこのままここでしてしまえば、のぼせることは目に見えている。
私は首を必死に横に振り、前を隠しながら湯触を出た。
するとルドはふかふかした真綿のようなタオルで私の体を包み込む。
そしてそのまま横抱きにすると、再びベッドへ私を下ろした。
「待って下さい、ルド様。拭かないと、シーツがベタベタになってしまいます」
「大丈夫だよ。どうせ今から君のもので、全てベタベタになるのだから」
「な、え、ちょっと」
そこまで言うとルドはタオルを避け、私の足を掴みベッドの上で引き寄せた。
バランスを崩し私はそのまま引きずられたかと思い見上げると、ルドの顔が自分の足の間にあることに気付く。
にこやかなルドの顔。
私はすぐに何が起きたのか理解はしても足の間に割入られているため、足を閉じることも出来なかった。
「だめ、だめです、ルド様。そんなとこ、きゃぁ……やぁぁぁぁっ」
ルドの舌が秘部の突起に触れる。
そしてそのまま舌先で弾いたかと思うと、ゆっくり舐め上げた。
全身に刺激が走り、ドロリとした蜜が溢れてくる。
「やだやだやだやだ。んんんーーー」
彼の頭を押さえ抵抗して見るも、全くその意味をなさない。
何度も何度も舐め上げられれば、ぴちゃぴちゃという卑猥な水音が辺りに響き渡った。
「っぁああーん、んぁぁぁーやぁ、ルドさまぁ」
足を閉じようにもルドの顔があり、どうすることも出来ない。
不意に、舌の動きが止まる。
だんだんと昇りつけていく快楽を目の前にもの悲しいような物足りないようなそんな気持ちになった時、ルドは秘部の奥へと指を潜り込ませた。
「あああぁぁっっー」
満たされるような、それでもまだ足りないような……。
それを察したのか、ルドは再び突起を舐め始める。
指を上下に動かしまるで中の蜜を掻き出すように刺激しつつ、快楽でむき出しになった突起を舐め上げられれば、もう声とも言葉とも思えないようなモノが叫びのように出ていた。
悲しくないのに、涙が溢れてくる。
肩で息をするのがやっとで、意識がどこかに流れて行きそうだった。
するとルドは私の体を持ち上げると、湯船へと入れる。
「体がこれ以上、冷えてしまうと困るからね」
ほっとした。
これが正直な気持ち。
なのに、物足りない。
下半身に集まった熱と、体が心とは比例することなくルドを求めている。
「どうしたんだい? アーシエ。そんなに、もぞもぞして。僕になにか言いたいことがあるなら、遠慮せずに言えばいいんだよ」
ルドは完全に私の反応を楽しんでいた。
私がなにを求めているのか、彼には全てわかっているから。
ただ一言欲しいと言ってしまえば、彼が嬉々として更なる快楽を与えてくれるだろう。
ルドは私ではなく、アーシエを愛しているから。
だからこそ、胸が痛かった。
「ルド様、私……私は……」
アーシエではない。
たったその一言が出て来ない。
「…………お願いです……して、下さい」
それはある意味、絶望にも似た言葉だった。
アーシエではない自分をただ隠すため。
それでもルドに愛してもらうため。
だだ自分を守るための嘘なのだから。
「ホントに可愛いね、アーシエは。もちろん、たくさん可愛がってあげるよ」
「あ、あの、あの……」
言ったのは自分なのに、それでも大きな罪悪感が胸をもたげる。
撤回しようと湯船から立ち上がると、そこでやっと私は服を着ていないという事実を再確認した。
「きゃ、きゃぁ」
思わす前を隠し再び湯船に戻れば、お湯が波のように周りへと溢れた。
「そんなに照れなくても。昨日、隅から隅まで全て見ているのだから。さぁ、上がっておいで。でないと、そのまま湯船でしてしまうよ。ああ、案外それもいいかもしれないね」
「ん-ーーーー」
湯船でするなど考えたこともなかった。
むしろこのままここでしてしまえば、のぼせることは目に見えている。
私は首を必死に横に振り、前を隠しながら湯触を出た。
するとルドはふかふかした真綿のようなタオルで私の体を包み込む。
そしてそのまま横抱きにすると、再びベッドへ私を下ろした。
「待って下さい、ルド様。拭かないと、シーツがベタベタになってしまいます」
「大丈夫だよ。どうせ今から君のもので、全てベタベタになるのだから」
「な、え、ちょっと」
そこまで言うとルドはタオルを避け、私の足を掴みベッドの上で引き寄せた。
バランスを崩し私はそのまま引きずられたかと思い見上げると、ルドの顔が自分の足の間にあることに気付く。
にこやかなルドの顔。
私はすぐに何が起きたのか理解はしても足の間に割入られているため、足を閉じることも出来なかった。
「だめ、だめです、ルド様。そんなとこ、きゃぁ……やぁぁぁぁっ」
ルドの舌が秘部の突起に触れる。
そしてそのまま舌先で弾いたかと思うと、ゆっくり舐め上げた。
全身に刺激が走り、ドロリとした蜜が溢れてくる。
「やだやだやだやだ。んんんーーー」
彼の頭を押さえ抵抗して見るも、全くその意味をなさない。
何度も何度も舐め上げられれば、ぴちゃぴちゃという卑猥な水音が辺りに響き渡った。
「っぁああーん、んぁぁぁーやぁ、ルドさまぁ」
足を閉じようにもルドの顔があり、どうすることも出来ない。
不意に、舌の動きが止まる。
だんだんと昇りつけていく快楽を目の前にもの悲しいような物足りないようなそんな気持ちになった時、ルドは秘部の奥へと指を潜り込ませた。
「あああぁぁっっー」
満たされるような、それでもまだ足りないような……。
それを察したのか、ルドは再び突起を舐め始める。
指を上下に動かしまるで中の蜜を掻き出すように刺激しつつ、快楽でむき出しになった突起を舐め上げられれば、もう声とも言葉とも思えないようなモノが叫びのように出ていた。
0
あなたにおすすめの小説
婚約破棄された令嬢が記憶を消され、それを望んだ王子は後悔することになりました
kieiku
恋愛
「では、記憶消去の魔法を執行します」
王子に婚約破棄された公爵令嬢は、王子妃教育の知識を消し去るため、10歳以降の記憶を奪われることになった。そして記憶を失い、退行した令嬢の言葉が王子を後悔に突き落とす。
魔性の大公の甘く淫らな執愛の檻に囚われて
アマイ
恋愛
優れた癒しの力を持つ家系に生まれながら、伯爵家当主であるクロエにはその力が発現しなかった。しかし血筋を絶やしたくない皇帝の意向により、クロエは早急に後継を作らねばならなくなった。相手を求め渋々参加した夜会で、クロエは謎めいた美貌の男・ルアと出会う。
二人は契約を交わし、割り切った体の関係を結ぶのだが――
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
結婚式に結婚相手の不貞が発覚した花嫁は、義父になるはずだった公爵当主と結ばれる
狭山雪菜
恋愛
アリス・マーフィーは、社交界デビューの時にベネット公爵家から結婚の打診を受けた。
しかし、結婚相手は女にだらしないと有名な次期当主で………
こちらの作品は、「小説家になろう」にも掲載してます。
義兄に甘えまくっていたらいつの間にか執着されまくっていた話
よしゆき
恋愛
乙女ゲームのヒロインに意地悪をする攻略対象者のユリウスの義妹、マリナに転生した。大好きな推しであるユリウスと自分が結ばれることはない。ならば義妹として目一杯甘えまくって楽しもうと考えたのだが、気づけばユリウスにめちゃくちゃ執着されていた話。
「義兄に嫌われようとした行動が裏目に出て逆に執着されることになった話」のifストーリーですが繋がりはなにもありません。
バッドエンド予定の悪役令嬢が溺愛ルートを選んでみたら、お兄様に愛されすぎて脇役から主役になりました
美咲アリス
恋愛
目が覚めたら公爵令嬢だった!?貴族に生まれ変わったのはいいけれど、美形兄に殺されるバッドエンドの悪役令嬢なんて絶対困る!!死にたくないなら冷酷非道な兄のヴィクトルと仲良くしなきゃいけないのにヴィクトルは氷のように冷たい男で⋯⋯。「どうしたらいいの?」果たして私の運命は?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる