【R18】悪役令嬢の鳥籠~勘違い断罪からのヤンデレルートは、溺愛ルートへ移行しました~

あやめ。

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心と体は比例することなく(一)

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 ルドは私の想いになど気付くこともなく、泡を立てていく。

 そして泡で、指先から順番に上に私の体を洗っていった。


「ル、ルド様、もぅ、私は一人でやれますので」


 指先から進むルドの指に、心臓の音が早くなる。

 まるで先ほどまでの感情など無視するように、私は現実に引き戻された。


「どうしたんだい、アーシエ。僕はただ洗っているだけだろう? そんなに動いたらちゃんと洗えないよ」

 
 ルドの手は私の指先から脇を抜け首までたどり着いた後に、鎖骨へと下がって来る。

 その先に待つものはなにか考えてはダメだ。

 ルドの手を掴み、私は必死に抵抗した。


「ダメです、ホントに。だめー」


 しかし私の力ではルドに敵うわけもなく、あっさりと手を撥ね退けられてしまう。

 ルドの手は泡を付けたまま、両手で私の乳房を揉み出す。


「んんんーーー」


 ルドの肩に手を当て、必死に突き放そうとしてもルドの体は全く離れてはいかない。

 むしろ無防備になった乳房をまるで泡でこねるように、揉みしだく。


「やぁぁぁぁ」

「んー?」


 口ではいくら拒絶の言葉を言ったとしても、体は昨日の快楽を覚えてしまっている。

 ぞくぞくとした快感が、背中から上に突き抜けていった。

 そして同時に、下半身に甘い痛みのようなものがある。

 そして自分でも分かるほど、どろりとした蜜が足を伝い落ちた。


「胸がそんなに気持ちいいのかな、アーシエは」


 乳房から手を離したかと思うと、今度は先端をつまみ上げる。


「んぁぁぁあああ……」


 痛いのか、気持ちいいのか。

 しかし、体からゆっくりと力が抜けていく気がした。

 頭では抵抗しなければと思っていても、どうすることも出来ない自分がいる。


「胸をいじられるのは、そんなに気に入ったかな?」


 私の嬌声にますます気を良くしたのか、胸をいじる手が熱を帯び、責め立ててくる。


「あ、ぁぁぁん……やっぁ、ああ…」

「アーシエの胸は僕に吸い付いてくるようだよ」


 ルドは泡を手桶で流すと、胸の先端を咥えた。


「ルド様、そ、そんな……、もぅお許し下さい。んんん、ぁあー、だめ。舐め……ちゃ、やだ」


 自分でも驚くほど甘く、そして大きな声に思わず口を塞ぐ。

 ここは離宮とはいえ、外には警備兵など絶対に控えているはずだ。

 こんな声を聞かれたらと思うと、益々心臓の鼓動は早くなっていった。


「これぐらいでは、誰にも君の声は聞こえないよ」


 からかうようなルドの声。


「そんなワケにはぁぁぁ……、ぁぁぁやぁぁー」


 私の反応を楽しむように舌先で固くなった先端を突き、そして舐め上げる。

 ややざらりとした舌の質感。

 更に強く吸い上げられると、感じているのは胸のはずなのに熱は下半身に集中していった。
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