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嫉妬と甘い事情聴取と(二)
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手が胸をまさぐってくる。この手はルドの手だ。
そう頭では思っても、見えないことが恐怖と欲情を織り交ぜていく。
「んんん、ぁあ、やだぁ、ルド様」
私が声を上げても、ルドは答えない。
しかし手は胸を揉みしだき、そして突起した先端を摘まみ上げた。
「んんんんーーーー、やぁぁあっ。ルド様ぁぁ」
甘い嬌声も、名前を呼ぶ声さえも、ルドは無視している。
すると次第に体は次はどこに快楽が来るのだろうかという期待と、必死にルドを感じ取ろうとしていつもより感覚が研ぎ澄まされてゆく。
「ぁぁぁーーん、んんぁっ」
ままにならない体の動きもあり、どんどん快楽は昇りつめていく。
しかし同時に、今自分に触れているのは本当にルドなのだろうか。
自分は今どんな状況で喘いでいるのだろうか。
頭の中はぐちゃぐちゃだ。
「あああっんん、やぁあだぁぁ、んぁぁぁぁぁぁーーーーあうん、るどさまぁぁ」
私の名前を呼んで。
ルドに触れたい、顔が見たい。
ただこれはお仕置きなのだ。
声を上げたところで、ルドは決して辞めてはくれないだろう。
「ルド様、ルド様、ルド様、ルド様ーーーーーー」
手は胸から秘部をまさぐり出し、溢れ出る蜜を掻き出す。
「だめぇ……んんんーぁぁぁあー、いっちゃぅー」
指で蜜を掻き出すように入れられ、同時に痛いほどに突起する中央の蕾を押し潰されれば、痛みは強い刺激となって全身を駆け抜けた。
「やだやだやだやだぁぁぁぁぁーーーーーー。るどさま、るどさまぁぁ」
真っ白く爆ぜていく世界に、見えない手にイカされてしる自分に涙が溢れてきた。
強すぎる快楽と、何よりも誰にされたのか分からない恐怖。
溢れて出る涙を止めることが出来なかった。
「こんなに気持ち良くなったのに、なにが悲しいのかな? アーシエは」
「はぁはぁはぁはぁはぁ……。ルド様の顔が……お顔が見たいの。目隠し……は、やだ……。怖いの……」
「まったく……。それでは、お仕置きにならないだろうう。そんなに僕の顔が見たいのかい?」
「見たいの。いやなの。顔……見えないと、いやなの」
「アーシエは僕がいいってこと?」
「ルド様がいいの。ルド様じゃないと、嫌なの」
「それなら、ちゃんと僕の言うコトを聞いて、お利口さんにならないとね」
ルドはそう言いながら、私の目隠しを外す。
視界いっぱいに、ルドの満足そうな顔が写った。
「お利口さんにするから……」
そう口にすれば、ルドは優しく涙を拭ってくれた。
その手はどこまでもあたたかく、心が温かくなっていくのが分かる。
「次はどうして欲しい? アーシエ」
「キス……キスがしたいの、ルド様」
拘束されたままの腕を横に付き、なんとかベッドから体を起こす。
「アーシエはおねだり上手だねぇ、そんな上目遣いで話されると、なんでも願いを聞いてしまいそうになるよ。でも、今はお仕置きの最中だから、どうしようかな」
「お願いです」
よろよろと私は動き、ルドの胸の中に納まる。
いつものルドの匂い。
ここに居続けるためなら、もう他にはなにも望まない。
私の心も体も、とっくに陥落していた。
「さっき、ユイナ令嬢とはなにを話していたんだい」
「……私が盛った毒を、私もユイナ様もお飲みになったと……。あんなことをしておきながら、なぜココにいるのかと……」
「君は覚えているのかい?」
その問いはどこを指すのだろうか。
私が毒を盛ったことなのか、今記憶がないことなのか……。
「覚えて……いません」
どちらとも取れる曖昧な返答しか、今は返すことが出来ない。
それは自分でも、もどかしくて、胸になにかつかえた気がしている。
それでも、今はまだこれが私に出来る精一杯の返答だった。
そう頭では思っても、見えないことが恐怖と欲情を織り交ぜていく。
「んんん、ぁあ、やだぁ、ルド様」
私が声を上げても、ルドは答えない。
しかし手は胸を揉みしだき、そして突起した先端を摘まみ上げた。
「んんんんーーーー、やぁぁあっ。ルド様ぁぁ」
甘い嬌声も、名前を呼ぶ声さえも、ルドは無視している。
すると次第に体は次はどこに快楽が来るのだろうかという期待と、必死にルドを感じ取ろうとしていつもより感覚が研ぎ澄まされてゆく。
「ぁぁぁーーん、んんぁっ」
ままにならない体の動きもあり、どんどん快楽は昇りつめていく。
しかし同時に、今自分に触れているのは本当にルドなのだろうか。
自分は今どんな状況で喘いでいるのだろうか。
頭の中はぐちゃぐちゃだ。
「あああっんん、やぁあだぁぁ、んぁぁぁぁぁぁーーーーあうん、るどさまぁぁ」
私の名前を呼んで。
ルドに触れたい、顔が見たい。
ただこれはお仕置きなのだ。
声を上げたところで、ルドは決して辞めてはくれないだろう。
「ルド様、ルド様、ルド様、ルド様ーーーーーー」
手は胸から秘部をまさぐり出し、溢れ出る蜜を掻き出す。
「だめぇ……んんんーぁぁぁあー、いっちゃぅー」
指で蜜を掻き出すように入れられ、同時に痛いほどに突起する中央の蕾を押し潰されれば、痛みは強い刺激となって全身を駆け抜けた。
「やだやだやだやだぁぁぁぁぁーーーーーー。るどさま、るどさまぁぁ」
真っ白く爆ぜていく世界に、見えない手にイカされてしる自分に涙が溢れてきた。
強すぎる快楽と、何よりも誰にされたのか分からない恐怖。
溢れて出る涙を止めることが出来なかった。
「こんなに気持ち良くなったのに、なにが悲しいのかな? アーシエは」
「はぁはぁはぁはぁはぁ……。ルド様の顔が……お顔が見たいの。目隠し……は、やだ……。怖いの……」
「まったく……。それでは、お仕置きにならないだろうう。そんなに僕の顔が見たいのかい?」
「見たいの。いやなの。顔……見えないと、いやなの」
「アーシエは僕がいいってこと?」
「ルド様がいいの。ルド様じゃないと、嫌なの」
「それなら、ちゃんと僕の言うコトを聞いて、お利口さんにならないとね」
ルドはそう言いながら、私の目隠しを外す。
視界いっぱいに、ルドの満足そうな顔が写った。
「お利口さんにするから……」
そう口にすれば、ルドは優しく涙を拭ってくれた。
その手はどこまでもあたたかく、心が温かくなっていくのが分かる。
「次はどうして欲しい? アーシエ」
「キス……キスがしたいの、ルド様」
拘束されたままの腕を横に付き、なんとかベッドから体を起こす。
「アーシエはおねだり上手だねぇ、そんな上目遣いで話されると、なんでも願いを聞いてしまいそうになるよ。でも、今はお仕置きの最中だから、どうしようかな」
「お願いです」
よろよろと私は動き、ルドの胸の中に納まる。
いつものルドの匂い。
ここに居続けるためなら、もう他にはなにも望まない。
私の心も体も、とっくに陥落していた。
「さっき、ユイナ令嬢とはなにを話していたんだい」
「……私が盛った毒を、私もユイナ様もお飲みになったと……。あんなことをしておきながら、なぜココにいるのかと……」
「君は覚えているのかい?」
その問いはどこを指すのだろうか。
私が毒を盛ったことなのか、今記憶がないことなのか……。
「覚えて……いません」
どちらとも取れる曖昧な返答しか、今は返すことが出来ない。
それは自分でも、もどかしくて、胸になにかつかえた気がしている。
それでも、今はまだこれが私に出来る精一杯の返答だった。
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