【R18】悪役令嬢の鳥籠~勘違い断罪からのヤンデレルートは、溺愛ルートへ移行しました~

あやめ。

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嫉妬と甘い事情聴取と(三)

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 ルドは私の話に少し考えこむ。

 牢屋の中ででも答えたが、私は覚えていないこと。

 もしアーシエが生きていたのなら少しは状況は違っていたのかもしれないが、どれも全て憶測だ。

 それにアーシエはもういない。

 いない人間に聞くことは出来ないのだから……。

 そこでふとある可能性を思いつく。

 もし家に日記や手紙が残っていれば、アーシエのことを少なくとも今よりは知ることが出来る。


「アーシエ、君は……」


 頬に触れたルドの手の上に、こてんと顔を乗せてルドを見た。

 アーシエはなぜルドのことを拒んでいたのだろうか。

 確かに彼がアーシエのことを、病的なまでに溺愛しているのは分かる。

 でもだからといって、一途な溺愛と思えば、避けるほどのことなんて……なくてもよかったのではないか。

 それともなにかルドを避けなければいけないような事情があったのかもしれない。


「そんなにぼーっとして、他の男のことでも考えているのかい?」

「ち、違います、そんな。私にはルド様しか」

「その割には、ずっと僕からの求婚に承諾してくれなかったね、君は」

「それは……」


 返す言葉が思いつかなかった。

 どう返答しようともそれは私の意見であって、アーシエの意見ではないから。

 もどかしさから下を向けば、心までが全て下を向いてしまう。


「あの日君は、恋敵であったユイナ令嬢を巻き込んで自殺を図った。自分がお妃候補には選ばれないと、彼女に嫉妬をしたのが原因としてね」

「ん? あれ、それってなにか……おかしく……」


 ルドが溺愛し求婚をしていたのがアーシエなら、その見解は絶対におかしい。

 そう思って声を上げようとした時ルドが私を引き寄せ、抱きすくめる。


「る、ルド様待って、待ってください」


 ルドの考えはすぐわかった。

 しかし行為を辞めさせようにも、私の手はまだ縛られたままだ。

 身じろぎ反転してベッドから降りようとしたところを、背後から腰をがっつりと掴まれる。

 ルドは先ほどイッて蜜を称える蜜口に自分のモノをあてがうと、そのまま一気に中に突き立てた。


「んあぁぁぁ、だめーーーーー」


 後ろからとという角度が変わったせいか、いつもよりも深い位置にルドを感じる。


「やぁぁぁ、これ……深っ……いぃの」


――――ぱんぱんぱん

 乾いた音がさらに私の欲情を煽っていく。

 最奥までルドのそれが達したかと思うと、入口まで引き抜き、また一気に最奥まで突き上げられれば、目の前が白くなるような快楽が押し寄せて来る。


「そんなに後ろからも気に入ったのかい? アーシエ。ぎゅうぎゅうと締め付けられたら、僕もすぐイってしまうよ」

「んぁあぁそんなの……、わか、んなぃ……ですぅ。あっっっああんんん」


 一番奥までルドと繋がり一つになっている。

 それだけで満たされてしまう。

 全てが。


「わかんない? こんなにぐちゃぐちゃになって、自分から腰を振っているのに?」

「んんぁあだって……それ、は……」

「気持ちいいんだろ? アーシエ」


 胸を揉みしだかれながら深く強く突かれれば、そこには恥ずかしさや理性などよりも快楽が全てを占めていく。


「きもち……いいんですぅ……」

「気持ち良すぎて、おかしくなりそうかい?」


 頭の中をただルドの言葉だけが響き渡たった。


「おかしく、おかしくなっちゃうのぉ。んああぁぁあぁ」

「おかしくなるといいさ。僕だけしか考えられないくらいに」


 それはルドの望みでもあり、私の望みでもある。


「アーシエ、アーシエ。君はもう僕だけのモノだ」


 ルドのそれが一気に最奥まで突き上げたかと思うと、熱いものが秘部の中を満たしていく。


「ああぁぁぁ、、、」


 それを感じながら私も、ルドと共に快楽の海に落ちて行った。
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