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手がかりを探る第一歩
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まるで幾度も自分のモノだと主張するように、意識がなくなるまで体位を変えては責められ、抱きつぶされた。
目が覚める頃には、すでに昼食の時間を少し過ぎていた。
勝手知ったるとばかりに私が目覚めると、すぐに入浴と着替え、そして遅めの昼食が運ばれてくる。
「ねぇ、一度実家に帰って取ってきたいものがあるのだけど、外出は難しいかしら」
いつもあまり食べない私のために作られたサラダや柔らかいパン、そして温かいスープが運び終わられた頃、その場にいた侍女長に声をかけた。
「そ、それは……」
「ルドの許可が必要なのね」
やはりどこまでいっても私はこの籠の中の鳥。
ルドに寵愛を受けても、ルドをどれだけ愛しても、彼はここから出す気はないようだ。
「申し訳ございません」
「ルドは今日はどこに?」
「おそらく執務室におられるかと」
「そこまで会いに行くぐらいだったら、さすかに問題ないでしょう?」
「……はい。おそらくは」
侍女長が恐る恐る答える。
そういえば私を見ただけで、見たものに罰を与えたいなどとここへ来た時に言っていた気もする。
しかし彼に交渉しなければ、実家にアーシエのモノを探しに行くことは不可能だ。
パンに手を付けつつ、どうすればここを出てルドに会えるか考えてみる。
いきなり押し掛けた場合、ルドは私には怒りはしないだろう。
たた彼女たちや執務室までに会った人たちにルドがどう出るかが分からない。
おそらくは私を怖がらせて、ここに閉じ込めておくための方便だと思う。
だがここがヤンデレルートであるかもしれないということを考えれば、あまり強行突破も難しい。
なにせヤンデレルートといえば、ヒロインですらルートを間違えれば殺されてしまうものも多いのだ。
「ん-」
「アーシエ様」
「なぁに?」
「差し出がましいかもしれませんが、ルド殿下にお会いになりたいのでしたら、文を書かれるのはいかかでしょうか? 外やどこかでお茶をと書かれれば、殿下もお喜びになるかと」
「ん-、そうね。気分転換でここではないどこかで殿下とお茶をしたいと書きましょう」
ルドにお願いをするのならば、ここで二人きりだとまたいつものパターンになってしまう可能性が高い。
だからここではないどこか外で、誰かの目があるところでお願いをするということが重要なのだ。
「すぐに、文のご用意をいたします」
「ゆっくりでいいわよ? これを食べ終えてから書くから」
私が手をひらひらと振れば、侍女長は頭を下げ、部屋をそそくさと出て行った。
そんなに急がなくてもと思いつつも、昨日のことで侍女たちは誰も罰せられなかったということへの彼女なりのお礼なのかもしれない。
目が覚める頃には、すでに昼食の時間を少し過ぎていた。
勝手知ったるとばかりに私が目覚めると、すぐに入浴と着替え、そして遅めの昼食が運ばれてくる。
「ねぇ、一度実家に帰って取ってきたいものがあるのだけど、外出は難しいかしら」
いつもあまり食べない私のために作られたサラダや柔らかいパン、そして温かいスープが運び終わられた頃、その場にいた侍女長に声をかけた。
「そ、それは……」
「ルドの許可が必要なのね」
やはりどこまでいっても私はこの籠の中の鳥。
ルドに寵愛を受けても、ルドをどれだけ愛しても、彼はここから出す気はないようだ。
「申し訳ございません」
「ルドは今日はどこに?」
「おそらく執務室におられるかと」
「そこまで会いに行くぐらいだったら、さすかに問題ないでしょう?」
「……はい。おそらくは」
侍女長が恐る恐る答える。
そういえば私を見ただけで、見たものに罰を与えたいなどとここへ来た時に言っていた気もする。
しかし彼に交渉しなければ、実家にアーシエのモノを探しに行くことは不可能だ。
パンに手を付けつつ、どうすればここを出てルドに会えるか考えてみる。
いきなり押し掛けた場合、ルドは私には怒りはしないだろう。
たた彼女たちや執務室までに会った人たちにルドがどう出るかが分からない。
おそらくは私を怖がらせて、ここに閉じ込めておくための方便だと思う。
だがここがヤンデレルートであるかもしれないということを考えれば、あまり強行突破も難しい。
なにせヤンデレルートといえば、ヒロインですらルートを間違えれば殺されてしまうものも多いのだ。
「ん-」
「アーシエ様」
「なぁに?」
「差し出がましいかもしれませんが、ルド殿下にお会いになりたいのでしたら、文を書かれるのはいかかでしょうか? 外やどこかでお茶をと書かれれば、殿下もお喜びになるかと」
「ん-、そうね。気分転換でここではないどこかで殿下とお茶をしたいと書きましょう」
ルドにお願いをするのならば、ここで二人きりだとまたいつものパターンになってしまう可能性が高い。
だからここではないどこか外で、誰かの目があるところでお願いをするということが重要なのだ。
「すぐに、文のご用意をいたします」
「ゆっくりでいいわよ? これを食べ終えてから書くから」
私が手をひらひらと振れば、侍女長は頭を下げ、部屋をそそくさと出て行った。
そんなに急がなくてもと思いつつも、昨日のことで侍女たちは誰も罰せられなかったということへの彼女なりのお礼なのかもしれない。
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