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第一章:慈愛の救世主
十一話:実験
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隣に座るメリシアを横目で盗み見ると、上品にティーカップを傾けているところだった。
なんか、ずいぶん前に上司に連れてかれたキャバクラを思い出すなぁ。
「ほれ、そこのニヤケ顔」
そんなことを考えていたら、婆さんがコブシ大くらいのパンをこちらに突然投げてきたため、慌ててキャッチする。
「うぉっ」
「フォフォフォ。昨日の今日でしっかり調和させとるじゃないか」
気が付けば、パンは俺の手の中でその形を保っていた。
握り潰さないようにそっと力を入れてみると、親指と中指だけズズッとパンの中にめり込んでしまう。
やっぱり意識するとダメか。
「いや、まだまだ全然……あのあとも、酒場でいくつの食器をダメにしたか」
酒場の親父の、もう勘弁してくれという顔がよみがえる。
「ま、慣れていくしかないけどな……」
「あのっ……私で良ければ、食事のお手伝いをさせていただけませんか?」
「え、マジで? いいの?」
「もちろんです! はい、どうぞ」
うっひょーっ! コレはフラグビンビンですな!
隣であーんしてくれるメリシアの腕がこちらに伸びてくる度に、腕の圧力で苦しそうに寄せられたおっぱいが、底の見えない谷間を作る。
先ほどに続いて再びその絶景を拝める己の幸運と、スプーンで掬われたスープに俺が顔を寄せるたび微笑むメリシアに、テンションが最高潮を迎える。
このままだとフラグどころか愚息もビンビンになりそうである。
というか、なっている。
「ふむ、無理でも無かったかのぅ」
「ですな」
婆さんとおっさんが何やらうんうん頷いている。
「何のお話ですか?」
「ま、ヒヨコの前じゃからいい機会じゃで、メリシアにも言うておこうかの」
「はい」
そういうと、幸せの絶頂が中断され、メリシアが婆さんの方を向いてしまった。
くそっ、邪魔すんじゃねえよ!
「さっきも言ったがの、このヒヨコがいつ暴れだすやもしれぬ」
「はい……」
「その際は、じゃ」
メリシアを指差す。
「お前さんが服を脱いで、ヒヨコを悩殺するのじゃ」
前言撤回、婆さん愛してる。
「破壊や殺意の衝動を抑えるには性的興奮しか手段がのぅてな、頼んだぞ」
「うら若き乙女であるお主に頼むのはオレも気が引けるが、なに、減るものでもなし。この世界に住む者たちを救うためだと思えばやる気も出よう!」
なかなか滅茶苦茶なことを言っていると、変態を自覚する俺でさえ思うのだから、当の本人はパニックだろう。
再び横目でメリシアの様子を見ると、予想に反して決意を固めるかのようにコクリと頷いていた。
「いやいや! いいのそれで!?」
「申し訳ございませんソウタ様……私などでよろしいですか?」
「俺は願ったり叶ったりだよ! ってそうじゃなくて!」
「なんじゃ、なんぞ不満でもあるのかえ?」
婆さんのその言葉を聞いて、メリシアは泣きそうな顔で俯いた。
不満なんかあるわけねぇだろ! 喜びが全身の穴から溢れ出そうだわ!
「どこまでやれるか分かりませんが、お力添えさせては頂けませんか?」
「いや、俺はもちろん嬉しいんだけどさ、その……ほ、本当にいいのか?」
「もちろんです! 良かった……ふつつか者ですが、なにとぞよろしくお願いいたします」
「若いってのはええのぅ」
「ガッハッハッハッハ、まことにその通りですな!」
「決まっちゃったよ……オイ……」
メリシアは、まるでこれから嫁入りするかのようなことを言いながらこちらにお辞儀し、話は終わったとばかりに再びニコニコ顔であ~んしてきた。
それを見て、満足そうにうんうん頷いて食事を再開する二人。
貞操観念とかその辺どうなってんの、ねぇ? と、逆にちょっと怖くなってくる俺。
カオスな食卓は、その後も、朝食を食べ終わるまで続くのだった……。
♦
「ほれ、次はこれを試してみぃ」
食後、中庭で今後の方針を話し合うと言われて出てみたが、蓋を開けてみれば、俺の力がどの程度まで出せるかの実験みたいなことを延々とやらされていた。
「なんだこれ」
石、金、銀、銅、鉄と徐々に硬い素材になっていき、今渡された棒は仄かに光り輝いていて、何か神聖なものを感じる。
「翠璃瑠じゃ」
「おぉ……」
これが噂のミスリルか……へぇー、こんなんなってんだ。
ファンタジー系のゲームではお馴染みのアイテムではあるが、元居た世界には存在しなかったものなので少し興奮する。
もちろん性的な意味ではない。
「ソウタ様、翠璃瑠はこの世界で四番目に丈夫な金属なんですよ」
「へぇー!」
メリシアは、中庭と居間を繋ぐ扉の真横にあるベンチに腰掛け、俺が次々と石やら棒やらを砕いたり曲げたりしていくのを、興味津々といった様子で眺めている。
気付いているのかいないのか、スカートの裾が危うい感じにめくれていて少し興奮する。
もちろん性的な意味である。
「んー……おっ」
ミスリルは今までで一番硬く、手羽先の骨を折り取る程度の力加減でようやく、パキッペキッと音を立てて曲がっていった。
「ふむ、手持ちはあと金剛石くらいのもんじゃが……これはちともったいないかのぅ」
「こんごうせき? 俺がいた世界でも聞いたことがあるな」
「見てみるかえ」
婆さんが、ガラスのように透き通った無色透明の石を差し出す。
「これ、って……ダイヤモンドじゃね?」
「お前さんの世界じゃダイヤモンドと呼ぶのかえ?」
「そうそう、指輪とかの宝飾品として良く使われてるな」
「ほほう。身に着けるモノとして使っておったのなら、この世界とそう変わらない使われ方じゃの」
「そうなのか」
「金剛石には魔力が宿っておるでの。腕の立つ職人ならば、身に着けた者の力を増幅させるような品に仕立てることもできるの」
「増幅……」
「お前さんの力に比べたらカスみたいなものじゃが、トルキダス辺りにもたせたなら、家一軒くらいは担げるようになるかの」
「いやそれメチャ凄いじゃん」
「しかしこの状態じゃ何の力もありゃせんで、翠璃瑠より価値が劣るでの。金剛石は加工で全てが決まるんじゃ」
「なるほどなぁ……ん? ミスリルより安いなら別に俺が砕いたっていいんじゃないのか?」
「翠璃瑠は鋳金して加工できるでの、別に折れてようが砕かれてようが関係ないんじゃが、金剛石はそういったことができんからのぅ」
そうか。確かに俺がいた世界でも形や大きさで価値が変わっていた。
それにしても……銅よりも鉄の方が価値が高かったり、金の方が希少なのに、銀のほうが需要の関係から価値があったり、この世界はこの世界なりの価値基準があるようで聞いていて面白い。
「ちなみにダイヤモンドは何番目に硬いんだ?」
「3番目じゃの、2番目は静金属じゃが……こりゃさすがに手元にはないの」
「……なんか凄そうな名前だな」
「静金属はのぅ……なにをしようとなんの反応も返さない、時が止まっておる金属じゃとか言われとるの」
話しつつ、俺の手からダイヤモンドを受け取って手提げの鞄に丁寧にしまう。
「一応ディブロダールに鉱脈があるんじゃが、何十人もの優秀な魔術士と屈強な採掘師が長い間みっちり採掘して、やっとコブシ大くらいの量が取れるような金属じゃでな。それを武具やら道具やらに加工した物となると、一体どれだけの量が存在するんじゃろうかの」
「さすがに売ってたりするもんじゃないってことか」
「いんや、極まれに見かけるがの。没落貴族の払い下げ品とかでの」
「あぁ、先祖代々受け継がれてきた……みたいなヤツか?」
「そうじゃの」
「しかし、そんな貴重な物でさえ一番じゃないんだな」
「一番丈夫……というか、特別じゃと言われとる金属は、存在すら怪しいからの」
「特別?」
「この世に数振りあるとされとる神剣に使われておるらしくての、この老いぼれさえ噂にしか聞いたことがない、伝説の領域で語り継がれる金属じゃ。確か名前は……」
「火廣金です」
メリシアがワザとらしくドヤ顔をしている。さっきもそうだったが、メリシアは意外にお茶目というか、話好きなところがあるのかもしれない。
隙あらば会話に参加しようとするその姿はいちいち可愛くて非常に困る。これ以上可愛くなられた日には俺の心臓が持たない。
「ヒヒロカネ……それもなんか聞いたことあるな」
「まさか火廣金まで知っとるのかえ?」
ヒヒロカネ……ヒヒロカネ……あっ。
なんか、ずいぶん前に上司に連れてかれたキャバクラを思い出すなぁ。
「ほれ、そこのニヤケ顔」
そんなことを考えていたら、婆さんがコブシ大くらいのパンをこちらに突然投げてきたため、慌ててキャッチする。
「うぉっ」
「フォフォフォ。昨日の今日でしっかり調和させとるじゃないか」
気が付けば、パンは俺の手の中でその形を保っていた。
握り潰さないようにそっと力を入れてみると、親指と中指だけズズッとパンの中にめり込んでしまう。
やっぱり意識するとダメか。
「いや、まだまだ全然……あのあとも、酒場でいくつの食器をダメにしたか」
酒場の親父の、もう勘弁してくれという顔がよみがえる。
「ま、慣れていくしかないけどな……」
「あのっ……私で良ければ、食事のお手伝いをさせていただけませんか?」
「え、マジで? いいの?」
「もちろんです! はい、どうぞ」
うっひょーっ! コレはフラグビンビンですな!
隣であーんしてくれるメリシアの腕がこちらに伸びてくる度に、腕の圧力で苦しそうに寄せられたおっぱいが、底の見えない谷間を作る。
先ほどに続いて再びその絶景を拝める己の幸運と、スプーンで掬われたスープに俺が顔を寄せるたび微笑むメリシアに、テンションが最高潮を迎える。
このままだとフラグどころか愚息もビンビンになりそうである。
というか、なっている。
「ふむ、無理でも無かったかのぅ」
「ですな」
婆さんとおっさんが何やらうんうん頷いている。
「何のお話ですか?」
「ま、ヒヨコの前じゃからいい機会じゃで、メリシアにも言うておこうかの」
「はい」
そういうと、幸せの絶頂が中断され、メリシアが婆さんの方を向いてしまった。
くそっ、邪魔すんじゃねえよ!
「さっきも言ったがの、このヒヨコがいつ暴れだすやもしれぬ」
「はい……」
「その際は、じゃ」
メリシアを指差す。
「お前さんが服を脱いで、ヒヨコを悩殺するのじゃ」
前言撤回、婆さん愛してる。
「破壊や殺意の衝動を抑えるには性的興奮しか手段がのぅてな、頼んだぞ」
「うら若き乙女であるお主に頼むのはオレも気が引けるが、なに、減るものでもなし。この世界に住む者たちを救うためだと思えばやる気も出よう!」
なかなか滅茶苦茶なことを言っていると、変態を自覚する俺でさえ思うのだから、当の本人はパニックだろう。
再び横目でメリシアの様子を見ると、予想に反して決意を固めるかのようにコクリと頷いていた。
「いやいや! いいのそれで!?」
「申し訳ございませんソウタ様……私などでよろしいですか?」
「俺は願ったり叶ったりだよ! ってそうじゃなくて!」
「なんじゃ、なんぞ不満でもあるのかえ?」
婆さんのその言葉を聞いて、メリシアは泣きそうな顔で俯いた。
不満なんかあるわけねぇだろ! 喜びが全身の穴から溢れ出そうだわ!
「どこまでやれるか分かりませんが、お力添えさせては頂けませんか?」
「いや、俺はもちろん嬉しいんだけどさ、その……ほ、本当にいいのか?」
「もちろんです! 良かった……ふつつか者ですが、なにとぞよろしくお願いいたします」
「若いってのはええのぅ」
「ガッハッハッハッハ、まことにその通りですな!」
「決まっちゃったよ……オイ……」
メリシアは、まるでこれから嫁入りするかのようなことを言いながらこちらにお辞儀し、話は終わったとばかりに再びニコニコ顔であ~んしてきた。
それを見て、満足そうにうんうん頷いて食事を再開する二人。
貞操観念とかその辺どうなってんの、ねぇ? と、逆にちょっと怖くなってくる俺。
カオスな食卓は、その後も、朝食を食べ終わるまで続くのだった……。
♦
「ほれ、次はこれを試してみぃ」
食後、中庭で今後の方針を話し合うと言われて出てみたが、蓋を開けてみれば、俺の力がどの程度まで出せるかの実験みたいなことを延々とやらされていた。
「なんだこれ」
石、金、銀、銅、鉄と徐々に硬い素材になっていき、今渡された棒は仄かに光り輝いていて、何か神聖なものを感じる。
「翠璃瑠じゃ」
「おぉ……」
これが噂のミスリルか……へぇー、こんなんなってんだ。
ファンタジー系のゲームではお馴染みのアイテムではあるが、元居た世界には存在しなかったものなので少し興奮する。
もちろん性的な意味ではない。
「ソウタ様、翠璃瑠はこの世界で四番目に丈夫な金属なんですよ」
「へぇー!」
メリシアは、中庭と居間を繋ぐ扉の真横にあるベンチに腰掛け、俺が次々と石やら棒やらを砕いたり曲げたりしていくのを、興味津々といった様子で眺めている。
気付いているのかいないのか、スカートの裾が危うい感じにめくれていて少し興奮する。
もちろん性的な意味である。
「んー……おっ」
ミスリルは今までで一番硬く、手羽先の骨を折り取る程度の力加減でようやく、パキッペキッと音を立てて曲がっていった。
「ふむ、手持ちはあと金剛石くらいのもんじゃが……これはちともったいないかのぅ」
「こんごうせき? 俺がいた世界でも聞いたことがあるな」
「見てみるかえ」
婆さんが、ガラスのように透き通った無色透明の石を差し出す。
「これ、って……ダイヤモンドじゃね?」
「お前さんの世界じゃダイヤモンドと呼ぶのかえ?」
「そうそう、指輪とかの宝飾品として良く使われてるな」
「ほほう。身に着けるモノとして使っておったのなら、この世界とそう変わらない使われ方じゃの」
「そうなのか」
「金剛石には魔力が宿っておるでの。腕の立つ職人ならば、身に着けた者の力を増幅させるような品に仕立てることもできるの」
「増幅……」
「お前さんの力に比べたらカスみたいなものじゃが、トルキダス辺りにもたせたなら、家一軒くらいは担げるようになるかの」
「いやそれメチャ凄いじゃん」
「しかしこの状態じゃ何の力もありゃせんで、翠璃瑠より価値が劣るでの。金剛石は加工で全てが決まるんじゃ」
「なるほどなぁ……ん? ミスリルより安いなら別に俺が砕いたっていいんじゃないのか?」
「翠璃瑠は鋳金して加工できるでの、別に折れてようが砕かれてようが関係ないんじゃが、金剛石はそういったことができんからのぅ」
そうか。確かに俺がいた世界でも形や大きさで価値が変わっていた。
それにしても……銅よりも鉄の方が価値が高かったり、金の方が希少なのに、銀のほうが需要の関係から価値があったり、この世界はこの世界なりの価値基準があるようで聞いていて面白い。
「ちなみにダイヤモンドは何番目に硬いんだ?」
「3番目じゃの、2番目は静金属じゃが……こりゃさすがに手元にはないの」
「……なんか凄そうな名前だな」
「静金属はのぅ……なにをしようとなんの反応も返さない、時が止まっておる金属じゃとか言われとるの」
話しつつ、俺の手からダイヤモンドを受け取って手提げの鞄に丁寧にしまう。
「一応ディブロダールに鉱脈があるんじゃが、何十人もの優秀な魔術士と屈強な採掘師が長い間みっちり採掘して、やっとコブシ大くらいの量が取れるような金属じゃでな。それを武具やら道具やらに加工した物となると、一体どれだけの量が存在するんじゃろうかの」
「さすがに売ってたりするもんじゃないってことか」
「いんや、極まれに見かけるがの。没落貴族の払い下げ品とかでの」
「あぁ、先祖代々受け継がれてきた……みたいなヤツか?」
「そうじゃの」
「しかし、そんな貴重な物でさえ一番じゃないんだな」
「一番丈夫……というか、特別じゃと言われとる金属は、存在すら怪しいからの」
「特別?」
「この世に数振りあるとされとる神剣に使われておるらしくての、この老いぼれさえ噂にしか聞いたことがない、伝説の領域で語り継がれる金属じゃ。確か名前は……」
「火廣金です」
メリシアがワザとらしくドヤ顔をしている。さっきもそうだったが、メリシアは意外にお茶目というか、話好きなところがあるのかもしれない。
隙あらば会話に参加しようとするその姿はいちいち可愛くて非常に困る。これ以上可愛くなられた日には俺の心臓が持たない。
「ヒヒロカネ……それもなんか聞いたことあるな」
「まさか火廣金まで知っとるのかえ?」
ヒヒロカネ……ヒヒロカネ……あっ。
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