30 / 120
第二章:帝国の滅亡
十話:おっさんはいい奴だな
しおりを挟む
こんな夜更けにどこ行くんだ……?
そういえば昼間、揚げ団子屋の親切なオヤジと話をしたとき、グステンでは深夜どころか明け方までやっている店も少なくないというようなことを聞いたが……酒場にでもいくのだろうか?
しかし、それにしては挙動が少し怪しい感じもする。
あとを尾けてみるか? いや、相手はあのおっさんだぞ。気がつかれないように尾行なんてできるか?
などと、またもや一人であーでもないこーでもないと考えていたら、突然おっさんがこちらを見上げて声をかけてきた。
「む? おお、イマイソウタ、起きておったか。どうだ、もう終わったか」
俺なんかの視線にもすぐ気が付くあたり、さすがは武人。
やはり気づかれずに尾行なんて、考えるまでもなく俺には不可能だったわけだ。
「セルフィ……いや、メリシアにまた助けられちまったわ」
「そうか、なにごとも無くてよかったぞ」
「別に心配なんかしてなかっただろ?」
呆れたように俺がそう言うと、おっさんは「ガッハッハッハ」と豪快に笑って誤魔化した。
おっさんとの付き合い方がようやく分かってきたのか、こんなやり取りを自然にできるようになった自分がなんだか嬉しくなる。
「どっかいくのか?」
「飲みに……いこうかとな」
少し言葉に詰まったようなその物言いに、すぐピーンときた。
「もしかして、あのルル商会の姉ちゃんと会うのか?」
「ぬ、ぬぅ。お主はこういうときだけ妙に鋭いのだな……」
「なんだよなんだよ、おっさんも隅におけねぇな。いいよ、邪魔しないからゆっくりしてこいよ」
「そうだな……いや、お主さえよければ一緒に来て貰えまいか」
「おいおい、野暮なこと言うなよ。昼間の姉ちゃんのあの感じだと、絶対おっさんと二人で会いたがってるぞ」
「問題はそこよ。神に仕える武人として、今は女人などにうつつを抜かしておる場合ではないのだ……お主が共におってくれるなら幾分か心強い」
「マジかよ」
思わぬ弱点につい笑ってしまいそうになるが、ヒゲ面を歪めながら頼んでくるその表情は、まさに切実といった感じだ。
……ま、おっさんの頼みじゃ断れないか。
「分かった分かった。付き合うよ」
やれやれと地面から四、五メートルはあるベランダから飛び降りる。
オールタニアの中央教区で初めて跳んだときに比べたら、この程度の高さはもはやなんの障害にもなっていないことに着地してから気が付いて、早くも力に順応しつつある自分に少し驚く。
「恩に着るぞ……むん?」
おっさんが俺の顔を見るなり心配そうに眉根を寄せた。
「お主、酷い顔色だな」
「ん? ああ、寝起きだからだろ」
「頼んでおいてなんだが……無理せず寝ておってもよいのだぞ?」
「おっさんもメリシアも心配性なとこあるけど、大丈夫だって」
「だが――」
「そんなことより」
まだ何か言いたそうなおっさんを遮り、続ける。
「今日こそは先に酔い潰してやるから覚悟しとけよ」
「……ほぅ、このオレにそのような大言を吐いたこと、たっぷり後悔させてやるわ」
察してくれたのか、おっさんがニヤリと笑ったので、俺もニヤリと笑い返して繁華街のほうへと歩き始める。
道すがら、覚悟を決めて仕事の話を切り出す。
「バルギスの……侵攻までは、あとどれくらい時間があるんだ?」
「うむ、事前情報に間違いなければ、日を四度――いや、もうこの月の位置なら三度になるか、日を三度跨ぐ頃には不可侵領域へ到達する予定だ」
「その不可侵領域ってとこまでは、ここからどれくらいかかるんだ?」
「シュロルで二日ほどだな」
「なるほど……」
ってことは、もしかするとこれがおっさんと飲める最後の機会になるかもしれないわけだ……。
「人を殺すのって、どんな感覚だ?」
隣で歩くおっさんが驚いたかのように目を見開き、こちらを見た。
「覚悟を決めたか」
「正直、戦争にならないような平和的な解決方法はないか……なんてことをどこかで考えてるから、そこまで気持ちが固まってるわけじゃないけどな」
「ふむ、そうか……オレの初陣の話はしたか?」
「聞いたことないな」
「オレが初めて人を殺めたのが初陣だ。ひどい混戦でな……必死だったのもあるが、実は記憶も曖昧で、殺した相手方には悪いがあまり覚えておらんのだ。しかしな、そのとき運よく討ち取った敵将……これは忘れもせぬ。あの感情は恐怖と、そして歓喜だ」
か、歓喜?
「ガッハッハッハ、まぁそう嫌悪感たっぷりな顔をしてくれるな。そもそも、オレが武を志したキッカケが、守りたい者を守るための力が欲しかったからということもあるがな……オレにとって、いや、おそらく多くの軍人にとって、敵将とはすなわち、自国にいる大切な者や共に戦う仲間を殺そうとする……言うならば、殺し屋どもの親玉みたいなものよ」
……なるほど、分かり易い。
「当然、相手が百戦錬磨の士ならば恐怖もするし、それを打ち倒すことができれば、守りたい者を守れた喜びに打ち震えることだってある。イマイソウタよ、血なまぐさくなくとも、男ならば似たような経験をしたことがあるのではないか?」
「いや、心当たりはないな」
「そんなはずはなかろう。酒を嗜むほど大人の男ならば何か仕事をしておったはずだ」
「そりゃ仕事は、まぁ……」
「何の仕事をしておったのだ」
「営業……んー、道具を売るための新しい販路を開拓するような仕事だ」
「ほほう、なかなか興味深い仕事をしておったのだな。で、その仕事を得るにはどうした?」
「うーん、色んな会社に面接いって、やっと内定貰って……」
「その仕事を勝ち取ったわけだな? 嬉しかったろう」
「俺は結構苦労したほうだから、嬉しかったっちゃ嬉しかったかな」
「それと似たようなものよ」
はぃ?
「いや、似たようなもんなのか……?」
「その仕事をしようと決めたとき、今までしたことのない未知の領域へ身を投じる不安で、胸中はいっぱいだったはずだ。だがお主は不安に押し潰されず、その仕事に就こうと努力し、他の者と競い、勝利し、遂にお主自身の価値を雇い主に認めさせて仕事にありついた――といったところではないのか?」
「まぁ大げさにいえばそんな感じだけど」
「似ておるよ。オレも、武人を志した当初は不安でな……ただ、大切な家族や友のため、なにより自分自身のため、ひたすら努力をして、気が付けば初陣を飾り、仲間の助けを受けながら運良く敵将を打ち倒すことまでできたのだから、殺し殺されしているとはいえ、嬉しくないはずがなかろう?」
確かに、そういわれるとそうなのかもしれないが……。
「やっぱり俺とは似てないな」
「そうか?」
「別に、大切な家族や友達とか、ましてや自分自身のためにひたすら努力なんて……そんな大層なことしてないからな」
フッと夜空を見上げる。
さっき宿舎のベランダで見た時も思ったが、やっぱりビルや電線がないから星が良く見える。
元居た世界では、忙しさにかまけて夜空なんてあまり見たことがなかったが、この世界にも同じような星空がどこまでも広がっていることに、どこかホッとする。
「……俺がいた世界じゃさ、学校を卒業したあとは世間体とか生活の為に大抵みんな就職することになるんだよ。俺だって、したくもない仕事をただなんとなく生活のためにしてただけなんだ」
「しかし、お主はその仕事を得るために努力をしたと言っていたではないか。程度の差など気にしてもしかたなかろう。お主にはお主の、オレにはオレの努力があるのだ。似た経験をした者同士、今宵は大杯で乾杯といこうではないか」
「おっさんはやっぱいい奴だな」
「ガッハッハッハ! あまり持ち上げるでない、こそばゆいわ!」
おっさんが豪快に笑いながら背中をバンバン叩いてきたので、俺もつられて笑ってしまう。
先程まで感じていた不安はいつの間にか消えていて、おっさんなりに俺を元気づけてくれていたのだということに気が付く。
おっさん、ありがとう……な。
その後も暫く他愛ない話をして歩いていると、おっさんを呼ぶ女性の声が聞こえてきた。
「おじさまー! こっちこっちー!」
道の奥のほうに目を凝らすと、両手をブンブン振りながら手招きしているルル商会の美人代表と、その護衛と思われる屈強な男三人が立っていた。
「あら? アナタは確か……昼間おじさまと一緒にいたわね?」
「こんばんは、挨拶が遅れて申し訳ない。今井奏太という」
「こんばんは。それで? どうしてアナタがいるのかしら」
「おっさんに飲みに誘われてな」
「そうなの……まぁいいわ。お店は貸し切っておいたからなんでも好きなものを注文してね」
サラっととんでもないことを言われた気がする。
美人代表が貸し切ったという店は見るからに高級そうな佇まいで、俺みたいなド庶民が入るのにはかなり勇気がいる……のだが、おっさんは例のごとく特に気にしていない様子でズカズカと中へ入っていってしまった。
意を決し、後に続こうとしたところで、行く手を遮るように三人の男が扉の前に立ち塞がった。
そういえば昼間、揚げ団子屋の親切なオヤジと話をしたとき、グステンでは深夜どころか明け方までやっている店も少なくないというようなことを聞いたが……酒場にでもいくのだろうか?
しかし、それにしては挙動が少し怪しい感じもする。
あとを尾けてみるか? いや、相手はあのおっさんだぞ。気がつかれないように尾行なんてできるか?
などと、またもや一人であーでもないこーでもないと考えていたら、突然おっさんがこちらを見上げて声をかけてきた。
「む? おお、イマイソウタ、起きておったか。どうだ、もう終わったか」
俺なんかの視線にもすぐ気が付くあたり、さすがは武人。
やはり気づかれずに尾行なんて、考えるまでもなく俺には不可能だったわけだ。
「セルフィ……いや、メリシアにまた助けられちまったわ」
「そうか、なにごとも無くてよかったぞ」
「別に心配なんかしてなかっただろ?」
呆れたように俺がそう言うと、おっさんは「ガッハッハッハ」と豪快に笑って誤魔化した。
おっさんとの付き合い方がようやく分かってきたのか、こんなやり取りを自然にできるようになった自分がなんだか嬉しくなる。
「どっかいくのか?」
「飲みに……いこうかとな」
少し言葉に詰まったようなその物言いに、すぐピーンときた。
「もしかして、あのルル商会の姉ちゃんと会うのか?」
「ぬ、ぬぅ。お主はこういうときだけ妙に鋭いのだな……」
「なんだよなんだよ、おっさんも隅におけねぇな。いいよ、邪魔しないからゆっくりしてこいよ」
「そうだな……いや、お主さえよければ一緒に来て貰えまいか」
「おいおい、野暮なこと言うなよ。昼間の姉ちゃんのあの感じだと、絶対おっさんと二人で会いたがってるぞ」
「問題はそこよ。神に仕える武人として、今は女人などにうつつを抜かしておる場合ではないのだ……お主が共におってくれるなら幾分か心強い」
「マジかよ」
思わぬ弱点につい笑ってしまいそうになるが、ヒゲ面を歪めながら頼んでくるその表情は、まさに切実といった感じだ。
……ま、おっさんの頼みじゃ断れないか。
「分かった分かった。付き合うよ」
やれやれと地面から四、五メートルはあるベランダから飛び降りる。
オールタニアの中央教区で初めて跳んだときに比べたら、この程度の高さはもはやなんの障害にもなっていないことに着地してから気が付いて、早くも力に順応しつつある自分に少し驚く。
「恩に着るぞ……むん?」
おっさんが俺の顔を見るなり心配そうに眉根を寄せた。
「お主、酷い顔色だな」
「ん? ああ、寝起きだからだろ」
「頼んでおいてなんだが……無理せず寝ておってもよいのだぞ?」
「おっさんもメリシアも心配性なとこあるけど、大丈夫だって」
「だが――」
「そんなことより」
まだ何か言いたそうなおっさんを遮り、続ける。
「今日こそは先に酔い潰してやるから覚悟しとけよ」
「……ほぅ、このオレにそのような大言を吐いたこと、たっぷり後悔させてやるわ」
察してくれたのか、おっさんがニヤリと笑ったので、俺もニヤリと笑い返して繁華街のほうへと歩き始める。
道すがら、覚悟を決めて仕事の話を切り出す。
「バルギスの……侵攻までは、あとどれくらい時間があるんだ?」
「うむ、事前情報に間違いなければ、日を四度――いや、もうこの月の位置なら三度になるか、日を三度跨ぐ頃には不可侵領域へ到達する予定だ」
「その不可侵領域ってとこまでは、ここからどれくらいかかるんだ?」
「シュロルで二日ほどだな」
「なるほど……」
ってことは、もしかするとこれがおっさんと飲める最後の機会になるかもしれないわけだ……。
「人を殺すのって、どんな感覚だ?」
隣で歩くおっさんが驚いたかのように目を見開き、こちらを見た。
「覚悟を決めたか」
「正直、戦争にならないような平和的な解決方法はないか……なんてことをどこかで考えてるから、そこまで気持ちが固まってるわけじゃないけどな」
「ふむ、そうか……オレの初陣の話はしたか?」
「聞いたことないな」
「オレが初めて人を殺めたのが初陣だ。ひどい混戦でな……必死だったのもあるが、実は記憶も曖昧で、殺した相手方には悪いがあまり覚えておらんのだ。しかしな、そのとき運よく討ち取った敵将……これは忘れもせぬ。あの感情は恐怖と、そして歓喜だ」
か、歓喜?
「ガッハッハッハ、まぁそう嫌悪感たっぷりな顔をしてくれるな。そもそも、オレが武を志したキッカケが、守りたい者を守るための力が欲しかったからということもあるがな……オレにとって、いや、おそらく多くの軍人にとって、敵将とはすなわち、自国にいる大切な者や共に戦う仲間を殺そうとする……言うならば、殺し屋どもの親玉みたいなものよ」
……なるほど、分かり易い。
「当然、相手が百戦錬磨の士ならば恐怖もするし、それを打ち倒すことができれば、守りたい者を守れた喜びに打ち震えることだってある。イマイソウタよ、血なまぐさくなくとも、男ならば似たような経験をしたことがあるのではないか?」
「いや、心当たりはないな」
「そんなはずはなかろう。酒を嗜むほど大人の男ならば何か仕事をしておったはずだ」
「そりゃ仕事は、まぁ……」
「何の仕事をしておったのだ」
「営業……んー、道具を売るための新しい販路を開拓するような仕事だ」
「ほほう、なかなか興味深い仕事をしておったのだな。で、その仕事を得るにはどうした?」
「うーん、色んな会社に面接いって、やっと内定貰って……」
「その仕事を勝ち取ったわけだな? 嬉しかったろう」
「俺は結構苦労したほうだから、嬉しかったっちゃ嬉しかったかな」
「それと似たようなものよ」
はぃ?
「いや、似たようなもんなのか……?」
「その仕事をしようと決めたとき、今までしたことのない未知の領域へ身を投じる不安で、胸中はいっぱいだったはずだ。だがお主は不安に押し潰されず、その仕事に就こうと努力し、他の者と競い、勝利し、遂にお主自身の価値を雇い主に認めさせて仕事にありついた――といったところではないのか?」
「まぁ大げさにいえばそんな感じだけど」
「似ておるよ。オレも、武人を志した当初は不安でな……ただ、大切な家族や友のため、なにより自分自身のため、ひたすら努力をして、気が付けば初陣を飾り、仲間の助けを受けながら運良く敵将を打ち倒すことまでできたのだから、殺し殺されしているとはいえ、嬉しくないはずがなかろう?」
確かに、そういわれるとそうなのかもしれないが……。
「やっぱり俺とは似てないな」
「そうか?」
「別に、大切な家族や友達とか、ましてや自分自身のためにひたすら努力なんて……そんな大層なことしてないからな」
フッと夜空を見上げる。
さっき宿舎のベランダで見た時も思ったが、やっぱりビルや電線がないから星が良く見える。
元居た世界では、忙しさにかまけて夜空なんてあまり見たことがなかったが、この世界にも同じような星空がどこまでも広がっていることに、どこかホッとする。
「……俺がいた世界じゃさ、学校を卒業したあとは世間体とか生活の為に大抵みんな就職することになるんだよ。俺だって、したくもない仕事をただなんとなく生活のためにしてただけなんだ」
「しかし、お主はその仕事を得るために努力をしたと言っていたではないか。程度の差など気にしてもしかたなかろう。お主にはお主の、オレにはオレの努力があるのだ。似た経験をした者同士、今宵は大杯で乾杯といこうではないか」
「おっさんはやっぱいい奴だな」
「ガッハッハッハ! あまり持ち上げるでない、こそばゆいわ!」
おっさんが豪快に笑いながら背中をバンバン叩いてきたので、俺もつられて笑ってしまう。
先程まで感じていた不安はいつの間にか消えていて、おっさんなりに俺を元気づけてくれていたのだということに気が付く。
おっさん、ありがとう……な。
その後も暫く他愛ない話をして歩いていると、おっさんを呼ぶ女性の声が聞こえてきた。
「おじさまー! こっちこっちー!」
道の奥のほうに目を凝らすと、両手をブンブン振りながら手招きしているルル商会の美人代表と、その護衛と思われる屈強な男三人が立っていた。
「あら? アナタは確か……昼間おじさまと一緒にいたわね?」
「こんばんは、挨拶が遅れて申し訳ない。今井奏太という」
「こんばんは。それで? どうしてアナタがいるのかしら」
「おっさんに飲みに誘われてな」
「そうなの……まぁいいわ。お店は貸し切っておいたからなんでも好きなものを注文してね」
サラっととんでもないことを言われた気がする。
美人代表が貸し切ったという店は見るからに高級そうな佇まいで、俺みたいなド庶民が入るのにはかなり勇気がいる……のだが、おっさんは例のごとく特に気にしていない様子でズカズカと中へ入っていってしまった。
意を決し、後に続こうとしたところで、行く手を遮るように三人の男が扉の前に立ち塞がった。
0
あなたにおすすめの小説
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
【完結】487222760年間女神様に仕えてきた俺は、そろそろ普通の異世界転生をしてもいいと思う
こすもすさんど(元:ムメイザクラ)
ファンタジー
異世界転生の女神様に四億年近くも仕えてきた、名も無きオリ主。
億千の異世界転生を繰り返してきた彼は、女神様に"休暇"と称して『普通の異世界転生がしたい』とお願いする。
彼の願いを聞き入れた女神様は、彼を無難な異世界へと送り出す。
四億年の経験知識と共に異世界へ降り立ったオリ主――『アヤト』は、自由気ままな転生者生活を満喫しようとするのだが、そんなぶっ壊れチートを持ったなろう系オリ主が平穏無事な"普通の異世界転生"など出来るはずもなく……?
道行く美少女ヒロイン達をスパルタ特訓で徹底的に鍛え上げ、邪魔する奴はただのパンチで滅殺抹殺一撃必殺、それも全ては"普通の異世界転生"をするために!
気が付けばヒロインが増え、気が付けば厄介事に巻き込まれる、テメーの頭はハッピーセットな、なろう系最強チーレム無双オリ主の明日はどっちだ!?
※小説家になろう、エブリスタ、ノベルアップ+にも掲載しております。
魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します
burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。
その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。
御家騒動なんて真っ平ごめんです〜捨てられた双子の片割れは平凡な人生を歩みたい〜
伽羅
ファンタジー
【幼少期】
双子の弟に殺された…と思ったら、何故か赤ん坊に生まれ変わっていた。
ここはもしかして異世界か?
だが、そこでも双子だったため、後継者争いを懸念する親に孤児院の前に捨てられてしまう。
ようやく里親が見つかり、平和に暮らせると思っていたが…。
【学院期】
学院に通い出すとそこには双子の片割れのエドワード王子も通っていた。
周りに双子だとバレないように学院生活を送っていたが、何故かエドワード王子の影武者をする事になり…。
異世界転生したらたくさんスキルもらったけど今まで選ばれなかったものだった~魔王討伐は無理な気がする~
宝者来価
ファンタジー
俺は異世界転生者カドマツ。
転生理由は幼い少女を交通事故からかばったこと。
良いとこなしの日々を送っていたが女神様から異世界に転生すると説明された時にはアニメやゲームのような展開を期待したりもした。
例えばモンスターを倒して国を救いヒロインと結ばれるなど。
けれど与えられた【今まで選ばれなかったスキルが使える】 戦闘はおろか日常の役にも立つ気がしない余りものばかり。
同じ転生者でイケメン王子のレイニーに出迎えられ歓迎される。
彼は【スキル:水】を使う最強で理想的な異世界転生者に思えたのだが―――!?
※小説家になろう様にも掲載しています。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
異世界召喚でクラスの勇者達よりも強い俺は無能として追放処刑されたので自由に旅をします
Dakurai
ファンタジー
クラスで授業していた不動無限は突如と教室が光に包み込まれ気がつくと異世界に召喚されてしまった。神による儀式でとある神によってのスキルを得たがスキルが強すぎてスキル無しと勘違いされ更にはクラスメイトと王女による思惑で追放処刑に会ってしまうしかし最強スキルと聖獣のカワウソによって難を逃れと思ったらクラスの女子中野蒼花がついてきた。
相棒のカワウソとクラスの中野蒼花そして異世界の仲間と共にこの世界を自由に旅をします。
現在、第四章フェレスト王国ドワーフ編
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる