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(14)駆ける
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オルガッド王国第一騎士団、元副団長ケイレブ・スルートは、八年前、休暇で訪れた田舎町で暴行を受けていた女性を助ける際、複数名に対して応戦し、結果、相手を殺してしまったことが問題視された。
これを受けて執り行われた査問委員会で、騎士団からの除籍と一年投獄の決定が下されるも、それを不服として逃走を図り現在に至る。
ケイレブは王都近くの村で、鍛冶屋の三男として生まれ育った。両親は身分違いの恋の果てに駆け落ちしたのだと言っていたが、本当のところはよく知らない。
幼い頃から人一倍正義感が強く、喧嘩っ早い性格で、割とやんちゃな幼少期を送っていたが、十二になって血液検査の結果がアルファだと分かるや否や、両親はせっかくなら騎士団員になれと、ケイレブは十三歳で寄宿舎付きの王都の騎士学校に入れられた。
今思えば一介の鍛冶屋にそんな財力があったのは、両親のうちのどちらかが本当に良家の出だったからこそ援助を受けられたのかも知れない。
ケイレブは騎士学校に入学すると、その素行の悪さから創立以来の悪童と言われ、稽古を抜け出しては魚釣りや狩りをして勝手に野営したり、馬術の訓練では、馬の上に立って曲芸の真似事をしてみせたり、寮の部屋ではランプを解体して爆破とボヤ騒ぎを起こしたこともあった。
とにかくやることなすこと、見つかってはこっ酷く叱られ、何度となく反省文を書かされた。
だからこそ、ケイレブとは種類の違う問題児が現れた時には、上級生としてその更なる問題児の面倒を見ろと、下級生の世話を任されたのかも知れない。
その経緯を踏まえてかは知らないが、その後ケイレブは無事に王国騎士団、しかも王族や要人警護を主とする第一騎士団に入団することとなったのだが、それも過去の話。
「どうしてかねえ。昔はあんなに可愛くて、俺に懐いて、常に後ろをついてきてたのになあ」
「して欲しいなら、後ろをついて回ってやるぞ。遠慮は要らん」
「なにお前、そんな冗談言えたのかよ」
ケイレブがお腹を抱えて笑うと、なにが面白いのか分からないと顔色ひとつ変えず、元問題児のデルザリオが、木の枝を折って焚き火に放り込んだ。
デルザリオとケイレブは、事前に集めた情報の是非を確認するため、国の北に位置する直轄領、エイール地方のバチアスに向かう道中で休息を取っている。
オルガッド王国は、王ナキームがデルザリオを追放後、ベータを中心とした貴族が圧倒的な力を持ち、中でもアルファのアマリエ公爵ゼウル卿は妹であるキャデリスを、あろうことか長く不在の王妃の代行として王の側に置いている。
そのせいで特定の貴族の力が不用意に強まり、王国は危うい状況に追い込まれている。
デルザリオたちがこれから向かう、王族の保養地でもあるバチアスには、デルザリオの実母である王妃マキナが、静養のために長くその身を置いている。
隣国ルナギル出身のマキナは元より体が弱く、デルザリオを産んだ後は、表舞台から一切身を引いた形ばかりの王妃である。
そしてバチアスの地といえばもう一人。
デルザリオのその強烈な色香に充てられ、過剰ヒートを起こすようになってしまった、叔父である王弟シュレールもまた、静養を目的としてその地での隠居生活を強いられている。
「デリー。それよりお前、本当にいいのか」
焚き火を囲んで右隣に座るデルザリオに、熟れたナヘルの実を投げて渡すと、ケイレブは手に持ったナヘルの実にかぶりつき、じゅるりと溢れる果汁を啜る。
「元より身分になど興味はないのでな」
ナヘルは傷みにくく長距離移動にもってこいの、皮が厚く歯応えもあり甘味が強い、オルガッドで広く食される果実だ。
ナヘルの皮の渋みを嫌うデルザリオは、ナイフで器用に皮を剥くと、その実に齧り付いた。
「そうは言っても、お前は実質、王位継承権第一位の立場だ。お前を支持する派閥は今でも存在するし、なにかと動いてるのは知ってるだろ」
「だからこそ、今バチアスに向かわねばならん」
「先手必勝か……」
「ああ。そうだ」
デルザリオはそう言い切ると、食べ終えて残ったナヘルの芯を焚き火に放り込み、背後の朽ちて倒れた大木にもたれ、座ったまま目を閉じる。
「まあそうなんだけどさ」
ケイレブも分かってはいる。今更デルザリオが中央に担ぎ上げられたとしても、国の中枢に巣食う膿を出し切るほどの力を蓄えるには、早くても数年、いや十数年と掛かることだろう。
如何にアルファが人から恐れ、あるいは憧れられ、羨望される存在だとしても、それと肥え太った族の一掃は話が別だ。
実際に大多数のベータによる数の意見によって押し切られ、デルザリオは国から追われることになったのだから。
「だけど俺はさ、お前に立って欲しい訳よ」
ケイレブが小さく呟くその声は深い夜の闇に溶ける。
デルザリオとて国を憂う気持ちがない訳ではない。だからこそ今こうして行動に移している。
バチアスに赴くのには理由がある。
ケイレブが調べてきたことが事実であれば、あるいは国の行く末を変えられるかも知れない。だからこそ真偽を確かめるためにも急がなくてはならない。
そうして仮眠程度の時間を過ごすと、二人は再び馬に跨り先を急ぐ。この山を下れば、あと少しでバチアスの南東に出る。
デルザリオたちが拠点とするラウェルナ大森林からバチアスまでは、国土を横断するように中央の街道を抜けて東の山岳地帯に向かい、山沿いを北上するか、あるいは大森林の北から王都ミアネイアの背後を回り、海沿いに東に進む。
またはラウェルナ大森林を北上し、途中そのまま街道沿いに、中央北に位置するルテュ湖沿いに東へ向かい、山を越えて直轄領に入る、今デルザリオとケイレブが移動する道順である。
国のお尋ね者であるデルザリオたちなので、王都に近付けば近付くほど危険度は上がるが、今はなんとしてもバチアスに向かわなくてはならない。
「領地警備の詰め所はどうなってる」
「問題ない。抱き込みは成功してるし、あそこはそもそも王妃擁護派が多い。お尋ね者のお前にも寛容だ。それに念のためジョエレが居残ってる」
「そうか」
視界の開けた草原に出ると、眼下にバチアスを望むその奥に大海原が広がっている。
「いよいよ来たな」
馬を止めデルザリオの隣に並ぶと、ケイレブは登る日の出を眺めて口角を上げる。
「ああ」
水平線を眺めてデルザリオは短く答える。
父であるオルガッド国王ナキームには、そろそろ表舞台から降りて貰う必要がある。それは浮ついた貴族諸共でなければならない。
「行くぞケイレブ」
「おうよ」
錆び付いた歯車が、いよいよ大きく動き出そうとしている。
これを受けて執り行われた査問委員会で、騎士団からの除籍と一年投獄の決定が下されるも、それを不服として逃走を図り現在に至る。
ケイレブは王都近くの村で、鍛冶屋の三男として生まれ育った。両親は身分違いの恋の果てに駆け落ちしたのだと言っていたが、本当のところはよく知らない。
幼い頃から人一倍正義感が強く、喧嘩っ早い性格で、割とやんちゃな幼少期を送っていたが、十二になって血液検査の結果がアルファだと分かるや否や、両親はせっかくなら騎士団員になれと、ケイレブは十三歳で寄宿舎付きの王都の騎士学校に入れられた。
今思えば一介の鍛冶屋にそんな財力があったのは、両親のうちのどちらかが本当に良家の出だったからこそ援助を受けられたのかも知れない。
ケイレブは騎士学校に入学すると、その素行の悪さから創立以来の悪童と言われ、稽古を抜け出しては魚釣りや狩りをして勝手に野営したり、馬術の訓練では、馬の上に立って曲芸の真似事をしてみせたり、寮の部屋ではランプを解体して爆破とボヤ騒ぎを起こしたこともあった。
とにかくやることなすこと、見つかってはこっ酷く叱られ、何度となく反省文を書かされた。
だからこそ、ケイレブとは種類の違う問題児が現れた時には、上級生としてその更なる問題児の面倒を見ろと、下級生の世話を任されたのかも知れない。
その経緯を踏まえてかは知らないが、その後ケイレブは無事に王国騎士団、しかも王族や要人警護を主とする第一騎士団に入団することとなったのだが、それも過去の話。
「どうしてかねえ。昔はあんなに可愛くて、俺に懐いて、常に後ろをついてきてたのになあ」
「して欲しいなら、後ろをついて回ってやるぞ。遠慮は要らん」
「なにお前、そんな冗談言えたのかよ」
ケイレブがお腹を抱えて笑うと、なにが面白いのか分からないと顔色ひとつ変えず、元問題児のデルザリオが、木の枝を折って焚き火に放り込んだ。
デルザリオとケイレブは、事前に集めた情報の是非を確認するため、国の北に位置する直轄領、エイール地方のバチアスに向かう道中で休息を取っている。
オルガッド王国は、王ナキームがデルザリオを追放後、ベータを中心とした貴族が圧倒的な力を持ち、中でもアルファのアマリエ公爵ゼウル卿は妹であるキャデリスを、あろうことか長く不在の王妃の代行として王の側に置いている。
そのせいで特定の貴族の力が不用意に強まり、王国は危うい状況に追い込まれている。
デルザリオたちがこれから向かう、王族の保養地でもあるバチアスには、デルザリオの実母である王妃マキナが、静養のために長くその身を置いている。
隣国ルナギル出身のマキナは元より体が弱く、デルザリオを産んだ後は、表舞台から一切身を引いた形ばかりの王妃である。
そしてバチアスの地といえばもう一人。
デルザリオのその強烈な色香に充てられ、過剰ヒートを起こすようになってしまった、叔父である王弟シュレールもまた、静養を目的としてその地での隠居生活を強いられている。
「デリー。それよりお前、本当にいいのか」
焚き火を囲んで右隣に座るデルザリオに、熟れたナヘルの実を投げて渡すと、ケイレブは手に持ったナヘルの実にかぶりつき、じゅるりと溢れる果汁を啜る。
「元より身分になど興味はないのでな」
ナヘルは傷みにくく長距離移動にもってこいの、皮が厚く歯応えもあり甘味が強い、オルガッドで広く食される果実だ。
ナヘルの皮の渋みを嫌うデルザリオは、ナイフで器用に皮を剥くと、その実に齧り付いた。
「そうは言っても、お前は実質、王位継承権第一位の立場だ。お前を支持する派閥は今でも存在するし、なにかと動いてるのは知ってるだろ」
「だからこそ、今バチアスに向かわねばならん」
「先手必勝か……」
「ああ。そうだ」
デルザリオはそう言い切ると、食べ終えて残ったナヘルの芯を焚き火に放り込み、背後の朽ちて倒れた大木にもたれ、座ったまま目を閉じる。
「まあそうなんだけどさ」
ケイレブも分かってはいる。今更デルザリオが中央に担ぎ上げられたとしても、国の中枢に巣食う膿を出し切るほどの力を蓄えるには、早くても数年、いや十数年と掛かることだろう。
如何にアルファが人から恐れ、あるいは憧れられ、羨望される存在だとしても、それと肥え太った族の一掃は話が別だ。
実際に大多数のベータによる数の意見によって押し切られ、デルザリオは国から追われることになったのだから。
「だけど俺はさ、お前に立って欲しい訳よ」
ケイレブが小さく呟くその声は深い夜の闇に溶ける。
デルザリオとて国を憂う気持ちがない訳ではない。だからこそ今こうして行動に移している。
バチアスに赴くのには理由がある。
ケイレブが調べてきたことが事実であれば、あるいは国の行く末を変えられるかも知れない。だからこそ真偽を確かめるためにも急がなくてはならない。
そうして仮眠程度の時間を過ごすと、二人は再び馬に跨り先を急ぐ。この山を下れば、あと少しでバチアスの南東に出る。
デルザリオたちが拠点とするラウェルナ大森林からバチアスまでは、国土を横断するように中央の街道を抜けて東の山岳地帯に向かい、山沿いを北上するか、あるいは大森林の北から王都ミアネイアの背後を回り、海沿いに東に進む。
またはラウェルナ大森林を北上し、途中そのまま街道沿いに、中央北に位置するルテュ湖沿いに東へ向かい、山を越えて直轄領に入る、今デルザリオとケイレブが移動する道順である。
国のお尋ね者であるデルザリオたちなので、王都に近付けば近付くほど危険度は上がるが、今はなんとしてもバチアスに向かわなくてはならない。
「領地警備の詰め所はどうなってる」
「問題ない。抱き込みは成功してるし、あそこはそもそも王妃擁護派が多い。お尋ね者のお前にも寛容だ。それに念のためジョエレが居残ってる」
「そうか」
視界の開けた草原に出ると、眼下にバチアスを望むその奥に大海原が広がっている。
「いよいよ来たな」
馬を止めデルザリオの隣に並ぶと、ケイレブは登る日の出を眺めて口角を上げる。
「ああ」
水平線を眺めてデルザリオは短く答える。
父であるオルガッド国王ナキームには、そろそろ表舞台から降りて貰う必要がある。それは浮ついた貴族諸共でなければならない。
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