その溺愛も仕事のうちでしょ?〜拾ったワケありお兄さんをヒモとして飼うことにしました〜

濘-NEI-

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(42)私に出来ること※

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 ソファーのスプリングが鈍い音を立てると、一稀さんの表情が一層艶かしくなって私を見下ろしてる。
 硬く勃ち上がった屹立に手を添えて、親指と人差し指で作った輪を狭めて上下に扱きながら、雫を溢し始めた鈴口に舌を這わせて先走りをじっとり舐め取る。
「んっ、奏多」
「きもちい?」
 上目遣いで一稀さんを見つめると、彼に見せつけるように舌を大きく外に出して、裏筋をゆっくりと舐めてから、下に連なる膨らみを口に含んで、口内で舌を絡めて愛撫する。
 その間も指先は動かしたまま、膨らみを吸い上げて舐める度に、先走りを溢れさせる鈴口に指先をぐりぐりと擦り付けて、こじ開けるように虐める。
「そんなイタズラどこで覚えたの」
「初めてだから下手でしょ」
「それが本当だって信じたいけど、気持ち良すぎてチンコ痛い」
「ならいっぱい出してね」
 咥えるには大き過ぎる屹立の先端を口に含むと、口内で舌を動かしながら、唾液を絡ませて執拗に吸い上げる。
 そこ以外は一切着崩れてない、普段見慣れてないスーツ姿が禁欲的で、劣情が一気に高まるとはしたないくらい興奮して、両足の間が切ないくらい潤んだ。
 喉の奥まで咥え込んで、溢れ出る唾液を絡めた指先でも入れ違いに刺激を与えると、一稀さんから掠れた吐息が漏れて、彼も興奮してくれてることに悦びが生まれる。
「奏多、本当に初めてなの」
「そうだよ。エッチな漫画でしか見たことないもん」
「エッチな漫画読む奏多とかエロすぎ」
 私の頬に手を伸ばすと、気持ちいいから続けてと、そのまま耳朶を撫でて一稀さんの指が耳を愛撫する。
 そんなところで感じるなんて、慣れない気持ちよさに吐息を漏らしながら、ぐちゅぐちゅと音を立てて握った手を上下に動かすと、一稀さんの屹立がビクッと震えて質量を増す。
 口に溜まった唾液を垂らすと、鈴口から溢れる雫と一緒に指にまとわせて、指先を窄めたり緩めたりして硬く勃ち上がった屹立を扱いてまた先端を口に含んで吸い上げる。
「はぁ、っ、気持ちいいよ、奏多」
 一稀さんの艶っぽい声を聞きながら、窄めた唇で甘噛みするようにして、付け根から先端までを上下に何度も行き来すると、更に硬さを増して血管が浮き出てきた根本を指先で扱く。
 ぬちぬちと空気を含んで鈍く泡立つ昂りの裏筋をねっとりと舐め上げ、また口に咥えて口内で嬲るように舌を絡ませて窄めた唇と握った指で乱暴に扱く。
「ん、奏多、もういいよ」
「気持ちいいなら、そのまま出して」
「そんなに煽んないで」
「お願い、いっくん」
 舌舐めずりして囁くと、知らないからねと呟いた一稀さんに導かれて張り詰めた屹立をもう一度咥え込む。
 じゅぼじゅぼ音を立てて、乱雑に唇と手を動かして舌先で鈴口をこじ開けると、それが気持ちいいのか、一稀さんが熱っぽい息を吐いた。
 喉の奥まで咥え込んで根本をギュッと締め付けたり、下の膨らみを柔く揉み込むと、私の頭を掴んだ一稀さんが、堪らず腰を動かしてグッと喉の最奥を突かれた瞬間に熱が爆ぜた。
「んんっ、ん」
 小刻みに震える腰と同じタイミングで、喉の奥に熱い液体が流れ込んでくる。
 拒めば激しく咽せてしまいそうで、私はなされるがままに熱を呑み下してビクビク震える屹立に舌を絡めて吸い上げる。
「ちょ、奏多。呑んじゃったの」
 一稀さんが口を離すように私の顔に手を添えた時には、ほとんど全てを呑み下して、口の中に言いようのない青臭さが残っているだけ。
 口の端に溢れた残滓を手の甲で拭うと、舌舐めずりして一稀さんを上目遣いで見つめ直す。
「気持ちよかった?」
「ヤバい。イカされちゃった」
 一稀さんはにっこり笑って私を抱き上げると、そのままキスしようとしたので、思わず咄嗟に顔を逸らす。
「え、なに。どうしたの」
「だって、あの、呑んじゃったから」
「奏多が気持ち良くさせてくれたのに、そんなの気にならないよ。ほらキスさせて」
 顎を捉えられて正面を向かされると、唇が合わさった瞬間に舌が入り込んできて、激しいキスに唾液がぐじゅぐじゅに溢れて、口の端から垂れ落ちそうになる。
 唇を離してそれを舐め取ると、啄むようにキスをして一稀さんが私の頬を撫でながら、指先で耳の穴をくすぐる。
「奏多は本当にキスが好きだよね。目がとろんとしてきた」
「だって一稀さんのキス気持ちいいから」
「じゃあ俺のことしか考えられないようにしないとね」
 首筋に噛み付くようなキスをされて、ヒリつく痛みを与えられると、また貪るように激しいキスに翻弄された。
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