24 / 29
第22話 そろそろ今年の運勢占いとの答え合わせの時期です
しおりを挟む
「会長は本当に生徒会のことばっかですね」
「はは、すみません」
会長は謝りながらも照れるように頬を掻いた。
謝られると私が意地悪しているみたいな気持ちになるじゃないか。
「なんで、私という部外者を巻き込んでまで、生徒会のことを気にするんです?私から見て今も十分盛り立てていると思いますけど」
今、会長の顔が一瞬陰ったようなきがした。
私の質問が悪かったのだろうか?でも、聞けるなら聞いておきたい。それによっては私も答える必要があるかもしれないから。
まもなくして、会長が答えてくれた。もう、いつもの笑顔に戻っている。
「そうですね……貴方には話しておいた方がいいかもしれませんね」
会長はそういうと、教室の扉を閉めに行った。
「少し、近づいてもらえますか?」
扉を閉めた会長は私の隣の席に座って、椅子を私に寄せた。私も会長に言われたまま椅子を寄せる。
「それでですね」
私が耳を寄せ、会長が口を寄せて囁いた。
放課後の教室に2人っきり、並んで座り、顔を寄せ合って話をする。これが、恋人同士であったのならば、そうでなくとも、ほんの少し、この話がたわいのない内容であったとしたなら、それは青春の喜びになったのだろう。
ーーでも、到底そんな気持ちにはなれないものだった。
甘い気持ちで耳を貸した私自身に怒りを覚える。これを聞いてしまえば、逃げれなくなるというのに。
「会長は意地悪ですね」
「そうでしょうか?」
私は少し怒っているというのに、そうやって自分が一番わかった気になって全て抱え込んでいるところが、本当に意地悪だ。
「私が絶対に答えなければいけなくなりました」
「すみません、これも全て必要なことなんです」
「仕方ないですね。では、2つだけ、これが私の最大の譲歩です」
「はいありがとうございます!」
私から結果を聞けるとなると、会長の顔にすぐさま笑顔が弾けた。
ーー本当にこういうところなんだよ。
でも、しかたないので気を取り直して、私は会長に向かうように座り直す。
「まず、結果は未来の生徒会は成功していました。マイナスになっているところは一切見つかりませんでした」
「それは、良かったです」
会長はそう返すと、胸を撫で下ろした。
でも、私の話は終わっていない。
「正し、そのためには人が足りていません。私が占った未来では、今の3人に1人を加えた状態でした」
「その1人っていつのは?」
「ここまでです。ちゃんと2つ言いましたから」
これが私にできる最大の譲歩。もうこれ以上はなにを言われても答えられない。
「はは、すみません」
会長は謝りながらも照れるように頬を掻いた。
謝られると私が意地悪しているみたいな気持ちになるじゃないか。
「なんで、私という部外者を巻き込んでまで、生徒会のことを気にするんです?私から見て今も十分盛り立てていると思いますけど」
今、会長の顔が一瞬陰ったようなきがした。
私の質問が悪かったのだろうか?でも、聞けるなら聞いておきたい。それによっては私も答える必要があるかもしれないから。
まもなくして、会長が答えてくれた。もう、いつもの笑顔に戻っている。
「そうですね……貴方には話しておいた方がいいかもしれませんね」
会長はそういうと、教室の扉を閉めに行った。
「少し、近づいてもらえますか?」
扉を閉めた会長は私の隣の席に座って、椅子を私に寄せた。私も会長に言われたまま椅子を寄せる。
「それでですね」
私が耳を寄せ、会長が口を寄せて囁いた。
放課後の教室に2人っきり、並んで座り、顔を寄せ合って話をする。これが、恋人同士であったのならば、そうでなくとも、ほんの少し、この話がたわいのない内容であったとしたなら、それは青春の喜びになったのだろう。
ーーでも、到底そんな気持ちにはなれないものだった。
甘い気持ちで耳を貸した私自身に怒りを覚える。これを聞いてしまえば、逃げれなくなるというのに。
「会長は意地悪ですね」
「そうでしょうか?」
私は少し怒っているというのに、そうやって自分が一番わかった気になって全て抱え込んでいるところが、本当に意地悪だ。
「私が絶対に答えなければいけなくなりました」
「すみません、これも全て必要なことなんです」
「仕方ないですね。では、2つだけ、これが私の最大の譲歩です」
「はいありがとうございます!」
私から結果を聞けるとなると、会長の顔にすぐさま笑顔が弾けた。
ーー本当にこういうところなんだよ。
でも、しかたないので気を取り直して、私は会長に向かうように座り直す。
「まず、結果は未来の生徒会は成功していました。マイナスになっているところは一切見つかりませんでした」
「それは、良かったです」
会長はそう返すと、胸を撫で下ろした。
でも、私の話は終わっていない。
「正し、そのためには人が足りていません。私が占った未来では、今の3人に1人を加えた状態でした」
「その1人っていつのは?」
「ここまでです。ちゃんと2つ言いましたから」
これが私にできる最大の譲歩。もうこれ以上はなにを言われても答えられない。
0
あなたにおすすめの小説
俺様上司に今宵も激しく求められる。
美凪ましろ
恋愛
鉄面皮。無表情。一ミリも笑わない男。
蒔田一臣、あたしのひとつうえの上司。
ことあるごとに厳しくあたしを指導する、目の上のたんこぶみたいな男――だったはずが。
「おまえの顔、えっろい」
神様仏様どうしてあたしはこの男に今宵も激しく愛しこまれているのでしょう。
――2000年代初頭、IT系企業で懸命に働く新卒女子×厳しめの俺様男子との恋物語。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
隣の家の幼馴染と転校生が可愛すぎるんだが
akua034
恋愛
隣に住む幼馴染・水瀬美羽。
毎朝、元気いっぱいに晴を起こしに来るのは、もう当たり前の光景だった。
そんな彼女と同じ高校に進学した――はずだったのに。
数ヶ月後、晴のクラスに転校してきたのは、まさかの“全国で人気の高校生アイドル”黒瀬紗耶。
平凡な高校生活を過ごしたいだけの晴の願いとは裏腹に、
幼馴染とアイドル、二人の存在が彼の日常をどんどんかき回していく。
笑って、悩んで、ちょっとドキドキ。
気づけば心を奪われる――
幼馴染 vs 転校生、青春ラブコメの火蓋がいま切られる!
男女比1:15の貞操逆転世界で高校生活(婚活)
大寒波
恋愛
日本で生活していた前世の記憶を持つ主人公、七瀬達也が日本によく似た貞操逆転世界に転生し、高校生活を楽しみながら婚活を頑張るお話。
この世界の法律では、男性は二十歳までに5人と結婚をしなければならない。(高校卒業時点は3人)
そんな法律があるなら、もういっそのこと高校在学中に5人と結婚しよう!となるのが今作の主人公である達也だ!
この世界の経済は基本的に女性のみで回っており、男性に求められることといえば子種、遺伝子だ。
前世の影響かはわからないが、日本屈指のHENTAIである達也は運よく遺伝子も最高ランクになった。
顔もイケメン!遺伝子も優秀!貴重な男!…と、驕らずに自分と関わった女性には少しでも幸せな気持ちを分かち合えるように努力しようと決意する。
どうせなら、WIN-WINの関係でありたいよね!
そうして、別居婚が主流なこの世界では珍しいみんなと同居することを、いや。ハーレムを目標に個性豊かなヒロイン達と織り成す学園ラブコメディがいま始まる!
主人公の通う学校では、少し貞操逆転の要素薄いかもです。男女比に寄っています。
外はその限りではありません。
カクヨムでも投稿しております。
小さい頃「お嫁さんになる!」と妹系の幼馴染みに言われて、彼女は今もその気でいる!
竜ヶ崎彰
恋愛
「いい加減大人の階段上ってくれ!!」
俺、天道涼太には1つ年下の可愛い幼馴染みがいる。
彼女の名前は下野ルカ。
幼少の頃から俺にベッタリでかつては将来"俺のお嫁さんになる!"なんて事も言っていた。
俺ももう高校生になったと同時にルカは中学3年生。
だけど、ルカはまだ俺のお嫁さんになる!と言っている!
堅物真面目少年と妹系ゆるふわ天然少女による拗らせ系ラブコメ開幕!!
この男子校の生徒が自分以外全員男装女子だということを俺だけが知っている
夏見ナイ
恋愛
平凡な俺、相葉祐樹が手にしたのは、ありえないはずの超名門男子校『獅子王院学園』からの合格通知。期待を胸に入学した先は、王子様みたいなイケメンだらけの夢の空間だった!
……はずが、ある夜、同室のクールな完璧王子・橘玲が女の子であるという、学園最大の秘密を知ってしまう。
なんとこの学園、俺以外、全員が“訳アリ”の男装女子だったのだ!
秘密の「共犯者」となった俺は、慣れない男装に悩む彼女たちの唯一の相談相手に。
「祐樹の前でだけは、女の子でいられる……」
クールなイケメンたちの、俺だけに見せる甘々な素顔と猛アプローチにドキドキが止まらない!
秘密だらけで糖度120%の学園ラブコメ、開幕!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる