ギャンブルで人生が狂った男の一生

たいへいた

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06.大学時代part3(見知らぬ人から金を借りた話)

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俺は大学3年になり研究室に配属となった。
この頃は単位もある程度とっていたので暇な時間がたくさんあった。

おれはこの時「北斗の拳6」にどっぷりハマっていた。

相性のいい台は自然と当たるし連チャンするジンクスがあった。

おれは毎日のように同じホールに通い、朝から北斗の拳を打つのが幸せだった。

北斗の拳は通常時も面白い。黄色保留でも十分期待できたし、寒い演出でも当たる時もあり、バランスが完璧で飽きがこなかった。
それに当時は牙狼も流行っていたが、牙狼は確変突入率が50%しかない。
しかし、北斗は80%だ。図柄揃いは100%突入の為、当たってガッカリすることもなかった。

俺は北斗の拳で無双していた。
1回当たれば10連チャンすることはザラにあり、続けて5万以上勝てる日もよくあった。
また、俺の人生最高出玉はこの台で36連チャンの役6万発だった。
俺はこの台で一生勝てると思っていた。

また、当時はハーデスという台も大流行しており、信じられないかもしれないが俺は打つたびに8000分の1のGOD揃いを引けるくらい相性がよかった。
ある日は18時から打ってGODを5回引いて10個のジャッジメントを残して閉店を迎え、13000枚出したこともあった。

今思うとこの時はおれのギャンブル期で見てもピークだったかもしれない。
万発なんてほぼ毎日出していたし、勝ち続けた結果、次の給料日も金が残っている状態で入ったりして、MAXで50万くらい貯金があった。

俺は幸せだった。そして、俺は金が入るとすぐに使ってしまう。
今思うと風俗とかいっとけばよかったなって思うけど、当時はアプリの課金をしていた。今はもうしていないが、そのアプリには総額で200万以上使ってしまった。

課金は本当にやらない方がいいと気づき今ではしていない。

しかし、MAX機というのは波が荒い。
勝ち続けたお金も課金したり飯食ったり負けたりしていると次第に底ついてきた。

そんなある日、おれはいつもと同じ北斗の拳を打った。

「残り3000円…。なんとか当たってくれ…!!」

心で強く祈っていた。
そんな俺に奇跡が起きた。
残り1000円で潜伏確変を引いたのだ。

潜伏確変とは左打ちのままだが大当たり状態のこと。つまり、本来は400分の1の確率が潜伏確変中は40分の1になっているのだ。

「っしゃあ!やっぱり俺はついてる!」

そう思っていたが潜伏確変はここからが大変なのだ。左打ちで40分の1を引くのにハマる可能性があるからだ。

俺は40分の1がなかなか引けなかった。
そして財布のお金はなくなってしまった。

時刻は3時30分ごろだった。
俺はクレジット現金化業者に電話して現金を手に入れようとした。
しかし、3時以降は翌日になると言われたのだ。

俺は顔が真っ青になった。
確変中の台を捨てるなんてもったいなさすぎてできない…でも打つお金がない…どうすれば…

俺は1時間の休憩をとって外に出て考えた。
しかし、いい案が思いつかない…。

時間がなくなってきた俺は最終的に

「パチンコを打っている見ず知らずの人に借りるしかない」

こう思った。
今考えれば物凄い勇気が必要だ。
だがやるしかない俺はそんなことも気にならないくらいになっていた。

俺は隣の人に話しかけた。
スーツを着た40代のサラリーマン風の人だった。

「あの…すいません。僕、お金がもうなくて、この台確変中なので当たったらすぐに返しますのでお借りすることはできませんか?」

俺は貸してくれると思っていた。
しかし、その人は

「単発で終わったらどうするつもり?」

そう言った。
俺は北斗の拳を連チャンさせる自信があった。
しかも継続率は80%。
普通に考えても単発で終わる可能性は低いし、よりにもよってこんなところで引くはずはないとたかを括っていた。

「絶対に大丈夫です!もし返せなかった場合は後日必ず返済します!!」

今思えば、なんて浅はかで虫のいいことを言っていたのだろうと思う。
きっと相手の方もそう思っただろう。
しかし、その人は

「ここって共有OKだっけ?」

と言って一箱くれたのだ。
なんと優しい方だったのだろうか。
俺は感謝でいっぱいで

「すいません!ありがとうございます!!」と言ってまた打ち始めた。

そこから3千円分ほど使ったところで当たりを引いた。

隣の人もあまりハマらずで少しホッとしたような顔をしていた。

「よし、、これで取り戻せる、、、」

そう思っていた。

しかし、現実は無情だった、、、
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