悪役令嬢の腰巾着で婚約者に捨てられ断罪される役柄だと聞いたのですが、覚悟していた状況と随分違います。

夏笆(なつは)

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65. 別視点のお話<同じ秘密を持つ家>パトリック視点

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「ウィルトシャー級長。わざわざこちらの寮まで来てもらって、すまない」 

 夕食後、王族と公爵家が使用する寮の俺の自室に呼び付ける形になってしまったウィルトシャー級長にそう挨拶すれば、彼はその怜悧な瞳を俺に真っ直ぐ向けたまま、ゆるりと首を横に振った。 

「いや。大した距離ではないし、下位の僕から出向くのは当然だ」 

 言いつつ、ウィルトシャー級長は俺の薦める椅子に座る。 

 当然のように遮断の魔法を施してある部屋。 

 いつもローズマリーとくつろぐソファではなく、アーサーと公務について学ぶ時に使っている椅子とテーブルは、俺とウィルトシャー級長が座っただけで、たちまち小規模な会議の様相になった。 

「それで、ローズマリーは?無事なんだよな?魔力は?怪我は?心労は酷そうだったか?」 

 座るなり、身を乗り出すようにして言うウィルトシャー級長に、俺は改めて彼の本気を見る。 

 碌な休息も無しに馬に乗り通しで疲れている筈なのに、そのような様子は微塵も感じない。 

 ただ、ローズマリーの身だけを心底案じている。 

「ああ、無事だ。小さな擦り傷が幾つもあったが、きちんと消毒もしたし、何よりローズマリーが自分で癒した」 

 あの仔犬もどき二匹を洗い終えた後、丁寧に消毒を始めた俺に『大げさです』と笑っていたローズマリー。 

 ローズマリーは治癒を使える。 

 大怪我には対応できないと言うが『これくらいなら大丈夫です』と、俺の手を煩わせるくらいならと使おうとするのを止めて消毒をした。 

 まあ当然、その後で治癒をしてもらったのだが。 

 二度手間だと言うなら言え。 

 治癒魔法で治療しても、細菌が体内に残っていると炎症を起こすことがある、と聞いたことがある俺は、ローズマリーが異空間の淀んだ森に行って負った傷を、どうしても消毒しておきたかった。 

 聞けば、不気味な茨に攻撃を受けたようだし、恐ろしく濁った沼にも嵌ったというのだから、あながち俺の考え過ぎとも言えないだろう。 

 本当は消毒だけでなく、俺が治癒したかった。 

 そして出来るなら、細菌感染の探知も出来るようになりたい。 

 今後、ローズマリーを危険な目に遭わせるようなことはないつもりでいるが、今回のような不足の事態が再び起こらないとは言い切れない。 

 そして、もしローズマリーが傷つくようなことがあったなら、俺が絶対完璧に癒したい。 

 そのためには、基礎となる治癒魔法が必要。 

 ということで俺は、本気で治癒魔法が欲しくなり、ローズマリーに授受してもらう約束までしてしまった。 

「魔力は?かなり吸いあげられていたのか?」 

 それを一番案じていたのだろう。 

 ウィルトシャー級長が、より一層心配そうな表情になった。 

「いや。魔力は一切、奪われていなかった」 

「な!?どういうことだ?あの時間まで囚われていて、魔力を奪われていない?それでは、ローズマリーは<惑わせの森>に囚われたのではなかった、ということか?いやしかし、あの状況」 

 俺の言葉に、ウィルトシャー級長が考え込む。 

 ローズマリーが消えた、と聞いたとき、その状況から俺とウィルトシャー級長が導き出した仮説は同じものだった。 

 それは、魔力を吸いあげられるという<惑わせの森>に捉えられた、というもの。 

 しかし、俺はローズマリーと実際に話をして、その仮説を否定せざるを得なくなった。 

 今回ローズマリーが経験したことは、厄介だと思われた<惑わせの森>以上の機密事項。 

 俺は、小さく息を吐いてから、ウィルトシャー級長の目をしっかりと見る。 

「ウィルトシャー級長。貴公は既にローズマリーが消えた事実を知っている。しかし、これ以上踏み込むことを望まないのなら、俺の話をこれ以上聞かない方がいい」 

 ローズマリーを取り巻く状況は、かなり厳しい。 

 それでも介入する覚悟があるのか、と俺は問う。 

「ウェスト公子息。ローズマリーの窮地なら、僕も微力を尽くしたい」 

 返る答えは、予想通りのもの。 

 しかし、その覚悟以上のものを、今回は求められる。 

「それは、王家と敵対することになったとしても?」 

 俺の声音の鋭さに、その本気を感じ取ったのだろう。 

 ウィルトシャー級長は真顔で立ち上がると、姿勢を正し貴族の礼を執った。 

「何があっても、ローズマリーを裏切ることはないと誓う。この命と我が家名にかけて」 

 誓う相手はローズマリー。 

  

 上等だ。 

 

 ウィルトシャー級長は何があってもローズマリーを裏切ることは無い、と信じられる俺は、悪役のような笑みを浮かべて再びウィルトシャー級長に座るよう促した。 

「俺が探知したとき、ローズマリーはこの空間に居なかった。貴公が探し出せなかったのも、それが原因だと思われる」 

「ああ。とすると、ローズマリーが異空間に居たことは間違いないのだな」 

 俺の言葉にウィルトシャー級長が頷く。 

 ここまでは、俺たちも最初から予想していたことだ。 

 ただ実際にローズマリーが囚われた異空間は<惑わせの森>ではなかった訳だが。 

「そしてローズマリーは、仔犬もどきを二匹、連れて戻って来た。そもそも、その仔犬もどきに助けを求められて、おかしな森へ迷い込んだらしい」 

「仔犬もどき?貴殿がもどきと言うのだ。普通の仔犬ではないのだろう?しかも誘い込まれた異空の森で助けたとなれば、それはもしや魔獣の類なのか?」 

 ウィルトシャー級長が、当然と思える仮説を立ててくる。 

 俺だって、実際にあの二匹を見たのでなければ、同じことを考えたに違いない。 

「その二匹には、魔法が効かなかった」 

「魔法が効かない?つまり、魔獣ではない、ということか。動物にも魔法は効く、よな?」 

 俺と同じように魔獣と対峙したことがあるのだろう、ウィルトシャー級長の理解は早い。 

「ああ。しかもローズマリーが連れて来たときは、長い間拘束された後らしく、しつこく染み込んだ油まみれの泥だらけだったが、衰弱もしていなかったし、健康状態に何も問題は無いようだった」 

「異空の森に居て、魔法が効かない存在。まさか、精霊の類、なのか?いやしかし、あれは」 

 何処かには居るとされる精霊だが、実際に見たことがあるのは力のある神子だけだと言われているうえ、その神子というのが何やら怪しい存在なので、俺は、余り信じていなかった。 

 しかしウィルトシャー級長の反応を見る限り、俺と大差ない考えの持ち主だと知れる。 

 だからこそ、俺は次の言葉に力を込めた。 

「しかも、その仔犬もどきの瞳の色は、淡い蒼と淡い翠だ」 

「なっ・・・!?」 

 絶句したウィルトシャー級長を見て、俺はウィルトシャー級長も”その存在”のことを知っているのだと確信する。 

「淡い蒼と淡い翠・・・それはまさか。いやしかし、あれはもう千年も昔の伝説のようなもので、建国の際の英雄譚に見せかけ・・・」 

 言いかけて、ウィルトシャー級長が俺を見た。 

 それで、ウィルトシャー家も建国の際の英雄譚。 

 その裏の事実が伝わる家なのだと知れる。 

「<この度、建国の書として綴ることとなった英雄譚に出てくる聖獣について、誠に遺憾な扱いをする運びとなってしまった。国王が綴ったのは『初代国王は、傷ついていた聖獣を癒したことによりその加護を受けて近隣を平定し、フォルニア国を興した』というものだが、事実は異なる。初代国王は、聖獣を力づくで使役したのだ。そのうえ、国を平定するまで無理強いの結果とはいえ力を貸してくれた聖獣がいずこかへ消えると、当然のように加護を失い、その責任を問う声が大きくなると、国王は、あろうことか聖獣そのものが実在しないものとすると決定した。つまりは統一の成果すべてを我が物として奪ったのである。希代の英雄として語られる初代国王の、これが真の姿である。これを良しとしない者たちで真の聖獣の姿を秘密裡に後世に残すこととした>という記述が、我が家には残っている」 

 俺が、残る記述そのままに文言を音にすれば、ウィルトシャー級長が小さく頭を下げた。 

「ああ。腰が引けた物言いをして済まなかった。我が家にも、同じ文書がある。聖獣がこの国に居ないのは初代国王の責任だ、と。初代国王からの家臣である我が家の祖が、秘密裡にとはいえ王を糾弾するのか、と複雑な思いになったのを覚えている」 

 言葉通り、物凄く複雑な表情になったウィルトシャー級長に、俺は大きく頷きを返した。 

 あれを読んだとき、俺も似たような感慨を持った。 

 我が家は、建国時から続く貴族の家柄。 

 つまり、我が家の祖は初代国王と共に闘い国を興した筈なのに、王に心酔していたわけではなかったわけで、何があっても王家と共に、という考えは無いように思えた。 

「俺も、あの文書は伝説のようなものだと思っていたのだが。淡い蒼と淡い翠の瞳を持つ生き物は、記述にあった聖獣しか思い当たらないうえに、ローズマリーはその二匹に名前を付け、会話も出来る」 

「名付けに、会話」 

 そうして俺は、情報過多に陥っているだろうウィルトシャー級長に、ローズマリーから聞いた話を聞かせ、更なる情報過多に陥らせたのだった。 

 

 

 
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