兄さんな。『おちんちんカッチカチ病』かもしれない。

もりまる

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兄さんな。『おちんちんカッチカチ病』かもしれない。

兄さんな。『おちんちんカッチカチ病』かもしれない。3

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兄さんのイチモツは収まる気配を見せず、尿意も限界のようです。





兄さんにとっては勃起は未知の領域。更にこの状態で排尿をすることに不安があるようです。





「もはや兄さんは『おちんちんカッチカチ病』で死ぬか、『おしっこ我慢しすぎ病』で死ぬかの選択が迫られているようだ。……賭けてみるか」





兄さんが決心をした迷いのない強い眼差しをしています。





「……」





「――背に腹はかえられないか。花ちゃん。俺、オシッコいってくるよ……!もし兄さんが死んだら遺灰を那須高原にまいて欲しい」





なぜ那須……。私も疲れているのか、一瞬格好良く見えましたけど、兄さんチンコ勃ってるだけですからね。





「はぁ」





――兄さんはまるで戦場に向かうかの如く、便所に向かいました。





頭が良いのか悪いのかよく分かりませんが、こんな兄さんを持って退屈しないのは確かです。





10分ほど時は経ちましたが、兄さんは戻りません。



まさか本当に死んだのでしょうか。





様子を見に行こうか迷っていると、ちょうど兄さんは更に青ざめて戻ってきました。





「花ちゃん入るよ」





「どうぞ。おしっこにしては長かったですね。でも股間は収まってるじゃないですか」





「まぁ確かに花ちゃんの言うとおりおしっこをしたら、おちんちんは大人しくなった。俺の命を賭けたBETに間違いはなかったようだ。しかし――」





「しかし?」





「……花ちゃん。兄さんな、『拡散型おしっこ病』かもしれない」





深刻に頭を抱える兄さん。もう呆れるとかじゃないです。こういうものとして真摯に受け止めましょう。





「……。ちなみにどういう症状なんです?」





「――あぁ。おちんちんカッチカチ病の状態で排尿は成功したんだが、尿が二股に分かれ、照準が全く合わなくなったんだ」





男の朝あるあるですね。





「あぁ。だから帰って来るの遅かったんですね」





「あぁ便所掃除をしてたわけだ。どうしちまったんだよ……!俺のおちんちんは!」





兄さんは床を拳で叩く。瞳は少し潤んでいた。





いつまでこのしょうもない時間は続くんですかね。
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