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106話:久遠の悩み②
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『HALTE』に到着すると、店は普段よりも人が少なかった。おおかた、このなかなかに強気な雨が影響しているのだろう。
今朝、彼は傘を持っていたっけ。
一瞬そんな不安が頭をもたげたが、いや、と考え直す。いくら今朝バタバタしていたとはいえ、そういうところは久遠以上にしっかりしている彼のことだから、杞憂だろう。
「おーいらっしゃい。冷えなかった?悪いな、こんな降ると思ってなくて」
霧島は、今夜久遠を呼んだことを詫びた。けれど、久遠は首を振る。
「全然。むしろありがとうございました」
霧島は早速、久遠に出すスパークリングワインとおつまみを用意してくれている。久遠はカウンターに腰をかけながら話した。
「今夜は一織くん、飲み会の用事があって、私は暇だったので助かりました」
久遠が何気なくそう言いながら、グラスに口をつけた。――が、カウンター内の霧島が動きを止めたような気がして、そちらを見やる。
霧島は、包丁を持った手を止めたまま、苦笑しながら久遠を見ていた。
「どうしました?」
「いやぁ、大丈夫かなーそれは。もしかして黙ってここ来てる?」
「え?いえ……今夜は霧島さんのお店行きますって、ちゃんと伝えてきました」
「……どんな顔してた?」
霧島は相変わらず苦笑気味だが、作業を再開しはじめた。手際よく食材が盛り付けられていく。
「え?なんか……最初はあんまり聞き取れない、感じで、その後は笑ってました」
「……けど、それがなんですか?」と久遠が続けると、霧島は「はは、怖!」とだけ言ってしゃがみこみ、下にあるらしい冷蔵庫を覗き込んだ。視界から一瞬霧島が消えるが、すぐに戻ってくる。
「そいで?久遠ちゃんは何に悩んでんだっけ」
霧島が本題に入ってくれるが、その質問は難しい。だって、久遠自身あまり分かっていないのだ。
――いや、その表現は最適ではないかもしれない。本当は、久遠にも検討はついている。自分が、一織との関係で何に悩んでいるか。だって、彼との関係で悩んでいることなんて、アレ以外ないんだから。
ではなにが久遠の開示を躊躇わせるのかと言えば、その内容が、あまりにも他人様には打ち明けにくいものだからだ。
「そんなに言いにくいこと?喧嘩でもした?」
黙りこくる久遠を見かねて、霧島が声をかけてくれる。
「いえ、全然。仲は良いです。おかげさまです」
久遠の声は、いつになく硬くなってしまった。今言ったことに嘘はないのだけれど、悩みを打ち明けるべきか否か悩んでいるところに質問されたので、うまく声を調整できなかった。
その結果硬くなった声はいくらか言葉の信憑性を欠いたようで、霧島は疑いの薄ら笑いを浮かべる。その疑念をかき消すように、久遠はもっと声を大きくした。
「あの、ほんとなんです!喧嘩とかはほんとにその、してなくて……!」
「じゃあなに?もしかしてモラハラされてる?」
「はい?」
思いがけないワードに、久遠はぽかんと口を開ける。
「だってあいつ、雰囲気柔らかそうに見えてバリバリパワハラ気質じゃん。初めは優しくても、付き合ってたら、笑顔で支配とかしてきそうじゃん」
「どんなイメージですか!霧島さんは部活時代の彼を引き摺りすぎです!」
一織と霧島は高校時代の部活の同期で、部長を務めていた一織に、サボり魔の霧島が絞られていたらしいということは、これまでの話の中で察している。
久遠が必死に手を振るが、対する霧島は「じゃあ何なの」と落ち着いて聞いてくる。
その後も久遠はしばらく悩み続け、その間も霧島は料理を作ってくれていた。2品目が出てもなお、久遠は口を割らない。
「この件は、さすがに霧島さんに言うべきことじゃないと思うんです」
「それは俺が聞いてから判断しよう」
「い、いやぁ……。……ていうか、ん?」
「どした?」
「霧島さん、今日もしかしてお酒濃いですか?」
久遠はグラスを上げて中の液体を透かした。そうしたところでアルコール度数が分かるわけでもないけれど、検品するように見る。
「あ、酔った?」
「なんか、はい。ふわふわが早い」
久遠はこれまで『HALTE』で酔いが回ったことはなかった。けれど今日は、体が浮くような感覚が既に始まっている。
不思議そうに目をシパシパ瞬かせる久遠を見て、霧島はにやりと笑う。
「濃くしてはないよ。いつもよりチェイサーが少ないだけ」
「あ」
そう言われてふと手元を見た。霧島はいつも、ドリンク1杯につきお冷を挟んでくれていた。気づけば、今日はそれがないのだ。
「どうしてですか?」
「嫌だった?水飲みたい?」
「嫌、じゃないですけど、なぜ、という……」
嫌ではなかった。アルコールが回る心地のいい感覚は、久しぶりな気がする。
「酔わせたら悩み吐くかなって」
ぺろりと舌を出す霧島は、きっと自分の顔の良さを自覚しているんだろうな、と思う。――いやいや、そんな余計な事を考えてる場合じゃない。
いつの間にか霧島の策にはまり酔わされていることに驚いて目を剥くと、霧島は、久遠を宥めるように手をヒラヒラさせた。
「これはアルハラじゃなくて、話したいのに話せない、久遠のリミッターを外すためのお手伝いってことにして。……まあ言っちゃえば俺の好奇心だけど」
「霧島さん!」
久遠がいつもより大きい声を出すと、霧島はさらにニヤニヤと笑うだけだった。
……良くない。お酒の影響で声が大きくなっている。
久遠が口を抑えると、霧島は「いいよ」と言った。
「さっきもう他のお客さんも帰ったし、なんか愚痴があるならどうぞ。泣いても叫んでも」
そう言われてあたりを見渡すと、客は久遠だけになっていた。他の客がいないことで、緊張感がなくなるのはまずい。霧島が言う久遠のリミッターが、余計に緩くなりやすくなりそうだ。
「ぐ、愚痴とかではないんです。本当に私にはもったいない人だし、優しいし」
一織の笑顔を思い浮かべる。そして、彼がいつも久遠にくれる優しさも。
彼が久遠に対して怒ったことなど一度もないし、喧嘩もない。それは、高校時代からずっと変わらない。
「じゃあなに?あいつにアブノーマルな趣味があって嫌なことさせられるとか?」
霧島にさらりと言われて、久遠は、鴨のローストを噛んでいた口を止めた。
意味を理解してから、顔が段々赤くなっていき、最終的には咳き込んだ。
「ゴホッゴホッ……!」
「あらあらごめんごめん」
簡単に謝る霧島が渡してくれる水を受け取り、なんとか咳を落ち着ける。よかった、ギリギリ鴨を飲み込んだ後だったのが不幸中の幸いだった。
「な、なんてこと言うんですか」
「え違うの?図星だから噎せちゃったんだろ」
「ち、違います!逆です!!」
霧島さんが思う一織くんのイメージを、アブノーマル嗜好の人のままにしてはいけない。その思いの勢いのままに否定したら、余計な言葉までくっつけてしまった。
「……"逆"?」
聞き逃さなかった霧島が、不思議そうにこちらを見ている。
……ど、どうしよう。
完全に余計な言葉が飛び出た。一織の名誉を守ろうと焦りすぎてしまった。時々、衝動的に言葉が出てしまうこの癖を治したいと思っているところなのだけれど、これがなかなか治らない。
「まーその手の話ではあるわけだ」
霧島はそう言うと、カウンターから出てきた。こちらへ来るのかと思い身構えたが、案外久遠の隣を通り過ぎていく。突然どうしたのだろうと見守っていると、彼はそのまま店の扉まで行き、少し戸を開けた。
外壁にかけられた外の看板をいじったであろう動作の後は、扉を閉め、なんと内鍵まで締めてしまう。
カチャリ。
……え、なんで鍵を?
店の閉店時間まではあと数時間はある。なのになぜか今、看板をcloseに裏返したらしかった。
霧島はくるりと振り返ると、カウンターで驚いている久遠ににやっと笑いかける。
「どうせ今日は客来ねーから。今日は久遠ちゃんの貸し切り」
その目からは、久遠に絶対に吐かせるという圧を感じた。
『HALTE』に到着すると、店は普段よりも人が少なかった。おおかた、このなかなかに強気な雨が影響しているのだろう。
今朝、彼は傘を持っていたっけ。
一瞬そんな不安が頭をもたげたが、いや、と考え直す。いくら今朝バタバタしていたとはいえ、そういうところは久遠以上にしっかりしている彼のことだから、杞憂だろう。
「おーいらっしゃい。冷えなかった?悪いな、こんな降ると思ってなくて」
霧島は、今夜久遠を呼んだことを詫びた。けれど、久遠は首を振る。
「全然。むしろありがとうございました」
霧島は早速、久遠に出すスパークリングワインとおつまみを用意してくれている。久遠はカウンターに腰をかけながら話した。
「今夜は一織くん、飲み会の用事があって、私は暇だったので助かりました」
久遠が何気なくそう言いながら、グラスに口をつけた。――が、カウンター内の霧島が動きを止めたような気がして、そちらを見やる。
霧島は、包丁を持った手を止めたまま、苦笑しながら久遠を見ていた。
「どうしました?」
「いやぁ、大丈夫かなーそれは。もしかして黙ってここ来てる?」
「え?いえ……今夜は霧島さんのお店行きますって、ちゃんと伝えてきました」
「……どんな顔してた?」
霧島は相変わらず苦笑気味だが、作業を再開しはじめた。手際よく食材が盛り付けられていく。
「え?なんか……最初はあんまり聞き取れない、感じで、その後は笑ってました」
「……けど、それがなんですか?」と久遠が続けると、霧島は「はは、怖!」とだけ言ってしゃがみこみ、下にあるらしい冷蔵庫を覗き込んだ。視界から一瞬霧島が消えるが、すぐに戻ってくる。
「そいで?久遠ちゃんは何に悩んでんだっけ」
霧島が本題に入ってくれるが、その質問は難しい。だって、久遠自身あまり分かっていないのだ。
――いや、その表現は最適ではないかもしれない。本当は、久遠にも検討はついている。自分が、一織との関係で何に悩んでいるか。だって、彼との関係で悩んでいることなんて、アレ以外ないんだから。
ではなにが久遠の開示を躊躇わせるのかと言えば、その内容が、あまりにも他人様には打ち明けにくいものだからだ。
「そんなに言いにくいこと?喧嘩でもした?」
黙りこくる久遠を見かねて、霧島が声をかけてくれる。
「いえ、全然。仲は良いです。おかげさまです」
久遠の声は、いつになく硬くなってしまった。今言ったことに嘘はないのだけれど、悩みを打ち明けるべきか否か悩んでいるところに質問されたので、うまく声を調整できなかった。
その結果硬くなった声はいくらか言葉の信憑性を欠いたようで、霧島は疑いの薄ら笑いを浮かべる。その疑念をかき消すように、久遠はもっと声を大きくした。
「あの、ほんとなんです!喧嘩とかはほんとにその、してなくて……!」
「じゃあなに?もしかしてモラハラされてる?」
「はい?」
思いがけないワードに、久遠はぽかんと口を開ける。
「だってあいつ、雰囲気柔らかそうに見えてバリバリパワハラ気質じゃん。初めは優しくても、付き合ってたら、笑顔で支配とかしてきそうじゃん」
「どんなイメージですか!霧島さんは部活時代の彼を引き摺りすぎです!」
一織と霧島は高校時代の部活の同期で、部長を務めていた一織に、サボり魔の霧島が絞られていたらしいということは、これまでの話の中で察している。
久遠が必死に手を振るが、対する霧島は「じゃあ何なの」と落ち着いて聞いてくる。
その後も久遠はしばらく悩み続け、その間も霧島は料理を作ってくれていた。2品目が出てもなお、久遠は口を割らない。
「この件は、さすがに霧島さんに言うべきことじゃないと思うんです」
「それは俺が聞いてから判断しよう」
「い、いやぁ……。……ていうか、ん?」
「どした?」
「霧島さん、今日もしかしてお酒濃いですか?」
久遠はグラスを上げて中の液体を透かした。そうしたところでアルコール度数が分かるわけでもないけれど、検品するように見る。
「あ、酔った?」
「なんか、はい。ふわふわが早い」
久遠はこれまで『HALTE』で酔いが回ったことはなかった。けれど今日は、体が浮くような感覚が既に始まっている。
不思議そうに目をシパシパ瞬かせる久遠を見て、霧島はにやりと笑う。
「濃くしてはないよ。いつもよりチェイサーが少ないだけ」
「あ」
そう言われてふと手元を見た。霧島はいつも、ドリンク1杯につきお冷を挟んでくれていた。気づけば、今日はそれがないのだ。
「どうしてですか?」
「嫌だった?水飲みたい?」
「嫌、じゃないですけど、なぜ、という……」
嫌ではなかった。アルコールが回る心地のいい感覚は、久しぶりな気がする。
「酔わせたら悩み吐くかなって」
ぺろりと舌を出す霧島は、きっと自分の顔の良さを自覚しているんだろうな、と思う。――いやいや、そんな余計な事を考えてる場合じゃない。
いつの間にか霧島の策にはまり酔わされていることに驚いて目を剥くと、霧島は、久遠を宥めるように手をヒラヒラさせた。
「これはアルハラじゃなくて、話したいのに話せない、久遠のリミッターを外すためのお手伝いってことにして。……まあ言っちゃえば俺の好奇心だけど」
「霧島さん!」
久遠がいつもより大きい声を出すと、霧島はさらにニヤニヤと笑うだけだった。
……良くない。お酒の影響で声が大きくなっている。
久遠が口を抑えると、霧島は「いいよ」と言った。
「さっきもう他のお客さんも帰ったし、なんか愚痴があるならどうぞ。泣いても叫んでも」
そう言われてあたりを見渡すと、客は久遠だけになっていた。他の客がいないことで、緊張感がなくなるのはまずい。霧島が言う久遠のリミッターが、余計に緩くなりやすくなりそうだ。
「ぐ、愚痴とかではないんです。本当に私にはもったいない人だし、優しいし」
一織の笑顔を思い浮かべる。そして、彼がいつも久遠にくれる優しさも。
彼が久遠に対して怒ったことなど一度もないし、喧嘩もない。それは、高校時代からずっと変わらない。
「じゃあなに?あいつにアブノーマルな趣味があって嫌なことさせられるとか?」
霧島にさらりと言われて、久遠は、鴨のローストを噛んでいた口を止めた。
意味を理解してから、顔が段々赤くなっていき、最終的には咳き込んだ。
「ゴホッゴホッ……!」
「あらあらごめんごめん」
簡単に謝る霧島が渡してくれる水を受け取り、なんとか咳を落ち着ける。よかった、ギリギリ鴨を飲み込んだ後だったのが不幸中の幸いだった。
「な、なんてこと言うんですか」
「え違うの?図星だから噎せちゃったんだろ」
「ち、違います!逆です!!」
霧島さんが思う一織くんのイメージを、アブノーマル嗜好の人のままにしてはいけない。その思いの勢いのままに否定したら、余計な言葉までくっつけてしまった。
「……"逆"?」
聞き逃さなかった霧島が、不思議そうにこちらを見ている。
……ど、どうしよう。
完全に余計な言葉が飛び出た。一織の名誉を守ろうと焦りすぎてしまった。時々、衝動的に言葉が出てしまうこの癖を治したいと思っているところなのだけれど、これがなかなか治らない。
「まーその手の話ではあるわけだ」
霧島はそう言うと、カウンターから出てきた。こちらへ来るのかと思い身構えたが、案外久遠の隣を通り過ぎていく。突然どうしたのだろうと見守っていると、彼はそのまま店の扉まで行き、少し戸を開けた。
外壁にかけられた外の看板をいじったであろう動作の後は、扉を閉め、なんと内鍵まで締めてしまう。
カチャリ。
……え、なんで鍵を?
店の閉店時間まではあと数時間はある。なのになぜか今、看板をcloseに裏返したらしかった。
霧島はくるりと振り返ると、カウンターで驚いている久遠ににやっと笑いかける。
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