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第三章 王立学院中等部二年生
127 寝惚けたアシェルは素直①
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Side:アシェル13歳 春
アシェルは学生寮の自室で、実験室にしている一室のリクライニングチェアに座り、ひたすら万年筆を動かしていた。
「ここを……いや、でも……。」
相変わらず独り言をぶつぶつと呟きながら、何個目かの試作品の案を書きだしていく。
「一先ずこんなものかな。これとこれで見た目は仮決定しちゃおう。明日には依頼出さないとだね。」
術式や形の案を色々考えて書きだしたが、鍛冶屋に依頼する見た目などの詳細は二つに絞ったものを頼んで、あとは使い比べてみればいいだろう。
大きくうーんと伸びをする。
「ひと段落付いたか?」
いつからそこに居たのか、部屋の隅に置かれているアークエイド専用と化しつつある椅子から声がかかる。
「アーク、来てたんだね。うん、とりあえずは。術式はもう少し詰めないとだけど、鍛冶屋に依頼を出す詳細については詰め終わったよ。」
「そうか。俺の方は、きっちり承認を貰って来たぞ。予算も気にするな。それと、陛下とメイディー卿からの伝言だ。完成を楽しみにしている、だそうだ。」
「もう?それにお父様からだけじゃなくて、陛下からも……。陛下から言われたって聞くと、責任重大な気がしちゃうね。」
「くくっ。アシェは気にせず、作りたいものを作ればいいさ。好きなことに打ち込んでるアシェは、生き生きしていてとても可愛いな。」
近づいてきたアークエイドは、チュッとアシェルの額にキスを落として、ポニーテールにまとめられている銀髪を指で梳いた。
「可愛いなんて、僕には似合わなさすぎる言葉だよ。それより、アークちょっと眠たい?なんとなくだけど、眠そうに見える。」
無表情の中にほんの少し感情が見え隠れするのが常のアークエイドだが、アシェルに告白してきてからというもの、熱の籠った瞳で見られることが増えた。
今日もサファイアブルーの瞳には熱が籠っているのだが、どこかとろりと眠たそうな雰囲気が漂っている。
「そりゃ、冒険で三日間仮眠だけで、今日も夜更かしすればな。」
そう言いながらも座ったままのアシェルの身体に腕を回して抱きしめ、チュッチュとアシェルの顔の至る所にキスの雨を降らせてくる。
「眠たいなら、勝手に寝台で寝ててくれて良かったのに……って、どさくさに紛れてどこに手を入れてるのさ。」
アシェルの背中に回っている手が、シャツをたくし上げたのが分かる。
冒険活動の時に着ていたベストは脱いでいたので、上は白シャツだけだ。
胸元の圧迫感が無くなったことで、胸潰しの編み上げ紐が解かれたのが分かる。
そのまま胸潰しだけ器用に脱がされた。
「いつまでも締め付けたままは良くないだろ。それに、もっとアシェに触れたい。」
「触れたいって、ひゃっ。ちょっと、アークっ!」
耳元で艶っぽい声がしたと思ったら、ぺろりと首筋を舐められた。
「くくっ、相変わらずここは弱いな。このまま襲いたいが、アシェも睡眠不足だろ。食事にして、一先ず寝ようか。」
最後にチュッと唇にキスを落とされて、ふわりと身体が抱えられる。
「自分で歩ける。」
「知ってる。」
最近ではよくするやり取りをしながら、アークエイドは寝室まで移動する。
アークエイドはアシェルをお姫様抱っこするのが好きなようで、自室にいるとしょっちゅうこうやって抱えて移動する。
優しく寝台の上に降ろされ、寝台の縁に座る。
そのアシェルの隣にぴったり寄り添うようにアークエイドも座った。
アークエイドは『ストレージ』から、包装紙で包まれた長い何かと瓶牛乳を取り出す。
「サンドイッチだ。いくつかあるより、一つの方が作業しながら食べやすいだろうと思ってな。多かったら残してくれ。」
手渡された包みを開けると、バケットにはふんだんに野菜やハムが挟まれている。
「アークは?」
「俺は城を出るのが遅くなったから、夕食は済ませてる。飲み物は牛乳で良かったか?」
「うん、ありがとう。いただきます。」
もぐもぐとサンドイッチを食べるアシェルの髪に指を絡め、愛おしそうに梳きながら、時折瓶牛乳を手渡してくれる。
「ごちそうさまでした。美味しかったよ。ところで今何時?」
「もう4時はまわってるぞ。」
「もうそんな時間なんだ。どうりでお腹いっぱいになったら眠たいわけだ。」
集中が切れてお腹が満たされると、睡魔が襲ってくる。
「『クリーン』。じゃあ寝るか。先に布団に入ってくれ。」
スタスタと入り口までアークエイドは歩いて、部屋の灯を消してくれる。
その間にアシェルは目覚まし時計のスイッチだけ入れ、髪を解いてから布団に潜り込んだ。
ほとんど何も見えないくらい薄暗い中を、アークエイドは歩いてアシェルの隣に潜り込む。
そして当たり前のように腕の中に抱き締められた。
「本当に見えてるんだね。」
「これくらいの暗さなら普通に見えるな。おやすみ、アシェ。」
「おやすみ、アーク。」
チュッと頬に落とされるおやすみのキスのお返しをして、瞳を閉じる。
すぐにアシェルの意識は夢の中へと誘われた。
「くくっ、相変わらず羨ましいくらいの寝つきの良さだな。目覚ましをかけてたが、本当に起きるのか?……まぁ、またあの可愛いアシェが見れるなら良いか。」
アークエイドはイザベルに聞いて、睡眠不足のアシェルの寝起きがとても悪いことを知っているし、実際その場に遭遇したこともある。
睡眠不足でも、ある程度同じ時間に一度は目醒ますらしい。
普段は割と目覚めのいいアシェルが、寝惚けて甘えるようにすり寄ってきたのは、驚いたと同時に嬉しかった。
普段のアシェルが甘えたように見えるのは演技で、本気で甘えているのだろうと思うのは兄達に対してだけだ。
そんなアシェルが、寝惚けた時限定だろうがアークエイドに本気で甘えてくれたことが嬉しかったのだ。
イザベルがいなければ。そしてメイディー邸でなければ、確実に襲っていただろう。
密かに翌朝を楽しみにして、アークエイドも眠りに落ちた。
ピピッピピッ。
目覚まし時計の控えめな音が鳴り響く。
「アシェ、朝だぞ。自分で目覚ましをかけたんだろ。」
アークエイドの優しい声かけに、ぼんやりした意識のままのアシェルは魔力を操作して、うるさい目覚まし時計を止める。
「んぅ……かけた……けど、まだ寝る……。あーくがあったかくてきもちぃ……。」
うとうとしたまま、アシェルを温かく抱きしめてくれている胸の中へ擦り寄る。
この温かくて居心地の良い腕の中なら、まだまだ寝れそうだ。
「魔力で止めたのか、器用だな。それに、やっぱり寝惚けてるか……くくっ、甘えてくるアシェは可愛いな。起きないなら悪戯するぞ。」
「……んっ……ゃだ、ねむいの……。っふ、んんぅ……。」
アークエイドがアシェルの首筋や太腿を撫でると、艶っぽい声を漏らしながらアシェルの身体がぴくぴくと震える。
「眠たいだけか?」
「あーくのて……んっ、きもちぃ……。でも、ねむいの……はむっ、んんぅ。」
アークエイドの胸の中へ逃げ込もうとするアシェルの顎をあげ、その唇に口付ける。
素直にアークエイドの舌を受け入れたアシェルの舌は、いつものアシェルからは考え付かないほどたどたどしく、それでもしっかりとアークエイドの舌に絡みついてくる。
「んっ、はぁ……っう、んんぅ……。」
アークエイドにされるがままの唇が離れれば、乱れて上気した表情で眠気と快感に蕩けて潤んだアメジストの瞳と、熱の籠ったサファイアブルーの瞳が混じりあう。
「……っふ……いじわる、しないでぇ……。もぅ、ふわふわなの……。」
「あぁ……これはヤバいな。我慢できそうにない。」
嗜虐心を煽るようなアシェルの表情に、ゾクゾクとしたものを感じながら、アークエイドはアシェルのシャツのボタンを外し始めた。
アシェルは学生寮の自室で、実験室にしている一室のリクライニングチェアに座り、ひたすら万年筆を動かしていた。
「ここを……いや、でも……。」
相変わらず独り言をぶつぶつと呟きながら、何個目かの試作品の案を書きだしていく。
「一先ずこんなものかな。これとこれで見た目は仮決定しちゃおう。明日には依頼出さないとだね。」
術式や形の案を色々考えて書きだしたが、鍛冶屋に依頼する見た目などの詳細は二つに絞ったものを頼んで、あとは使い比べてみればいいだろう。
大きくうーんと伸びをする。
「ひと段落付いたか?」
いつからそこに居たのか、部屋の隅に置かれているアークエイド専用と化しつつある椅子から声がかかる。
「アーク、来てたんだね。うん、とりあえずは。術式はもう少し詰めないとだけど、鍛冶屋に依頼を出す詳細については詰め終わったよ。」
「そうか。俺の方は、きっちり承認を貰って来たぞ。予算も気にするな。それと、陛下とメイディー卿からの伝言だ。完成を楽しみにしている、だそうだ。」
「もう?それにお父様からだけじゃなくて、陛下からも……。陛下から言われたって聞くと、責任重大な気がしちゃうね。」
「くくっ。アシェは気にせず、作りたいものを作ればいいさ。好きなことに打ち込んでるアシェは、生き生きしていてとても可愛いな。」
近づいてきたアークエイドは、チュッとアシェルの額にキスを落として、ポニーテールにまとめられている銀髪を指で梳いた。
「可愛いなんて、僕には似合わなさすぎる言葉だよ。それより、アークちょっと眠たい?なんとなくだけど、眠そうに見える。」
無表情の中にほんの少し感情が見え隠れするのが常のアークエイドだが、アシェルに告白してきてからというもの、熱の籠った瞳で見られることが増えた。
今日もサファイアブルーの瞳には熱が籠っているのだが、どこかとろりと眠たそうな雰囲気が漂っている。
「そりゃ、冒険で三日間仮眠だけで、今日も夜更かしすればな。」
そう言いながらも座ったままのアシェルの身体に腕を回して抱きしめ、チュッチュとアシェルの顔の至る所にキスの雨を降らせてくる。
「眠たいなら、勝手に寝台で寝ててくれて良かったのに……って、どさくさに紛れてどこに手を入れてるのさ。」
アシェルの背中に回っている手が、シャツをたくし上げたのが分かる。
冒険活動の時に着ていたベストは脱いでいたので、上は白シャツだけだ。
胸元の圧迫感が無くなったことで、胸潰しの編み上げ紐が解かれたのが分かる。
そのまま胸潰しだけ器用に脱がされた。
「いつまでも締め付けたままは良くないだろ。それに、もっとアシェに触れたい。」
「触れたいって、ひゃっ。ちょっと、アークっ!」
耳元で艶っぽい声がしたと思ったら、ぺろりと首筋を舐められた。
「くくっ、相変わらずここは弱いな。このまま襲いたいが、アシェも睡眠不足だろ。食事にして、一先ず寝ようか。」
最後にチュッと唇にキスを落とされて、ふわりと身体が抱えられる。
「自分で歩ける。」
「知ってる。」
最近ではよくするやり取りをしながら、アークエイドは寝室まで移動する。
アークエイドはアシェルをお姫様抱っこするのが好きなようで、自室にいるとしょっちゅうこうやって抱えて移動する。
優しく寝台の上に降ろされ、寝台の縁に座る。
そのアシェルの隣にぴったり寄り添うようにアークエイドも座った。
アークエイドは『ストレージ』から、包装紙で包まれた長い何かと瓶牛乳を取り出す。
「サンドイッチだ。いくつかあるより、一つの方が作業しながら食べやすいだろうと思ってな。多かったら残してくれ。」
手渡された包みを開けると、バケットにはふんだんに野菜やハムが挟まれている。
「アークは?」
「俺は城を出るのが遅くなったから、夕食は済ませてる。飲み物は牛乳で良かったか?」
「うん、ありがとう。いただきます。」
もぐもぐとサンドイッチを食べるアシェルの髪に指を絡め、愛おしそうに梳きながら、時折瓶牛乳を手渡してくれる。
「ごちそうさまでした。美味しかったよ。ところで今何時?」
「もう4時はまわってるぞ。」
「もうそんな時間なんだ。どうりでお腹いっぱいになったら眠たいわけだ。」
集中が切れてお腹が満たされると、睡魔が襲ってくる。
「『クリーン』。じゃあ寝るか。先に布団に入ってくれ。」
スタスタと入り口までアークエイドは歩いて、部屋の灯を消してくれる。
その間にアシェルは目覚まし時計のスイッチだけ入れ、髪を解いてから布団に潜り込んだ。
ほとんど何も見えないくらい薄暗い中を、アークエイドは歩いてアシェルの隣に潜り込む。
そして当たり前のように腕の中に抱き締められた。
「本当に見えてるんだね。」
「これくらいの暗さなら普通に見えるな。おやすみ、アシェ。」
「おやすみ、アーク。」
チュッと頬に落とされるおやすみのキスのお返しをして、瞳を閉じる。
すぐにアシェルの意識は夢の中へと誘われた。
「くくっ、相変わらず羨ましいくらいの寝つきの良さだな。目覚ましをかけてたが、本当に起きるのか?……まぁ、またあの可愛いアシェが見れるなら良いか。」
アークエイドはイザベルに聞いて、睡眠不足のアシェルの寝起きがとても悪いことを知っているし、実際その場に遭遇したこともある。
睡眠不足でも、ある程度同じ時間に一度は目醒ますらしい。
普段は割と目覚めのいいアシェルが、寝惚けて甘えるようにすり寄ってきたのは、驚いたと同時に嬉しかった。
普段のアシェルが甘えたように見えるのは演技で、本気で甘えているのだろうと思うのは兄達に対してだけだ。
そんなアシェルが、寝惚けた時限定だろうがアークエイドに本気で甘えてくれたことが嬉しかったのだ。
イザベルがいなければ。そしてメイディー邸でなければ、確実に襲っていただろう。
密かに翌朝を楽しみにして、アークエイドも眠りに落ちた。
ピピッピピッ。
目覚まし時計の控えめな音が鳴り響く。
「アシェ、朝だぞ。自分で目覚ましをかけたんだろ。」
アークエイドの優しい声かけに、ぼんやりした意識のままのアシェルは魔力を操作して、うるさい目覚まし時計を止める。
「んぅ……かけた……けど、まだ寝る……。あーくがあったかくてきもちぃ……。」
うとうとしたまま、アシェルを温かく抱きしめてくれている胸の中へ擦り寄る。
この温かくて居心地の良い腕の中なら、まだまだ寝れそうだ。
「魔力で止めたのか、器用だな。それに、やっぱり寝惚けてるか……くくっ、甘えてくるアシェは可愛いな。起きないなら悪戯するぞ。」
「……んっ……ゃだ、ねむいの……。っふ、んんぅ……。」
アークエイドがアシェルの首筋や太腿を撫でると、艶っぽい声を漏らしながらアシェルの身体がぴくぴくと震える。
「眠たいだけか?」
「あーくのて……んっ、きもちぃ……。でも、ねむいの……はむっ、んんぅ。」
アークエイドの胸の中へ逃げ込もうとするアシェルの顎をあげ、その唇に口付ける。
素直にアークエイドの舌を受け入れたアシェルの舌は、いつものアシェルからは考え付かないほどたどたどしく、それでもしっかりとアークエイドの舌に絡みついてくる。
「んっ、はぁ……っう、んんぅ……。」
アークエイドにされるがままの唇が離れれば、乱れて上気した表情で眠気と快感に蕩けて潤んだアメジストの瞳と、熱の籠ったサファイアブルーの瞳が混じりあう。
「……っふ……いじわる、しないでぇ……。もぅ、ふわふわなの……。」
「あぁ……これはヤバいな。我慢できそうにない。」
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