氷の王子様と微笑みの男装令嬢

芯夜

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人物・設定紹介(第四章終了時点)

ナイトレイ王家・メイディー公爵家(ヒューナイト王国)

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※年齢は4章(中等部三年生)終了時
※ネタバレ・小ネタを含んでいます。4章までの本編読了後の閲覧をお勧めします。



《ヒューナイト王国》

四方に位置する四大魔素だまりから見て中央に位置する人族が中心に住む王国。
北から時計回りに、マース山脈、ドーマン砂漠、マーモン大海、エルマン大森林に囲まれている。特に大海と大森林の魔素溜まりは大きく、他2箇所よりも更に瘴気が強い。
四か所の魔素溜まりはどれも他より大きく瘴気が強いのだが、大魔素溜まりといえばマーモン大海かエルマン大森林のことを指す。

名産品は魔道具(器用な魔力持ちが多く、多種族との混血も多いため多様性に富んでいる)

貴族制度があるが、公爵家と辺境伯爵家が各地方の取りまとめであり、同等の権力を持つ。
辺境が伯爵家なのは、中央権力と義務に縛り付けずに各地方の守りに力をいれてもらうため。

公爵・辺境伯爵家の下に、それぞれ侯爵家、伯爵家、子爵家、男爵家と細かな領地が割り振られている。(広さや規模で担当する家格が変わる。男爵だと村長さんが多い)
領地運営の手腕や各家のパワーバランスで領地が増えたり減ったり、昇爵したり降爵することもある。

準男爵は領地を治める必要はない豪商や功績をあげた騎士(一代限り)に送られる。(叙爵)
準男爵のまま功績をあげれば陞(昇)爵もあり得る。
各団長クラスで子爵家、副団長で男爵家を拝命することができ、領地をもつかどうかは意見を聞いてもらえる。また手続きを行えば返爵も可能。

王家、公爵家、辺境伯爵家の直系には神々からの加護が出現することがある。
元々高位貴族ほど魔力保有量が多いと言われているが、加護持ちは魔力を使い切った後に倦怠感や失神することなく、予備魔力タンクにある潜在魔力まで活用することができる。(潜在消費)
潜在魔力は膨大だが、これすらも使い切るとその命は消える(生命力を削っている)と言われている。

各家に守護神別の効率のいい回復方法(その手段で魔力を取り込む)や伴う衝動(加護の力を使った対価)について伝わっているが、その手法をとれない場合、他者から直接魔力を注いでもらうことでも回復は可能。
但し繊細な魔力操作が必要な割に効率は悪く、保有魔力量の差もあるため現実的ではない。

基本的には加護や衝動について触れまわってはいけないが、命に関わることでもあるため、一族の者には幼少期から加護と衝動について教育することが多い。
メイディー公爵家やシルコット辺境伯爵家のように、一般貴族にも有名な加護もあるのだが、基本的には秘匿することが推奨されている。



《加護持ち8家の家格順》
メイディー、デイライト、テイル、コンラート
アスノーム、シルコット、フレイム、ウェンディー









①学院エリア
②冒険者エリア
③工業エリア
④高級住宅街エリア
⑤高級商業エリア
⑥商業エリア
⑦住宅エリア
⑧大聖堂エリア





《ナイトレイ王家》(闇)夜と安らぎの神

漆黒の髪が直系の身体的特徴。他家の直系色をそのまま引き継ぐこともある。

加護持ちは回復のために魔素で満たした真っ暗闇が必要となる。
潜在消費に伴う衝動はネガティブになり他人の存在が恐怖の対象となる。
王宮内と王立学院内には専用の術式を施した部屋があるが、特殊な空間が必要なのでそれ以外での回復は困難。

総じて夜目が効く。魔法の中でも特に闇系魔法との親和性が高いためか、精神干渉系などの闇魔法への抵抗力もある。

一目惚れする一族で執着心も強い。
一目惚れ相手がその王族のエネルギー源だと言われるくらい、共に過ごせば疲れが取れやすく、活力にあふれるという。
但し共に添い遂げられなかった場合、働きすぎて早世してしまう。

王家の家紋にはルピナス(想像力、いつも幸せ、貪欲、あなたは私の安らぎ)と三日月と星が用いられている。



グリモニア・ナイトレイ 41歳
(国王、父)モニア 加護持ち

漆黒髪ルビーレッド瞳。(母がフレイム辺境伯爵家出身で直系色)
切れ長の瞳で褐色肌、鎖骨まで伸ばしたストレートヘアを飾り紐で結び左側に垂らしている。

豪快な性格だが、国王陛下であるため執務中は一筋縄ではいかない。
家庭のことはしっかり妻の尻に敷かれている。

王立学院で初めて顔を会わせたアンジェラに惚れ込み、猛アピールの末結婚に至った。
友人達に王家の血が濃いと言われるほど、猛アピールの方向性は少し間違っているし、とてつもなく嫉妬深い。

アベルの大切なモノの一つ。



アンジェラ・ナイトレイ 41歳
(王妃、母)アンジー

アイスブルー髪サファイアブルー瞳。(ウェンディー辺境伯爵家出身)
色白、ゆるやかなウェーブの髪とその色彩も相まって、見た目はやわらかな印象が強い。

しかし口調は優しいトーンではあるものの毒舌で、自分の考えをしっかり持った人。
グリモニアを尻に敷く姉さん女房。

グリモニアと王弟殿下の婚約者候補としての顔合わせのお茶会は欠席したため、婚約者候補にならずに済んだ。(身体の弱い親友の傍を離れたくなかった。)

王立学院で初めて顔を合わせ求婚されるも、「グリモニア殿下にはもっと良い出会いがありますわ。」と求婚を拒否し続けた経歴を持つ。
王命を降りかざすのではなく、グリモニア自身から熱烈すぎるアピールを受けたことに絆され王太子妃(王妃)となった。

アシェルのことはアベルから手紙を貰い知っていたため、母親にはなれずともシェリーの代わりにたっぷり愛でるつもりでいた。
実は時折ドレスをプレゼントしていたりする。

後妻のメアリーが来たあたりからアシェルが男装をし始めたと聞いて、メアリーへの印象は良くなかった。
しかし非公式お茶会の送迎に来るメアリーと話すようになって、先入観を捨てることになる。今は良いお茶友達。

シェリーとは幼馴染。サマンサ、フィアフィー、キルル、フローレンスとは王立学院時代からの友人。

アベルの大切なモノの一つ。




グレイニール・ナイトレイ 21歳 176cm
(王太子、第一王子、第一子)グレイ 加護持ち

漆黒髪紫黒色。
色白、ゆるふわウェーブ髪は短めだが襟足は少し長め。(ウルフカット)
瞳は王族の特徴である黒が強いが、光を当てると紫がかっている。

グリモニア似の切れ長の瞳ながら、柔らかな笑顔と毒を含んだ話術は母親譲り。
弟も妹も大好きだが、ひねくれた性格のため愛情表現はとてもわかりにくい。
からかいの言葉を口にする時は、グレイニールなりに可愛がっているつもり。

明るく純粋なシルフィード(シルコット辺境伯爵家次女)に惹かれ、9歳の年の差に関係なく猛アタックして婚約することになる。

お忍びは茶髪ストレートカツラ+青い色つき眼鏡。アッシュ。

アレリオンの大切なモノの一つ。



アビゲイル.・ナイトレイ 18歳 155cm
(第一王女、第二子)アビー

漆黒髪菖蒲色目。
小麦肌、腰まで伸びるストレートヘアのワンレン。
色白な兄と弟がうらやましい。

母親似の柔和な顔つきながら、性格は父親似で明朗快活。

アークエイドの非公式お茶会に来ていたノアール(アスノーム辺境伯爵家長男)に一目惚れして猛アタックする。
毎年非公式お茶会に顔を出しに行き、お昼までの時間いっぱいノアールを堪能。(王族は最後の夜会の最初だけ、未成年でも全員参加。学院入学後も夜会の為に帰省していた。)
文通もかなり分厚い手紙を出していた。

ノアールが王立学院に入学してからは生徒会役員にすることで、一緒に居る時間を確保。
ノアールがアビゲイルにプロポーズしてくれたことで、晴れて婚約者となった。

ノアールと婚姻後はアスノームの領地へ行くことになる。

アルフォードの大切なモノの一つ。



アークエイド・ナイトレイ 15歳 176cm
(第二王子、第三子)アーク 加護持ち

漆黒髪サファイアブルー瞳。(ウェンディー辺境伯爵家の直系色)
色白で切れ長の目。出会った当時はボブカットだったが、アシェルが短髪よりロングヘアーが好きらしいと聞いてから伸ばしはじめた。王立学院入学時点で臍までの長さで後ろで一つに結わえている。

幼少期はほんの少しだけアシェルのほうが背が高かったが、11歳頃から背が伸び始め、アシェルより頭半分ほど背が高くなった。男性としてみると標準。

眼鏡(伊達)をかけ、切れ長で冷たい色の目元と、口角が少し上がるのみの笑顔から氷の王子様と呼ばれるほど愛想も悪い。しかし一定数の人気を誇っている。
めったに声をあげて笑わないが、身内には笑顔も見せるし優しい。

素っ気ない態度は国を二分させないための処世術として身に着けたらしいが、実際大切な人たち以外への執着はないので、元来の気質であるともいえる。
いまではすっかり人見知りだと思われていて(実際あまり受け答えしたくない)、武術の授業の手合わせの申し込みですら幼馴染たちが仲介している。

頭は良く、将来グレイニールを支えるために勉強にも力を入れている。
のだが、王立学院のテストでは順位を操作していて、ノアールの少し下を目指している。
入学当初から順位変動のないTop10入りをしていて、常に4位を保っている。

アシェルが女であることは見抜く(一目惚れ)ものの、事情があり男装しているとして特に指摘することはなく、密かに愛でながら異性として意識してもらえないかと試行錯誤していた。しかしアシェルには全く異性として認識してもらえなかった。

アシェルがマリクの抑制剤作りで純潔を散らす可能性を知り、女だと知っていることを告げ告白。この時初めてアシェルのことが特別な好きなのだと伝わった。

肉体関係はあるものの散々諦めろだのなんだの言われていたが、紆余曲折ありアシェルと付き合うことが出来た。
婚約式も結婚式も待ち遠しくて仕方がない。

アシェルの貞操観念が緩すぎることから、しょっちゅう嫉妬している。
嫉妬しすぎたり、アシェルに触れられない期間が長すぎると、絶倫ゆえかアシェルを抱き潰す傾向にある。

本当は閉じ込めてしまって溺愛して過ごしたいという気持ちもあるが、それはアシェルらしくない上に、確実に脱走されることが分かっているので思うだけに留めている。

グレイニールの影武者を務める時はウィッグと瞳の色を変える魔道具を着用する。
魔力を使っていない状態で見破れるのは、アレリオンとアシェルだけ。

冒険者の時とエイディとしてお忍びの時は、マルベリー色ボブカットのウィッグを着用している。
得物はブロードソードとワンド。中距離アタッカー。
【宵闇のアルカナ】所属。

アシェルの大切なモノの一つ。



ダニエル 23歳 182cm
アークエイドの専属護衛騎士。近衛騎士。(白)

実は祖父が先代王弟殿下で同性婚の上、男性を妊娠できるようにするための術式も用いた家系。
祖母(男)から王族のしつこさやら求婚やらの話を聞き続けた父に、ダニエル自身も色々聞いているため、王家の恋愛事情には詳しい。

アークエイドに臆すことなく物申せるのは、性格もあるが一応親族でもあるため。





《メイディー公爵家》(錬金)薬の女神

透き通るアメジスト色の瞳が直系の身体的特徴。

遠い昔にエルフの王族が血縁に居るらしく、自然の中での気配察知に強く、自然を愛する者も多い。
タウンハウスにも大きな庭と温室があり、その広さと種類の多さは王都一。

医師家系で子供に最初に教えるのはマナポーション作成。(それまでは代々当主が、子供部屋にマナポーションを備蓄している)

加護持ちの回復には自身の家系の加護持ちの作ったマナポーションが必要となる。
必ず自身の作ったマナポーションを身に着けて過ごすことになるが、潜在消費に伴う衝動は満たされない喉の渇きという、人畜無害で傍から見るとかなり分かりにくい症状。
そのため事前に魔力消費が多いと思われるときには、マナポーションを服用することを徹底して義務づけられている。

錬金を突き詰めれば、器具なしでの作業が可能となる。
これは卓越した魔力操作精度と膨大な魔力量のなせる業であり、一部を置き換える人間はいるが、全てを魔力だけでこなすのはメイディー直系くらいのものである。

加護持ちが潜在消費の衝動を回復しきれない場合、メイディー直系や親族の中で魔力操作に長けた者が派遣されるようになっている。
(衝動が満たされない、魔力が補充されない時間が続いた場合、衝動暴発が起こり周囲の人や空間から魔力を根こそぎ奪い取ってしまう。命に関わる危険もある。)


王立学院には加護持ちの生徒が必ず入学してくるので、回復しきれなかったときに外部から魔力を受け渡しできるよう、学院勤めや魔法庁勤めになっている親族も多い。
但し直系ほどの効力はなく、あくまでも衝動暴発を起こさないためのストッパーにしかなり得ない。

領地では薬草栽培や薬品・化粧品製作が主な収入源。

メイディー家の家紋にはカスミソウ(清らかな心、無邪気、親切、幸福)と試験管、フラスコが用いられている。



アベル・メイディー 41歳 164cm
(父)加護持ち

茶褐色髪アメジスト目。
ぱっちり垂れ目で、ゆるいウェーブの胸までの長さの髪を片側に三つ編みにしている。ひょろりとした中肉で小柄。

宮廷医務官長として王宮に勤めるため、王都にあるタウンハウスに住んでいる。
アシェル(第三子)誕生の際にシェリー(妻)を亡くしている。

母親のぬくもりを知らないアシェルに対して激甘。
しかしアシェル自身が甘えきれないことと、シェリーを亡くした悲しみを仕事に打ち込むことで散らしていたので、アレリオン達ほど濃い関わりは無かった。

妻似のアシェルを着飾って愛でたかったが、直々に男装したいと訴えられ了承した。
理由としてはメアリー(後妻)との関係性を気にしているようだという事と、才能のあるアシェルをアークエイド(第二王子)の護衛にしたかったため。
表向き男であれば、メイディー(の男)らしいアシェルの才能を伸ばせると感じたからでもある。

シェリーの部屋はずっと保持しており、子供たちの古い衣装なども少しずつ保管して思い出部屋にしている。
元はシェリーがやっていたことを引き継いだだけである。

後妻になるメアリーは、フレイム地方で医師をしている弟の紹介で知り合った。
(メアリーの夫が症例数の少ない病だったため、症例研究の為に関わりを持つようになった。顔を合わせる機会が多かった中で、アピールを受け惹かれた)

領主の仕事は可能な限り領地に住む両親(数年前にどちらも他界)と親族に任せているが、領主業務もそこそこ担っている。
アレリオンが成人してからは、領主教育の一環も兼ねて共に領地運営をしている。

キルル曰く、優しい仮面を被った悪魔。



シェリー・メイディー 享年26歳
(母、故人)

青みがかった銀髪空色目。(ウェンディー地方侯爵家出身)
色白を通り越して青白い肌と、吊り目だが柔らかな笑みを浮かべ。お尻までの髪を三つ編みにした姿でベッド上で過ごすことが多かった(アレリオン、長兄談)

アベルとは王立学院で知り合い恋愛結婚する。
恋愛結婚というよりも、半ば脅して結婚に至ったという方が正しいかもしれない。

王妃アンジェラとは実家の領地が近く幼馴染。

元々身体が弱く特殊症例の持病を持っていた。
誰もアシェルに語らないが、病名は魔力回路不全。原因も治療法も確立されておらず、対症療法しかないと言われている。

魔力の流れが悪く、さらにはシェリー自身の魔力量も多いため、歳を重ねるごとに魔力回路が傷ついてしまっていた。
本来であれば成人まで生きられないと言われていたが、ウェンディー辺境伯爵家の進言により、メイディー直系に適宜魔力回路を修復してもらうことで生きながらえてきた。

それでも修復は万能ではなく、あくまでも余命を伸ばすことしか出来ない。
魔力回路不全が悪化し、アシェル(第三子)出産時に命を落としてしまう。

学院時代の友人たちと妊娠期間がかぶっていたこともあり、子供たちが5歳の誕生日の際には家名を名乗らない茶会を提案する。
実際に開催されるか分からなかったため、シェリーの意志は遺書として残していた。



アレリオン・メイディー 21歳 170cm
(長男、第一子)アン 加護持ち

茶褐色髪アメジスト目。
学園に入るまでは父のように髪を伸ばし片側に垂らして結んでいたが、入学後は髪は耳にかかる程度の長さに揃えている。
そもそも髪の毛を伸ばしていたのは、幼いアシェルが充電の時に触ってきていたからである。
母親似の吊り目でそっくりな優しい笑顔を浮かべ、父親よりも背が高いが平均よりは少し低めのやせ型。

武術はからっきしというのが自己評価だが、それなりに剣術をこなすことが出来る。頭は良く、緻密な魔力操作もお手の物。

王立学院卒業と同時に宮廷医務官として働いている。
宮廷医務官として働いている傍ら、16歳からは領主補佐として父親の仕事を手伝っている。

いつもにこにこしていて優しいお兄ちゃん。
その笑みが崩れることは滅多にないが、時折よく分からないものがツボにはまり大爆笑することがある。
笑い声を上げるのではなく、肩を震わせてプルプルしているので、知らない人が見たら泣いているように見えるかもしれない。

アシェルとメルティー、イザベルを溺愛しているといっても過言ではない。
アルフォードのことも大好きで甘やかしたいのに、アルフォードからは拒否されている。

アベルがシェリーと関わる姿を間近で見ていたせいか、メイディーの男であるせいか。当たり前のように甘い言葉や仕草をする。
サーニャ曰く、アベルよりも過剰に甘い。
アレリオンはアシェル担当。アルフォードがイザベル担当で遊んであげていたせいか、アシェルの言動はアレリオンの影響を多大に受けている。

第一王子のグレイニールとは幼馴染で学友。
グレイニールのお出かけにはお忍びかどうかに関わらず、必ず傍に居ると言っても過言ではない。

実は幼少期から幼馴染であるトラスト伯爵家長女のサルビアに求婚していた。王立学院在学中に正式なプロポーズをしているが、玉砕。
それでも友人以上恋人未満の微妙な関係は続いていたが、兄妹の協力があり、サルビアと婚約するに至った。

甘いケーキも食べるが、好みはムースやチーズスフレの柔らかい口当たりのもの。酸味がある方がより好き。
お肉はサッパリ系が好き。



アルフォード・メイディー 19歳 168cm
(次男、第二子)アル

青みがかった銀髪アメジスト目。
色白、ふんわりウェーブの胸元まで伸びた髪を耳の高さで一つ結びにしている。
父親似のぱっちり垂れ目で、アシェル曰く女顔。男性平均よりも小柄。

王立学院卒業と同時に従軍医師として騎士団に所属している。
従軍医師は緑の制服。

華奢に見えるが鍛えているので細マッチョ。これ以上筋肉が付かなくて悩んでいる。
綺麗ではなく、カッコイイがたいのいい男になりたい。

頭脳は平凡なので宮廷医務官になるつもりはなかったが、王立学院でのテスト順位は常にTop10入りしていた。
メイディー家の息子としてきっちり創薬については学んでいるし、器具なしでも錬金できる。
本人曰くメイディーの落ちこぼれ。

兄同様妹たちを溺愛している。見守るタイプではなくちょっかいをかけにいくタイプ。
小さい時はよくアシェルを困らせて、本気で怒っているわけではないその可愛い膨れっ面を楽しんでいた。

第一王女アビゲイルが王立学院卒業までに婚約者を決めなかった場合(王家は基本的に一目惚れ体質なので、そこまで執着する相手がいなければ)婚約者となるための婚約者候補であり、正式な婚約者はいなかった。

アビゲイルがノアールと結ばれたことで、イザベルにアタックされる。
なかなか返事を出せなかったがイザベルが一番大切なモノだと気付き、婚約することになった。
既にイザベルの尻に敷かれている。

超が付くほど純情で、ヘタレ。
傍から見ていると分かりにくいが、ここぞという時こそ締まらない男である。

甘党で生クリームがたっぷりと乗ったケーキが好き。
紅茶にも角砂糖を三つ入れる。



アシェル・メイディー 15歳 165cm
(長女、第三子)アシェ 加護持ち

青みがかった銀髪アメジスト目。
色白、母親似の吊り目で顔がきつく見えるため、人と話すときはなるべく笑みを浮かべるように心がけている。(髪を巻きドレスを着ると母親そっくりらしい)
男装後は動きやすさを重視して、伸ばした髪の毛は父親のように片側に三つ編みで流していることが多かった。
王立学院ではイザベルが髪の毛を纏めてくれるので、ストレートで首の後ろで結んでいる。

背は女性としては高めだが、男性としてみると小柄。
背が低いことを気にしている。
また家族全員筋肉が付きにくい体質なのも気にしていて、メイディーの呪いと言って憚らない。
どちらにせよ気にしているのが男目線である。

授け子ではないが、幼少期から仔細は思い出せないものの前世の記憶があった。
前世は孤児で人の顔色を窺って生きていた経歴を覚えていたため、母親がいないことを不憫がられるが、本人的には家族がいて惜しみなく愛を注いでくれるだけで十分幸せだと感じていた。
その他の記憶はきかっけがあれば思い出す程度だったが、後に自分で記憶を封じていたことが判明。
現在は花宮薫として過ごした一生の記憶を取り戻している。

3歳の時に家に来た後妻のメアリーが、アシェルに嫉妬し、その感情が解らないまでも不快な視線を受けることとなる。(突然のことに驚いていたのもあり、睨まれた、歓迎されていないと感じたのではと推測)

その後アシェルがドレスを仕立てたりすると、同じ待遇を連れ後のメルティーにも要求しはじめたため、余計な争いと出費を回避するために4歳にして男装を決意。
メアリーから不快な色の混じる視線を度々もらうことから、メアリーは女の子供が苦手なのだと推測し、家族仲を良くするための策でもあった。

女性としての教育だけでなく男性としての教育もこなすことを条件に、男装の許可をもらう。(アベルはアシェルが音を上げた時点で、許可を取りやめるつもだった)

男装時はメアリーの当たりが柔らかくなるうえに、着替えの回数も減って服装も楽なので常に男装で過ごしたいが、父と兄二人から却下される。

メアリーは少し苦手だが、義妹になった天使のようなメルティーは溺愛しているし、懐かれている。

文武両道で誰にでも優しいが、踏み込んで誰かと親密になるのは苦手で、無意識に避けている節がある。
前世の記憶から悪意には敏感なのに、好意にはひたすら鈍感。
非公式お茶会で会った幼馴染達は、アシェルが踏み込んでも良いと思える相手。

記憶力が良く、記憶とは思いだそうと思えばその時の情景から感情まで思い出せるもの。
興味のある分野は特に進んで勉学に取り組むため、かなり頭は良い。
分からないところが分からず、明確に問題点がハッキリしていないと人に勉強を教えるのは向かないタイプ。

王立学院の入学前試験はノアールの少し上を目指していたが、首位がカナリアだったため。今はカナリアの少し下を目指して点数調整している。
理由は、満点を取って要らぬ疑いをかけられないため。基本的に暗記物ばかりなので、ミスするのが難しいのである。
入学当初から順位変動のないTop10入りをしていて、常に2位を保っている。

アークエイドから地味なアプローチを受け続けていたが全く気付くことは無く、告白されてもあっさりふった。
ふったものの肉体関係は継続していて、傍から見ると恋人同士に見えていた。

アスラモリオンから留学生が来て、アークエイドと距離が開いたことで“特別な好き”を自覚。
騒動が片付いた後に気持ちを伝え、晴れて恋人同士となった。

甘党でメイディー公爵家料理長の作るチョコレートケーキが好物。
チョコレートが好きで、前世でも贅沢で時折高級チョコレートを口にしていたほど。
スープはポタージュ系が好き。

得物はショートソードとショートボウ、ロッド。但し冒険ではなく魔法オンリーの場合はスタッフを愛用している。パワー系ではなくスピード系。
(ワンド:短い杖。ロッド:中サイズの杖。スタッフ:長い杖。あくまでも杖がある方が魔法を使う時の魔力消費量が減る、コントロールしやすくなる、発動しやすくなるというだけで、魔法に長けた者にとっては飾りに近い)

創薬で培った精度の高い魔力操作と保有する魔力量を活かして、冒険者として活動するときは後方支援として活躍している。
基本はバッファー(強化魔法をかける人)だが、基本的な初級魔法は全属性使えるため、サポーターとしての野営準備の他、ヒーラーとしても活躍している。

冒険者活動中は特徴的な色味を隠すためピアスで亜麻色の髪、ブレスレットで葡萄色の瞳に変装しているが、大量に持ち歩く薬瓶や、スタンピード・課外実習中の目撃情報もあり。
現在【血濡れの殺人人形ちぬれのキリングドール】は、メイディー公爵家直系だと王都で活動するほとんどの冒険者にバレている。
【宵闇のアルカナ】所属。



メアリー・メイディー 39歳 154cm
(義母、後妻)

亜麻色髪赤茶目。
童顔で色彩もふんわりしたイメージだが、目力が強く性格もきつめ。髪の毛はハーフアップにしていることが多い。

エンディット領の隣領を治める子爵家出身。エンディット伯爵夫人としてフレイム地方で暮らしていたが、エンディット伯爵が病で死去。
葬儀のあと伯爵の親類から、縁切りの手続きをされ家を叩き出された。実家からは帰省を拒否され、途方に暮れていた。

夫の病が珍しい症例だったこともあり、長期に渡った治療や邸での経過を教えてほしいと乞われ、フレイム地方で医師をしていたアベルの弟から紹介され、アベルと出会う。
アベルは事情を知り、一人娘を連れたメアリーを王都へ招き、当面の生活の面倒を見る代わりに情報提供をお願いしたいと言われ、その提案に乗った。

先行きへの絶望の中、仕事とはいえ優しくしてくれたアベルに惹かれアプローチ。
仕事に関することだけでなく、アベルが妻と死に別れたことや子供が居ることも聞いていた。
一緒に添い遂げたいと告げると公爵であることや宮廷医務官長であることを告げられ、メルティーを連れて雲隠れしようとしたところを確保される。

子供たちが馴染めばという前提で挨拶に行った先で、幼いながら亡くなった母親そっくりだというアシェルに、アベルの愛した元妻の幻想をみて嫉妬する。
美貌と身に着けるものや所作での格差を身に染みて感じ、連れ子のメルティーが肩身の狭い思いをするのではないかと心配した。
自身がどうしようもないことに嫉妬していることは自覚しているが、ドレスを着たアシェルへは優しく接することができない。

アシェルが男装を始めたときも、兄たちに似たアシェルの姿にほっとすると同時に、罪悪感にも苛まれたがどう接していいのかわからず。母親としてメルティーへの扱いとの差ができてしまうことを悩みつつも、優しくできない自分を責めていた。
不器用すぎるメアリーに、アベルは悩んでいるらしいことに気が付きつつも、人間関係は他者が解決できる問題ではないため積極的に関与はしていない。

メルティーのことを本当の妹、娘のように扱ってくれるメイディー一家には感謝しているが、それを家族の前で表現することはない。
子供たちを大事に思っているが、身分の低い後妻に色々言われるのも不快だろうと、アベルに教育方針を伝えていた。
しかし貴族の常識があまり通じないアベルと、教育方針の違いで口論になることも多々ある。

アベルの大切なモノの一つ。



メルティー・メイディー 14歳 153cm
(次女、義第四子)メル

亜麻色髪赤茶目。
母親そっくりの色合いで猫毛、童顔。胸はBカップと小さめで、幼く見える容姿も込みで気にしている。

明るい性格で、二人の義兄妹から沢山の愛情を受け育てられたため家族が大好き。

5歳の誕生日に母親以外と血の繋がりがないことを伝えられるが、そもそも色合いが兄弟とは違い、メイディー家直系であるアメジストの瞳や体質も受け継いでいないため気づいていた。

アシェルが男装する理由は知らないが、優しくてカッコイイお兄さんとしっかりしていて綺麗なお姉さんに愛されて“一粒で二度おいしい”と思っている。

理由は分からないまでもメアリーがアシェルに対してだけぎこちないことや、素直になれていないことは幼少期より知っている。
いつかわだかまりが解けてくれたらいいなと思っている。

血の繋がりがないため錬金への特殊な才能はないが、レシピ通りに作る腕はメイディー一家のお墨付き。いつか家業を手伝えるようにと創薬や商売について勉強している。

物心ついた時にはメイディーに居たため、メルティーも味見が大好き。体内魔力ではなく、舌と鼻で大体の素材を判別できる。
遊びと称した訓練にも参加しているので、兄弟とイザベルの魔力は識別することが出来る。

シスコンの兄弟全員に渋られたが、付きっきりの監視下であれば毒薬の味見も許可されている。
また死に至らないレベルの毒薬(麻痺や睡眠も含む)の耐性をつける訓練もしている。
アシェル曰く、メイディーの血は流れていなくても、メイディーの女性よりメイディーらしくて才能のある可愛い義妹。

将来の夢はメイディー領を発展させるためになる家へ嫁ぐこと、という、ふわふわな見た目に反して超リアリスト。メアリーの教育の成果もあり、恋愛結婚を夢見てはいなかった。
血筋の身分的に豪商辺りに嫁げたらと思っていたが、マリクに番になって欲しいと言われ婚約した。

色々なフルーツがたっぷりと乗ったフルーツタルトが好き。

メイディー直系達の大切なモノの一つ。



ウィリアム 58歳 173cm
(執事長)ウィル

メイディー公爵家の頼れる執事長だが、老衰の自覚があるため3月末付で引退することになった。
次の執事長は息子が引き継ぐことになっている。



サーニャ・トラスト 45歳 158cm
(侍女長)

マルベリー色髪若草色目。
アシェルの乳母で、イザベルは娘。(第四子)

代々メイディー公爵家に仕える使用人の家系であり、リオネル・トラストに見初められ貴族となった。
元を辿れば高位貴族の縁者なので、血が薄くなっているとはいえ魔力量はそこそこ。



イザベル・トラスト 15歳 156cm
(アシェル専属侍女)ベル

マルベリー色髪若草色目。
アシェルの乳兄妹で、メイディーの兄弟からするともう一人の義妹(義姉)。

お転婆で喜怒哀楽がハッキリしているが、侍女として働きだしてからは少し性格は大人しくなっている。
とはいえ使用人でありながらさくっと苦言も言うし、なんなら文句を言いに兄達の元へ乗り込んだりもする。

幼い時のアシェルの様子を聞かされており、アシェルの傍に居るために侍女を目指す。
8歳の時からメイディー公爵家で使用人として働いており、アシェルが10歳で冒険者登録したころに専属侍女となった。
王立学院に入学しても、アシェルの侍女として仕えている。

イザベル曰く、家に仕えているのではなくアシェルに仕えているし、アベルからその許可も貰っているとのこと。
王立学院での生活も、学業ではなく侍女業が本命である。

ずっとアルフォードに片思いしていたが、アビゲイルの婚約者候補だったため想いを告げることは無かった。
しかしアビゲイルとノアールが婚約したことで、使用人仲間を巻き込み玉砕覚悟で夜這い。思いを伝えた上で情けを求めたが部屋に帰された。
その後無事アルフォードと婚約するに至った。

イチゴのタルトが大好き。生クリームよりもカスタード派。

メイディー兄妹の大切なモノの一つ。



エリック 30歳 173cm
(アレリオン専属侍従)

表記は無かったがウィリアムの親戚筋の子。
ウィリアムの紹介でメイディー公爵家に働きに来て、アレリオン専属侍従になった。



アイザック 24歳 175cm
(アルフォード専属侍従)

アルフォードが冒険者登録した際にお世話になった冒険者をそのまま拾い上げた。
当時は孤児院で暮らしていた。



マルローネ 23歳 158cm
(メルティー専属侍女)マリー

メイディー地方伯爵家出身。
メルティーがマリクと婚約したが、メルティーが婚姻後もメイディー公爵家で働き続ける予定。寿退社を目指している。



料理長

名前しか出てこない裏方。
メイディー公爵家の食卓を支える重要な存在。

王宮の料理人に推薦されるほどの腕を持つが、メイディー以外が毒見をすると冷めたころに口に入るのを嫌がった。
(特徴のない毒だと、時間経過でしか分からないことがあるため。)
メイディーに仕えているのは美味しく食べてくれることと、庭園にある手に入りにくい調味料たちが新鮮な状態で使い放題だからである。

アシェルの大好きなチョコレートケーキは、料理長がアシェル好みになるように試行錯誤した成果。

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