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人身御供
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「君の仕事ぶりとその成果は聞いてるからな、二人で組んで、この業界を変えていこう。」
仕事の付き合いは始めてとなる早川からの最初の挨拶はこうして始まった。
僕に対して、当初、小早川は指南を仰いだ。
そんなのは形だけの社交辞令と初めから分かってはいた。小早川は数ヶ月待つまでもなく、直ぐに本性をさらけ出した。
結論から言うと、仕事に関して小早川は何一つ変えることはないできなかった。それどころか時代に逆行した先祖帰りを強行した。混乱と錯乱の弊害だけが取り返しのつかない位に残された。本質を理解しない足りない老害のお飾りどもだけが布団の騙し購入のように簡単に騙された。
組織の環境と統制に関しては、問題外の無駄な時間が永遠と消費された。そんな時間がこの時代のこの組織にあり得た愚かさ自体が犯罪に近かった。
職員の管理することを最大の職務履行としか考えられない愚かな組織の愚かな行為の完全なる実行が仕事と考える愚かなトップは愚かな組織運営をし続けた。早川は行動観察記録を自分への感情的な営利的な貢ぎ物の記録のように記録する病んだ人間だ。
小早川が指揮したこれらの虚空の時間とエネルギーに対しては、後世に伝えられる公的なものなどありはしない。しかし、これを許してきたことを無のまま忘れ去ること自体も犯罪となる。はっきりと無駄を無駄とし後世に伝える必要がある。もっとも受けとる奴らが物語として歴史を形成する気持ちがあるならばだが。
その発端は、報道からの問い合わせだ。警察に村田が傷害罪で逮捕されたとのことだ。勤務も終了し、夜も9時を過ぎていた。緊急に幹部職員が召集され、対応が検討されることとなった。
小早川は酔っていた。勤務時間ではないのだから、なんの問題もないが、問題は小早川の態度だ。
「着任したばかりで直ぐに呼び出しか、いい酒飲んでたのに。」と言って会議室に入ってくる。
そもそも、村田は小早川が面接し、他の職員の反対を押しきって採用した職員だ。
村田は小早川の異動と伴にライフライン部局に一緒に異動してきた。
小早川に対して、自分で責任取れよ、とばかりの一緒の異動だ。それが、即座に現実のものとなった。腹を立てるなら、採用し異動させた自分に腹を立てればいい。
なぜ、我々の部局が、4月に異動してきた小早川と村田のことで、混乱させられるのか。迷惑なのはこちらの方だ、と幹部連中は思った。
小早川は、散々、村田の所属する課長をなじり、村田をなじった。なんの意味もなさない無駄な責任転化の時間が延々と過ぎた。
小早川は検討会議には必要なかった。あの晩は、あのままただ酒でも飲んでればよかったのだ。
その方が、スムーズに結論を導き出せた。
結局、村田は免職となった。
知人の障害者を殴ったのだ。殴ったのを友達から1000万円出せば許すとゆすられ、断ったがために、役所の基準に合わせて免職となった。
警察も役所も状況などは問わない。殴ったという傷害の事実で、しかも、それも頭を小突いただけで暴力だと口裏合わせた自分の仲間からはめられた結果だった。
組織内に関係を築いてない村田などは、形式的に処理される。行政の決定過程も似たようなものだ。
小早川は、お前を信用したのに、裏切られた、残念だと言った。
貸した金を返さないために、頭をこずいた行為を、悪い仲間から暴力ととがめられ、借りた障害者も痛いと騒ぎ、名ばかりの友達の公務員から遊ぶ金を巻き上げようとした背景などは不問とされた。
警察は、犯罪を取り締まって手柄を立てた。身内の飲酒運転事故の報道をかき消すのにいいタイミングでもあったのだ。
小早川は草々に人格の無さを露呈したものの、まだ、あれほどまでの狂人であるとは誰もが気が付かなかった。
猿左衛門は小早川を嫌ってはいた。しかし、嫌った理由は単純に、酒飲みグループ派閥が異なっていたためであり、小早川の狂気を見抜くような才覚著しい故ではない。残念過ぎるほど凡人で、持つ酒飲みグループのボスの懐に嗅覚鋭く本能的に潜り込んでいるためだけの才能の凡庸さは組織にはマイナスであった。
誤りの命令にも服従し、下部にそのまま命令させる人形のようなボンクラ守護でなければならないポジションに猿左衛門はうってつけだった。
予想しなかった小早川の長期在任とともに、その恐れは、現実となり、その後の期間を無駄にする悲劇となっていく。
仕事の付き合いは始めてとなる早川からの最初の挨拶はこうして始まった。
僕に対して、当初、小早川は指南を仰いだ。
そんなのは形だけの社交辞令と初めから分かってはいた。小早川は数ヶ月待つまでもなく、直ぐに本性をさらけ出した。
結論から言うと、仕事に関して小早川は何一つ変えることはないできなかった。それどころか時代に逆行した先祖帰りを強行した。混乱と錯乱の弊害だけが取り返しのつかない位に残された。本質を理解しない足りない老害のお飾りどもだけが布団の騙し購入のように簡単に騙された。
組織の環境と統制に関しては、問題外の無駄な時間が永遠と消費された。そんな時間がこの時代のこの組織にあり得た愚かさ自体が犯罪に近かった。
職員の管理することを最大の職務履行としか考えられない愚かな組織の愚かな行為の完全なる実行が仕事と考える愚かなトップは愚かな組織運営をし続けた。早川は行動観察記録を自分への感情的な営利的な貢ぎ物の記録のように記録する病んだ人間だ。
小早川が指揮したこれらの虚空の時間とエネルギーに対しては、後世に伝えられる公的なものなどありはしない。しかし、これを許してきたことを無のまま忘れ去ること自体も犯罪となる。はっきりと無駄を無駄とし後世に伝える必要がある。もっとも受けとる奴らが物語として歴史を形成する気持ちがあるならばだが。
その発端は、報道からの問い合わせだ。警察に村田が傷害罪で逮捕されたとのことだ。勤務も終了し、夜も9時を過ぎていた。緊急に幹部職員が召集され、対応が検討されることとなった。
小早川は酔っていた。勤務時間ではないのだから、なんの問題もないが、問題は小早川の態度だ。
「着任したばかりで直ぐに呼び出しか、いい酒飲んでたのに。」と言って会議室に入ってくる。
そもそも、村田は小早川が面接し、他の職員の反対を押しきって採用した職員だ。
村田は小早川の異動と伴にライフライン部局に一緒に異動してきた。
小早川に対して、自分で責任取れよ、とばかりの一緒の異動だ。それが、即座に現実のものとなった。腹を立てるなら、採用し異動させた自分に腹を立てればいい。
なぜ、我々の部局が、4月に異動してきた小早川と村田のことで、混乱させられるのか。迷惑なのはこちらの方だ、と幹部連中は思った。
小早川は、散々、村田の所属する課長をなじり、村田をなじった。なんの意味もなさない無駄な責任転化の時間が延々と過ぎた。
小早川は検討会議には必要なかった。あの晩は、あのままただ酒でも飲んでればよかったのだ。
その方が、スムーズに結論を導き出せた。
結局、村田は免職となった。
知人の障害者を殴ったのだ。殴ったのを友達から1000万円出せば許すとゆすられ、断ったがために、役所の基準に合わせて免職となった。
警察も役所も状況などは問わない。殴ったという傷害の事実で、しかも、それも頭を小突いただけで暴力だと口裏合わせた自分の仲間からはめられた結果だった。
組織内に関係を築いてない村田などは、形式的に処理される。行政の決定過程も似たようなものだ。
小早川は、お前を信用したのに、裏切られた、残念だと言った。
貸した金を返さないために、頭をこずいた行為を、悪い仲間から暴力ととがめられ、借りた障害者も痛いと騒ぎ、名ばかりの友達の公務員から遊ぶ金を巻き上げようとした背景などは不問とされた。
警察は、犯罪を取り締まって手柄を立てた。身内の飲酒運転事故の報道をかき消すのにいいタイミングでもあったのだ。
小早川は草々に人格の無さを露呈したものの、まだ、あれほどまでの狂人であるとは誰もが気が付かなかった。
猿左衛門は小早川を嫌ってはいた。しかし、嫌った理由は単純に、酒飲みグループ派閥が異なっていたためであり、小早川の狂気を見抜くような才覚著しい故ではない。残念過ぎるほど凡人で、持つ酒飲みグループのボスの懐に嗅覚鋭く本能的に潜り込んでいるためだけの才能の凡庸さは組織にはマイナスであった。
誤りの命令にも服従し、下部にそのまま命令させる人形のようなボンクラ守護でなければならないポジションに猿左衛門はうってつけだった。
予想しなかった小早川の長期在任とともに、その恐れは、現実となり、その後の期間を無駄にする悲劇となっていく。
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