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第一節
魔法が使えなくても
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お風呂から出ると心配そうな顔をしたミラちゃんがいた
「どうしたの?」
「...泣いてたの?」
「な、なんのこと?僕はこの通り元気だよ!」
「嘘つかないで」
「嘘じゃないよ!」
「目を見ればわかる」
「...まだ少ししか過ごしてないのにそんなこともわかるんだね」
「うん、レインより何百年も生きてるから」
「...そっか」
「...」
「僕..ずっと楽しみにしてたんだ おじさんから聞いた楽しい魔法の話 色んな夢を膨らませて いつか来るその日をずっと待ってて...だけど最終的には使えなかった 」
「..ごめんね」
「あ、ミラちゃんは何も悪くないよ!だからそう重く捉えないで」
「うん...」
「それに...夢が一つ途絶えただけ まだまだ僕の夢はあるからね!そのためにも頑張らないと!」
「..そうだね」
「それじゃあご飯作って食べよー!」
「それじゃあ今日も身体作りかな」
「無理しないで」
「大丈夫!それじゃあいこう!!」
準備体操を終えて走り出す
時々 歩きを混ぜながら
「昨日よりも多く走れてるね」
「そうだね!元々体力はある方だったけどこれで更に増えて助かるよ~」
そのまま走って一旦休憩入れる
「はい、水」
「ありがとね ミラちゃん」
水を飲んでタオルで汗を拭く
僕は一応アルビノと周りに言ってるのでこの暑い服を脱げない
周りは涼しそうな布面積の少ない服を着てるから少々羨ましい
そうやってゆっくり休憩してると明らかに偉そうな女性が護衛と思われる男性と女性
一緒にこちらに来た
「君が...レインちゃんかな?」
「そうですけど...」
「私はこの街の長のアリシアだ 君にお礼をしたくてね」
「オアシスの件ですか?」
「そうだ 君は実質この街の民を救った英雄だ そんな英雄にお礼をしないのは長として駄目だからね」
「そうですか...でも今走ったりしてるので夕方でも良いですか?」
「なっ?! アリシア様はお忙しい方だぞ!?せっかくの申し出を「落ち着いて 突然訪れたのはこちらだ 強要は失礼にあたるぞ」は、はい..申し訳ございません」
護衛の女性の方が言ってたけど その通りなんだよね...
ただのんびり走ったりしてる町娘と常に業務に追われている街の長
その違いは明確だ
「それじゃあ今日の夕方は開けとくから私の屋敷に来てくれ」
「わかりました」
「それじゃあまた後で」
「そろそろ終わりにしよう」
「そうだね 家に帰ってお風呂入ったら長の家に向かわないと」
それにしてもお礼って何がもらえるんだろう?
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お風呂から出ると心配そうな顔をしたミラちゃんがいた
「どうしたの?」
「...泣いてたの?」
「な、なんのこと?僕はこの通り元気だよ!」
「嘘つかないで」
「嘘じゃないよ!」
「目を見ればわかる」
「...まだ少ししか過ごしてないのにそんなこともわかるんだね」
「うん、レインより何百年も生きてるから」
「...そっか」
「...」
「僕..ずっと楽しみにしてたんだ おじさんから聞いた楽しい魔法の話 色んな夢を膨らませて いつか来るその日をずっと待ってて...だけど最終的には使えなかった 」
「..ごめんね」
「あ、ミラちゃんは何も悪くないよ!だからそう重く捉えないで」
「うん...」
「それに...夢が一つ途絶えただけ まだまだ僕の夢はあるからね!そのためにも頑張らないと!」
「..そうだね」
「それじゃあご飯作って食べよー!」
「それじゃあ今日も身体作りかな」
「無理しないで」
「大丈夫!それじゃあいこう!!」
準備体操を終えて走り出す
時々 歩きを混ぜながら
「昨日よりも多く走れてるね」
「そうだね!元々体力はある方だったけどこれで更に増えて助かるよ~」
そのまま走って一旦休憩入れる
「はい、水」
「ありがとね ミラちゃん」
水を飲んでタオルで汗を拭く
僕は一応アルビノと周りに言ってるのでこの暑い服を脱げない
周りは涼しそうな布面積の少ない服を着てるから少々羨ましい
そうやってゆっくり休憩してると明らかに偉そうな女性が護衛と思われる男性と女性
一緒にこちらに来た
「君が...レインちゃんかな?」
「そうですけど...」
「私はこの街の長のアリシアだ 君にお礼をしたくてね」
「オアシスの件ですか?」
「そうだ 君は実質この街の民を救った英雄だ そんな英雄にお礼をしないのは長として駄目だからね」
「そうですか...でも今走ったりしてるので夕方でも良いですか?」
「なっ?! アリシア様はお忙しい方だぞ!?せっかくの申し出を「落ち着いて 突然訪れたのはこちらだ 強要は失礼にあたるぞ」は、はい..申し訳ございません」
護衛の女性の方が言ってたけど その通りなんだよね...
ただのんびり走ったりしてる町娘と常に業務に追われている街の長
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「それじゃあ今日の夕方は開けとくから私の屋敷に来てくれ」
「わかりました」
「それじゃあまた後で」
「そろそろ終わりにしよう」
「そうだね 家に帰ってお風呂入ったら長の家に向かわないと」
それにしてもお礼って何がもらえるんだろう?
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