エクリプス 〜砂海の章〜

nanaさん

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第二節

潜入について

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「それは嬉しい話だ それじゃあ無駄話をしてる暇は無いから直ぐに依頼について話そう」

「その前に1つ聞きたいことがあります」

「なんだい?」

「僕達は本来なら精霊の宿り木という所に泊まって居たのですが連絡しましたか?」

「...してないね でもすると面倒な事になる」

「面倒な事?」

「君達の存在が今分からない今が潜入させるには絶好のチャンスなんだ 君達がこの館から出て宿に戻ったら間違いなく監視は付けられる」

「...」

リーディちゃんには申し訳ないけどそれなら仕方ない

「それにあそこの夫妻はまだ洗脳の兆しが無い貴重な協力者だ」

「協力者?」

「ああ、この街には何人か俺の協力者が居る あの夫妻もそうだ」

「...少し聞きたいことがあります」

「なんだい?」

「夫妻の娘の...リーディって子についてです」

するとレジさんは少し険しい顔になる

「...そうだな 話そう 夫妻の娘であるリーディは恐らく今回の領主の計画にとって重要な役割を果たす者のようでね 厳しい監視が付いてたんだ」

「え...?」

リーディちゃんが?

「それをあの夫妻が上手く逃がした リーディは異常なほど外について知らなかったと思うがそれは計画で何かしら関わる際に邪魔になると判断されて領主から直々に命令が来たかららしい」

「...命の危機の可能性は?」

「十分有り得る。夫妻が協力者となったのもこの件を俺に報告してくれたからだ それから俺は動き始めた」

なら僕はリーディちゃんの両親がした苦労を無駄に...

「おっと、レイン君が思ってるようなことは心配しなくていい むしろ彼らは娘の命が助かって本当に感謝している 逆にレイン君が助けなければ夫妻の努力は水の泡になってたわけだ」

「...そうですか」

なら良かった...

「それじゃあ話を戻すがこの潜入は夜に行ってもらう 夜だからといって警備は厳重だから油断しないでくれ 道具等の支援はこちらが行う」

支援はありがたい

「今すぐ?」

「今すぐでは無い 準備が必要だ 目安としては...2ヶ月くらいか」

意外と掛かるね

「これは道具や根回しの準備の他に領主のスケジュールで丁度良い頃に演説があるからだ そのタイミングで忍び込めば有益な情報は何かしら持って帰れるはずだ」

「それは良いね」

その間におじいちゃんから鍛えて貰えるし

良いことづくめだ

「その間 お嬢さんは私の元で鍛えて差し上げましょう」

「よろしくね おじいちゃん」

「..その呼び方...変えることは出来ませんか?」

「? おじいちゃんはおじいちゃんだけど」

「...」

「ダメそうだな バアル」

笑いながらレジさんがそう言う

「..仕方ありませんね」

「それじゃあ事前に伝える情報はさっきので終わりだ 残りは1ヶ月後とかにまた知らせる」

「了解!」

あれ?そういえばミラちゃんが静か...

「あ...寝てる」

「色々心配や不安が重なってたんだろうな 俺とバアルは席を空けるからしばらくは傍に居てやんな」

「もちろん」

「なんか用がある時はバアルの名前でも呼べ そしたら転移で来るはずだ」

「分かったよ ありがとう」

「おう 気にすんな そんじゃまたな」

「それではまた特訓の際にお会いしましょう」

2人はそう言い部屋から出ていった


「...」

ミラちゃんは珍しくぐっすり眠っている

確か精霊は睡眠が要らないみたいなことを言ってた気がするけどそれだけ心配かけちゃったんだなぁ...

ミラちゃんの頭を僕の膝に乗せる

「これなら少しは楽じゃないかな」

「んぅ...」

「ふふ..可愛い」

しばらくはミラちゃんの可愛い寝顔を拝めそうだ


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