エクリプス 〜砂海の章〜

nanaさん

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第二節

鍛錬

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ミラちゃんはしばらくした後に起きた

自分がどういう状況か分からなかったようだから説明してあげると僕の胸に顔を埋めてきた

「あれ?ミラちゃん どうしたの?」

「...」

「今日は甘えたいのかな なら満足するまで良いよ」



その後はしばらくの間 珍しいミラちゃんの甘える姿を堪能しつつ

ミラちゃんが満足した後にレジさん達と話した事を伝える

「..大体把握した」

「それじゃあ僕達も動こっか まずはリーディちゃんに会う事が目標だね」

「...バレると駄目なんじゃないの..?」

「大丈夫 大丈夫 僕に良い考えがあるから!」

「嫌な予感...」





その後はバアルを呼んでレジさんの元に案内してもらう

「ん?どうした?」

「単刀直入に言います 僕たちをリーディちゃんに会わせてくれない?」

「...ふむ..バアル」

「はい」

「レイン君に偽装魔術を教えてあげて」

「承知致しました」

「さっすがレジさん!僕の読み通り!」

そう言うとレジさんはこめかみを抑えて

「ミラ君は霊体化出来るから良いだろう...レイン君 あまり派手な行動はしないでくれよ?」

「勿論!」

「不安ですな」

「不安」

「不安だな」

「なんで!?」




「さて...特訓ということですがまずは魔術を学びましょう ある程度学んだら偽装魔術にうつります」

僕はおじいちゃんに特訓を ミラちゃんはレジさんの所へ行った

「そんなすぐ、ってわけじゃないんだ」

「魔術の基礎を覚えてからじゃないと暴発して下手したら死にますからな」

「暴発かぁ」

魔術使ったら爆散ってのは嫌すぎる

「それじゃあ始めましょう。魔術とは魔法と違い精霊に力を貸してもらうのではなく自分で行うというのはわかりますか?」

「うん」

「普通 魔法は精霊に血や魔力を捧げて対価に魔法を使用してもらう。お嬢さんは大精霊のミラさんと契約しているから違和感かもしれませんが本来精霊は魔法や血を捧げ精霊に何をしてほしいか願う。これでようやく魔法を発動できるわけです」

「ミラちゃん凄...」

「大精霊だからこそそのような面倒な工程を飛ばせるわけです」

「それで魔術はどう発動するの?」

「魔術は自身で魔法陣を作り出します」

そう言うとおじいちゃんは手のひらに魔法陣を生み出す

「おお!」

「これに魔術に対応した古代文字を組み込むことで変わります」

「古代文字?」

「はい 遺跡等を作った古代エルフたちが使用してた特殊な文字です 懐かしい...」

なんかまるで数千年くらい生きてるように聞こえるけど追求しないでおこう

「古代文字は数は少なく。文字同士を組み合わせることで形を変えます」

魔法陣に古代文字が浮かび上がる

その古代文字が魔法陣の中に組み込まれていく

そうして発動されたのは...

「綺麗...」

「これは記憶を映す魔術 これは昔の...王都ですね」

「王都...」

今の姿は分からないけど行けるなら行きたいなぁ

「ふむ...」

おじいちゃんが不思議な目でこっちを見てくる

「どうしたの?」

「お嬢さんは...王都の方々に何も思わないんですか?」

「え?顔も知らない人に何か思うことがあるの」

「..そうですね。聞かなかったことにしてください」

「りょーかーい」






「それで魔術を行う上で魔法陣の展開は基礎です なのでそこから始めましょう」

「魔力で魔法陣を作る感じ?」

「そうですね 察しが良くて助かりますよ」

もし展開するなら...

「ねぇ おじいちゃん」

「どうなされました?」

「僕に一回教わる前にやらせてくれない?」

「..わかりました 危ないと判断したら止めますよ」

「はーい」

魔法陣 かつて読んだことのある本にも乗っていた

魔法陣や文字はいわば線と点だ

無数の点を組み合わせることで線ができる

その線を組みわせると文字や魔法陣が出来る


それらをイメージしながら手の甲に展開する

「ここまで簡単に..ってそれ以上はいけません!!」

「え?」

それと同時に僕は光に包まれた














「ここは...」

周りを見る

灰色の色に包まれた砂漠がそこには広がっていた


「砂漠..それにしては色が..」


『駄目だ もう水が無い』

『嘘だろ...こっちもないぞ...』

声が聞こえたので振り返ってみると

そこに居たのは金髪のエルフと白髪のダークエルフだった




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