VRMMOでスナイパーやってます

nanaさん

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引越し1

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そんなこんなでゲームをログアウトし引越しに備える


お風呂に入って適当な服に着替える

着替え終えたと同時にピンポンと音が鳴った

扉を開けると同時にナイフが飛んできたので顔を逸らして避ける

「いきなり物騒」

「おもちゃのナイフだから安心しろって」

「昨日会ったばかりなのに酷い ジル」

「HAHAHA!いやすまんな 何せ隊長からちんちくりんが変わらず訓練とかしてるかの確認しとけって言われたんだよ 文句は隊長にな」

「...隊長が言うなら仕方ない」

「すんなりだな そんじゃ引越しするか」

「周りに隠れてるみんなも出ていいよ」

「あら、バレてたの」

「ま、バレるだろうな」

「全力じゃないし当たり前だ」

「レミちゃん、エレン、シダレ」

「久しぶりっ!!」

レミちゃん 私に色々面白い事を教えてくれた金髪の女性 得意分野は小銃系の扱い

エレン 私に隠密について教えてくれた茶髪の男性 得意分野は潜入  情報を持ち帰ってくれたから任務を円滑に進めれた

シダレ 各国についての常識や知識を叩き込んでくれた赤髪の男性 得意分野はハッキングやデータ偽装といった裏方  免許を持ってるから運転も出来る

私達RAVEN隊は素性がバレると危険になるから基本コードネームとして偽名でお互いを呼び合う お互いの本名は知らない

だけど私は別

最初の自己紹介の時にコードネームを考えろって隊長に言われたけど思いつかなくてそのまま己龍って言ってしまったからみんなには私の名前が知れ渡っている

それに日本人以外にも在日外国人とかも所属しているレミちゃんとかが良い例だ

日本語は完璧だしメイクとか髪染めでそれっぽくやっちゃえば傍から見たら日本人に見えるだろう



「他の皆は?」

「お前さんの為にお前さんの姉や母親の方に行って色々やったりしてる回線だったりな」

「..ありがと」

「俺らはまだ何もしてねぇ 今色々やってくれてる奴らに言ってやりな それだけで彼奴らは喜ぶはずだ」

「..そう」

「んじゃ 早速やるか おじゃますんぜ」

「こういう時はお邪魔します?だっけ ってことでお邪魔しまーす!!」

「音声で言うことじゃねぇ...響くだろうが...」

「徹夜したの?」

「...ああ、任務を終わらせるためにな」

「勿論俺らも任務を速急に終わらせたぜ 中でも此奴はやってる任務が任務だから1番疲れてるんだろうな ほぼ寝てねぇよ此奴は だから労ってやりな」



ジルに言われた通りよく見るとシダレに隈ができている

どうやら本当に私の為に徹夜してきたみたい

「...ごめんなさい 私のせいで」

「謝ることは無い、可愛い妹みてぇな存在が滅多にしないお願いをしてきたんだ それに応えんのが俺らってもんよ」

「そーそー!」

「なんならもっとお願いしてくれても良いんだがな...」

「本当にな...」

「でもみんなに悪いし...」

「そーいう気遣いは要らないんだよ!己龍ちゃん!」

「そうだ それにお前の姉や母親にも色々ねだりな お前さんにはその権利がある」

「それにお前は些か謙虚すぎる」

「ちんちくりん 本当に何もお願いして来なかったし一時期不安だったんだぜ?」

「...分かった じゃあ..引越しのお手伝い お願い」

「そうだ お前さんは願えばいい 俺らが叶えるからな」

「それじゃあ己龍ちゃんは私と一緒に休んでましょうね~」

「レミレア お前もだ」

「えー 久しぶりの己龍ちゃんなのにぃ」

「その己龍からのお願いだが?」

「...やらなきゃ!!」





そんなこんなで私はレミちゃんやエレンに抱き抱えられながら運んで欲しいものをシダレが運転する予定のトラックに積んだりして貰った

「金は大丈夫なのか?」

「株で成功した」

「...そりゃゲームを10時間もやれるよな」

「全く羨ましい限りだぜ」

「己龍ちゃんは歳の割にめっちゃ頑張ったんだからこれくらい許されるよ うんうん!」

「そうだったな...あまりにも最初の出会いが大人びていて本当に中学生か疑ったが今丁度成人したばかりなんだよな」

「ま、ジルによると彼女らの前では子供のような姿を見せてるみたいだしきっとあの二人の前でもそうなんだろうな」

「面白いくらいにな...甘すぎて砂糖吐くぜ」

「そんなにか...」

「そうだ!己龍ちゃん!お母さんやお姉さん 幼なじみの子らとの最近の話聞かせてよ!」

「ん!話す!」

「目に見えて変わってるしな」

「まぁ 己龍が良い方向に向かうのは本望だ 」

「そんじゃ乗るか」

トラックって2人しか乗れなかった気がするけど...

「3人乗れるようにした 己龍はレミレアの上に乗りな ジルは荷物見るために荷台に入っててくれ」

「なっ!?そりゃひでぇぜ!?」

「そこでゲームやれるだろ こっちに来たんならゲームやらせないぞ」

「うおっしゃ!喜んで乗らせて頂きますぜ!!」

ジルはそのまま荷台の方に行った

相変わらずゲーム好きだなぁ

それとレミちゃんの上に乗っちゃって良いのかな...

「良いの?」

「良いんだよー!己龍ちゃん!!己龍ちゃん軽いからぜーんぜん良いんだよー!」

「レミちゃんが良いならお願い」

「ふふ、まっかせたまえー!」

「んじゃ運転は俺がやる エレンは隊長の方に連絡しといてくれ」

「了解だ」

トラックに乗った後 エレンは携帯を取り出し隊長に電話をかけ始めた

「ああ、俺です 隊長  今こっちの準備終わったんでそっち向かいます はい え?あの二人以外に2人更に来てる?分かりました 伝えときます」

「何かあったの?」

「どうやらお前さんの後輩と幼なじみが来てるそうだ」

「そう..楽しみ」

「それじゃあ会う前に話を聞かせておくれ~」





「それでそれで有栖が私のおでこに手を当てて冷たく気持ちよくしてくれたり時雨が膝枕してくれてリラックスさせてくれたりしたの!!」

「うんうん 嬉しそうで何より!」

「砂糖吐きそう」

「後でコーヒーを渡そう...」





「お姉ちゃんが私を抱き抱えてくれて!!ママが美味しい朝ごはん作ってくれたの!!」

「うん..よかったねぇ..」

「レミレア感動して泣いちまった」

「当たり前だ この子が幸せになってこっちに来てからずっと子供らしい場面を見せなかったんだ 泣くに決まってんだろ...」

「エレンも若干涙目じゃねぇか...」

「お前さんもだろ...」


「皆..大丈夫?任務で怪我とかしたの?」

「いいや..大丈夫だ」

「うん..ちょっと感動しただけよ」

「心配ありがとな..」

「そう...?何かあったら言ってね 出来る範囲で何かするから」

「おう...その時頼むわ」

「ふふ...むしろ己龍ちゃんが何かあったら言ってね お姉さん 何が何でもするから」

「そうだ 俺らは己龍から色々貰ったしな 」

「..私は皆にあげた覚えがない」

「いいんだよ 俺らには覚えがあるしな」

「そうそう!己龍ちゃんは貰うだけ貰っときなよー!」

「そうだ 遠慮するな」

「...分かった ありがと 皆!」

「眩っ..」

「ふふふふふ...」

「その笑顔だけで俺らは生きてけるぜ」



そんなこんなで話をしながら私達はママ達の元へ向かった



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いやね 中学で百合見た時私は砂糖吐きそうでしたよ本当に  なんなのあの女子同士の距離感...家帰って甘さを消す為にコーヒー飲んだりしてたらカフェイン中毒になってたんですけどね!!(完治済み) 恐ろしい...
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