VRMMOでスナイパーやってます

nanaさん

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引越し2

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しばらく皆と話してると懐かしい景色が見え始めた

「そろそろ着くぞ」

「楽しみ」

「俺らは荷物の運び入れとかしてるから己龍はお前さんの姉とか母親 幼なじみ 後輩と話してな」

「でも...」

「いいんだ やらせてくれよ」

「そうそう!感動の再会ってやつだからね!」

「分かった...皆に甘えるね」

「おうよ 」

「お、着いたみたいだぜ」

「ほら己龍ちゃん行きな」

「うん!」

トラックを出て真っ先にママに抱きつく

「ママ!」

「2日ぶりね 己龍」

「お姉ちゃん!」

「私と時雨は昨日会ったばかりだからね」

「有栖も時雨も久しぶり!!」

「ふふ、久しぶり 己龍」

「会えて嬉しいです先輩!」

「今は己龍の仕事先だった人達が色々やってくださってるから私達はゆっくりしてましょうか」

「そうだね ママ」

「ふふ、今度 皆で旅行に行くのもありかしら?」

「その時は是非お願いいたします!!!」

「私もお願いします!!!」

「あら?何を勘違いしてるの?己龍は渡さないわよ」

「ええ、己龍は私たちの娘なのだから」

なんかお姉ちゃんとママ  有栖と時雨の間で不穏な空気が流れてる

「みんな...仲良く...しよ?」

「うっ..そ、そうね」

「べ、別になんともないわよ」

「き、己龍の言う通りね」

「ふふ、大丈夫よ 己龍 心配しなくていいからね」

「そう...?なら良いんだけど..皆が仲良くないのは嫌だから...」

「可愛っ..」

「ふふ、己龍らしいわ」

「純粋...」

「そうね、これから仲良くしていきましょうか」

皆の中で明るい雰囲気が流れ始める

良かった...




私達が雑談をしてる途中で隊長がこちらに来た

「あ、たいちょー」

「おう、仲良く話してる所悪ぃんだが引越しが完了したぜ」

「ありがとう たいちょー それに皆」

「良いってことよ」

「後々またゲーム内で会えるからその時一緒にやろーね!」

「幸せな人生をな」

「また会おうぜ」

「それじゃあな」

「また会いましょうね~?」

「ふふ、君の仮面が外れて元を取り戻し始めてて私は嬉しいよ」

「何かあったら頼ってね」

「私達は任務を放り出してでも力になるよ」


「それじゃあ俺らは任務があるから帰るぜ」

「ありがとう 皆  また会おうね」

「..おうよ」

「あれ?もしかして隊長泣いてるんすかぁ?」

「な、泣いてねぇわ馬鹿野郎!」

「ふふ、隊長 またね」

「お、おう!!元気でな!!」

そう言い皆はトラックや車 バイク や徒歩で帰って行った

「...良い人達だね」

「...うん 」

「ふふ..私達も彼らに負けないように己龍に愛を注いであげないとね」

「いっぱい?」

「うん、いっぱい」

「楽しみ」

「ちょ、ちょっと先輩 私や有栖さんを忘れないでくださいよ!!」

「そうよ!私達だって己龍に2人と違う形で愛を注ぐんだから!!」

「ふふ、2人とも楽しみにしてるね」

思わず微笑んでそう言う

「ッ!!」

「先輩その顔は狡いですよ..」

「あら..私の可愛い娘は女の子誑しになっちゃったみたいね」

「己龍は魅力的だから仕方ないよ 母さん」

「まぁ、私達もあの二人に負けないくらいの愛情を己龍にあげるだけだからね」

「そうだね それじゃあ己龍 ご飯でも食べよっか もう夜だし」

「2人も一緒に食べるかしら?親御さんに連絡しとけば私が作るわよ」

「ママのご飯!」

「私は今日親が帰って来ないので大丈夫です」

「私は連絡しますね」

有栖はどうやら今日は親が帰ってこないらしい

時雨は親に連絡し始めた

「2人とも 外にいると冷えるから中に入って」

「わかったわ お邪魔します」

「では遠慮なく..お邪魔しまーす」


「いらっしゃい 2人とも」

そう言った後 お姉ちゃんに抱き抱えられる

「己龍 せっかくだし母さんがご飯を作ってる間 引っ越した部屋を見ておかない?」

「うん、見る!」

「私も一緒にしても?」

「私も!」

「良いよ また遊びに来て!」

「勿論」

「今度何かゲームとか持ってくるね」

「楽しみ 私も何か買っておくね」

「なら私も買わないと」

「あら..なら私も少し見ようかしら 1人は寂しいわ」

「ママも一緒に」

「ふふ、ありがとね」


そうして私達は新しくなった私の部屋に向かった







「ちゃんとゲームも移してくれてる」

「己龍 今度このゲームを一緒にやらないかしら?」

「良いよ どこで会う?」

「最初の町の広場で」

「分かった 次会おうね」

「あら..私もやってみたいわ」

「ならママの分 買っとくね」

「でも悪いわよ..」

「私 これでも稼いでるから」

引越しの時に持ってきた通帳を見せる

「..凄いわね 己龍」

ママが頭を撫でてくれる 嬉しい

「己龍 凄い稼いでるわね..」

「見た事のない桁になってる..」

「かるーい豪邸買えるんじゃないですかこれ」

「使う機会が無かったから でも今は違う 皆とお出かけするための服やぬいぐるみとか 本にゲーム 色々買う」

「ふふ、己龍 私達と遊ぶ為にありがとね」

「ん..それにこれでママとお姉ちゃんが働く必要も無い」

「..そうね 私は今の職場に満足はしてるけど...寄り添えなかった分 母として寄り添いたい..己龍には悪いけど...甘えさせて貰うわ」

「私は...やりたいことがある だから..悪いけど 己龍の提案は断らせてもらうわ」

「そう、お姉ちゃんにやりたいことができて良かった」

「いつか己龍に見せてあげるね」

「うん!楽しみにしてる」

「やはり家族というアドバンテージは大きいわね..」

「私達はゲーム内で会ってた分 感動が強いんですよ なんにせよ先輩が幸せそうで良かったです」

「この幸せを...また壊さないようにね..」

「そう...ですね..」




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