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nanaさん

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再会と聖女

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家族回...だけど作者の都合で色々と省略するぜ...すっごいあっさりしてるが許してくれ...

ーーーーーーーーーーーーーーーー

パパが生きてることが判明した翌日 私達は早速 軽井沢に向かった 

勿論 たいちょー経由でパパには連絡してもらった

合流場所は軽井沢駅前

私達は電車を使って軽井沢に向かう


軽井沢駅に着き駅を出て周りを見渡す


すると懐かしい1人の男性が佇んでいた


「パパ!」

「己龍...か?」

「うん、久しぶり!」

「ああ..久しぶり....」

「どうしたの?パパ」

「...俺みたいなのが..己龍や麗華 凛に会っても良いのかと..」

「..私もママもお姉ちゃんもパパには会いたいとずっと思ってたよ?」

「貴方!!」

「父さん!!」

「ほらね?」

ママとお姉ちゃんがパパに勢いよく抱きつきに来たのでサンドイッチにされる前にパパから離れる

「ごめんなさい...貴方にあんな態度を取ってしまって..生きてて本当に良かった....」

「私もごめんなさい 父さん...私達を守ってくれてたのにあんな事して...」

「...謝るのは俺の方だ 皆に危険が及ばないように細心の注意を払っていたのに...俺の責任だ」

「でも...」

..一気に暗い雰囲気になっちゃった...仕方ないけど...

「...せっかく再会出来たんだし...仲直りして...楽しもう」

「...そうだな」

「...そうね」

「己龍の言う通りね...」

「それじゃあ旅館までレッツゴー」

「可愛っ...」

「あらあら...」

「..前より仲が良くなってる気がするな」

「最近特に良いみたいで...あ、それと貴方 麗華が己龍に...」

「ちょ、ちょっと母さん!それは..」

「?」

「だって麗華...己龍にお願いされたらすぐやるでしょ?」

「だってあんな上目遣いでお願いされたら...」

「..話が見えないのだが...」

パパとママが2人で何かこっそり話し始めた

久しぶりに会えたんだし2人で話したいこともあるんだろうね

所でお姉ちゃんはなんで震えてるの?













家族旅行から帰ってきた私達

パパとママは疲れたのか先に寝室に行っちゃった

2人とも..特にママが嬉しそうな顔をしてたしお泊まり会みたいに何か話でもするのかなぁ

それでお姉ちゃんはまだやることがあるらしく1人でゲームにログインしていた

「...そういえばおばあちゃんのとこに行かないと」

せっかくなのでシスター服に着替えて向かう







「あの」

「おや、嬢ちゃんどうしたんだい?お祈りなら中に入れば出来るよ?」

教会の前で警備をしてる騎士の人に話しかける

「おばあちゃんに会いに来たの」

「おばあちゃん?」

「うん、呼ばれたから "いつでもいいから来てね"って おばあちゃんから呼ばれてるって言えば大丈夫って」

「おばあちゃん...まさか!?」

「いやいや..俺も同じ事を考えたがあの人が...」

「おや、来たのかい」

「おばあちゃん!」

「な....」

「ナタリー様!?」

「2人とも警備ご苦労さま この子は私の客人だからねぇ」

おばあちゃん ナタリーって名前なんだ

「それじゃあ私に着いてきて」

「うん」

私はおばあちゃんに案内して貰って神殿の奥に向かう

「どこに行くの?」

「特別なとこよ 私と貴方だけの秘密の場所」

「秘密の場所...」

そうして着いてった先は前見た職業変更部屋より奥の部屋

神聖な雰囲気が立ち込めた白い部屋

「椅子があるからそこに座ってて お茶を用意するわ」

気づいたら椅子と机が出てたのでそれに腰掛ける

「はい、どうぞ」

出てきた紅茶を音を立てずに飲む

「あら...マナーがしっかりしてて偉いわねぇ」

「えへへ」

おばあちゃんが優しく頭を撫でながら褒めてくれる

ある程度 紅茶を楽しんだ後

おばあちゃんが真面目な顔で話を始めた

「貴方を読んだ理由はとても簡単...あなたが...神様から選ばれたからよ」

「神様?」

もしかして職業の聖人の事?

「神様に選ばれた貴方は...聖女になる資格が出来てしまったの」

「聖女?」

「そう、神様に選ばれた女性がなれる職業よ 多種多様な能力を持つ聖女がこの世界には居るわ」

「例えば?」

「例えば..."審判と天秤の聖女 タリア"と呼ばれる聖女は自身の持つ天秤と能力である審判を使って対象の罪を測り その罪に応じた罰を与える事が出来る聖女よ」

罪を測る...ってことは逆に善行も?

「もしかして善行も?」

「ええ、それも測ることが出来るわ」

「聖女の能力...凄い」

「そんな聖女に貴方は選ばれたの..聖女は強大な力を持つ関係上 疎まれやすく利用されやすい 貴方みたいな幼い少女が聖女になったからこうして呼ばせてもらったわ」

「幼い?私...成人してるよ?」

「え?」




「そうだったのね...ごめんなさい」

「大丈夫 気にしてないよ」

「そう..」

「それで私は...何の聖女になるの?」

「分からないわ」

「分からない?」

「ええ、聖女の能力は発現するまで不明なの 発現方法も聖女によってそれぞれ違うみたいで」

「そっか...それで..どうやれば聖女になれるの?」

「おそらく貴方の職業選択の際 聖人 と呼ばれる職業があったと思うわ まずはその職業に就いて強くなる事ね この強くなるはただ単にステータスが強くなるじゃなくて精神やスキルだったり様々な総合的なものよ」

「総合的な...」

「そしたら聖人という職業は自動で聖女に進化し能力が発現するようになるわ」

そういえばおばあちゃん さっきから聖女に関してやけに詳しい

こういうのって割と秘匿されてそうなのに...もしかして

「おばあちゃんも...聖女?」

「...流石ねぇ 私も聖女よ 今はもう力が無い過去の聖女だけどね」

「おばあちゃんは何の聖女だったの?」

「私は壁と守護の聖女だったねぇ 街や都市を護る結界や壁を作り出し魔獣氾濫スタンピードから守っていたよ」

「おばあちゃん 凄い」

「まぁ今では老いた身..それを行使出来る体力が無いのよねぇ..」

「そうなんだ...」


「ま、そんな話は置いといて...どうやら今の貴方は新たな職業に就けないようね...これをあげるわ 使ってみなさい」

「これは...」

渡されたのは透き通るような青色の宝玉

「それは就ける職業の数を増やしてくれる貴重な物よ 」

おばあちゃんが言うそれはこれを使う=聖女になるということだ

聖女は目立つ 目立つという事は私の正体がバレやすくなる

出来れば正体はバレたくない...でもおばあちゃんが明らかに重要な情報を渡してくれた

なら...こうしよう

「聖女になる」

「..そんなすぐに決めてよいのかい?」

「だけど条件がある」

「条件?」

「私は親しい人以外の前では...をつけることにした」

おばあちゃんはなにか考えたあと

「..無理はしないようにね」

「勿論」

仮面..演じるのは聖女 慈愛に溢れた真面目な少女

『【演技】を習得しました』

宝玉に触れ使うと念じると宝玉が輝き光となって私の中に入ってくる

『職業枠が追加されました』

「それじゃあ職業選択の部屋に行っておいで」

「分かった」

白く神聖な部屋を抜け 私は職業選択の部屋に入る

そこで私は職業 聖人を選ぶ

その瞬間が仮面を被ったの始まりだ


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
仮面..かっこいいしロマンあふれると思うんだ


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