自由にやっていくVRMMO

nanaさん

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教会(唐突な急展開注意)

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「歩けるようになりましたが...これからルナさんは どうされるんでしょうか」

「確かに...」

「修道服着てるし元は教会に所属してたんじゃないか?」

「教会...この街には教会はあそこしかありませんが..ですがもう誰も居ない...廃れてます」

「教会...そこ 行ってみたいです」

「やっぱり何か惹かれるものが..?」

「分かりません ですが興味があって」

「なら行きましょうか 」

「私は こちらで仕事があるので申し訳無いのですが行けないんです...」

「分かりました 本当にありがとうございました また来ます」

「はい!それではお大事に」


ヒカリに手を引かれながら進む

「それじゃあ今のうちに他のメンバーの紹介を済ませよっか」

「だね」

「まずは改めて私から ヒカリ です よろしくお願いします」

と改めて見ると白髪の人間の女性

「次は俺だな 俺はワズ よろしくな」

と少しガタイの良い茶髪の獣人の男性

「それじゃあ次は私ね マリーンよ よろしくね ルナさん」

と赤髪のエルフの女性

「次は俺だ 俺はカイト よろしく ルナさん」

と少し小さい青髪の男性

「最後は俺か ビルだ よろしく」

とスキンヘッドのドワーフの男性

「皆さん よろしくお願いします」

と頭を下げる

「頭下げなくても大丈夫だ 」

「とりあえず教会に行きましょう ルナさん 私の手を握ってください」

「はい お願いします」


ヒカリに手を惹かれながら街を歩く どうやら教会の場所を知ってるらしい

周りからの視線が集まる 特にプレイヤーと思われる人から

「え、何あの人 めっちゃ美人...」

「あれが百合か..」

「凸ろうか..痛っ!?」

「馬鹿野郎 俺らが行っていとこじゃねぇ」


なんかろくでもないことで揉めてる気がするが気にしないでおこう

「もしかして注目されてます?」

「ああ、気にしなくて良いですよ ただの異人達が興味を持って見てるだけなんで」

「そうですか..」

そんなこんなで話しながら付いたのは綺麗な教会

「着きました?」

「はい、ここです それじゃあ中に入ってみましょう」

そのまま入る

すると中は意外と綺麗

「綺麗...」

奥には神と思われる複数の像がある

「....」

何故かその前に行かないと行けない気がした なのでヒカリの手を離し歩き出す

「あ、ちょ、ちょっとルナさん?!」

「いきなりどうしたんだ..?」

「待って 少し見てみて」

そのまま像の前に立って片膝を付き手を合わせ 祈る

そうすると声が聞こえてきた

『やぁ、こうやって話すのは初めてかな?僕は創造神 君に加護を与え生命を創造する権利を与えた者だ』

神様だった...中性的で 男性とも女性ともとれる声

『君は異人だが もはやこちらの世界と同化し始めている 何せあの気まぐれで有名なハスターや滅多に他者に興味を持たないクトゥルフが君に興味を示し力を与えたからね ハスターに関しては君の事を気に入ってる』

同化...?

『そう 同化だ いきなりで悪いけど この世界は ただのゲームの世界ではない 君達の世界と この世界をゲームという媒体で繋いでるだけさ』

え?それじゃあ運営はそれを...

『知らないよ いや正確には社長のみが知ってる ま、それは置いといて この世界と同化してる ってことは君はこちらの世界に適応し始め あちらの世界から存在が消え始めてるんだ』

急展開過ぎない?

『僕も驚いたさ まさかここまで同化が早いなんてね だから1つ処置を取ることにした 君はあちらの世界ではもう働く必要も無い こちらで遊ぶだけで生きてける状態だ だからいっそ こちらの世界で生きてみない?』

え、でもそれってこっちに来たらプレイヤーじゃなくなって 1度死んだらそれっきり ってことでしょ?

『勿論 そこも安心してよ プレイヤーと特に変わらないようにするさ ちゃんと死んでもリスポーンするし 掲示板とかも使えるし さぁどうする?』

そこまで言われたら...いいえ って選択肢は無いね

『良いね 期待通り さて それじゃあ同化なんだけど 君は特に気にしなくて良いよ 今から1時間後に同化を終わらせる 向こうの世界の君という存在を消さないといけないからね 新たにこちらに書き換えないと行けない』

あれ?意外と というか早くない?

『ま、これでも神の中での最上位 創造神だからね 』

創造神凄い...

『凄いのは君の方さ いきなりこんなこと言われても冷静に理解してokを出して 何より最高神の僕にタメ口だからね』

あ...ごめんなさい..許してください...

『くっ、ぷっ、ははははは!!いきなり敬語に変わって!大丈夫 消したりしないし別に気にしないから良いよ』

良かった...

『さてせっかくこちらの世界で生きるんだし 特別な物をあげるよ』

え?そんなに簡単に?

『だって あんな簡単に元素の概念を解明する者に与えるものは与えとかないとね』

あ、スイマセン...

『さて...おや?これは...アザトースか珍しいね 眠ったまま干渉してきたね』

アザトース...邪気で書かれてた..

『そう 僕と対極に位置するもう1人の神 まぁ双子みたいなものさ 僕達は元々1人だったんだけどね』

双子?

『そう 元は1つの存在だったんだけど それじゃあ不便だから2つに別れたのさ創造と破壊でね ちなみにアザトースは眠るのが大好き というか常に眠ってるさ だからこうやって眠ったまま干渉してくることがたまにある 今回は...ほほう』

なんか嫌な予感がするなぁ...

『どうやら君に とある事をしたらしい それが何かはステータスを見ればわかるよ ま、悪いことでは無いさ さてそろそろ時間かな また話したい時はここで祈ってね それじゃ』

とその後に声が聞こえなくなる

そのまま立ち上がる

「どうしたんですか?いきなり」

「ごめんなさい 何故か身体が勝手に動いて...」

「祈ってたな...何か聞こえたのか..?」

「声が聞こえました」

「声?」

「男性とも女性とも取れる声 低くそして高い不思議な声でした」

「その声はなんて言ってたんだ?」

「分かりません」

「分からない..か」

「何か言ってるのは分かったんです ですがそれが意味する事を理解が出来ませんでした」

「まぁ教会で謎の声 理解が出来ないここから導き出される答えは...神だ」

「神...」

「そんな干渉が出来るのなんて現状この世界に生きる人達だけ でそん中で1番イメージ出来るのは神だ 神なら納得しやすい まぁ予想だがな」

とワズ あれ?意外とこの人頭の回転早い?

「この像が作られている神が関係してそうね...」

「ま、今はここに来てどうするかだ」

「...出来ればここに住みたいです ですが...」

「ああ、まずここが買い取れるかだ 」

「んーなら調べるか それじゃあルナさんは...いやルナさん1人で残すのは不安だな それじゃあヒカリ ルナさんと一緒に居てくれないか?」

「分かりました」

「私は?」

「女性の意見も必要だからな ほら行くぞ」

「いやぁぁぁ!私もルナさんと話したいぃ!」

少し大変そうなのでマリーンの方に近づく

「マリーンさん 大丈夫ですよ それに皆さんもここまでしてもらうのは...」

「良いってことよ お礼は要らねぇぜ」

「大丈夫 私達はルナさんを助けたいからやってるんだから」

「皆さん...ありがとうございます!」

ついマリーンさんに抱きついてしまう

「ひゃっ!?」

「本当にありがとうございます..!」

「ひゃ、ちょ、」

「あ、ご、ごめんなさい...」

「い、いえ 大丈夫よ...」

「そ、それじゃあ俺らは一旦行くから戻ってくるまでゆっくりしていてくれ」

「分かりました お願いします」

と頭を下げる

「んじゃ」




「んで どうだった?ルナさんに抱きつかれた感想は」

「と、とてもひんやりして...そ、その...柔らかかった..」

「....致命傷だな こりゃ 声がめっちゃ震えてる」

「当たり前さ あんな美人さんにいきなり抱き着かれたら女性でもそうなると思うよ 俺は」

「百合 is 尊い」

「わかる」

「常識」

「お前らぁぁぁぁ!!」

「よし 逃げよう」

「捕まったら肉ミンチにされそう」

「だから逃げんだよ!そして逃げながらギルド行くぞ!」

「ok!」

「割と無理難題じゃないそれ?」


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