自由にやっていくVRMMO

nanaさん

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教会に住む

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ヒカリが寝て暫くするとマリーン達が帰ってきた


「今帰ったぞー!って...」

「めっちゃ寝てるね...しかも膝枕..」

「すっごい気持ち良さそう」

「ヒカリの笑顔が全てを物語っている」

「おかえりなさい それでどうでした?」

「ok出たよ むしろ教会を管理してくれる人が居なくて困ってたらしい ほぼ無料に近い金額でくれたよ はい これここの所有証明書」

と手帳みたいなものを渡される

「それの最初のページに触ると自動で魔力が登録されるから 無くしても誰の者か分かるようになってるから 」

と言われた通り最初のページを触ると少し何かが吸い取られた感じがした

「ありがとうございます..それと1つ 皆さんが居ない間 トラブルがありまして...」

「トラブル?」


「なるほど よーしそいつらはどこに行った?」

ティンダロスの猟犬達の事は伏せた 

なので

「いえ 突然 何故か足音すらもせずに消えてしまい...」

「なら運営が対処したのかな..とりあえずヒカリとルナさんは大丈夫か?」

「はい、私は大丈夫ですがヒカリさんは本当に怖かったでしょう こうやって安心して眠る前は身体が震えていました」

「そうか...掲示板に伝えるぞ 俺らは住人の方々の協力でこうやってやれてるんだからな お前ら 分かるよな?」

「勿論よ」

「ああ」

「俺が1番掲示板で拡散率高いからな 任せとけ」

とカイト

「じゃあ頼むぜ これ以上こんなことをするプレイヤーを出してはいけねぇ」

「それじゃあ確か話によると教会の奥の部屋に一応生活が出来る所があるって話だけど」

「家具はどうやら管理のお礼でギルドがこの後持ってきてくれるらしいからな とりあえず掃除か」

「ならマリーンさん 少し頼みたいことがあるんですが...」

「どうしたの?」

「ヒカリさんが眠りやすいよう膝を枕代わりに...させてくれませんか?」

「それくらいならお易い御用よ」

「ありがとうございます そして掃除に関しては私がやります」

「え、大丈夫なのか?」

「大丈夫ですよ 少し待っていてください」

と言い残し部屋に向かう

部屋に入ると確かに少し埃っぽい だが風の概念に干渉 そのまま埃を1箇所に集め窓を開け外に捨てる

窓も汚れているので元素で水を組み立ててそれで圧力を掛けながら洗う

ちなみに見られないように扉にはロックをかけてある



そんなこんなで掃除が終わる ロックを解除し出る

ヒカリはまだ寝ており ワズやカイト達は話していた

「終わりました 」

「大丈夫か?本当に」

「大丈夫ですよ 一応見ていただけたら幸いです」

「OKだ それじゃあ見に行くか...その前にヒカリを起こさないとな」

「ヒカリさん 起きてください」

ヒカリの身体を優しく揺する

「んむ...?」

「ヒカリさん」

「ん...お姉ちゃん...?」

「はい、お姉ちゃんですよ」

「お姉ちゃん!?」

「待て いつの間にそんな関係になった」

「俺らが居ない間に何があった!?」

「これが百合か....」

ヒカリは眠そうな顔をしながら立ち上がる 

「ん...お姉ちゃん」

「はい、抱きしめて欲しいんですか?」

「うん」

「はい、どうぞ」

そのままマリーンやワズ達の目があるのにも関わらず抱きついてくる

なのでそのまま頭を優しく撫でる

暫くすると 離れる

「目は覚めましたか?」

「はい」

「それと...1つ申し上げにくいのですが...多分今のヒカリさんの行動と言動全てワズさん達に...」

「え...?」

とヒカリがワズ達の方を見る

ワズ達は無言だ

「み、見られてた...?」

「はい、起きてからずっと 何なら寝てる姿も」

「ふぇぇ...恥ずかしいよぉ...」

と恥ずかしさのあまりか私の胸に顔を埋めてくる

「やはり百合...」

「我が生涯に一片の悔い無し!」

「燃え尽きるな 」

「誰かカメラ持ってない?保存したい」

「よし 有志の人に作ってもらおう」



「落ち着きましたか?」

「うん...」

「それにしてもびっくりしたぜ 5年くらいの付き合いあるヒカリが敬語を崩してこんなに甘えてるなんてな」

「本当にびっくりよね 確か両親の方も滅多に敬語は崩さないって言ってたし」

「良い者が見れました」

「これは報告ですわぁ..」

「...死にたい?」

とその瞬間 空気が凍りつく

そしてワズ達はその瞬間に何をすべきかを瞬時に理解したのか私も目で追えない速度で土下座した

「「「「申し訳ありませんでした!!」」」」

「...許します」

「ふふふ...仲良いですね」

「仲良い要素ある..?」

「いやそういうのを出来る関係って本当に仲良いと思うんですよ だから少し 羨ましいなぁ って」

これは本心 私には特にこんな関係の友人もいない 

「なら今からルナさんもその中に入るんですよ!」

「良いんですか..?」

「もちろん!」

「あったりまえよ!」

「断るわけがない!」

「歓迎するわ!」

「もう仲間だ!」

「皆さん...ありがとうございます!」

「うっ..」

「眩しい..」

「心の闇が浄化されていくぜ...」

「守りたいこの笑顔」

「分かる」


そんなこんなで話がズレたが部屋に入る


「どうですか?」

「めっちゃ綺麗」

「おかしくない?なんで目が見える私の部屋がこんなに綺麗じゃないの...?」

「性格」

「ぶっ飛ばすわよ」

「すいませんでした」

「即落ち二コマ」



「凄いな...それにしてもどうしてここまで掃除できたんだ?」

「多分 というか元々綺麗だったんです 私の感覚ですが..後 私が分かる範囲全てを徹底的に何度も掃除したからですかね...」

「こういう繊細さの差が...理由なんだなって」

「ついに悟ったな」

「繊細って言葉自体をぶっ壊してそうな奴だから しゃーない」

「コロス」

「ぎゃー!!?」

とマリーンが火の玉を作り出しカイトの背中に当てていた

「さてあとは..ここでギルドの人達待つか」

「ですね それまで色々お話でもしましょう」


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深夜テンション怖い というかまた内容ぶっ飛んでそう

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