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nanaさん

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買い物

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修道服で買い物に行くが やはり目立つ様だ 周りからの視線(主にプレイヤー)が凄い

そんなこんなで最初は 野菜を売り出している店 店長は 気の良さそうなおっちゃん

「へいらっしゃい!何をお求めだい?...っとどうやら新しくこの街に来たみたいだな?初めて見る顔だぜ」

「はい、今日から この街の教会を管理する事になりました ルナ と申します」

「おお!ついに教会を管理してくれる人が来てくれたか..助かるぜ!んじゃ そうだな...この街へ ようこその意味合いも込めて 俺オススメの野菜を無料であげるぜ!」

「え?良いんですか!?」

「良いってことよ!」

「ありがとうございます!」

暖かい...暖かいよぉ....

「おうよ!んじゃまずはこれだ 」

そう言い渡してくれたのは 人参のような見た目の野菜

「それはカリュン っていう野菜だ 栄養満点 色んな調理法に適してるし そのまま食べても美味い! オススメの1品だぜ!しかもお値段なんと110G!」

安っ!?

「おお...」

「ルナさんにはこのカリュンを10本 おっとまだあるぜ?」

いや気前良すぎない?

「お次はこれだ!」

そう言い渡して来たのは 小松菜のような野菜

「これは アシア って野菜だ カリュンの様にどんな調理法にも合ってる訳では無いが...茹でたり 炒めたりっていう調理法が1番適してるぜ 卵と一緒に炒めるとお手軽に料理が作れるのもポイントだな この街の主婦の方からも人気の野菜だ 値段はカリュンより少し高いが150G これを8本 そして次だ」

え?まだあるの?

「お次はこれだ 」

と言い渡してきたのはトマトの様な野菜

「これは マリ っていう野菜だ これの特徴と言ったらそのみずみずしさ!暑い日にこれを食うだけで世界が変わるぜ?これはマジだ 調理法は 茹でるか切ったりしてサラダに盛り付けたりするのみだ それ以外の調理法だと マリの特徴のみずみずしさが消えちまう 値段は200G 少し高いな これを15個」

いや多い ありがたいけど 多いよ!? 大丈夫なの!?

「おっ どうやらこんなに無料で渡して大丈夫なの?って顔をしてるな 大丈夫だ これでもかなり儲かってるしな それにこうすることでまたご贔屓に っていう意味合いもある訳よ」

「そうなんですね..!」

「それとルナさん さっきら目が空いてないがもしかしてあんた..」

「あ、はい 私 盲目です でも心配なさらず もう慣れましたから」

「そうか...よし分かった!ルナさんには特別に 毎度割引してやるぜ!」

「え!?そ、そんなだ、大丈夫です!」

「遠慮は要らねぇぜ?こういう時は素直に受け入れるのが1番良いんだよ」

「..分かりました ありがとうございます!」

「おうよ!そんじゃ もっとサービスしたいとこだが...これ以上持てねぇよな..」

色々話しながら袋に詰めてくれてたけど 量は凄い多い

「そ、それじゃあ また今度 買いに来た時にお願いします!」

「そうだな んじゃまた今度な!何時でも待ってるぜ!」

「はい!ありがとうございます!」

とりあえず一旦教会に戻ろう 確か部屋に冷蔵庫の様な魔道具があったはず


「ふぅ...着きましたね」

帰宅 そのまま部屋に行き冷蔵庫に丁寧に野菜を入れる

「さてお次は...他にも買う物がありますね」

お肉や魚 他にはパンや小麦粉 もしあるならお米も欲しい 調味料とかも揃えなきゃ...


やることは沢山ある これに加え生活用品も買わないと行けない...






「はぁ...はぁ...疲れた...」

なんだろう 本当に暖かい この街の人達

皆 新しい住人には毎回何かしらのサービスをしてるらしい

肉屋の店主の方は 普段より多くお肉を渡してくれたし

魚屋の店主の方は 鮮度がめっちゃ良く身も大きい魚を直々に選んでくれた

他にも調味料とかを売ってる雑貨屋のおばあちゃんは 秘伝のタレのレシピを教えてくれたし しかもその秘伝のタレは炒め物や肉系 魚系の料理なら何でも合うらしく しかもお手軽 材料は自分でも取りに行けるけど おばあちゃんへの感謝も込めて雑貨屋で買い続けよう

日本ではこんなに暖かい事は本当に無かった 社会に出てからは 一切無い というか住人の人たちが優しすぎる

「さて...食材や調味料も買えましたし お次は服や生活用品ですね」

ちなみにこの教会 気づかなかったがなんとお風呂もついている というかお風呂自体が付いてるのは常識らしい 普通 こういうファンタジーな世界のイメージで お風呂とかはあまり無いイメージだったけど全然違った




「ふぅ...いっぱい買っちゃいましたね」

生活用品は タオル シャンプー リンス 服を洗う用の洗剤 包丁 まな板 フライパン お鍋 ザル 食器類 等 ほぼあっちの世界と変わらない内容だった 

他にも服だが 服は色んなデザインがあったけどよく分かんなかった時に 店主の綺麗なお姉さんが 一緒に選んでくれた

薄い青のワンピースに麦わら帽子や

ローブやエプロン 他にも手袋やブーツ 髪留め等 色々選んでくれた しかも私が希望した範囲の金額+50%もの割引もしてくれた いや本当に大丈夫なの?この街の人 そういうサービスしてくれる度に儲かってるから大丈夫って言ってるけど不安になってきた..


そんなこんなで買い物が終わり 次にやることは...

「よし 料理してみますか!」

ちゃんと料理用の本も買ったしいけるいける 盲目だから見えないけど他の方に読みながら教えてもらった と言えば問題は無いだろう 

「さて1番不安なのはDEXが0な事 だ、大丈夫だよね...」


少し不安だがやってみよう



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