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21☆幸せの言祝ぎ(エンド)
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「なん、だって!それはホントの事…かい…?」
臣は顔を真っ赤にして動揺している。
李流は自分の母が晴房の恋人だと臣に告げられたときを思い出した。
状況はかなり違うが反応が少し似てると思うとやはり親戚だと思う。
李流から野薔薇の妊娠を伝えられた臣は部下に職を任せて、野薔薇が働く陰陽寮に駆けていき、野薔薇を見つけると、ぎゅっと抱きしめた。
「臣…さん」
久しぶり触れられた抱きしめられただけで幸せで昇天しそうになる。
それほど臣のことを好きだったのに恥ずかしさが増して逃げ出してしまったことに後悔する。
「ごめんなさい!ごめんなさい!臣さんの事、すっごく、すごく好きなのに逃げちゃって、ごめんなさい!」
抱きしめられて謝れてすべての不安が涙と一緒に溶けていく。
「俺も悪かった……勇気がなくて理由を聞けなかった…怖かった。情けないよ…」
逃げられた事に本当にショックだった。理由を聞けない自分にも憤っていた。
野薔薇に何度も会いたいと思ったけれど、デート初日で関係まで持ってしまって手順としていけなかったのかもしれない…と思った。
でも可愛い野薔薇を自分のものにどうしてもしたかったのも事実だ。
そして、妊娠させてしまっていたとは…
お互い顔を見つめて臣は野薔薇の涙を拭う。
そして微笑み合う。
「責任取るよ。結婚しよう」
「責任で結婚するの…?」
「いや!ちがう!君が可愛いし、愛おしいから……
こんなオジサンと一夜を過ごして嫌だったのかな…と、悶々としてた……」
自分の悶々としていた気持ちを告白する。
勘違いしたままは辛いしもっと自分の気持ちも知ってもらわなくてはと思う。
「こんな若い子が俺みたいなオジサンと結婚したいって思ってくれるとは思わなくて…」
「そんなっ!臣さんだから好きなんですっ!愛してます」
そう言って野薔薇は臣の頭を引き寄せてキスをした。
「野薔薇ちゃん…俺も愛してるよ…」
その様子を見ていた陰陽寮職員はなぜだか幸せ気分になって拍手をして祝福した。
「よかったな。臣、野薔薇」
涙もろい瑠香は二人の様子に袖で涙をぬぐって祝福した。
「臣、結婚おめでとう!やっと素敵な女性に出会えてよかったね!」
「はっ、ありがとうございます。」
東親王殿下もちょうど陰陽寮にいらしていて、親友の臣の恋が叶ったことを心から言祝ぐ。
「瑠香の宣言はほんと絶対だねぇ…」
東親王殿下は二十年前の事を思い出す。
あのときの赤ちゃんは野薔薇で瑠香の宣言通りになったことを…
「そういえば、僕の子供と同じ学年になりそうだね」
「はっ、恐れ多くもそうですね」
「なら、ちょうど殿下と臣のように侍従の関係になられますね。」
瑠香がそう言霊にすると東親王はニコニコと微笑んで、
「それって、神の宣言って事かな?」
「そのとおりですよ。お二人のお子様が、無事元気で私達の様な学友の関係になられたら素晴らしいでしょう?」
その宣言には無事子供が成長する事も言祝ぐことになってる。
瑠香は、少し力が落ちたとしても神の化身に違いない宣言なのでそのようになるだろうと東親王も臣も思った。
野薔薇はまだ膨らんでいないお腹をなでて、
「みんなから祝福されて幸せてつね」
と幸せいっぱいに微笑んだ。
臣は顔を真っ赤にして動揺している。
李流は自分の母が晴房の恋人だと臣に告げられたときを思い出した。
状況はかなり違うが反応が少し似てると思うとやはり親戚だと思う。
李流から野薔薇の妊娠を伝えられた臣は部下に職を任せて、野薔薇が働く陰陽寮に駆けていき、野薔薇を見つけると、ぎゅっと抱きしめた。
「臣…さん」
久しぶり触れられた抱きしめられただけで幸せで昇天しそうになる。
それほど臣のことを好きだったのに恥ずかしさが増して逃げ出してしまったことに後悔する。
「ごめんなさい!ごめんなさい!臣さんの事、すっごく、すごく好きなのに逃げちゃって、ごめんなさい!」
抱きしめられて謝れてすべての不安が涙と一緒に溶けていく。
「俺も悪かった……勇気がなくて理由を聞けなかった…怖かった。情けないよ…」
逃げられた事に本当にショックだった。理由を聞けない自分にも憤っていた。
野薔薇に何度も会いたいと思ったけれど、デート初日で関係まで持ってしまって手順としていけなかったのかもしれない…と思った。
でも可愛い野薔薇を自分のものにどうしてもしたかったのも事実だ。
そして、妊娠させてしまっていたとは…
お互い顔を見つめて臣は野薔薇の涙を拭う。
そして微笑み合う。
「責任取るよ。結婚しよう」
「責任で結婚するの…?」
「いや!ちがう!君が可愛いし、愛おしいから……
こんなオジサンと一夜を過ごして嫌だったのかな…と、悶々としてた……」
自分の悶々としていた気持ちを告白する。
勘違いしたままは辛いしもっと自分の気持ちも知ってもらわなくてはと思う。
「こんな若い子が俺みたいなオジサンと結婚したいって思ってくれるとは思わなくて…」
「そんなっ!臣さんだから好きなんですっ!愛してます」
そう言って野薔薇は臣の頭を引き寄せてキスをした。
「野薔薇ちゃん…俺も愛してるよ…」
その様子を見ていた陰陽寮職員はなぜだか幸せ気分になって拍手をして祝福した。
「よかったな。臣、野薔薇」
涙もろい瑠香は二人の様子に袖で涙をぬぐって祝福した。
「臣、結婚おめでとう!やっと素敵な女性に出会えてよかったね!」
「はっ、ありがとうございます。」
東親王殿下もちょうど陰陽寮にいらしていて、親友の臣の恋が叶ったことを心から言祝ぐ。
「瑠香の宣言はほんと絶対だねぇ…」
東親王殿下は二十年前の事を思い出す。
あのときの赤ちゃんは野薔薇で瑠香の宣言通りになったことを…
「そういえば、僕の子供と同じ学年になりそうだね」
「はっ、恐れ多くもそうですね」
「なら、ちょうど殿下と臣のように侍従の関係になられますね。」
瑠香がそう言霊にすると東親王はニコニコと微笑んで、
「それって、神の宣言って事かな?」
「そのとおりですよ。お二人のお子様が、無事元気で私達の様な学友の関係になられたら素晴らしいでしょう?」
その宣言には無事子供が成長する事も言祝ぐことになってる。
瑠香は、少し力が落ちたとしても神の化身に違いない宣言なのでそのようになるだろうと東親王も臣も思った。
野薔薇はまだ膨らんでいないお腹をなでて、
「みんなから祝福されて幸せてつね」
と幸せいっぱいに微笑んだ。
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