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ひもにすず
恋人の証
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「ゴメンナサイっ!」
アパートの自宅に帰ってきても、まだカイトは謝っている。
謝りまくられるとイライラする。
「もうそれは良いって行ってるでしょ!!」
テーブルをバンと叩いてイライラを解消させるとともにカイトを恐縮させた。
その様子をみて押し倒して私を泣かしたことの仕返しができて胸がすいた。
だから許す。
でも小さくカイトはゴメンナサイと小さく呟いた。
その様子が逆にカワイくなってついヨシヨシと向かいに座って小さくなったカイトの頭に手を伸ばしなでる。
「すずさん…」
ぱぁと嬉しそうに微笑む。
「お帰り…カイト」
「ただいま…すずさん」
「何だか逆ね。いつも私がただいま言うのに」
「そうだね。初めてだ」
見つめ合って笑いあう。
いつもと同じだ。
向かいの椅子に座って笑い会う。
だけどきちんと私達の関係をとハッキリさせなくちゃいけない。
「カイト…あのね…あの…」
言わなくちゃハッキリでも恥ずかしい。
私もカイトが好きよって…
まだ言ってないから
でも言えない
恥ずかしい
ドキドキする
カイトは勢いに任せて告白してあんなことしてくれちゃったりしたけど
面と向かって言うのは勇気がいる。
心臓がバクバクするし、
あの時よりパニクってる。
だから出た言葉は……
「一生その椅子に座って私にご飯を作りなさい!いいわね!?」
「は?」
自分で発した言葉の意味がヘンテコで、解らなくてその台詞にも恥ずかしくて更に顔が熱くなって俯いてしまった…
ずっとそばにいてほしいそれだけで言えば良かったのに…
「すずさんそれ難題だよ?」
クククと笑いをかみ殺してカイトが言った。
「でもどんな難題でもすずさんのためならがんばるよ。だってすずさんの事好きだから」
私を見つめながら言ってくれた。
「カイト…ありがと…私も好きよ…」
ホッとすると幸せで涙が出てきた。
カイトは慌てて涙をふこうと、近づいてきて涙を指で吹いてくれた。
その優しい行為に身を任せながら、私もカイト頬を抑えて二人微笑みながらキスをした。
恋人同士という証しに…
アパートの自宅に帰ってきても、まだカイトは謝っている。
謝りまくられるとイライラする。
「もうそれは良いって行ってるでしょ!!」
テーブルをバンと叩いてイライラを解消させるとともにカイトを恐縮させた。
その様子をみて押し倒して私を泣かしたことの仕返しができて胸がすいた。
だから許す。
でも小さくカイトはゴメンナサイと小さく呟いた。
その様子が逆にカワイくなってついヨシヨシと向かいに座って小さくなったカイトの頭に手を伸ばしなでる。
「すずさん…」
ぱぁと嬉しそうに微笑む。
「お帰り…カイト」
「ただいま…すずさん」
「何だか逆ね。いつも私がただいま言うのに」
「そうだね。初めてだ」
見つめ合って笑いあう。
いつもと同じだ。
向かいの椅子に座って笑い会う。
だけどきちんと私達の関係をとハッキリさせなくちゃいけない。
「カイト…あのね…あの…」
言わなくちゃハッキリでも恥ずかしい。
私もカイトが好きよって…
まだ言ってないから
でも言えない
恥ずかしい
ドキドキする
カイトは勢いに任せて告白してあんなことしてくれちゃったりしたけど
面と向かって言うのは勇気がいる。
心臓がバクバクするし、
あの時よりパニクってる。
だから出た言葉は……
「一生その椅子に座って私にご飯を作りなさい!いいわね!?」
「は?」
自分で発した言葉の意味がヘンテコで、解らなくてその台詞にも恥ずかしくて更に顔が熱くなって俯いてしまった…
ずっとそばにいてほしいそれだけで言えば良かったのに…
「すずさんそれ難題だよ?」
クククと笑いをかみ殺してカイトが言った。
「でもどんな難題でもすずさんのためならがんばるよ。だってすずさんの事好きだから」
私を見つめながら言ってくれた。
「カイト…ありがと…私も好きよ…」
ホッとすると幸せで涙が出てきた。
カイトは慌てて涙をふこうと、近づいてきて涙を指で吹いてくれた。
その優しい行為に身を任せながら、私もカイト頬を抑えて二人微笑みながらキスをした。
恋人同士という証しに…
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